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いつも森のわらべのブログをご覧いただきありがとうございます。4月1日より、こちらの森わらブログを以下のサイトに引っ越すことにいたしました。https://ameblo.jp/morinowarabe/↑新森わらブログ今後ともどうぞよろしくお願いいたします。森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年04月01日
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フーッ、と息を整えてから会場に入る。今日は森わらにとってとても大事な日のひとつ、卒園式。キャンプ。登山。縫い物。遠足。オオタカ(年長)さんは卒園に向けての行事をいくつも過ごしてきていて、それを私も肌身で感じていたはずが、まだ現実としてしっくりきていない、卒園。嬉しさと喜び、誇らしさ。それだけじゃなくて、正直寂しさや切ない気持ちもいっぱいです。森にいるオオタカさんの声や姿や表情が浮かんでくる。それに添うように、けれど決して裏方でなく主役でもあるオオタカお母さん達の笑っている顔も思い出される。オオタカさん達、お母さん達のことが大好きな分そうなんだろうな。卒園式での歌。オオタカ担任・美和ちゃんの、それぞれのお子さんがキラッと光をまとって目の前に現れるような、卒園児紹介の言葉。素晴らしかった。1人1人に向けて違った内容の書かれた卒園証書が園長・智ちゃんから読み上げられながら、1人前に出てきた卒園児さんへ渡されます。卒園児さんへ贈る、エールであり、お礼であり、その子そのものの言葉。その智ちゃんの言葉と、緊張したり誇らしげだったり、嬉しそうにしている卒園児さんの姿に、1スタッフである私がとても勇気づけられてしまう。そしてスライドショー。今年のキイチゴ(年少)さん、入って来た時にはこんな小さかったね。リス(年中)さん、学期を経る毎に顔つきがしっかりしてきてる!そしてオオタカさんが出てくると、感受性の豊かなリス組OSちゃんが、「オオタカさんにもう会えなくなっちゃうの?」って話しかけてくる。そんなこと言われると泣けてきてしまうわ。でも、リス組やキイチゴ組、下のお子さん達のフォローもあるから、と冷静にしていたつもりが、卒園児さん親子へ向けて『またね』を歌っていたら、オオタカさんの姿に歌詞のかざぐるまのくだりがリンクして涙が止まらなくなってしまった。その後の、リスキイチゴおひさまさんからの歌や踊り。オオタカお母さん達の群読。式後にサプライズでのオオタカお父さん達の、我が子オオタカへ贈る応援歌。暖かな愛がこれでもかという位に続く式でした。この日にいられてよかった。子ども達と皆さんと、これまでの時間を重ねて来られて良かった。オオタカさん、卒園おめでとうございます。オオタカさんそれぞれの心にあり、森わらで育ってきた芽や根が、これからどんな風に膨らみ、広がり、花開いていくのかがとても楽しみです。一緒に長い時間を過ごしてくれてありがとうね。今日は冷え込んだ日で、オオタカ親子さんを集めた花びらを舞う中送ったあと、雨がみぞれに変わりました。サポートスタッフ たかちゃん
2019年03月21日
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今日は森で2度目のお誕生日会をやってもらいました。春なのに森の中はまだまだ肌寒くて。。でも、ロウで作った切り株ケーキに、みんなからもらった森で拾ったプレゼントを飾り付けして、五本のロウソクに火をつけるころ、パッと木々の間から光が差し込んできて、まるで自然がお祝いしてくれてるみたいでうれしかったなぁ。自然と仲間と優しい大人たちに囲まれてとっても幸せなお誕生日会でした♡そして今日は今年度最後から2日目の保育の日。みーんな、1年ですっごく成長したなぁと感じました。ソワソワしていた春、ちょっと自分を出し始めた夏、今ではなんだかひとりひとりが少し頼もしくみえた気がしました。いよいよ春から娘はオオタカ(年長)!最後の1年、2人で目一杯楽しもう!!そして春から小学校へ行くオオタカさん。これからもそのままで、まっすぐ、時々寄り道して、ゆっくり歩いて行ってね!いつも応援してます。リス(年中)おひさまゆきこちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月17日
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ここ何年かオオタカ組の卒園登山隊に入隊せてもらっています。数年前には「もう歩けない‥」と座り込むオオタカさんもいて。さぁて、なんて声かけしようか?と一緒に座って考えたりしてましたが、今はそんな頃が懐かしい。今年は女子パワー炸裂☆おしゃべりしながら、笑いながらどんどん歩く。先頭を歩く!と意志をもっている子もいる。休憩中「そろそろ出発するよ」のスタッフの声を聞くと、さささっとリュックを背負い、すっと立ち上がる。座ってお茶を飲み、話に花を咲かせる男の子達に「まだぁ?もう出発していい?」と‥笑。頼もしいこと!男の子達は‥気がつけば最後尾にいる(笑)。そんなに話すことがある??と思うくらい、だんごになって、何かになりきって、枝を拾いながら歩いてる。歩く事は生活の一部、当たり前。それプラス、楽しみを片手に、てくてく歩く。可愛すぎる、男子3人。心も体も大きくなったおおたか9人。夏の登山、3学期に2回の山を登って、この卒園登山をむかえました。だから力の充電の仕方を知っている。ここからはみんなの力が必要だ!と思われるところでは「やった方がいいんじゃない?」と声が上がり、円陣を組み‥「頑張るぞ、えいえいおーっ!」がはじまる。実はこの「えいえいおーっ」に私は毎回思い入れがあって。4月の入園式の日。初めてオオタカ組みとしてお仕事(お茶出し)をした日。この日は私から「みんな、手を出してー。」って呼びかけました。でも‥入園式以降、夏のキャンプ会議、森わら祭り前、冬の登山も‥「ここぞ!」と言う時にはもうオオタカ発信。あ、はじまるな!と思っていると手を重ね合わせて、えいえいおーっ!。その姿を見る度に、円陣ごと9人の子どもたちをぎゅーっと抱きしめたくなる。大好きなシーンです。登山も終盤には「3つの山を登ってきた自信」と「お母さんが待ってる」事が子どもたちの歩くエネルギーになるのを感じます。母が自分を待つわくわくを胸に、走り出す子ども達の姿。卒園登山の終わりと学期の終わりの合図だなぁ‥。スタッフ みわ森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月17日
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【母親を責めても解決しない】連日の虐待報道。正義をふりかざして、母親を日本中で責め立てる。もちろん、虐待はNO!もう虐待現場の動画なんて、見ていられないよ。だけど、みんなで正論吐いて、それってどこかイジメの構図に感じられて、苦しくなる。母親を責めていても解決どころか、より事態は深刻化する。お母ちゃんをひとりにしない。 子育てはひとりじゃできっこない。森に出てくるお母ちゃんとは出逢える。でも、家の中で親子ふたりきりでイライラの塊になってる母ちゃんと、どうやって繋がろうか。森へおいで。それだけじゃ ダメなんだなぁ。どうする?智子。お母ちゃん革命を まずは世に出す。森へ行って のんびりしてみたいな・・・誰かとつながってみたいな・・・ちょっとでも そう思ったらおいで・・・3月18日の体験説明会。ギリギリまで参加を受け付けます。母親を絶対にひとりにしない。それが私のモットーです。多治見市地球村にて。 親子で参加費2000円。4月からの親子組新規会員募集中。申込は・親子のお名前とお子さんの年齢・簡単なご住所・電話番号をお書きになって 下記のメルアドまで・・・staff@morinowarabe.org園長 浅井智子
2019年03月15日
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一年に一度、寒いこの時期、森わらではお味噌を仕込みます。一年に一度なので、キイチゴ(年少)さんには初めてのことで、オオタカ(年長)にとっては三回目、さすがに何をやるかわかっている様子…。各お母さんたちがこの日までに大豆を茹でて柔らかくしてきているので、子どもたちのお仕事は、スリコギでひたすら大豆を潰していくこと。大豆を目の前のボールにお玉で一杯ずついれてもらう。キイチゴ(年少)さん、ジィーっと真剣な眼差し。リス(年中)さんもなんだか戸惑っている様子(なんてったって一年に一度ですから!)オオタカ(年長)さん、自分の分の大豆が配られるとさっそくスリコギでギュッギュッと豆を潰しているではないですか。さ、さすがです。やっぱり三回目は違います。潰すスピードも早い!みるみるうちに「できた〜!おかわりちょうだい。」の声。「ほー、さすがオオタカ(年長)さんは貫禄が違うわ〜」なんて感心していたら、リス(年中)さんからも「もう一杯〜!」の声。それを横目で見ていたキイチゴ(年少)さんもやっと要領を得たようで、サクサク潰している。それからはもう、まるで盛岡のわんこそば状態。あっちコッチから「おかわり〜!」「もっとちょうだい〜」の声。大豆配り班を急遽3人に増やしてどんどん配りまくる。だいたいみんなが3杯くらい潰したくらいだろうか、、キイチゴ(年少)さんの方から「もうつかれた〜、あっちで遊ぶ〜」とゆう声が聞こえてきた。もちろんその子のやりたいところまででokなので、キイチゴ(年少)さんグループから次々と人が減っていく。と、その頃、リス(年中)さんの方からも「もう、これでやめたいー」と聞こえてきた。集中力の持続性が目に見える形で年齢ごとに違うのが分かりやすい。大豆潰しグループが全体の半分くらいになったころ、オオタカ(年長)さんの方から「私は10杯潰すんだ!それまで終わらないから。」と聞こえてきた。その声につられてか他のオオタカ(年長)さんも口々に「わたしも10杯やるー!」「ぼくももっとやりたいー」と、競い合うように大豆を潰し始めた。わたしは、オオタカ(年長)さんの前に大豆とともに座り込みを決めて、次々とオオタカ(年長)さん達のボールに大豆をついでいく。もう、みんな無言でワシワシ潰していく。すごい集中力…。仲間でいてライバル。なんだか見ていて応援したくなってくる。あと2週間とちょっとで卒園していってしまうオオタカ(年長)さん。森わらでいろいろなことを体験して、こんなにすごい集中力まで発揮して、成長したんだなぁ…。と、まざまざと見せつけられたようでした。大丈夫、大丈夫、みんな最初はキイチゴ(年少)さん。少しずつ少しずつ大きくなるし、成長する。急がなくたっていい。オオタカ(年長)さんになったらいつのまにか出来ることがたくさんになっている。こんな子どもたちの成長段階を保育に入ることで間近に感じることができるのは、親としては安心していいんだな、と思える大きな材料。森わらでたくさんのことを学ばせてもらいました。オオタカ(年長)おひさまふみちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月15日
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【知ることは感じることの半分も重要でない】園長 浅井智子です。今16歳の息子を、森で育てようと決め手になったのがこの レイチェル・カーソンの言葉です。森には 五感だけでなく、心に豊かに感じる時間がたっぷりとあります。自然育児 森のわらべ多治見園は4月からの親子組(0~2歳児さんと親御さん)新規会員さん 募集中! 実際に森わらのフィールドで森わらのスタッフと春の里山をお散歩してみませんか?火をおこして おやつ作りもしちゃいます。 豊かな自然のなかで、お母ちゃん同士がつながりあっての子育ち・親育ち。 森わらの魅力 お伝えします! 毎日のようちえん活動の説明もしまーす!■2018年3月18日10時から■参加費 親子で2000円■多治見市地球村■申込 staff@morinowarabe.org自然育児 森のわらべ多治見園
2019年03月13日
