もえうぉっち

もえうぉっち

2006.10.16
XML
カテゴリ: 活字主体の本
世に色事の好きなものは底なしと申します

情欲の限りをつくせし者は畳の上で死ねぬとも申しますし
ここはひとつ出歯亀とまいりましょう


本朝金瓶梅


いわずと知れた中国の歴史的発禁本。
これを日本バージョンにしたもの。

登場人物の名前もちゃんと原作にのっとった名前。
あらすじは「西門屋慶佐衛門」と見初めた人妻「おきん」の二人が中心。
二人して色事好きで、添いたいがためにおきんは夫を殺します。
そしておきんは札差の西門屋に妾として入りこむ。

何か味わいがあるわけではなく、
ただのお話として楽しめます。

ヒマなときにツラツラと読むのに向いてます。

性描写はあからさまですが、古語をつかってるからちと趣がある。
エロさはそれほどでも。
野坂センセの 「四畳半色の濡れ衣」 のんが数段上。(主眼が違うので当たり前ですが)

とにかくがんばってますけど、ソレが中心じゃなくて
そういった愛欲を軸にしてどう人間が行動するか、その結果どうなったか。
嫉妬して妾同士で大喧嘩したり、夫を殺したり。
まー、やりたいホーダイなんですが、そこに後ろ暗さはなく
「どうせ畳の上で死ねないんだから、思いっきり気持ちよく生きてやる」ってな心意気がいっそのこと清々しいほど。

おおらかな江戸の風情を楽しめます。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.10.16 20:17:34
コメント(4) | コメントを書く
[活字主体の本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: