おはま的漫遊世界

おはま的漫遊世界

中国ワインを求めて

◎中国ワインを求めて
中国ワインは、一般に日本で口にすることはまずないでしょう。おはまも上海に来て初めて飲みました。
中国のワインは、値段もピンキリ、味も玉石混交(←というかおおむねダメ)。しかし「葡萄の美酒・夜光の杯」の国のおいしいワインはないのか。そんなチャレンジ精神(?)から、いつしか中国産のおいしいワインを探すことがおはまの中国ライフのテーマになったのでございます。

ここでは生活研究番外篇として、そんな当てどもない 「ワイン放浪記」 をお伝えします。おはまはウンチクを語れるほど詳しいわけではなく、ただの飲兵衛なので、ボディがアロマが、と小難しい話はぬきです。
どうぞ、ワイン片手に読んでみてくださいまし。

◎中国人とワイン
中国ドラマを観ていると、おしゃれめなドラマのデートシーンなどに、大きなグラス(高いボルドーワインなどを飲む風船みたいなグラス)に赤ワインが注がれて置かれていたりします。でもレストランや食事している人の雰囲気から微妙にワインだけが浮いている。どうやら、ワインがいまいち生活に浸透していないから起こる現象かと思われます。
もっとも、親世代にこの話をすると「むかしは日本もそうだった」そうで。確かに日本だって庶民の生活にワインが入り込んできたのなんて、たかだかここ数十年のことなので、きっと中国でもあっという間にワイン市場が成熟するでしょう。

◎中国でのワインの位置づけ
通常中国では「葡萄酒」といえば赤ワインのことで、一般にワインは「紅酒」とか「干紅」(白ワインは「干白」)とか呼ばれます。赤は中国人が好むおめでたい色なので、結婚式とか誕生日とかの特別な日に飲んだり、贈答品にしたりすることが多いようです。今のところ中国の庶民にとって、ワインはちょっと特別な飲み物なんですね。
※追記:2009年現在、高級中華の円卓などで赤ワインを楽しむ中国人民がかなり増えました。

◎中国のレストランとワイン
中国のレストランでは、料理の価格帯によって、ワインの有無やワインのクラスがだいたい分かれています。
しかし、ワインがメニューにあっても注文する人があまりに少ないので埃をかぶってる店とか、白ワインを頼んでも常温で出てくる店とかがけっこうあります。サービスするお姉ちゃんがワインを飲んだことがなかったりするので、当たり前のサービスと期待せず「冷やしてね」と注文のときはっきり言いましょう。もちろん欧米人シェフやオーナーがいたり、お客に欧米人が多い店は大丈夫です。

◎中国ワインの価格
おはまが飲んできた限りでは、国産の最安値が19元(約285円)。ワインと呼べないシロモノで7元(約105円)というのもありました。上はそれなりにあるようですが、一般に売っている国産ワインだと300元(約4,500円)くらいが最高の部類です。ちなみに輸入ワインは最安値だと35~50元(約525~750円)くらい、上はもちろん天井知らずです。

◎中国ワインのダメな点
それはやはり「均一な商品を作れない」ことに尽きるでしょう。もちろんワインは産地や品種によって個性があるわけなんですが、そういう話以前に、工業製品としての問題だと思うんですが…。だって750mlのボトルに入ってる量が1本1本違うし。同じブランドのワインを飲んでいても、そのつど当たり外れがあります(だから毎度ギャンブルです…)。あと、工場でどんなにうまく作っても、移動と保管の環境が多分まちまちなんですね。

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名称:龍徽 DRAGON SEAL
種類:半干白(ミディアムドライ 白ワイン)
価格:外資系高級スーパーで26元(約390円)
メーカー:北京龍徽醸造有限公司
ドラゴンシール(2)ドラゴンシール(1)
説明 :中国の悠久の伝統とフランスワインの先進技術の結晶。龍徽はその卓越したクオリティで何度も国際的な賞を獲得しています。1989年フランスはランス地区で初めて2つのゴールドメダルを獲得して以来、最近では1999年香港の国際ワインコンクールで「最優秀中国赤ワイン」「最優秀中国スパークリングワイン」の2つの栄冠を手にしました。龍徽のワインはヨーロッパのみならず、中国の様々な美味酒肴ともよく調和し、飲む人に特別な体験と尽きない後味を残します。(以上、ラベルの説明より)
感想 :「龍の紋章」という名のワイン。この白はやや甘めで、味や香りがケミカル。

名称:長城 GREAT WALL
種類:高級干白 霞多麗(ドライ シャルドネ1998年 白ワイン)
価格:外資系高級スーパーで62元(約930円)
メーカー:華夏葡萄醸造有限公司
グレートウォール(1)グレートウォール(2)
説明 :長城シャルドネ(’98)白ワインは、河北省昌黎地区の国際的な葡萄品種・シャルドネを厳選し、低温発酵と樽貯蔵、深層濾過などの丹念な工程を経て作られています。透明に輝くワインはわずかに緑色を帯びた淡黄色で、極上の香気を持ちます。バランスのとれた味わいで、のど越しはなめらか、豊かな後味が残る白ワインの逸品です。(以上、ラベルの説明より)
感想 :「緑色食品(安全食品)」の表示付きの白ワインは、その名も「万里の長城」。おはまの経験では中国産白ワインはこの「長城」ブランドのが一番よいです。このシャルドネは酸味がやや強くて後味に苦味が少し残りました。

名称:皇軒 IMPERIAL COURT
種類:喜慶干紅(Red Wine for Joyful Occasion 赤ワイン)
価格:ローカルスーパーで33.9元(約510円)
メーカー:中法合資上海申馬醸造有限公司(上海)
インペリアルコート(1)インペリアルコート(2)
説明 :フランスの著名な醸造地区から来た上質の葡萄品種を使い、当地でフランスの職人が丹精込めて作っています。熟成を経て出来上がるワインは、深くしかも透明感のある色合いと、豊かで芳醇な香りを持ち、甘味のある調和のとれた味わいです。100%フランス式の醸造で、喜びのひとときに華を添えるでしょう。皇軒ジョイフル・オケージョンワインは、通常冷やす必要はありません。お飲みになる30分ほど前にコルクを抜き、空気に触れさせておきますと、皇軒ワインの独特の味わいをよりお楽しみいただけます。夏季は軽く冷やしていただいてもまた格別です。(以上、ラベルの説明より)
感想 :「宮廷」という名の赤ワイン「喜慶干紅」。ラベルも赤と金でおめでたく、これぞ中国の赤ワインです。コンビニなどでもギフトコーナーで売っているので、お呼ばれの時に買ったりすると思われます。中国・フランス合弁のものだからか味は良く、やや渋さと苦味があるくらいの軽い赤ですが、飲みやすくておすすめ。

名称:王朝 DYNASTY
種類:干紅(赤ワイン)
価格:ローカル系輸入品スーパーで43元(約650円)
メーカー:中法合営 王朝葡萄醸造酒有限公司
ダイナスティ(1)ダイナスティ(2)
説明 :王朝赤ワインは、世界でも優れた品種のカベルネ・ソーヴィニョン種葡萄を丁寧に醸造し、作られています。宝石のような赤に、ピュアで調和のとれた果実の香りを持ち、厚みとこくのある味わいです。(以上、ラベルの説明より)
感想 :「王朝」という天津のメーカーの赤ワイン。この「王朝」は赤・白ともにコンビニなどで一番見かけるブランドです。この2色印刷レーベルの赤ワインは説明にあるようにしっかりした、渋めの赤。うっすら苦い味がします。

名称:新天瑪納斯 SUNTIME MANAS
種類:干紅(ドライ 赤ワイン)
価格:カルフールで8.4元(約130円)※ハーフ375ml
メーカー:新天国際葡萄酒業有限公司
新天ワインボトル新天ラベル
説明 :新疆天山の北嶺は世界有数の優れた葡萄産地のひとつ。清らかな雪どけ水、カルシウムを豊富に含んだ砂礫土壌、適度な昼夜の温度差と日照時間などから優れた葡萄産地が生まれ、さらに伝統技術と現代の技術が融けあって、あなたに極上の葡萄の美酒をお届けします。新天マナスは、世界的な有名品種カベルネソービニヨンやメルローなどを醸造したワインです。色は宝石のような鮮やかな赤、優雅で馥郁とした果実の香りがあり、口当たりはまろやかで、豊かな余韻が残ります。(以上、ラベルの説明より)
感想 :珍しい新疆のワイン。上の説明文がそそります! でももともとワインはシルクロードを伝わったのですから、これが中国本来のワインだったのかも…。思ったよりまろやかで、軽め。アクの強い渋みが気になりました。

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