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オオタカ組(年長)さん、今日は三年間で一回のみの電車遠足です。みんなはワクワクの顔で、集まってきた。普段合羽を見慣れているから、傘をさしてるってだけで、なんだか可愛い♪切符の枚数と持ちたい子の数があわなかったり、つなぎたいお友達と手がつなげなかったり、ちょっとしたことはあるんだけど、オオタカさんはやっぱり、オオタカさん。どこにいても、どんな天気でも、外でも、室内でも、お風呂でも・・・うん、君たちは大丈夫。何でもできる!、完璧!ってことじゃないの。「あ~やったか」って思うこともあるんだけど、ちゃんと、その先を引き受けていける。今日はいつもの森とは違う、非日常の一日だったけれど、それも、日常も、楽しいね。私も、楽しかった~。ようちえん時代の一つ一つの小さな楽しかったは、忘れてしまうのだろうね。でも、きっと、「森わら、楽しかった」という思いは残っていくのだと思います。このメンバーでの楽しかった~が、もう数日かと思うと、ちょっとだけさみしい。もちろん、嬉しい方のが大きいけどね。スタッフ のりさん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月08日
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森のわらべの3学期金曜日はオオタカ(年長)組さんだけ登園の日です。卒園に向けてオオタカさん達はアルバムを入れる手提げ袋を縫います。少しでもやりやすいようにと風が避けられるひなたをえらんだりあたたかなデッキをつかったり湯たんぽを用意したりもするのですがかじかんだちいさな指でうまくいかない糸通しや玉結びをなんどもなんどもやりなおすときにはなみだがちょっとだけ出てしまったりもします。ことしは凍えるような日が少なくポカポカ陽気なんてこともあるのでとてもありがたいです。縫い物は他の活動と違って楽しいとか心地よいことばかりではなくてやりたくなーい 疲れた!ぬいものキライ!なんてこともしばしば。それでも日々コツコツとすすめるうちに少しづつ整っていく縫い目はこどもたち一人ひとりのがんばった時間がそのまま軌跡になっていて見返すと、とても愛おしいのです。おしゃべりしながらサクサク縫えるようになった子早々完成してもまだやる気マンマンでおまけのティッシュケースを作りはじめた子縫い物キライと言いながらも、はじめると集中力を発揮してお弁当の時間になっても、あとちょっとやってから!という子。朝には「ぬいものやりたくない…」って伝えてきた子もまわりのやる気に押されて縫い始めたらどんどんリズムにのってきて最後は「ぬいもの楽しくなってきた!」って笑っている。それぞれに育つさまを見せてくれて彼らに教わることの方が多いのです。縫い終えた子からおひさまさんにお渡しするのですがその子らしさが出ていて面白いと思う反面他の子の縫い目を見てザワザワするかもしれません。きれいに縫えたかの結果を見るのではなくその子がどんなふうにその時間を過ごしたのかそこを感じてもらえたらうれしいです。私自身、卒園したむすめの手提げ袋の縫い目を見てはいまでもしみじみさいごまでがんばったなぁと思ったりもしてむすめもあの時のスタッフの関わりを話したりもするのでそのものが残るっていうことは保育者のありようまで見えてしまう気がしてそれには、ちょっとだけドキドキします。今年の年長さんは9人と例年に比べて多いとはいえ少人数の濃密な関係にはかわりなく嫌になるほど相手を知り、好きとか嫌いとかを超えたお互いの存在を丸ごと感じて思いあうそんな場面が多く見られるのも3学期ならでは。ただ泣いて訴えるだけだった子が自分の言葉で自分の気持ちを伝えられるようになる。泣いてる子を敬遠していたまわりの子も悲しいんだね、でもいまはそっとしておいて欲しいんだねと少し距離を置きながらも背を向けず関心を持ち続けそんなまわりを感じながら、泣いていた子が自分で気持ちを立て直すのを待つ。大人が適切な配慮をすることはもちろん大事ですが大切なのは子ども同士のつながりあい。まわりの子どもがその子を理解し互いに支えあう関係を築くことで心の根っこをしっかりはることにつながっていると思います。「年長さんは森のわらべの花形スター」と園長のともちゃんがよく言っていますが日々のあいさつ当番や、野外料理での役割分担夏のお泊りキャンプにもりわら祭りの年長のお店冬の登山や電車遠足などの活動を通して仲間と助け合わざるを得ない状況をなんども重ねてオオタカさん達は自らの限界を感じながら仲間の存在を感じ、自分を見つめてこの3学期に飛躍的な成長をみせてくれます。もうすぐ巣立ちの季節を迎える今年のオオタカさん9人。芽吹き始めた森で素敵な個性がキラキラ輝いて見えて涙腺もゆるみがちな3学期です。コアスタッフはらちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月08日
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森のわらべでは、年中・リス組さんは、毎年、年長・オオタカ組に上がる前のこの時期に、土岐川観察館さんのご協力をいただいて、「オオタカ」のお話を聞きに行く。ようちえんで一番大きなオオタカ組になる、その心の準備を少しずつ整えていきます。今回は、市内で観察された貴重なオオタカの写真や映像を大きなスクリーンで見せていただきながら、いろんなお話をお聞きしました。・オオタカ(どの鳥でも)は、餌を食べたらすぐフンをする。(さてその理由は…?)・某所で観察したオオタカは、8年間同じ巣を使っているので、とても大きな巣になっている。・オオタカのおかあさんとおとうさんは、ヒナのために、巣に松葉などのおふとんを敷いて、きれいにしてあげる…などなど。そして、オオタカの仲間のツミやハイタカのはく製や、オオタカが食べたあとの小動物などの骨の標本、オオタカの羽と鳩の羽などを実際に触らせていただきながら、オオタカの生態について教えていただきました。オオタカの大きさをメジャーで見せてもらい、子どもたちは大きさにびっくりでした。オオタカだけでなくカメやヘビ、魚などのいろんなことを教えていただき、工作でオオタカのお面も作らせていただきました。頭につけた皆はとても嬉しそうで、年長への心が芽吹いてきてるのが感じられました。土岐川観察館でのお話が終わり、リス組の皆で集まって座り、スタッフようこちゃんからの、「皆はどんなオオタカ(年長組)になりたいかな?」の投げかけには…「かわいいオオタカ」「強くてかっこいいオオタカ」「ハイって真剣に手を挙げるオオタカ(朝の挨拶の時)」「地面をドスンドスンて力強く踏むオオタカ」などなどの答え…。そして、ようこちゃんが「新しい、小さいキイチゴ(年少)さんが入ってきて、困ったり悲しそうだったらどうする?」との質問には、「やさしくする」「お花をあげる」などなど…、頼もしいです。そして、例年は近くの神社へ散歩するのですが、今日は雨のため、車で移動して年少組と合流。お弁当のあいさつは、(普段はオオタカさんのお仕事)リス組有志にて。リスの背中に羽が見えた瞬間でした。どんなオオタカさんになるかな。一人一人、じぶんらしく、素敵なオオタカさんになって羽ばたいてほしいな。コアスタッフ かおちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月03日
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今日は、娘YMの4歳のお誕生日会でした。朝、口では言わないけど、とっても楽しみにしている様子で、森のたからものを入れるカゴを忘れないように持って、登園しました。登園するとすぐに、オオタカ(年長)のお姉さんたちから、Mちゃんオメデトー!って、お手紙のプレゼント。すごく嬉しかったね。恥ずかしくなっちゃうくらい、みんながオメデトー!って言ってくれました。今日はにじみ絵の日でした。子どもたちだけじゃなく、わたしもやらせていただきました。濡らした紙の上で、迷うことなく色で遊ぶ子どもたち。KAちゃんは「夕方の空みたいでしょ」と、楽しそうに教えてくれました。わたしも楽しくやろーっと思うんだけど、上手く遊べません。どうしてもキレイに描こうとしてしまいます。無心で楽しむみんなが、うらやましかったなぁ。やっぱりにじみ絵、奥が深いです。芝生広場に移動してお弁当を食べる時、KRちゃんが「マジックしてあげるー」と、娘の隣に座ってくれました。「お姫様にな〜れ〜!」あれ?魔法かな?お誕生日だからか、お姫様にしてくれました。それから、少し遊んでお誕生日会の始まりでした。もっと遊びたい!という子もいたけど、スタッフのTちゃんが「今日はMの一生に一回の4歳のお誕生日だから、大切にお祝いしてあげよう」と言ってくれました。これまで何回もお誕生日会を経験してきたスタッフのTちゃんが、初めてのお誕生日会の娘の気持ちをちゃんと大切にしてくれて、本当にうれしかったです。そして、お誕生日会いよいよ始まりです。娘は緊張していました。恥ずかしくてわたしの膝にくっついてきちゃうかなと思っていたけど、ちゃんと1人でお誕生日会を味わっていました。わたしの方が緊張して、あまり覚えてないくらい。ただ、とても幸せな時間でした。書ききれないくらい、森わらっ子のみんなと、スタッフさんの温かさに触れて、今日はありがとうで何度も泣きそうになりました。お誕生日おめでとう!生まれてきてくれてありがとう!大好きだよー!キイチゴ(年少)母 ゆかちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月03日
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昨日の雨も上がり、今日も楽しい一日になりそうと言わんばかりに早速遊び込むリス組さん。出発してから数メートルしか進んでませんよーと突っ込みたくなりますが、同じ場所でいつもと同じ遊びをしたり違った遊びを見つけたり、子ども達の好奇心はとどまること知らない!今日一日ここに居たいと皆が言うけど、せっかくいい天気だもん、森に出かけようよって誘ったら皆もやっと進む気になった。既にたくさんのお土産を抱えたHK君、重たくて立ち上がれませんーとゆっくりな準備。それを助けようと進んでた他の子達が戻ってきた。あちゃ~100步進んだのに200步戻ってしまった~(笑)こんな感じでリス組さんだけで急かされることなく、ゆったりゆっくりな空気。こんなペースの保育の日はじっくり皆と関われて楽しいね。移動した場所では水辺で藻を釣って遊んだり、お母さんにお土産にするって袋に入れて「そのお土産、微妙だな...」って思いつつ、子ども達にとっては宝だ!とお手伝いしました(笑)喧嘩もして自分の気持ちを伝えれる子もいるし、うまく伝えれなくてモヤモヤしてる子もいる。気持ちを言葉にしていくのって難しいね。でもきっとぶつかり合いながら、少しずつでも伝え合いながら、それを繰り返しながら大切な仲間になっていくんだね。いよいよ君達もオオタカ組だね、きっと素敵なオオタカさんになるんだろうな。これからもたくさん楽しいことが待ってるからね!こうやって3年間当番に入らせてもらって、ドキドキだらけだけど穏やかな気持ちで子ども達を見守ることも出来て、私自身にとっても貴重な3年間であったなと思いました。今年度最後のおひさま保育、子ども達との時間満喫しました。ありがとうございました。オオタカ組(年長)おひさま ちいちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年03月03日
