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作句やめ物書き始む秋灯火最近物書きを始めました。来年夏頃の出版を予定しています。書き始めてみると作句と両方取り組むことはどちらも中途半端になり両立は困難と判断しました。やむなく作句を断念しました。物書きが終わり再開するか不明です。今までご高覧頂いた皆さまに感謝申し上げます。
2017.11.24
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真新し住ひの軒に菊の鉢菊を眺めていると住人の喜びが伝わってくる。
2017.11.22
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古民家の老骨百年秋日差しがっちりと軒を支えている巨木。これから数十年経ても大丈夫だろう。
2017.11.20
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一礼し去りゆく人や菊花展かつて書道展の会場で大作の前で婦人が鑑賞し一礼した姿を見たことがある。菊作りは初冬の腐葉土作りから始まる。5月初旬菊の挿し芽から菊花展出品まで忙殺される。出品作はその成果である。鑑賞者は出来映えを鑑賞し出品者の苦労を思う。老齢の婦人が会場を去るとき一礼した。菊作りは初冬の腐葉土作りから始まる。5月初旬菊の挿し芽から菊花展出品まで忙殺される。出品作はその成果である。鑑賞者は出来映えを鑑賞し出品者の苦労を思う。老齢の婦人が会場を去るとき一礼した。
2017.11.18
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百才の世になり思案の秋日影人生五〇年と言われたのは遙か昔。今は百年の時代。医療の進歩、栄養の改善などで伸びたのであろう。しかし認知症などの病魔に冒されることなく生を全うできるだろうか。取り越し苦労しても仕方がないのだが…。
2017.11.16
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地頭てふ地名の田あり稔る秋地頭について『広辞苑』は、 平安時代、荘園の領主が土地管理のために現地に置いた荘官。と解説している。その後戦国大名の配下にも地頭がいて羽振りをきかせていた。地名の地頭は地頭が所有していた水田か、あるいは地頭の屋敷跡であろう。近くには肥沃な条里制水田が広がっている。
2017.11.14
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草削る妻の皺の手秋日影夏ほどではないが秋には秋の草が生える。老夫婦の暮らしには畑の管理は重荷になってきた。
2017.11.12
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火星人の暗号と思ふ鰯雲夏は入道雲、秋は鰯雲。鰯雲を眺めていると何だか楽しくなる。あまりにもきれいに並んでいるので妄想が浮かび若しかして天体からの暗号ではなかろうかと…呵々
2017.11.10
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良寛展托鉢椀の眩しさよ極貧の命をつないだ一鉢良寛の詩に曰わく 春気やや和調 錫を鳴らして東城に出ず 青々たり園中の柳 泛々たり池上のうきくさ 鉢は香る千家の飯 心は抛つ万乗の栄 古仏の跡を追慕して 次第に食を乞うてゆく
2017.11.08
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なにゆえに水走り行く暮の秋無心に水の流れを眺めてながら老境の我が身を重ねている
2017.11.06
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鉄滓やたたらの衆の汗の跡去る日たたら山に登った。一面に鉄滓が散乱し、たたらの守護神金屋子神を祀った祠がぽつねんと佇んでいた。ありし日の熱気が伝わり去りがたい思いであった。
2017.11.04
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定型の暮しや午前五時のベル九〇才が近くなると世間との付き合いが少なくなる。普段の暮らしは身辺のことが中心になり自ずから型ができてくる。その型に安住していれば何れマンネリ化し味気ない暮らしになってしまう。そこで何とか活を入れねばと思い夢中になれるものを探している。
2017.11.02
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懸命に這ふなめくじ殺す薬ありなめくじは姿形やぬめぬめした粘液を出すことなどから嫌われ者扱いされる。人に害を及ぼすことはないのだが…
2017.10.31
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秋明菊耐え忍ぶ恋の化身かや秋明菊の花言葉に忍耐 淡い思い 薄れゆく愛 利益 多感な時 耐え忍ぶ恋などがある。花言葉が多いのはそれだけ皆から愛された花なのだろう。しかし耐え忍ぶ恋という怨念の籠もった花とは思えないのだが…
2017.10.29
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野わけ去り飛沫の音の広がれり大雨を伴った台風が去った。当地は被害がでるほどの雨ではなかった。
2017.10.27
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隼人瓜這ひつつ屋根を目指しけり隼人瓜の原産地は熱帯アメリカだそうだ。日本には鹿児島に渡って来たため隼人瓜と命名されたようだ。隼人瓜の蔓は誠に旺盛で精悍な薩摩隼人に似ている。
2017.10.25
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大皿にふぐ刺し盛るごと鰯雲 鰯雲は秋を象徴するような雲である。芸術作品を見るようだ。
2017.10.23
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田の神がこれはコンバインかと問へり鎌で稲刈りをしていた時代、田の神は農夫を見守っていた。今は手持ちぶさたでぽつねんとしている。
2017.10.21
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声絶えて遊具の錆や過疎の秋 村に子供の歓声が絶えてしまった。親は職を求めて都会暮らし、村に暮らすのは老夫婦。
2017.10.19
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ほかほかの栗飯妻の誕生日家内は85才の誕生日を迎えた。何はともあれ元気なのが有り難い。
2017.10.17
