土曜日の書斎 別室

土曜日の書斎 別室

November 17, 2024
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  総理の寝落ちに絡めて、 ふと思い起こされるのは、 児島襄の長編ノンフィクション 『平和の失速 大正時代とシベリア出兵』 に叙述されている 明治天皇 御不例の際の情景です。
  (持病である) 糖尿病由来の 尿毒症 を発し、 病臥する直前の 1912 (明治45) 年7月15日
  数日来の不調を押して、 枢密院本会議に臨御されるのですが・・・。
  宰相 ・ 西園寺公望以下の閣僚 ・ 枢密顧問官等・・・数多の列席者の眼前で、 度々意識混濁の状態に陥ります。

  その光景が繰り返されたとの事です。
  19日、 病状は更に悪化。
  高熱を発し、 昏睡状態に陥ります。
  翌20日、 御容態は 重篤 との宮内省発表。
  日本国中が激しい動揺に見舞われます。
  そして、 30日・・・ 崩御 が報じられるのです。

  天皇としての御公務は真に多忙を極めるものでした。
  殊に 日露戦役 前後の其れは常軌を逸する計りに苛酷で、 重なる疲労 ・ 心労が、 帝の健康を著しく損ねたで有ろう事は想像に難く有りません。

2006-01-01 06:05:00
(渡辺邦男監督作品 『明治天皇と日露大戦争』 )


  国際社会との融和 ・ 協調に御心を砕かれる一方・・・。
  常に国民全体の意思を慮られ、 国民と共に歩まれる事を念願とされて御出でした。
  御自身の事は顧みず、 不摂生も厭わず、 御無理を重ねながら御公務に臨まれていたのでしょう。
  御病気の顕著な症状に接しながら、 御不例に至る前に、 適切な医療措置を講じられなかった事は何とも残念です。

  翻って、 今日・・・。

  総理大臣としての執務も苛酷の一語に尽きる。
  かてて加えて、 衆院選惨敗の責任を問う喧しい声に取り巻かれ、 突き上げられ、 心身の疲労は極に達しているのではないでしょうか。
  先般は南米歴訪中の (各国首脳に対する) 振る舞いが物議を醸しましたが、 【外交失点】 と苦言を呈する前に、 重大な病変の兆候を察知する気遣いが必要なのではないかと思われます。





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Last updated  December 31, 2024 03:25:06 AM コメントを書く


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