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三月の卒園を控え、森のわらべでは、イベント(行事ごと)が続きます。今日は、学年ごとの横割り保育の日で、 写真の年中組(4〜5歳)は土岐川観察館へ。来年度、年長「オオタカ組」になる子どもたちは、本物の「オオタカ」についてのお話を聞きに行きました。 冷たい雨の降る多治見でしたが子どもたちはカラフルなカッパを着て元気いっぱい。夏に川でガサガサ探検(網で川の生き物を見つける)をさせて頂いた、多治見市土岐川観察館。 説明をしてくれた富田さんは、日本野鳥の会の方で、鳥のスペシャリスト!(その割に、子どもたちからは蛇や亀の質問が多かった笑)鳥だけでなく、土岐川の魚や亀、植物の写真など展示してある館内では、子どもたちの興味惹かれるものだらけ。映像や写真を見ながらオオタカの説明を聞いた後は、たくさんの展示物を見るだけでなく、実際に触らせてくれました。オオタカの仲間のツミやハイタカの剥製(富田さん作)、オオタカが食べた動物の骨(鳩の骨盤なんて初めて見た)、オオタカが獲物を食べる時にむしりとった羽(フクロウと鳩の羽の違いに大人がワクワク)、蛇の抜け殻、多治見で出た植物や貝の化石、鳥やネズミの巣。名前や特性を知る前に、触れて、感じる。 硬い、つるつる、ふわふわ、尖ってて痛い、ザラザラ、脆い。かわいい、怖い、かっこいい、うわー!(を表現する形容詞が見つからない)、好き、嫌な感じ…。 説明を聞きながら、時に説明そっちのけで、たくさんの感情が子ども達の指先から身体中に巡っていくのがわかる。ごっこ遊びが大好きな女の子たちは、鳩とフクロウの羽を手にした瞬間、パタパタと鳥になってしまい、オオタカの声の録音を聞けば真似をはじめる(しかもそっくり!)。ふと、昨年秋に、岐阜県立森林文化アカデミー受けた、スウェーデンの先生をお招きした講座「野外で授業 〜スウェーデン発・遊びながら野外で学ぼう〜」を思い出す。 算数や英語を森で学ぶプログラムの中で、まずは森にいる動物になりきる体験を子どもたちにしてもらう。実際にその動物の格好をして森の中を駆け回ったり、自分がなりきることで得られる視点や発見を大事にしている。 「さあ、なりきってみましょう」と言われなくても(言われないんだけども!)、もうすでにやってる姿にちょっと感動する私…。質問もたくさん(しかも超変化球)…それでも、どんな質問にも子どもたちに合わせて一生懸命説明してくれる富田さん。「鳥って世界に何匹いるんですか?」(世界に何種類、日本に何種類…と即答!)「鳥の赤ちゃんの色は何で大きくなると変わるの?」(確かに不思議だねぇ!) 「何で亀は臭いんですか?」(あんまり動かないからかな?)などなど・・・今日は「知る」がメインになる活動だと思っていたけれど、たくさんの「感じる」時間を大切にしてもらえた、富田さんの素敵なインタープリテーション。 「知ることは感じることの半分も重要ではない」センス・オブ・ワンダーでそう書いたレイチェル・カーソンの言葉を思い出す。こうした体験が、この先にある、もっと「知りたい」につながっていく。 普段あえて積極的に知識を教えない森のわらべ。年に一度こんなプログラムもやっています。posted by 長谷川 絵里香/クラウドファンディング なんと5割達成!ありがとうございます! https://readyfor.jp/projects/moriwara \
2019年03月01日
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あと何回寝たら、僕の誕生日会?誰かの誕生日会が終わる度にカウントダウンの回数を聞いてくる息子MZ。本当に楽しみでたまらない様子。去年は出産直前だったので、お散歩はパパにお願いして、誕生日会だけに参加したので、みんながどんな風にプレゼントをかごに入れてくれるんだろうと私はワクワクしていた…はずなのに、おやつのことばかり考えていて、肝心な誕生日の籠を忘れてしまった(゚o゚;;大ピンチ‼️でも、誰か車にあるかもしれないと願いつつ、誰か貸してくださいとみんなに一斉メール。到着したらリーダーのKちゃんが貸してくれた。本当にありがたい。みんなからのプレゼントを入れる籠が無いなんて…始まる前から焦ってしまったけど、みんなに助けられて温かい気持ちでスタート出来ました。朝の会をする場所に向かう途中、早速キイチゴさんのKAちゃんが綺麗な白い石を『誕生日おめでとう』と言って、籠の中に入れてくれた。その後も他の子達が小枝やシダ、赤い実や松ぼっくりをかごに入れてくれて、籠の中が宝物でいっぱいに。途中の遊び場では木登りをしたり、帽子を木の枝に引っ掛けてみたり、みんなそれぞれの遊びを楽しんでいます。息子はキイチゴのFI君と、朽ちた幹を枝でノコギリのように、ギザギザひたすら削っています。子供って本当に遊びを見つける天才だなぁと思いながら、少しずつ削れていく様子を見ていました。またお散歩が始まったら、Zはどんどん先へ進んでいき、後ろ姿も見えなくなりました。以前の当番でお散歩していた時は、私の側にいたけど、もうお友達の流れに入っていくんだなぁと息子の成長を感じました。次の遊び場では、同じリス組の子とアイスクリーム屋さんごっこをしたり、鬼ごっこをしたり思い切り走り回って森を楽しんでる。私はこの森での散歩がプレの時以来。前の時は雪の日のプレで、すごく寒かったから1番寒い森という印象だったけど…こんなに広くていろんな遊びが出来るところだったんだなぁと改めて気づきました。お昼ごはんの後は待ちに待った誕生日会。ロウソクの火が安全に付くようにナイフを使って削ってくれたり、スタッフさんの気遣いに本当に頭が下がります。Zが生まれた時のお話をして、みんなからの質問タイム。昨日、お風呂の時に男子だけと宣言していた通り、男の子だけを指名していたけど、誕生日会の事、ずーっと楽しみに想像していたんだよね。5歳の誕生日会も家族揃って、森わらのみんなにお祝いしてもらえて、幸せだなぁ。森わらの誕生日会は、その子だけの特別な誕生日会。Zが生まれてきた時のことをまた思い出して、私達も温かい気持ちになりました。スタッフさん、森わらっこのみんなありがとう❤️リス組(年中)おひさま まいちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月27日
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【体験説明会 3月18日】 自然育児 森のわらべ多治見園は4月からの親子組(0~2歳児さんと親御さん)新規会員さん 募集中!実際に森わらのフィールドで森わらのスタッフと春の里山をお散歩してみませんか?豊かな自然のなかで、お母ちゃん同士がつながりあっての子育ち・親育ち。森わらの魅力 お伝えします!毎日のようちえん活動の説明もしまーす!◾️2018年3月18日10時から◾️参加費2000円◾️多治見市地球村◾️申込 staff@morinowarabe.org ※申込メールの件名に3月体験説明会申込 とご記載ください。3月14日 受付締め切りです。森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月27日
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ご縁をいただき、感謝しています。おかげさまで今年で自然育児 森のわらべ多治見園は開園10周年を迎えます。4月には一般社団法人MORIWARA として法人格を取得する準備も進めています。このたび、森のわらべの10年の取り組みを本にして出版することにしました。森わらを巣立っていった卒園ご家族や、在籍しているご家族へのエールとしても届けていきたい!!!そんな思いで本作りを始めています。お陰様で、大手出版社・ポプラ社さんの編集者さんに、浅井の原稿を目にとめていただくことができ、これは世に出すべき本です!と言っていただきました。書名は『お母ちゃん革命』編集、校閲、デザイン、印刷など本作りにおいては、ポプラ社さんのお力をいただき2000冊制作します。出版元は森のわらべ。制作はポプラ社。2者がタッグを組んでの取り組みです。森のわらべが今後も多治見に根付いていけるように、力を合わせてこの本を世に出していきたい。沢山の方々に本作りを支えてもらいながら、森わらのこと、森のようちえんのことをもっともっと知っていただきたい。そんな思いで クラウドファンディングという方法に取り組むことにしました。クラウドファンディングは 2019年2月25日(月) 午前11時スタート!!!4月19日までの約2か月で150万円を集めるためのチャレンジです。■サイトURL https://readyfor.jp/projects/moriwara(サイトオープンまでは準備中と表示されます)完成した本は、6月1日 森のわらべの開園感謝祭でお披露目します。(6月1日は開園記念日で、この日は森のようちえん全国ネットワークの内田幸一委員長を多治見にお招きしての講演会開催が決まっています)森の中で、自然の恵みを受け取りながら、仲間と手を携えての子育ち、親育ちの場、森のわらべ。子育ての醍醐味をたっぷりと味わい尽くすこととなる小さな小さな森のようちえんの取り組みが、命に寄り添う世界作りへの変革(レボリューション)となることを願って、この本をお届けしていきたいと考えています。ぜひとも多くの方にこのご案内をシェアしていただき、応援いただけたら嬉しいです。なお、スタート日にご支援が沢山集まると、プロジェクト成功が近づくといわれています。2月25日に支援ボタンを押して頂けると、とってもとっても嬉しいです!!!!よろしくお願いします!!!自然育児 森のわらべ多治見園 園長・浅井 智子http://www.morinowarabe.org
2019年02月23日
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今日はキイチゴ組(年少)さんだけで過ごす日。曇りだけど、いつもより暖かくて風もなくて過ごしやすそう。朝の会を終えて最初の広場に着くと、斜面をジェットコースターとみんなで駆け抜けて、おうちごっこが始まっていました。女子力の高いKAちゃんは「王子様のところへ帰るの。バイバイ‼︎」とタクシーでおうちへ帰って行きました。可愛すぎる。また、KRくんは「電車ごっこをしよう」とFIくんを誘っていますが、乗り気ではない様子。KRくんは何度も声をかけて、「じゃあ、SLごっこをしようよー」と誘ってみたら、FIくん、親指立てていいね!と成立した模様。ちょっと待って、電車とSL、一緒じゃん?と思う私。うーん、分からない…。SLには響くものがあったんだね!子どもの世界って面白い。お昼を食べてからも、シートの上でおうちごっこ、木をまたいで電車ごっこ、森の中へ冒険ごっこと遊び込んだ様子を見ることができ、ミミズ組(0〜3歳児)さんとも一緒に遊んでくれる頼もしい姿もありました。帰り道の背中に一年の成長を感じながら、どんなリス組(年中)さんになるのかなとワクワクしちゃいました。リス組(年中)おひさま ちかちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月22日
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今日はリス組(年中)娘YRの5歳のお誕生日会。数日前からあと何回寝たらお誕生日会??あぁ〜楽しみ〜♡と、すっごく嬉しそうに待ちわびていました。去年のお誕生日会は、私が出産を控えていたため参加できず、代わりに主人が出席してくれたので、私は初めてのお誕生日会。娘がこんなに楽しみにしているお誕生日会。一緒に過ごせて幸せだなぁー。今年も大好きなパパも一緒に参加です。朝からさっそくきゅーんとする出来事が。朝の会が終わったとき、娘のとなりのMZが、地面にハートを描きたいんだけど描けないから描いて!と私に言ってきました。かわいいこと言うなぁ〜と思ってると、「YRちゃんプレゼントだよ〜♡」って。なんとキザな4歳児。そんなMZの気持ちもYRには全く聞こえず走って行ってしまいましたが。ごめんねMZ。前日からお誕生日バスケット忘れないようにしなきゃ、と娘が準備。当日の朝も張り切って持って来たバスケットにはお散歩中にみんなが宝物を見つけてくれてプレゼントしてくれます。こだわりがあり頑固な娘は、実はプレゼントを指定していたらしい。「YRは石や棒がいいんだって〜」とみんな伝え合いながら宝物を探してくれていました。みんな優しいね。木で作られたお誕生日ケーキのまわりにみんなからもらったプレゼントを飾ります。なんと途中から、やりたい人はやらせてあげてもいいよ!と上から目線発言。YRらしい。。もみくちゃになりながらステキなケーキが完成しました。お誕生日会で何が楽しみ?と聞くと、みんなが質問してくれてそれに答えること!と言っていた娘。その質問タイムは、緊張もあるのか笑顔はなく、じっくり考えながら質問者を指名して、じっくり考えてしっかりと答えてました。みんなの質問に答え終わったときの満足そうな顔が見れて私も嬉しかった〜!みんなに写真を見せてあげるときの真剣な表情も頼もしく感じました。その子だけのためのお誕生日会。ひとりひとりに特別な時間を与えてもらって親子で一緒に過ごせるなんて本当にありがたいなぁと思います。帰ってきて娘から出た言葉。明日もお誕生日会がいいなぁ〜!と嬉しそうに。楽しかったんだね。よかったね!娘。なんだか不器用なのかな。もっとこうしたらいいのに。そんな言い方しない方がいいよ。本当はこうしたいんでしょ。Rを見てると親としては思うことがたくさんあるけど、最近はそれもRなんだと思えるようになりました。今日もたくさんの笑顔が見れてうれしかった。娘に感謝です。お母さんにしてくれてありがとう。リス組(年中)おひさま ゆきちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月21日
