みかんのたまご。

みかんのたまご。

July 13, 2006
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「パスワード入力は一回だけか・・・」

「失敗したらもう2度とこれは開くこと出来ないよ」

千奈美はパソコンを操作しながら梨沙子に説明した

生徒会室に忍び込んだ7人

コンピューターを得意とする千奈美が生徒会のパソコンから学園の情報システムに入り込もうとしていた
梨沙子の提案で情報システムに潜入して学園と麗優会の繋がりや桃子の疑惑を解く証拠を見つけ出すことになった


「ん~暗号ってにがてだな~」

佐紀が真っ先に弱音を吐いた

「なんだよ、ここまできてもうちょっとだったのに」



「こういうのってだいたい持ち主の好みの数字や単語を入れるものだけどね」

千奈美は雅を制しながら問いかけた

「友理奈、なんか知らない?」

茉麻の問いかけに友理奈はふと思いついたかのように話した

「以前嗣永先輩にこんなこと言われたような・・・




B・E・R・R・Y

 熊井さんこの意味なんだかわかる?
 BERRY・・・小さな果実
 ひとつひとつは小さいけれど集まれば
 どんな果実にも負けない甘い果実になるの

 ひとりひとりの力は微力だけれど


 うちの学園に受け継がれてることば・・・」


友理奈は今の仲間たちに語った


「それはパスワードの暗号に間違いないわね」

梨沙子がつぶやいた


その言葉で全員うなずいた



千奈美は勢いよくキーボードを打った

他の仲間も画面を固唾を呑んで見守った


画面には入力OKのサインが


皆飛び跳ねて喜んだ

そして、千奈美がつぶやいた

「これ・・・こんなことやってたの・・・うちの学園・・・」

「あの理事長~!」

雅がまたパソコンに殴りかかろうとしたのを千奈美が制した

「これで証拠はそろったわね」

梨沙子が確信した言葉に友理奈は

「これで嗣永さんを助けられるのね」

それを聞いた全員がうなうずいた

「はやくそれコピーして」

梨沙子の言葉に千奈美はすかさずキーボードを打った


「やつらが来たわ!」

佐紀の言葉に全員に緊張が走った

麗優会親衛隊が不審な動きに気づき生徒会に向かっていた

「よしコピーOK!」


それと同時に生徒会室に親衛隊がなだれ込んできた

「おまえたちの悪あがきもそこまでだ!」


「学園は私たちのものです
 あなたたちの好き勝手にはさせない」

友理奈は勇気をもって叫ぶことができた

後ろには6人の仲間がついていたから・・・


to be continued・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 14, 2006 01:42:30 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

ぁまのジャック。

ぁまのジャック。

Free Space

発売

Calendar

Comments

aki@ Re:投資生活 2023 7月(07/30) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

Archives

December , 2024

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: