あちらこちらの田圃が五分刈りになっていく様は見ていて気持ちがいいものです。
そして稲刈りの後の田圃にはかわいいお客様。
近隣の鳥達が、落ち穂のご相伴にあずかろうとして群れをなしてやってきます。
あちらこちらの田圃で、ちょんちょんと歩きながら無心に落ち穂を食べる鳥達。
不思議なことに、どうやらそれぞれにテリトリーがあるらしく
田圃の面によって、ハトのブース、カラスのブース、雀のブース、白鷺のブースと分かれています。
それぞれのブースはきっかりと分かれているのですが、
なぜか白鷺のブースだけはその他大勢・・・になっていて、
いろいろな鳥のミックスブースになっています。
白鷺というのは、白くて少し足の長い、鶴の小型版のような鳥です。
羽を広げて飛んでいると結構な大きさがあり、端から端まで60~80cmくらいはあります。
このような大きな鳥が、結構な数でばさばさと飛んでいるので驚きます。
普段彼らは水中の魚を食べているので、この時も彼らは落ち穂ではなく、魚を食べていたのかもしれませんね。
ともあれ、特になわばり意識を持つことなく、来る者を拒まない白鷺の鷹揚な姿勢には王者の風格すら感じられます。
早朝は
「今日はどこにする~~~?」
と言いながら物色しているハトの大群が道をふさいでいて、車が通れないことも。
そんなときにはゆっくりと進みながら自主的に飛び立ってくれるのを待ちます。
刈り取った稲を人間が食べて、
その残りを鳥が食べて。。。
ちょっとした共存を体験できる晩夏の田園風景なのです。
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