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今日はキイチゴのむすこKRの誕生日会。男の子って(というか我が家のむすこは)誕生日会楽しみーとかきゃっきゃうふふした感じはなく当日の朝「お誕生日おめでとう。何歳になったの?!」と話しかけても「わかんない」と無表情。あとで思えば緊張と照れのマックスだった模様。ようちえんに登園し、お散歩し始めみんなが森の宝物をお誕生日バスケットに入れ始めたところむすこ一言。「かわいくないのは入れないで!」(捨てる)オォォーやめてー。気に入らなくても受け取ってー(心の声)でもみんなとっても優しい。「これはKRちゃんの好きな新幹線に似てるよ」「これなら気にいるかな~」「これRちゃんにあげて(と私に渡す)」母としては、お誕生日おめでとうと心を込めてみんながくれた宝物。なんでもありがとうと受け取って欲しいと思いますが「欲しくない」と言えるってすごいな~とちょっと感心もしてしまいます。でも「ありがとう」は言えません。今でこそオオタカのむすめはみんなにありがとうと大きな声でいいウキウキした誕生日会を去年迎えましたがキイチゴの頃は今の弟と同じように下をむいてずっと無表情だったなと思い出しました。「ありがとうって言いたかったけど、言えなかったんだ」とむすめは言っていました。男の子って口数も少ないし(どうでもいいことはいっぱい言うけど)よく分かんないなと思うことも多いのですが心の中で「ありがとう」とたくさん感じていることを感じました。言葉にしなくても確信に近い実感。今日はOSちゃんのお母さんが作ってくれた味噌汁がご飯のおとも。バレンタインだからってハートのにんじん!テンション上がりまくりの子どもたち(と私)。待ちに待った誕生日会。むすこのおめがねにかなった森の宝物はこちら。価値観。人と付き合う上ですり合わせが必要になるテーマですが、どれだけ違っても、どれほど理解できなくても、伝えることを恐れなくてもいい。伝えてみないともやもやが広がる分、言わずに我慢しなくてもいいなとむすこを見ていて改めて思いました。とはいえ拒否した木の棒と、受け入れた木の塊、どう違うか全く理解不能ですがあなたはそれがいいんだねと例え棒読みでも言える母親でいたいなと思いました。まぁ理想はですが。もう2月。長女がキイチゴ(年少)の秋に3人目を授かり、3人目を抱っこ紐の中に入れ、常に走ってどっか行く長男を追いかけ続けながらの送迎、当番。本当に本当に大変でした。あと1ヶ月で長女は卒園。ひとくぎり。寂しい。みんな大きくなったな~~キイチゴ組、オオタカ組おひさまみーちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月15日
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オオタカ組(年長)の中で誕生日が一番最後の娘。先日娘が誕生日を迎え、ついにオオタカ組の全員が6歳となりました。キイチゴ組(年少)の時は娘OSとまだ1歳の次女との3人で。リス組(年中)の時は三女の出産直後で行けなかった私の代わりにお父ちゃんと娘の2人で。そして今日は娘と、4月に入園の次女と、先月で1歳になった三女との4人での誕生会。家でも森わらでも、すっかりお姉さんになったなぁ〜、と感じるときが増えました。だけど今日は前半ずっと私にベッタリで、途中の休憩場所でもみんなとあまり遊ぼうとせず私と遊びたがり。あれあれ?みんなともっと遊べばいいのな〜、、なんて心の中で思っていました。でも今思えば、娘にとって森わらでの最後の誕生会だから母と一緒に楽しみたかっただけなんだよね!!もうすぐ卒園が近いことを感じているから。森わらに来られなくなるのをわかっているから。誕生会の最後、お母さんのうたを歌い終わったあと娘が振り向くとその目にはチラリと涙が。「あくびしたから」って本人は言ってましたが、後にみわちゃんが聞いてくれたみたい。「泣くつもりはなかったけどなんだか泣けてきちゃった」そうです。それを聞いて私はなんだか嬉しくなりました。フフフ。素敵な時間をありがとう。素敵な誕生会をありがとう。生まれてきてくれてありがとう。オオタカ(年長)女児の母 おっちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月13日
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立春を過ぎて、なんとなく暖かい日。お母さんが上着を着せてくれたけど、朝の会の前に脱いでしまう子がほとんど。春ですね。リス(年中)さんが最近取り組んでいる縄編み。完成している子も何人かいて、2本を結んで長縄~自分たちが時間を掛けて編んだ縄で跳ぶ気持ちって、どんなかな。にっこにこが止まらないね。その脇では、リスのOSとキイチゴ(年少)KRのお店屋さん。その頭上では、見て見てー、と一人で高い所に登れてご満悦のキイチゴYM。少し前までの彼女なら、手伝って~と手を借りることに一生懸命だったのに、ここ最近は一人で出来る喜びの方が先行している模様。そうこうしている間に、長縄跳びから綱引きに発展。どんどん人数が集まって、おーえす!おーえす!!それとはまったく関係なく、たき火ごっごをしている人たちわー・・・と視線を送るも、入る気はさらさら無い方々。ポキポキ薪をくべ続ける。少しずつ色んな子とランダムに関わり合う姿が見られるようになってきて、楽しい3学期。余談ですが、綱引きでぎゅうっぎゅうぅに引っ張られた縄(2本を結んで使ってました)は、解くのがとってもとっっっ・・ても大変でした・・・。気をつけましょう(笑)キイチゴ男児おひさま なおちゃん
2019年02月11日
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「みんなともだちーずっとずっとともだちー」この歌を歌って朝の会をスタート。卒園式が着実に近づいてるなーと歌いながらしみじみしちゃいました。今日はロングコース。先頭集団も所々で1番後ろの子がみえるまで待っていたり、みんなでまとまっての散歩。キイチゴさんも長い距離でもへっちゃらへっちゃら。この一年でずいぶん体力がついた様で、成長を感じました。リスOSがキイチゴKAに、「そっちじゃないよーこっちだよー」などと、いろいろと世話をやいていて、とても頼もしく感じました。目的地に着いて、キイチゴ、リスはそれぞれ過ごし、オオタカは卒園バックの縫い物です。ぽかぽか暖かい中でおしゃべりしながらの縫い物。たくさん縫うところがあるけどやれる日に少しずつすすめてます。こちらは、お弁当の時間。リス、キイチゴで、「〇〇入ってる人ー?」「はーい」と言い合い盛り上がってます。お弁当の中身、友達と一緒のものが入ってると嬉しいね。帰りの手遊びと絵本の時間も、とても落ち着いた雰囲気で和やかな時間でした。1年が終わる頃になるとこんなにもみんなの気持ちがキュッとまとまるんだなーと。当番に入ると、私は疲れます。見失いや危険がないかなど、気を張るし、娘がキイチゴ組だった時は、お母さんお母さんばかりでモヤモヤし、リス組だった時は友達とのやりとりでハラハラドキドキしたり。でもやっと3年たってのオオタカ組で、私も心穏やかに当番で過ごすことが出来ているような、気がします。森わらっ子たちの姿や、今まで以上にようちえんを楽しんでいる娘の姿をみていると、もうすこしこの世界で過ごせたらいいのにな…と思ってしまいます。身体はガクガクですが、当番 楽しかったです。ありがとうございました。オオタカ年長女児の母 かんぴー森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月09日
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いつもと変わらない場所。いつもと変わらないようちえんのはずが‥今日はなんだか「こわい」。朝からオオタカ(年長)さんは涙目で、無表情で母にくっついていて、おばあちゃん宅からもらってきたヒイラギの枝を持って登園。「昼から来たかった」と言っていたり、リス(年中)さんは「勇気をふりしぼってきました」と言った子もいた。そうです!今日は節分、鬼がやってくる日。ももたろうが力をもらった「きびだんご」のか代わりは豆。自作の入れ物に豆を配る。まだ、全員に豆が行き渡らない内に、鬼がぬーっと現れた。もうその場は「ぎゃーーーー!!」って感じです。特にキイチゴ(年少)さんは。なんだアレは?と考えている余裕はなく、とにかく逃げろ!と‥本能のまま逃げる。頭を激しく振りながら近づいてくる赤鬼。今まで見たことのない背の高さの緑鬼。「鬼はそとー」「鬼はそとー」森わらっこの元気な声と、投げられた豆と、オオタカさんに毛をむしられ、鬼が鬼ヶ島に帰って行く。ほおっ。助かったぁぁぁ。緊張の糸がほどけて泣き出す子ども達。お昼は恵方巻き。今年の年神さまは「東北東」にいらっしゃるというので、そちらを向いて。この日ばかりはおしゃべりナシ。自分で作った恵方巻きをほおばりました。とーっても美味しいそうで、3回お代わりした子もいましたよ。良いことがみんなに続きますように。感情の振り幅が大きな1日でした。思いっきり笑う日、泣く日、穏やかな日、安全な環境の中で怖がる日。いろんな感情をたっぷり経験して、心も大きく育ってほしいなぁ。スタッフ みわちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月03日
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前週から雪が降るのかなとドキドキして迎えた月曜日。今日は来年度入園する親子が来てくれました。寒い中でしたが、かわいい赤ちゃんも一緒に。ワクワクしてたかな?緊張してたかな?今日の野外料理はカレー味噌煮込みうどん。ごはん炊きや野菜を切る作業が無いため、火を見てくれる子、けん玉やこまで遊ぶ子、お店屋さんごっこをしてる子、リス(年中)さんの中には縄編みの練習をする子、オオタカ(年長)さんは縫い物をする子、それぞれゆったりとした時間が流れていました。カレー味噌煮込みうどんで心も体も温まったね。もうすぐ入園なんだという嬉しさとオオタカ(年長)さんの卒園が近づいているんだという寂しさを感じた1日となりました。リス(年中)おひさま ちかちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年02月03日
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3学期になると、オオタカ(年長)さんのみ金曜日も森わらがあります。ここ数年、何回かこの金曜保育で、オオタカさんたちと一緒に過ごしてきました。いつもと違う顔を見せてくれるんです。自分たちだけ、オオタカだけ・・・のなかには、小さい子たちがいないから、お兄さん、お姉さんの顔をしなくていいがんばらなくていいなど、かわいい想いが見え隠れします。そんな中でゆったり、縫い物をしました。糸が盛大に絡まったり、2学期に経験済の玉結びを忘れて苛ついたり、早くすすめたくて針目が盛大に大きくなったり・・・はじめは、あれ?雑巾縫い忘れちゃった?・・・と、一瞬慌てかけましたが、少し暖かな中、すすめていくうちに、思い出し、楽しくなっていったようでした。仲間と楽しく話しながら、手元を見て、それぞれがチクチク縫っているところは、手仕事をしながら、話に花を咲かせる大人たちのよう。穏やかな笑顔や、仲間への声かけ。心がおちたときの気持を整えていく過程など、いろいろな場面でオオタカさんの成長を感じた一日。あと2ヶ月で卒園です。保育に入る日々を、大切に丁寧に過ごしていこう。大きくなったね、ほんとに嬉しい。今年は風邪ひかないように、万全の体調で卒園式に出られるように気をつけようと、気を引き締めたのでした。 コアスタッフ のりさん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年01月28日
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空は青空快晴だけど、北風がぴゅーぴゅー吹いてさむーい日。皆でさむい!さむい!!と言いながら歩きだす。森の中に入ると、風は無いけど、日陰でやっぱり寒い・・・。それでも、みんなで歩く。先頭の早い子も、分かれ道のところで、後ろの子が来てないよ、と止まって待っててくれる。ながーい階段を一歩一歩登っていくと、おちびなキイチゴ(年少)さんは遅れてしまう。リス(年中)さん二人YRとMZが、おーいと声を掛けながら迎えに来てくれる。今日は少しいつもよりロングコースで、上がったり下がったりの坂道がたくさん。寒いのも手伝って、もう歩けない、とリュックも投げ出し、泣きだしてしまったKR。自分で持ちなよー、と先に歩きだす子たち。うん、まあそうだよね・・・どうしようねえ、と見ていたら、オオタカ(年長)のISが、「じゃあぼくが持って行ってあげるよ」颯爽と、まだお弁当も水筒もパンパンに詰まって重たいリュックを前に背負って、長い登り道を歩き始めたのです。坂道を登りきったところで、少し休憩したら、泣いていたKRも気持ちを立て直し、また自分のリュックを背負って歩き出せました。その少しの休憩で、みんなに腕前をご披露してくれた我らがけん玉せんせいKA。その傍らで、もしもしカメよ~♪と唄うオオタカ女子たち。いいね。本日のお昼ごはんの場所に辿り着くと、リスさんは縄編みの練習と、本番編みの準備をしたり。去年編んだオオタカさんは応援役。がんばれがんばれ。自分の上着は着たがらないキイチゴKAに、じゃあ私の貸してあげるよ、と快く自分の上着を貸して着せてくれたリスOS。お昼ごはん中、何がきっかけだったのか、うわーっと泣きだしてしまったMZ。なにもかもがいやだー、みんなきらいだーとおお泣き。周りの子どもたちも大人たちも、話を聞こうとしたり、背中をポンポン擦ってみたりするも、ずっとずーーーっと、なにもかもを全否定して泣き続けるMZ。発散し尽くすまで、泣くのがいいのかな、と距離を置いて見守っていると、ずっと近くでご飯を食べていたYRが、みんなきらいと号泣するMZに、うんうんとずっと相槌を打って聴いている。。。「うんうん、でもさ、○○(MZの弟の赤ちゃん)のことは好きだよね?^^」「うん・・・(この時だけ泣くのを止めて頷くMZ)」おばちゃん、泣きそうになっちゃたよ。いや、ちょっと泣いた(笑)お昼ごはんを食べ終えて遊んでいると、ふと見たらオオタカ男子がすてきなお部屋を作っていました。巨大な鳥の巣のような、不思議空間。遠目に眺めていたら、苔を取って来て、敷いてる(笑)絨毯なんですって。すごーい。春には巣立つオオタカたち、自分たちで巣を完成させていく姿、なかなか唸るものがありました。2学期までそんなに見られなかった誰かに優しく出来る余裕のようなものが、この三学期には感じられます。一年の集大成のようなもの。このメンバーで培われてきた絆ですよね。それがそこかしこに見られ、寒い寒い冬の日でしたが、心はほっこりぽかぽかでした。ありがとうね。ずっとみんなでいたいけど、お別れの日は確実に迫って来ていて、、、はー、せつないなぁ。そういうのも含めて皆、好物です(笑)。卒園式まで、全部を楽しみましょう。キイチゴ男子おひさま なおちゃん
2019年01月26日
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今日は今年初の親子組のお散歩でした。子供達は久しぶりにお友達に会えたのと、森へのワクワクが止まらない感じで、元気良くお散歩に出発。少し肌寒いかなぁと思ったけど、森の中は暖かくすっかり冬の森に。池には分厚い氷が張っていて、「わぁ〜すごい!」と子供達は目をキラキラさせながら、割ってみたり、手で持って冷たさを感じていました。今日はゆっくりペースのお散歩だったので、お喋りが上手になっている子や友達と一緒に遊ぼうとする子、自分の世界をどんどん広げていく子…と変化や成長を感じれて、嬉しくなりました。2019年 ゆったりと穏やかな親子組のスタートでした。ボランティアスタッフ つげちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年01月21日
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始業式の次の日の今日はどんど焼き。実は森わらでどんど焼きをするのは初めてのこと。スタッフミーティングでどんど焼きの話が出た時、「いいねいいねー!」と盛り上がったものの、実際どんな風に形にしていったらいいか、何もない中からのスタートです。櫓の高さは? 飾りつけは? 藁はいる? 安全面は? 食べ物は?…試行錯誤してできた櫓はというと…それぞれの家にあった門松やしめ縄、書き初めなどを櫓に付けていきました。そして点火。火の魅力はすごいですね。大きい子も小さい子もみんな燃えていく櫓に釘付けです。たくさんの煙が出て、この煙に乗って歳神様が天に帰っていきます。今年も無病息災、みんなが幸せに暮らせますように。そんな想いを込めてのどんど焼きをし、そこでできた炭を使って、今度はお餅を焼きました。炭火で焼いたお餅は香ばしい!おしること、鶏肉のお汁で美味しくいただきました。そうそう、お正月遊びもしましたよ。折り紙で凧を作りました。自分で作った凧。随分長いこと走っては凧揚げを楽しんでいました。それからかるたや、けん玉、コマにチャレンジする姿も。今日はけん玉の大皿に連続で10回乗せるという技を達成できた子もいました!お母ちゃんたちもゆっくり過ごせたかな。2019年がステキな一年になりますように。今年もよろしくお願いします。スタッフ ようこちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2019年01月19日
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明けましておめでとうございます。2018年 森のわらべでは 様々な大きな出来事がありました。(時系列順) 1・古川雅典多治見市長初来園&公開保育で県議・市議多数来園2・園長・智子JOLAにて優秀賞・特別賞受賞&多治見市長表敬訪問3・森わらようちえん新入園児さんに8名を迎え、在籍園児 24名!!4・ソロプチミスト多治見様よりご寄付頂戴しました5・幼児教育無償化をきっかけとした拠点探しで新フィールド発見!! 多治見の秘境にて活動スタート6・森わら応援団・賛助会員大幅増!!7・多治見市公立園との園児交流スタート!8・森わら祭り過去最高収益!9・おひさまさん初!ぎふ森のようちえんリレー交流会 講師デビュー10・2019年 第15回森のようちえん全国交流フォーラムin岐阜の開催正式決定 &智子実行委員長として古田肇岐阜県知事に表敬訪問で報告 と、様々な出来事がありました。そして 2019年は森わらにとって大きな転機の年であり、チャレンジの年です。1月■新拠点利用スタート!どんぐり林の庭を持つ素敵なお宅をお借りできることに♪2月■事務所持ちます!初めて公表できる住所を持ちます。4月■一般社団法人になります!初の正社員誕生です。5月~6月■森わら開園10周年記念プロジェクト実施!(6月1日㊏イベント開催・写真展開催・本出版)11月■全国フォーラム開催&多治見にてエクスカーション実施予定上記以外でも新規事業の計画が目白押しです。園長として不安が無いわけではありません。でも・・・ ワクワクのほうが大きくて・・・今後とも 新生森のわらべをよろしくお願いします。自然育児 森のわらべ多治見園 園長 浅井智子
2019年01月02日
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リスクマネジメント。この言葉が年を経る毎に、保育を行う自分の中で大きくなって来ている。ぎふ森のようちえんリレー交流会の一環として行われた、12月18日森わら主催のリスクマネジメント上級講座。講師は【プラムネット・アウトドア共育事業部の渡辺直史さん】。昨年度に引き続き森わらにお越しいただきました。前日も、こどもの庭さん主催での基礎講座をされた渡辺さん。参加者の中には、17・18日と連続で出席された方、近隣の森のようちえん関係者の他、自然体験に関わる職の方、関西や北陸からいらした方も。森わらのおひさまさん(園児のお母さん)の参加もありました。渡辺さん、穏やかですがキリッと厳しさもあり。座学中、目線をいただくだけで背筋がついピッと伸びてしまう。「リスクマネジメントを知らない・やれない・やらない指導者は、指導現場に立たない、立たせない」講座で出てくるワードです。心に刺さり、頭から抜けない参加者は私だけではない筈。その心に刻み込むを得ない、ストレートな厳しさがこの言葉にはあります。昨年度、森わら版の基礎講座を受けた時にも強烈に刻まれた言葉でした。この場にまた参加出来た事の貴重さ、日々の保育が持つ重さと共に、ありがたく受け取りました。さて、今回の上級講座、基礎講座と被る同じ内容を聞いた時、私個人、昨年度とは見えた事、感じた事が異なりました。ワークで扱ったのは、個々に気付く・見つける視点や感覚は異なるという事。自分が気付けない事を他の人は気付いている。今回自分を知ること、それを開示し合い、擦り合わせを行う。それをグループワークで体験したこと・擦り合わせの場面を実際に見た事。「相手を知っておく・感じる・自分の感じていることを出すことを恐れない、信じる、伝える事を諦めない」私の頭を巡っていたワードです。普段も考えているワードなのですが、整理しきれず曖昧になっている部分があり。この講座だと相手と自分の視点の違いや擦り合わせの実際を目の当たりに出来、大きな学びをいただきました。更に上級講座では安全管理マニュアルの作成手順も入って来ます。まだまだ森わらでも作成と活用・実践の部分で詰めなければならない事柄が多々あると感じました。私と同グループの自然体験活動をされている方々も、目からウロコ、自分のところはまだまだだ、、との発言もあり。1年の終わりの12月にこの講座を受けて良かったと思います。子どもが更にぐっと伸びてくる3学期、皆で気を引き締めて森わらの保育を形作っていけたら。そう思います。さて・・・ぎふ森のようちえんリレー交流会は1〜3月もまだまだ続きます。その次はいよいよ岐阜フォーラム。森のようちえんの仲間達の活躍、森のようちえん活動の盛り上がりを皆で楽しみましょう!コアスタッフ たかちゃん森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月31日
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二学期の通常保育最終日は、息子FIのようちえんでの初めてのお誕生日会。(本当のお誕生日は12/25。だから、FIはわが家のキリストさまです。) ようちえんでお誕生日会が開かれるたびに、その意味を少しずつ理解していき、自分のお誕生日会はいつなのかと問うようになり、ようやく迎えたこの日。この日も色んな事があったけど、FIが可愛かったことを強く思い出す。おめでとう、と言われると、顔いっぱいくしゃくしゃにしてはにかんでいた。4つの質問をされて、指名する時も、答える時も、ニコニコもじもじ。 主役って、嬉しくて照れるよね。FIが感じてるくすぐったい喜びが手に取るようにわかって、本当に可愛かった。お誕生日の唄をみんなが一生懸命に歌ってくれたのも嬉しかった。「私をお母さんにしてくれてありがとう」は久しぶりに聞くと泣いてしまう。案の定、歌いながら視界が揺らいだ。私をお母さんにしてくれてありがとう。 今日は、いつもは何処かに置きっ放しになってしまってる気持ちを、再確認出来た日。 風が冷たかったけど、美味しいニンジンポタージュでポカポカ。心もホッコリ出来ました。 4さい、おめでとう。 キイチゴ(年少)男子おひさま なおちゃん
2018年12月20日
