スマートフォン製造を巡る世界の勢力図が激変している。四半期の出荷台数で2020年4~6月期に初めて首位に立ったのは、中国の華為技術(ファーウェイ)。韓国サムスン電子と米アップルの「2強」に中国勢が割って入る構図が強まる一方、かつての存在感を失った日本勢は別の戦略に傾きつつある。
米調査会社IDCによると、4~6月期の世界出荷台数シェアは、5580万台だったファーウェイが20%を獲得。サムスン電子(19・5%)、アップル(13・5%)を上回った。4位は小米科技(シャオミ、10・2%)、5位にはOPPO(オッポ、8・6%)の中国メーカーが入り、ファーウェイを含めた中国勢3社のシェアは計38・8%に達した。
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