☆たー☆のヒトリゴト

March 11, 2012
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テーマ: ココロ(1508)
カテゴリ: その他ね☆
それぞれの小さな町にあふれてた景色



夢や希望に満ちあふれてた子供たち
愛や優しさに満ちあふれてた日常



「いってきます」
「じゃ、今夜楽しみにしてるからね」


...そう言ったまま戻らなかったあの人




大地が激しく揺れて
予想もしない大きな津波が町を襲ってすべてを奪った
その夜からボクらはこれ以上のない恐怖と寒さに震えたんだ



その瞬間、瞬間に生きていく為の事しか出来てなかった


手を伸ばせば、お金を出せば手に入った食べ物や飲み物がない事に恐怖して
震える手で助けを求める老婦人に言葉を掛ける余裕もなく
ここから逃げ出したい、逃げ出したいと心の中で何度も絶叫し
春まだ遠い真夜中に寒さなのか恐怖心なのかさえ判断つかない震える手でタバコに火をつけた


時間が流れていくにつれて見えてくる地獄のような現実
すぐそこで命の灯が消えていく…味わった事のない虚無感


玄関前にあったあの手は誰のだったの?…そう、キミが呟く
最後まで誰かを守ろうとしてたあの命の名前はなんて言うの?…そう、ボクは呟く


あの惨状を見た人間にしかわからない悲しみはいつになったら消えていくのかな?…そう、自分に問いかける
あの惨状をもう誰にも見ちゃいけないよ…そう、ボクは思う








忘れないで...忘れないで…とテレビから何度も流れる言葉にいちいち反応してしまう
でも、本当は忘れてるんでしょ?他人事なんでしょ?忘れたいんでしょ?
そんな卑屈な思いが胸の中で踊っていた…ボクの中の悪魔が陰でほくそ笑んでる


故郷に想いを馳せて胸を痛ませて涙を流す人たち
生活費を削ってまで物資を送ってくれたあったかい人たち



何も出来ない…何もしないボクは嫉妬をしてるだけ
なんて小さくて弱くてココロが醜くなってるんだろう


自分で自分のココロを痛めつけるだけ痛めつけて
辛いなら死んでしまえとボクの中の悪魔がほくそ笑みながら語りかけてた





そんな日々の中でボクは天使に出逢えた
幸せってのは予期せぬ所から始まるんだね


小さな、小さな命が懸命に生きてる
小さな、小さな命が懸命に生きろって言ってる


このボクがこの世に存在した証になってあげるから
だから、情けない事考えないで生きてくれって言ってる


母がボクにこの命を託してくれたように
ボクも小さな命をこの子に託さなければと…今は思うんだ


日に日にボクの中の悪魔は疲れていき、今は陰を潜めている
だけど、油断は出来ない…油断はしない





あれから1年という日が流れても大地は今も揺れている
ボクらはそんなに大罪を犯したのかな?って今も思うよ

大切な人の命は消えても…大切な人の体が見つからないままでも
大切な人の魂はきっと…ずっと側にいるはずだよ





誰にもどうにもコントロールなんかされない絶対的に自分の物
一度でも繋がったソウルメイトはそんなにやわじゃないんだ



ねぇ...

いつか再び帰れる日が来るといいね
いつか再び抱きしめられる日が来るといいね

あったかーい大切な人の腕に抱かれて眠りたいよね

ねぇ…
いつかそんな日がまた来るんだと信じていようよ





大震災の後、たくさんの物資をありがとう
大震災の後、たくさんのメールをありがとう
大震災の後、たくさんの優しさをありがとう
大震災の後、たくさんの愛をありがとう
大震災の後、たくさんのありがとうをありがとう





ボクは生きてるから
ボクは生きていくから



あの日、命を亡くした友とその家族に…
…大きな大きな悲しみを背負ってしまった大勢の人たちの為に


自分自身の為に、奇跡を運んでくれた妻の為に
そして何より、生きる事の意味を教えてくれた
生まれくる我が子の為に今日も明日も平穏な日々が続くよう祈る事にしよう。






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Last updated  March 11, 2012 08:31:01 AM
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