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昨年は室内でクリスマス会をしたけれど、今年は外の東屋で行う事になりました。室内での騒がしさに耐えられない人もいる室内だと一旦外に出た時の孤立感が大きい外では乳児や妊婦さんもいるのに寒すぎではなどなど…スタッフミーティングでどうするかの話し合いの時、はじめは意見が半々だったけれど、いろいろ意見を出し合った末、屋外でという事になったのです。寒さ対策でこたつや湯たんぽを用意したり、いろいろ対策したものの、思いのほか暖かくて良かったー。そんなこんなで始まった第二部。おひさまさん(保護者)企画のゲームは親子で楽しむクイズ。おひさまさんやスタッフの有志による笛部、歌部、ウクレレ部の発表。そしてようちえんからのプレゼント。オオタカ組(年長)には、ナイフと縄跳び(このmorinokoナイフ、子どもの育ちを考えて作っているこだわりいっぱい岐阜県産のナイフなんです)リス組(年中)には、けん玉キイチゴ組(年少)には、コマのプレゼントです。ナイフはもちろん、縄跳びもけん玉もコマも、簡単にできるものではないものばかり。でも、ちょっとできるようになると、もっと使いたくなって夢中になれるものではないかと思います。3学期はようちえんでもこの魅力に魅せられる子、出てくるかな…。それから親子でプレゼント交換もしました。お母さんからは手作りの巾着袋。子どもからはさっき書いたサンクスカード。『大好き』の気持ちが込もったプレゼントで何とも言えないあったかーい空気が流れます。そうそう、大人同士でもサンクスカードの交換もしたんです。予め、くじで決めた相手に書いてきたカードを渡します。何を書こうかその人を思ってあれこれ考えると、何だかその人のことがより大切に思えてくるから不思議。そして、いただいたカードに綴られたメッセージは宝物。あぁ、こんな私だけれど、愛されてる…心の中の大事な部分が満たされていくのを感じる瞬間でした。そしてお昼は持ち寄り食事会。料理上手な人の多いこと!ずらりと並ぶご馳走にテンションが上がります。ご飯を食べながらあれこれいろんな話をするこの時間も、かけがえのない大事な時間だったりします。今日で2学期は終わり。今年も一年、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。スタッフ 葉子森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月18日
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二学期最後の今日はクリスマス会。朝の集合場所からちょっと離れた会場は灯りを落とした部屋の中。普段は元気いっぱいの森わらっこたちだけれど、今日はちょっと心を落ち着けドアの前まで来ました。中に入ると前にキャンドルが灯っていて厳かな雰囲気です。いつもと違う薄暗がりの部屋で、怖がる子がいるのでは…なかなか集中して話が聞けない子が出てくるかも…なんて思っていたけれど、園長智ちゃんの話にひきつけられていきました。まずはクリスマスってどんな日?と問いかけられ、答えがいくつも出ました。「サンタさんからプレゼントもらう」「ツリーを飾る」「ケーキを食べる」そうだね。確かにそんな日だね。「イエス様の誕生日」と言ってくれたのはやっぱりオオタカさん。去年の話を覚えていてくれたのかな。イエス様は何をプレゼントしてくれたら嬉しいかというと…みんなの優しい心なんだよ、と智ちゃん。そんな話でみんなの心が一つになったところでキャンドルに一つずつ火をつけていきます。そう、このキャンドルはついこの前、自分で作ったものです。蜜蝋で丁寧に丁寧にろうそくを作り、木の実で飾り付けした世界にひとつだけの自分のキャンドル。そのキャンドルに智ちゃんが一人ずつ言葉をかけながら灯してくれます。「赤ちゃんが生まれてきて、お姉ちゃんしてくれてるね…」「お母さん、あなたの事大好きって言ってた。伝わってるかな…」智ちゃんが語りかけてくれるその言葉があったかくて嬉しくて、心が満たされていく…。キャンドルの灯りと共に心の火がポワッと灯るのを感じる瞬間です。そして今度はお家の人へありがとうの気持ちを伝えようとサンクスカードに書く言葉を考えます。スタッフが一人ずつ気持ちを聞いて代筆するのですが、聞いている時の表情がたまらなく愛おしい!お母さん、お父さん…大好きなお家の人のことを思っている時のくすぐったいようなちょっと恥ずかしそうなあの笑顔…。ラブレターを書いているみたいな気分なんでしょうね。そして次は森へも感謝の気持ちを届けに行きます。籠に入れた木の実を森に返しながら「いつも森で遊ばせてくれてありがとう」「リスさん、この実食べてね」なんて声をかけていました。いろんな生き物が住んでいるこの森。いつも当たり前のように私たちが使ってしまわないように、お邪魔しますの心やありがとうの心をいつも持っていたいですね。さぁ、次は第2部クリスマス会。森を抜けてお母さんたちが待つ会場まで歩いて行きます。スタッフ 葉子森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月18日
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今日は娘MKの誕生会。引っ越しでこの二学期から森わらに通っているわが子。そして私は三女を産んだばかりであり、誕生会を見たこともなかったので不安だらけ。それに比べて娘は何度も見てきて憧れて、何をやるのかもよく分かっていて張り切って迎えた当日。朝は寒くて、新生児はこれ大丈夫なのかと思ったが蓋を開けてみれば一日ほとんど寝てくれてた。次女は眠くなったのか、途中ぐずって歩かなくなりお父さんから離れなくなったが、焼き芋食べて元気になったから良かった。そして今日の主役。朝からおめでとうと声をかけてくれる子どもたち。バスケットにはキレイな色の実や芽や葉っぱ。自然の中は私の気持ちも落ち着かせてくれて気持ちが良かった。野外料理の焼き芋が焼けるのに時間がかかったせいなのか、いつもより時間が押していたらしい。バタバタしてる間に誕生会が始まった。いつも他の子の誕生会の様子を細かく教えてくれる娘。写真も自分で持ってみせたし、お菓子も自分で配ってみせた。静かに張り切っているのが伝わり愛おしいと思った。さあこれからも、頼れるお姉ちゃんよろしくです。キイチゴ(年少)おひさま ゆみちゃん森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月18日
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準備する母としては気がおもーい誕生日会。父、母(私)、長女長男次女、全5人のお弁当に誕生日のおやつ作り。はじめ雨予報だった今日。「晴れとまでは行かなくても降らないで」と願っていました。「森に天気の良い悪いはないのよ〜雨の森もすてきよ〜」と園長の声が聞こえるようですがええ素敵ですよ。大量の洗濯物やドロドロの子どもが帰りの車で寝たりしなければ。お天気は奇跡的にもちました。むすめKSは雨の森の素敵さも語りますが降られなくてよかったみたいです。もうすぐ6歳。本当に大きくなりました。森に入っても「お母さん。◯◯はこうなっちゃうからしちゃだめなんだよ。」など指導が入ります。ウス。先輩。付いて行きます。家でもたまに語る森の素敵さ。弓矢みたいな木の棒がね、葉っぱがね、雨の森はね、言葉が達者なのもあって次から次へと語る彼女を見て森に入れて本当によかったと思います。世界はどんどん機械化されて便利になっていくけれど、だからこそ人の心の在り方が重要になってくる。一度は絵描きを志した身だから心から思う。子どもの頃はとにかく感動し発見し地球の中に身を置いて欲しい。願わくば勇気と優しさを持った人の側で。日々の暮らしは本当に大変で、今日も現地に到着しただけで目標達成した気分だったけどそれでも私はともちゃんの作った森わらに入れられてよかったと思うのです。私にとって。本当はあと数年、森で育って欲しい。育てたい。あの子やこの子とコロコロと育つKSを見たいなと思いますがあと数ヶ月したらバラバラの小学校に。後少しゆっくり味わってね。で、2月にはキイチゴ(年少息子)の誕生日会があるわけで。がんばります。そういえば息子が娘(姉)の誕生日会でひねずに素直に「おめでとう」と叫んでいたことが地味に嬉しかったりするのです。 オオタカ組、キイチゴ組 おひさま みーちゃん森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月14日
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今日のオオタカ(年長)保育は手仕事デー。今日のお当番のちぃちゃんとふみちゃんが、前日にせっせと作ってくれた簡易はた織り機。(なんと5台も用意してくれてました!)子どもたち、夢中になって織っていました。途中で糸の色を替えて、「富士山ー!」とか「ここが海で、ここが砂浜で、ここが空だよー」って、この小さな中に物語をつくっていく子どもたち。早い子はどんどん織っていって、あっと言う間にコースターの完成。はた織りの順番待ちをしている間は、草木染めで染めた羊毛を使って羊毛ボール作り。フワフワにした羊毛をクルクル丸めて、石鹸水に浸けてコロコロコロコロしていくと~まぁるい羊毛ボールのできあがり!好きな色を選んでたくさん作る子、ちょっと作って遊び始める子、はた織りもっとやりたーいと羨ましそうに見ている子。今日のオオタカさんはグッと纏まってそれぞれがそれぞれのペースで手仕事を楽しんでいました。子どもたち、手仕事好きなんだね。その後お昼ごはんは芝生の広場に移動して、思い思いに体力発散するオオタカさんなのでした。私にとっておひさま保育の当番は1年半ぶり。スタッフさんのいない中、おひさまさんだけで保育する事にいつもの当番よりも不安と緊張があります。それだけ普段はスタッフさんに頼っているってことだよなぁ。スタッフさんも慣れているとはいえ、毎度この緊張感とともに最高の保育をしてくれていることに日々感謝です。ありがとうございます。オオタカ(年長)女児の母 おっちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月07日
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先日のようちえんで、一人ひとりが蜜蝋キャンドルを作りました。今日はそのキャンドルに飾りつけをして完成です。キャンドル作りのスペースの横には、おひさまさん(園児の父母)やスタッフが集めた木の実がきれいに並びました。「木の実のお店さん」でお気に入りを探すリス組(年中)の男の子。「これがきれいじゃない?」「ママはこの色が好きなんだよね。」なんておしゃべりしながら楽しそうに選んでいました。こんな感じのキャンドルに仕上げたい、と見通しを持って木の実を選んだり、きれいな実は全部乗せちゃいたいと思ったり。粒のそろった実をきれいに並べたり、飾りつけることそのものを楽しんだり。どの子もびっくりするほど集中して楽しんでいました。にじみ絵とキャンドルの飾りつけが終わった後は、芝生の広場に移動してお弁当を食べました。森と青空に向かって歌って踊るオオタカ組(年長)の二人。向こう側にはコンサート会場の大観衆が見えているのかな。それとも、森の動物たちが観ているかもね。その背中がまぶしくて。冬が始まったばかりだけれど、でも春が来たら、その瞳には森ではなくて、新しい世界が映るのだな、なんて思って見ていました。芝生の枯れ草を集めて作った基地。「これって巣?」「いやいや基地でしょー。」なんて楽しそう。やっぱり、森はいいなあ。森のようちえんっていいなあ。この空気と空の下で日々を生きて、育っていくっていいなあ。コアスタッフ さおり森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月07日
