ローランドは、床の上に敷く電子ドラム用の防振ボードを商品化。防振・防音建材を手がける大建工業と連携を進めながらの販売活動に乗り出した。新製品「ノイズ・イーター・ベース『NE-100B』」は、グラスウールと木質ボード、カーペットを組み合わせたもので、電子ドラムと床の間に敷いて使用。ペダルを踏み込んだ際に発生する振動を半分以下に低減する役割を果たす。
電子ドラムの需要は9割以上が自宅の練習向け。防振対策が難しいことなどを理由に「ここ数年は足踏み状態」(ローランドRJSカンパニーの山村喜央・営業推進部長)だったが、「NE-100B」の投入で攻勢をかける。
ヤマハは防音室「アビテックス セフィーネ」の新モデル「NS」を発売した。独自開発のパネルを通じ、自分で響きの調整を行えるようにした。
大和ハウス工業は本格的な防音室を併設した戸建て住宅「奏でる家」を展開している。
今年に入って、東京・新宿の展示場にモデルハウスを設置したところ、仙台や名古屋から新宿のモデルハウスまで足を運んだ上で購入する客も多く、売り上げ増に寄与しているという。
「自宅で楽器演奏を満喫できる賃貸住宅」をコンセプトとした「音楽マンション」を展開しているのが越野建設(東京都北区)。水分量を最小限に抑え密度を高めた独自の鉄筋コンクリート構造や、防音扉などの専用設備を武器に事業を推進しており、2016年中に現在の7棟から18棟まで大幅に拡大する計画だ。
団塊世代の間では音楽演奏だけでなく「防音室を設置してホームシアターを楽しもうという層も、じわじわと増えている」(大建工業の井上直人・エコ音響製品部サウンドセンター長)という。動画サイトに楽器演奏を投稿する利用者の需要も増えており、防音・防振ビジネスは今後活発化するとみられる。
出典: http://www.sankeibiz.jp/business/news/150814/bsc1508140500002-n1.htm
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