たとえば、私が一瞬の「音」として生まれたとして。
それが、西本智実様のタクトの元に生まれたのだとしたら、
それは、「音」として生まれたことに最高の喜びを見出せるのではないか、と思う。
TBSの「情熱大陸」で西本様に魅入られてしまってからもう3年ほどになるのだけれど。
今月、マーラーの”復活”、そして「くるみ割り人形 全曲演奏」を生で見て、聴いて、そんな思いが溢れてきた。
指揮台に立つ西本様の周りが、燐粉のようにきらきらと輝いて見えるのは、きっと、その「音」たちの喜びが満ちているから。
西本様のタクトのもとに生まれた「音」はその瞬間に全身全霊で至上の慈愛が自身に降り注ぐことに気づく。
そのタクトに応えたくて、「音」は存在の全てを掛けて音楽になる。
だから、そこに生まれた「音」はあまりに幸福で、きらきらと輝きながら天に帰っていくのだ。
そのカタルシスにも似た瞬間に立ち会う。
そんな体験をしました。
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3/12 マーラー「復活」 @ミューズ アークホール
3/17 チャイコフスキー「くるみ割り人形」全曲 @シンフォニーヒルズ モーツァルトホール
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