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朝から小雨が降る中、キャンドル作りをしました。完成したキャンドルは輪切りにした木にくっつけて木の実や羊毛などで飾り付けして、クリスマス会でひを灯し、お祈りをする時に使います。おひさま3年目にして始めてキャンドル作りを見れることになり、今までどうやってこんなへんてこりんな形を作るのか疑問だったので、ウキウキして当番に入りました。が、こどもたちは以外にも冷静で、去年と一昨年どうやって作ったか覚えている年長さんは少なかったです。ミツロウを湯煎で溶かすとミツロウのいい匂い。うん、帰りの会でいつも嗅いでる香りと一緒だね。各学年に分かれて一人ずつ紐をミツロウに漬けて行きます。私が見てたのは年長オオタカさん。1、2の3で紐を引き揚げて、そのまま待って雫が落ちなくなったら列の後ろに並びなおす の作業が説明するとすぐに頭に入って、どんどんキャンドルが太くなっていきました。だんだんへんてこりんな形になってきました。年少キイチゴさんには作業の流れがちょっと難しかったのか、ちょっとワチャワチャしてましたが、誰もケガもなく無事終わってホッとしました。キャンドル作りが終わって、今日はおひさまさんが作ってくれた味噌汁とご飯。寒いから温かい食事が本当に美味しかったです。今年のキイチゴさんは本当にびっくりするくらいよく食べます。おかわりしたのに食べきれず残しちゃう子もいたけど、こうやって自分の適量を知っていくんだろうなと思いました。朝の会の後、熱いお湯や溶けたミツロウを扱うため、安全管理についての注意をスタッフさんからこどもたちへ説明がありました。ところが、イスに座るよう呼びかけても知らん顔で離れていってしまったり、隣の子とペラペラおしゃべりをしたりで、数人がなかなか落ち着いて聞けている感じがしませんでした。軍隊みたいに大人の言う事を聞かせたい訳ではもちろんないのだけれど、けがにつながる可能性のある作業もあるのでここはちゃんと聞いて欲しくてスタッフさんもおひさまさんもこどもたちに声掛けしたり座るよう促してみたりしましたがスムーズにいかず、もっとうまくこどもが話に集中できるように私ができることはなかったのかなぁと終わってみてから反省しました。時々当番に入ったときに感じることですが、母が当番として入ることの難しさを感じていて、特にわが子に関しては自分の母親だから多少言う事を聞かなくてもみんなの前だから怒られない(実際はそうでもない)と思うのか、娘は友達と手をつないで走り出し、私の制止を聞かず大人の目の見えないところまで行ってしまったこともありました。今回はわが子ではないですが、普段のこどもたちとの距離が近い分、おひさまさんに対して甘えがあるのか、それとも逆に私がまだこどもたちと信頼関係ができてないからなのか、若干モヤモヤと反省の残る日でした。これからあと3年ちょっとおひさまさんとして森わらに関わっていく中で、こどもたちとの関わり方はこれからも自身の課題だと感じました。オオタカ組(年長)おひさま あやちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月05日
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毎月数回当番に入りますが、年に数回のおひさま保育の時にはいつも以上にドキドキします。子どもたちが安全に、思う存分遊べますように…。久しぶりにじっくり過ごすキイチゴさんとの時間。安心して自分らしさを出せている子どもたちが可愛くて、こんな少人数の保育もやっぱり楽しいなぁと思いました。手伝ってーって言ったら助けてくれたね。オオタカ(年長児)母 みのりん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年12月01日
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今日は娘KAの誕生会。登園前の森へ向かう道中、娘が「Aは秋に産まれてよかったなぁ。葉っぱが赤や黄色できれいだもん。」とつぶやき、親子でこの森の紅葉の美しさに気づきさらに気持ちがあがりました。6年前の11月上旬、娘KAがお腹の中にいた時、なかなか産まれてこなくて、散歩がてらこの森にきました。その時は寒すぎて、寒かったことしか記憶になかったけれど……親子組、そしてようちえんでくるたび、この森の静かさと深さがどんどん好きになりました。今日はそんな思い出深い森で楽しい質問タイムと歌と心温まる誕生会をありがとうございました。誕生会のたび、みんなにふるまうおやつの事を娘と一緒に考えるのも、楽しかったです。毎年どんな話をしようかなーと、改めて出産の時を思い出すのも、私にとって初心に戻れる時間でした。特に今年は3番目が産まれたこともあり、KAもこんな風だったなーとよりじっくり思い出せました。産まれた時、寝てても泣いてても可愛くて。笑いかけてくれた時には親まで幸せな気持ちにしてくれて。存在そのものが愛おしいなぁと思っていたけれど、日々慌ただしくすぎていく中で、すっかり薄れてしまっていました。産まれてきてくれてありがとう!!︎と、ちゃんと伝える機会に感謝です。母は来年入園する弟との3年間があるので、まだまだ森わらにいる気持ちでいたけれど、最近の娘はひとつひとつの行事が過ぎていくことをかみしめてるように感じます。気がつけば、あと4ヶ月で卒園です。残りの森わら生活をじっくり味わってね。オオタカ(年長女児)おひさま かんぴー森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月29日
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今日は秋晴れの清々しい空気の中リス組(年中)だけの保育がスタートした。みんなで手をつないで輪になり毎日歌っている森のわらべを歌い1人1人の顔を見て、元気よくお散歩に出かけた。早速子どもたちは広い芝生で大はしゃぎ。坂をゴロゴロ転がったり、思いっきり降りたり登ったり。自分の身長よりも長い木の棒を見つけてホウキになったり剣や銃になったり想像をいっぱい広げながら思い思いに過ごしていた。秋なのに日向はポカポカ陽気で厚着していた子どもはすぐに服を脱いでしまった。こんなに思いっきり身体を動かせる公園があるのがありがたい。しばらく遊んだ後、森の中へと歩き出した。途中柿の木があり、5〜6個だけ実がついていた。その実が欲しくて子どもたちは力いっぱい木を揺らして実を落としていた。「落ちたよー!」「どこー?」と枯れ葉の中に落ちた柿を見つけてガブリとかぶりつく。渋柿だから味はどうだったかな…?一口かじったらポーイと投げてしまう子もいれば、ケーキに見立ててお店屋さんごっこになったりと色々でおもしろい。また少し歩いて広場でお弁当にした。ある子が昨日から大事に持っていた木の棒(ドリル)の先端を友達にポキッと折られ大泣きしてしまい険悪なムードになるもリス組(年中)母が2人の話を聞き気持ちを落ち着かせ、また仲良く遊びはじめる様子を見てこんなお母さんになりたいなぁーと尊敬した。子どもだけじゃなく母としての器の大きさも試されているなと思った。深いな森わらは…。キイチゴ組(年少)おひさま れいなちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月28日
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数日前から祭りは雨の予報。過去8回で雨が降ったことはないそうです。結果は少しの小雨で、祭りが終わる頃には快晴!寒すぎず、子どもたちの元気な笑い声がいっぱいのひとときになりました。森わら祭りはおひさまさんと呼ばれる保護者が中心となって、スタッフさんと協力して企画・運営をするイベントです。でも、私たちだけでは180人近くのお客様を招く大きな祭りを開催するには力不足になってしまいます。そこで、お父さんやおじいちゃんおばあちゃん、卒園児のお父さんお母さん(何と9年前初代卒園児のお母さんまで)、親子組さんが出店や運営のお手伝い、子どもたちの見守りなどで手助けしてくださいました。さらには毎年ご縁をいただいている出店者さん、いつも共に森のようちえんの活動を盛り上げてくださる岐阜県の職員さん方、協賛という形で森わらを応援してくださる皆様、そして森わら祭りに来てくださった皆様のおかげで無事祭りを終えることができました。祭りの準備をしながら思っていたんですが、よく、先祖の1人が欠けてもあなたは産まれなかったんだと言う言葉を聞くけど、今まで森わらに関わった誰かが1人でも欠けたとしたら、今の森わら祭りはないのかも…と大げさかもしれないけれど、そう思うほど、いろんな1人ずつの力が化学反応を起こす素晴らしさを祭りを通して感じることができました。こんな大仕事保護者に任せるなんて、森わらはほんとにめんどくさい園だけど、めっちゃ楽しい園です。最後に、私に力をくれたともちゃん語録を…・雨が降ったって最後にはきっと最高の祭りになるって感じしかしないな・みんなが祈るでしょ、なんとかうまくいきますように・・・って。 これがね 本当に意味があるの。みんなの気持ちがひとつになるからね。・本当に伝えたい願いは直接本人に言葉で伝えないと伝わらないよ森わら祭り実行委員長オオタカ(年長児)母 みのりん森わらホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月26日
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秋晴れの暖かな一日。今日は味噌開き。2月にみんなで丁寧に仕込んだ味噌樽を開ける日。どんなお味噌が出来上がっているのかな?気になる、気になる。フタを開けて、中蓋とシートを取ると、酒粕でフタがしてあるとのこと!カビを防ぐためだとか。酒粕を丁寧にとっていくと、お味噌が出てきたぁ!!とった酒粕もお肉や魚を漬け込んだりして無駄なく使えるみたい。みんなキラキラの目をして見ている。そうだよね、自分たちで仕込んだんだもんね!みんなで出来立ての味噌のそのまま味見をしてみると、美味しい〜!ここでしか食べられない贅沢な美味しさ。たくさんの幸せを感じます。今日はこの味噌でお味噌汁を作っていただきました。いつもよりもたくさん食べた子が多かったような…ごちそうさまでした!リス組(年中)おひさま ちかちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月15日
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今日どこ散歩したい?とスタッフ原ちゃんのフレキシブルな質問からあまり行ったことのない、入園式をやった場所を通るコースになりました〜。森に入ると入園式の時とは景観が変わっていて、どーんと木が倒れていて、そこを子供達は平均台みたいにグラグラ揺らしながら歩いたり、ハンモックを楽しみました。今日は暑くも寒くもなく気持ちいい。慌ただしい日常から離れ森の中に入ると 、心が浄化されるような気分。こんな平和な気持ちになると、なんで朝、子供にあんな言い方しちゃったんだろ〜、この森の中みたいに 家でももっとゆったりした気持ちでいたらいいのにな〜とかいろいろ思うのでした。 そこから またビオトープの方へ散歩にでかけました。 切り株の中に動物の手形みたいな形の穴があったり、リス?(ベビがでてこないかこわごわ覗いたけど)が住んでいそうな木の穴があったり 、いろんな形のどんぐりが落ちてたり、赤や黄色の綺麗な葉っぱが落ちてたり、ポッケにたくさんどんぐりを集めて歩きました。 先程、木の切り株見せて、見せないの喧嘩があった2人でしたが、いつのまにか2人で葉っぱを吹きあってる、、お昼ご飯のお題は最近嬉しかったことや楽しかったこと。たくさん好きな映画を見た〜、ダイエット後の薄味うどんが美味しかった〜、姉妹が仲良くしてくれてる〜などなど。わかるわかる〜、自分だけの時間も欲しいんだよね〜。日常のちょっとしたことを誰かと共有できるって楽しいな、心がほっこりした親子組散歩でした。リス(年中)おひさま まりちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月15日
