♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2009.12.23
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カテゴリ: 十牛図
ミクシィでの「十牛図研究会」コミュは


その会合が解散したあとも
そのままにしてあって

と、言いますのも
そこでいろいろと
十牛図のことを
お話しできる場として
活用されて行くと良いなという


私の中で、ある
したかったけれど
できなかったことがあって

それを何とか再び
どうにかできないかという
そんな思いとで

消さずに
今でも
残してあるのです。

そんな
少し

コミュなのですが

十牛図のことについて
こちらのブログで書いたことの
保管の場として

まるで図書庫に

二つの文章を
アップしましたところ

マイミクさんの
アポロンさんが
文章を寄せて
下さいました。

とてもうれしかったです。

ご本人の了承を得まして
こちらのブログでも
アップさせていただきます。

(アップにあたり
一部「てん」の文字が
正確に変換されなかったので
ひらがなとさせて
いただきました。)



>COROEさんへ

《十牛図 と アニマ、アニムス》

象徴的な表現は様々な解釈を可能にするし、様々に解釈され得ること自体が、象徴作用の特権でもあるのでしょうが。
「禅宗の教え」という前提的「思議」さえも超える方が、さらに禅的であり得るかも知れません。

そんなことも含めて、河合隼雄さんは面白い人だなぁと思います。子どもが教師にするような突拍子もない質問を、敢えてしているイタズラっぽい表情が思い浮かんでしまいます。

私は第1図(尋牛)から第6図(騎牛帰家)までが、あたかもアニマ、アニムスの統合のプロセスのようにも見えます。いわゆる自己の「太陽」を生きるまで・・・。

「自己の内部に埋もれているもうひとりの自己」。
それは男性にとっては女性的な(アニマ)、女性にとっては男性的な(アニムス)姿をとって現れるかも知れません。が、「自己実現」という視点からみれば、親(超自我)や社会(集合意識)から認められる「現実の自己」(童子)と「本来の自己」(牛)との内的葛藤と統合のプロセス、死と再生のプロセスとみなしていいのかも知れません。

西洋文化の中で育ったユングにとっては、女性性と男性性の統合、あるいは善と悪の統合という概念が用いられ易いのでしょうが、仏教や東洋思想の中にはあまり見当たりません。そもそも、森羅万象の陰陽はあっても、「神」と人間の「対立」や「契約」がないからかも知れません。

「アテーナイには、アルテミスのために、少女たちが黄色の衣を着て、熊を真似て踊る祭があった。」(Wikipedia)
これは確か、思春期初期の少女たちの通過儀礼だったかと思います。女の子が、自らの内側の「野獣」(アニムス)に出会う頃でしょうか。

十牛図のなかの牛を「アニムス」、童子を童女と捉えても構わなさそうに思います。

第7図(忘牛存人)から第10図(入てん垂手)は、一定の自己実現を経た人が、さらに深く「自己」を見つめていく、つまり「悟り」のプロセスでしょうか。男性性ー女性性、社会的自己ー内的(自然的)自己、悟るー悟らないという二元性そのものが、乗り越えられていくプロセスでもあるのでしょう。第10図を「菩薩」と看做すなら、それは既に性を超えていて、母性的な「観音菩薩」であってもいいはずです。



自己のアイデンティティーを確立する「太陽期」を迎える以前に、女性を結婚させたのは、女性の自我を「夫」や「家」に従属させるためだったと、聞いた事があります。確かに、つい最近まで日本はそうでしたが、太陽期を過ぎた頃に結婚するカップルが出てきたのも、昨今の現象です。

女性にとっての自己実現、自らの女性性と男性性の統合、あるいは女性が全体性を獲得していくために、メンタルに変化していくモデルのようなものや象徴は、今後ますます必要になってくるのだろうと思います。

宮崎駿作品には、そのへんの深い部分がちらほら見え隠れしているように思うのですが。それは、監督自身が現実の女性心理を知っているかどうかではなく、自己と世界の深い関係性をよく知っているからこそ。そこに「女性的なるもの」がより深いレベルで内在しているように思えます。そういえばポニョの母親グランマンマーレは、船員たちからは「観音様」と呼ばれてましたね。

それこそ、女性自らが現代版十牛図を描いて行かなければならないのでは?
私は COROE さんに、そんなことも期待してしまいます。





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Last updated  2018.08.12 10:30:42


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