病気と生きる

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むっこchan

むっこchan

2020/12/27
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カテゴリ: 健康管理
1ヶ月前、同級生の女性が癌の術後に亡くなった。
術後、僅か2週間後だったそうである。
55歳の早すぎる死。

彼女が癌で闘病していたなんて、全く知らなかった。
何故看護師の私に一言相談してくれなかったのか、悔やまれた。

彼女からお父様の喪中はがきが届いたのでお線香を郵送したが、律儀な彼女から珍しく連絡が無い。
1週間後、不在と言う事でお線香が戻って来た。

胸騒ぎがしてメールをしたところ、弟さんから
「姉は、今日の午前1時に亡くなりました。話したいことがあるので電話ください。」と、ショッキングな返信が来て驚いた。



その後、病院を幾つか回り、7月になり、病名が判明。
非常に珍しい癌で、既にリンパ節に転移していて抗癌剤治療をする事になったと、初めて聞かされたそうである。

心配を掛けたくない、という彼女の生真面目で優しい性格が災いした。

本人も主治医も誰もがオペすれば元気になると思っていただけに、痛ましい死だった。


彼女とは中学時代2年間同じクラスで、実家が近く、互いの家に遊びに行ったりして仲が良くしていた。

高校時代は同じ進学校に入学したが、選択が違ったために別々のクラス。
高校卒業後、彼女は家庭の事情で関東に就職し、私も家庭の事情で地元の看護学校に進学した。

社会人になっても手紙のやり取りをして交流は続いたが、この10数年会っていない。
3年前にメールが来て返信したが、返事が返って来なかった。
お父様の介護のため、毎週末に実家に帰っていたそうである。

彼女は聡明で、学業優秀。長女で親孝行。


弟さんを大学に出し、自分の終の棲家と言ってマンションを即買い、実家のご両親に家を買い、週末毎に実家に帰り、独りで介護をしていた。
中々出来る事ではない。

頑張り過ぎて身体を壊してしまったのだろう。
無理しないように言うと、
「私は貴女と違って元来丈夫だから、大丈夫。」と、いつも笑い飛ばされていた。



ソーシャルディスタンスでの列席、お焼香だった。
お通夜の祭壇の彼女の笑顔が悲しすぎた。
同級生の列席は、私独り。
弟さんから連絡を頂けて良かった。

弟さんが私と話したいとのことで、終了後1時間程お話して、事情が分かった次第。
弟さんもお姉さんのお葬式を自分が出す事になり、動転して大変だったよう。
仲の良い姉弟だっただけに弟さんの心痛は察するに余る。

謹んでご冥福をお祈りしたい。







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Last updated  2020/12/30 05:40:38 AM
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