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老の身を忘れたき夜の一人酒養老とは充実したイメージがあるのだが…。
2017.10.15
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それぞれのキウイぶらりと座をしめり寒肥を施したのみだが豊作である。老夫婦では食べきれないので近所へお裾分けとなる。
2017.10.13
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野辺の花なぜにかくまで美しき園芸の花は人が栽培して作る。野辺の花は造化の神が作る。
2017.10.11
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秋空をカッターで切る飛行機雲飛行機雲はエンジンの排気ガスが核となり水蒸気が凝結して生じるそうだ。
2017.10.09
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稲穂垂る吉備の平野の二千年真金吹く吉備の国、水田広がる吉備の国。巨大な古墳を造った吉備の国。今年も実りの秋を迎えた吉備の国。
2017.10.07
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山牛蒡ぶらりと光る黒真珠山牛蒡は舗装の割れ目でも成長する。根は有毒であるが利尿薬などになるようだ。
2017.10.05
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浮草の池面の隅まで密閉す何だか異様な景色である。
2017.10.03
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荒れ野原小さき花の白と黄放置された水田はやがて原野に還るだろう。
2017.10.01
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鎌切のぎょろり自尊と敵愾心鎌切に機敏さはないが…
2017.09.29
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鶏頭の仁王のごとく咲きにけり皺を寄せ集めたような真紅の鶏頭が咲いた。
2017.09.27
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緞帳の上がるや秋の雲浮かぶこれ以上大きな舞台はない。
2017.09.25
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桜木の病葉風に吹かれおり 来し方は桜花爛漫だったが…
2017.09.23
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鶏頭の日の落ちるまで赤々と
2017.09.21
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ひこばえの秋の実りを疑はず勢いよく伸びるひこばえ、憐れである。
2017.09.19
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秋桜夢二の影の揺れにけりなよなよとした夢二の美人画とどこか似ている。
2017.09.17
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穂孕みて台風情報聞きにけり難なし米なしと言うのだが…
2017.09.15
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一日終ふベッドに本をめくる音 至福の一時である。
2017.09.13
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従容と萎む芙蓉の美学かな萎む姿も華麗である。
2017.09.11
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用水路血管のごと穂を孕む稲にとって用水は命の綱
2017.09.09
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泳ぐごと法師蟬を掻き分けり毎日ではないが夕暮れ時法師蟬の群れが夕立の如く鳴くことがある。
2017.09.07
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大獲物少し動けり蟻二匹懸命な蟻にしばし見とれた。
2017.09.05
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蝸牛世の移ろひも物憂げに八十路の私も蝸牛
2017.09.03
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断り状投函すれば秋暑し断り状を書くのは気骨が折れる。
2017.09.01
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正月まで老の二人や秋の宵お盆には子夫婦、孫夫婦、ひ孫二人が墓参りに帰った。次の全員帰郷は正月。
2017.08.30
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風鈴の短冊垂れてページ繰る外は暑い里山で蜩が鳴いている。
2017.08.28
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青田風波打つままに雲流る初秋の最も美しい風景である。
2017.08.26
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朝焼けや予報は三五度といふ朝焼けの日の天気は下り坂になるといわれている。果たせるかな夕方一天俄にかき曇り雷音と共に大夕立になった。
2017.08.24
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白雲と青田と高架のハイウエー一面の青田は清々しく見飽きしない。
2017.08.22
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故郷に生きて八十路の蝉の声この柿の木には蝉がよく止まった。少年の頃の思い出が詰まっている。
2017.08.20
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秋立ちて暖まる記事さがしけり 殺伐な記事、スキャンダルな記事が多すぎる。
2017.08.18
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