「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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2005.01.27
琳派 余白の美
(2)
テーマ:
美術館・展覧会・ギャラリー(9211)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
先日、フラワーデザイン事業としての琳派の講義があり、
出てきました。
講師は某大学の芸術学教授。
「 構成学からみた日本美の造形 」 という硬い副題がついていましたが、
たくさんのスライドと共にお話を伺えて、とってもおもしろかった。
今までなんとなくこういうのが琳派かなあ、と漠然としていたものが、
西洋美術との比較や西洋美術に与えた影響、歴史、領域、
いろいろな切り口から分析して話していただき、
その魅力にあらためて魅せられました。
前述の去年、近代美術館で行われたRIMPA展も、
いわゆる代表的琳派作家といわれる、宗達、光琳、抱一にとどまらず、
その影響を受けたマティスやクリムト、現代の日本の作家などにまで
視野を広げた興味深い試みでした。
今回の講義も、いわゆる琳派にとどまらず、
広重、北斎ほかの浮世絵や、横山大観などまでも。
また、領域も、屏風絵襖絵のほか、扇や団扇、工芸品、陶器、
色紙、着物、建築など多岐に渡っていた。
3時間弱の講義だったので、大まかではあったけれど、
ア・シンメトリー(非対称)で余白を重んじる感覚は、
世界の中でもほんとに特異な感覚なのですね。
同じアジアでも中国はシンメトリー感覚。
そういう特異性ゆえに、浮世絵などが西洋の画家たちなどに与えた驚異も
すごく大きかったのですね。
いわれてみれば、なるほどね、って唸ってしまう。
四季を感じ、自然の花鳥を愛でるというのも、
日本ならではの宇宙観なのね。
音に対する感覚もやはり余白の感覚かもしれない。
楽譜に記せない余韻を愛する。
風の音、虫の音を聴く。
言葉もしかり。
俳句、短歌などの自然と融合した宇宙観。
茶の湯など、琳派の総合芸術という気がします。
( お茶の稽古、残念なことに忙しくて中断してしまっています。 >-< )
生け花も自然を生活に取り入れた生活美術。
フラワーアレンジのパターンにも、
日本の影響を受けたと考えられているものがいくつかあったりする。
外国の文化であるフラワーアレンジに
日本人の感性をどういうふうに融合させていくのか、
課題なのでしょうね。
比較文化論などというものも勉強したことがなく、
外国で暮らしたこともない私には、
当たり前すぎて見えなかったものが再認識された貴重な時間でした。
この日の講師の著書、「 美のジャポニズム・文春文庫 」
注文してみました。
琳派関連の美術書、欲しいなあ。
でもいいものはとてつもなく高いのよね(>-<)
どなたかお薦めのものありましたら、教えてくださいな。
2004・RIMPA展 国立近代美術館
2004・RIMPA展を見ての日記
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Last updated 2005.01.28 09:34:29
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