きゆら　ゆらら

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2008.09.30

　見たのはかなり前ですが、

　私には、ちょっと消化不良なのでした。

　宮崎作品の女性は、

　小さな女の子からおばあさんまで、

　みんな、やんちゃで前向きで元気いっぱいで、

　私、好き。

　キキなんてもう、全身で応援しちゃうくらい大好き。

　ポニョ、手書きの絵はもちろんすばらしかったのだけれど　。。。

　ストーリーが突飛、納得性に欠けていて、

　頭では応援しようとしているのに心がついてゆかず　。。。

　個人的にギョロ眼が苦手なこともあるのかもしれませんが。

　グランマンマーレ

　宮崎アニメには珍しく、

　正統派美女の女神　登場　！

　と思ったら、宮崎監督いわく、

　ミレイのオフィーリア　に

　インスパイアされたのだとか。

　＊＊＊

　宗教色を抜いて下敷きにしている、

　とも仰っているのだけれど　。。。

　う　＝＝＝＝＝　ん

　ディズニーの「リトルマーメイド」　もそうだけれど、

　子供向けに毒も矢も抜いて作り上げちゃうと、

　でも、いいんですけれどね。

　子供は単純に元気でなければ　！！！

　猪突猛進でなければ　！！！

　人魚姫とは　ベツモノ　ということで。

　＊＊＊

　アンデルセンの　「人魚姫」は

　私にとってはパンドラ。

　初めて読んだ時から、

　読むたびに、あまりに泣きすぎて、

　取り返しがつかなくなってしまいます。

　たぶん、

　大人になればなるほど、辛いお話かと　。。

　なので、ずっと鍵を掛けて封印しております。

　奪われし声帯

　声にならない叫び

　届けられない言葉　。。

　魂の昇華は、

　あまりに哀しいけれど美しい　。。。

　＊＊＊

　小学館　少年少女世界の名作文学　全集　　

　アンデルセン　人魚姫

　オフィーリアのお話　　ハムレット　シェイクスピア物語

　亡き母が、一冊一冊買ってくれていた５０巻の全集。

　巻頭の表紙には、世界の名画が掲載されていて、

　それも楽しみでした。

　川端康成　などが監修し、訳も忠実に、

　子供向けに捻じ曲げたりしていない、素晴らしいものです。

　私が読み、兄弟たちが読み、私の子供たちが読み、

　今、子供部屋に。

　いつでも取り出して眺め、読めること、

　母への感謝でいっぱいです。

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