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待ちに待った、2018年「森のようちえん全国交流フォーラムinとっとり」前日までの仕事と荷造りで結局このまま寝たら絶対に起きられない!ということで、寝ずに朝の4時半自宅出発。昇る朝日にキャーキャー感動する娘達を後ろに乗せ、猛烈な睡魔と闘いながら運転しやっとの思いで岐阜県庁到着。今回岐阜県が手配してくださったチャーターバスで、みなさんと約7時間かけて鳥取県は大山(だいせん)に到着したのはお昼過ぎでした。バスを降りると、雪のない大山スキー場の肌寒い空気と、紅葉の燃えるような美しさがお迎え。小学生の娘たちは、今回二泊三日母と離れてポニー(馬)キャンプへ。もう何ヶ月も前から指折り楽しみにしていただけあって「離れて寂しい」はもちろん「行ってきます!」も、振り返ることさえ一度もなく…。背中に書かれたワクワクの文字を見送りながら、母も思い切り楽しんでこようと誓ったのでした。***今回の森のようちえんフォーラムのテーマは、「大きな山のふもとで人の育ちを考える さぁ森へ行こう、さぁ森を出よう」北は北海道から南は鹿児島まで、全国から約400名の方が集まりました。この参加者を支える運営するスタッフは、コアの実行委員約20名、当日の運営委員約70名。来年度、自分たちが主催することを念頭に、参加者としてだけでなく運営目線で捉える三日間に気が引き締まります。***今日のメインプログラムは3つ。開会式でオープニングパフォーマンス、パネルディスカッション、そして、夜のスペシャルトークライブ。三つと言いながら実は、初日から裏プログラムもこの後ありました。***オープニングパフォーマンスから順を追って振り返りましょう。(もれなく長文です)あの、大ヒット作「えのない えほん」を翻訳をされた大友剛さんによる手品と歌と絵本のオープニングパフォーマンス。http://www.otomotakeshi.com「マジックと音楽と絵本の世界〜森の保育を彩る3つの魔法〜」と題して、1時間のステージ。ずっとお会いしたかった大友さん。手品技術もさることながら、妙に冷静なボケとツッコミを絶妙に入れつつ、淡々と手品が進んでいく…漫談手品のようで、笑いのツボにはまっては笑ったり驚いたり忙しい私。手品のあとは音楽と絵本。この曲知ってるかな?といって弾き始めたのは新沢としひこさんの「にじ」。私も子どもたちも大好きなこの曲。日本ではごくごくありふれた楽器、ピアニカ。とっても切なくちょっとジャジーなコードで聴くにじ…豊かな音楽表現に感動してウルウル。最後は待ってました!「えのないえほん」文字通り、文字のみでストーリーが進んでいきます。ページをめくるたび、笑い転げる会場前列の子どもたち。幼児男子が大好物の下ネタに、椅子から転げ落ちそうになるほど大爆笑している小学生の我が子…。今回、作者の読む姿にすごく興味がありました。どんな風に読むのか、自分がどんな風に読んだらいいのか、そんな視点で拝見していましたが。文字で書かれたツッコミ以外にさらにツッコミをいれる大友さん。私らしく読めばいいんだ、という学びを頂きました。大友さんは被災地支援をずっと続けてきたり、一般の幼稚園保育園でも子ども向けに、また保育士さんや親子向けのプログラムもされていることを後にご本人から伺いました。また来年もお会いできたらいいな…。***二つ目は、パネルディスカッション。今回のフォーラムの実行委員長、まるたんぼう(http://marutanbou.org/other/2844/)代表の西村早栄子さん。そして行政からは智頭町長の寺谷誠一郎さんと鳥取県職員さん、そしてネットワーク理事の内田幸一先生の4者が登壇。9年前に行われた愛知フォーラム。ここが西村さんにとって、いつか鳥取で開催したい!と思ったスタート点だったそうです。何度もやりたい!といっては実現しなかったこと、積み重ねてきた行政との関係、今日までぶつかってきたであろう沢山の困難と、それを一緒に乗り越えてきた仲間たち。舞台に凛と立たれたさえさんの姿に胸が熱くなりました。そして、そんなさえさんを前に、「西村さんはイノシシように突然私の目の前に現れては、町長!町長!としつこく言ってきてね。そのうち、これは敵わないなと根負けした。笑」と笑いをかっさらっていく智頭町長さん。ハートの熱い首長さんがいる。この智頭町という町をとても素敵だなと思った瞬間でした。私にとっての今フォーラムのテーマは、「いかに行政と森のようちえんがパートナーシップを組んでいくか」。初っ端からそこへ切り込んできたパネルディスカッション。そして二日目、三日目を通してそこを深めていく時間となったのでした。***せっかくこんなに自然が美しいところに来たんだからと、夕暮れ前にお散歩。そこに山があったら登らないわけにはいかない!と吸い寄せられていく方たち。***森わらブログ史上最長になるかもしれませんが、この日最も心が揺さぶられたのが、最後のプログラム。NPO法人フリースペースたまりば理事長 西野博之氏によるスペシャルトークライブです。(http://home.b05.itscom.net/tama/jigyou/rijicho.html)まずはじめに日本の子どもたちの現状を最新のデータを用いて紹介してくださいました。小中高生のいじめ41万件のうち小学校が31万件。小〜中学までの校内暴力数のピークはなんと、小学二年生なんだそうです!小中高の自殺は年間357人。つまり毎日1人の子どもが自殺する社会。大学生含めると年間817人の自殺です。その原因は様々だと思います。しかし。これが、今の日本の現状です。私自身、「森のようちえんのその先に」というテーマで、ようちえんと小学校を考える企画を服部秀子先生と行なったのを思い出しました。いつも、森のようちえんがメインのフォーラムですが、幼児期のその先、学童期の話とつながったのは西野さんのお話が初めてでした。学校に行かない選択をする子どもたち。居場所を求める子どもたち。子どもたち自らが作る自治のまち。西野さんのスライド写真をご紹介。だいじょうぶを届けよう。という西野さんの言葉に、ここにいた多くの人が背中を押されたことでしょう。素晴らしい講演は、会場にぎゅうぎゅうに詰め寄せたみなさんから溢れんばかりの拍手で終わりました***そして、西野さんの熱ーい登壇を終えての交流会。いつもフォーラムでは、大交流会として二日目の夜に、みなさんと飲み物片手に語らう場があるのですが、今回は、初日から!!この交流会がフォーラムの裏プログラム…醍醐味のひとつという実行委員さんたちの粋な計らい。今回、鳥取のバーテンダーさんを呼んでのバーカウンターが出現しました。1日限定90杯の地酒を使ったカクテルでおもてなし。お酒の飲めない人は、この大山牧場で作られた美味しいコーヒー牛乳を。全国各地からの差し入れも集まり、色んな土地の日本酒もいただきました。今回はバーテンさんと話が弾み、これ飲んでみて、とストレートのウイスキーを頂き…飲みつつちゃんと歩いているつもりが、曲がっていたみたいでして。道はこちらですよー、と声をかけて下さった広島の森のようちえん「おてんとさん」の園長ゴリさんはじめ、ふと気づけば濃いメンバーの集まるボックスシートへ。そこへ、我が森わら園長のともちゃんや、長野のスーパー行政マン竹内延彦さん、鳥取フォーラム実行委員長のさえさん、も加わりました。おいしいお酒を頂きながら、保育や、森のようちえんのこと、行政とのこと…立場は様々ですが、自分の向かう仕事へ熱い想いを語り合う方たち。ふと見渡せばここに集う何百人もの人たちが、こんなにも子どもたちのことを思い、これからの未来のことを真剣に考え、語らっている。ここにいる人たちの姿が、エネルギーの塊に見えて、突然感動の波がぶわっと押し寄せて来たのでした。そんなこんなでフォーラム一日目。徹夜あけからの深夜12時。長い1日が終わったのでした。コアスタッフ エリカ森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月14日
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鳥取フォーラムから帰ってきてはや一週間。参加した皆さんのレポートが、Facebookでどんどん発信されていくのを読みながら、感じたことをさっと言葉に変えられるってすごいなぁと感嘆していました。大山に降った雨や雪が、何年もかけてじわりと地表にしみ出すように、いつかは澄み切った言葉で表せるといいなぁと言い訳しつつも、あんまり日もあけられないので、とりあえず持ち帰ったことを書きだしておこうと思います。(いつものことながらたいへん長いです。)会場となった大山は開山からちょうど1300年。神在ます山とされながらも、地元の人たちは親しみを込め、よいことやしあわせなことがあれば「だいせんさんのおかげ」と感謝の念を捧げながら仰ぎ見るのだそう。長い間大切に守られてきたおかげで残ったブナの森、見る角度によって表情を変えるその姿は凛としておおらかで、紅葉は美しく、そしてとても寒く、夜は満天の星にのまれそうで、料理が美味しくて、毎年フォーラムで会える仲間との再会に喜び、新たな出会いは思いを深め、充電いっぱいになって帰ってきました。今年はおひさまさん2人がいっしょに参加してくださったこと、岐阜県がバスツアーを組んで、来年のぎふフォーラム実行委員メンバーと長い道のりを楽しく往復出来たこともあり、岐阜チームとしての交流も深まりました。参加した分科会は以下の通り。◉オープニング「絵本ライブ&マジックショー」大友剛氏ミュージシャン&マジシャン&翻訳家の大友さん。お名前を聞いたことがあるなと思っていたら、我が家で何回読んでも爆笑必須の「えがないえほん」の方でした。これは、大人に変なことを大声で言わせるという絵本。本家の大友さんの読み聞かせが聞けて光栄です。音楽と絵本の組み合わせは子どもたちにも人気で、大友さんの絵本は短くシンプルで面白いので、読み聞かせが苦手な人や、お父さんにもオススメします。アメリカで大人気のねこのピートシリーズから、"なにがあっても、歌をうたってまえにすすむ、それがだいじ!"という「ねこのピート だいすきなしろいくつ」子どもたちが、何の山に登ったかの部分と、靴が何色になったかをいろんなものに置き換えたりして、自由に歌う事例では、子どもたちの視点の素敵さを紹介してくださいました。シンプルだから、子どもたちの想像でどんどんストーリーがかわる。ひろがる。うちでも「だいすきなしろいくつ」が、だいすきな友だちの名前になって、〇〇かなりさいこう~とか歌っていました。https://youtu.be/_ZNqHr6NybI ◉スペシャルトークフリースペースたまりば 西野博之氏子どもの居場所づくりに取り組んでいる、川崎市子ども夢パーク所長、西野博之さん。運営するフリースペースたまりばのトップページには『だれもが「生きている」ただそれだけで祝福される。そんな場をみんなでつくっていきたい。』と書いてあります。たまりばは活動場所の多摩川(タマリバー)からの命名。わたしはようちえんの仕事がお休みの日に「自分を生きる学校Mii」という小・中学生の平日昼間の居場所をしているので、こうした居場所にかかわる人たちにたくさん出会ってお話を聞く機会があります。みなさん強い思いを持って子ども達と関わられていて、その手段(doing)は違うけれど、大切にしている(being)部分は同じ。きっと先駆者である西野さんの影響も大きいですね。勇気づけられるとともに、何度も聞いて確認することで、大事なことを見失わずにいられるので、今回も西野さんの言葉をじかに聞くことができてうれしかったです。子どもを取り巻く環境や生きづらさを生む背景と、文部科学省の最新データからお話ははじまりました。お話からキーワードをいくつか。・遊びの大切さ、非認知能力を高める。遊びが数値化されない人間として生きていく力を育む。・「不登校はダメ」ではない。自分にとって意味のある時間だったと思えるように支えることが大事。・子どもを信じる。森のようちえんで、生きていくのに大切な命の根っこはちゃんと育っている。この子はこの子のままでだいじょうぶ。・困った子なのではなく「困っている子」。子どもを変えるのではなく、まわりがその子と一緒に楽しく過ごせるスキルを身につける。得意なこと強い分野に光をあてる。・正しさが子育ての苦しさを生んでいる。「正しい母さん・父さん」を頑張らない。親だって失敗していい。・まだ起きてもいないことで悩まない。問題が起きたら具体的に悩もう。・親にできるのは「クウ・ネル・ダス」に気を配ることだけ。(食べてる?眠れてる?うんち出てる?)・今持っている力で今を生きる。・この世に生まれたこと、いま生きていることの"奇跡”、生きているだけですごいんだ。・うまれてくれて、ありがとう。あなたがいてくれて、しあわせだよ。を届ける。・子どもの「いのち」を真ん中におき、「子どもの最善の利益はなにか」を考える。西野さんが伝えてくださったことは、いますぐできること(とわたしは思う)。居場所をつくるとか、そういうことからではなく。子ども、若者と関わる大人が、その子の素のままをただ認めてくれたらいい。大丈夫だよという安心を届けたい。わたしはここにいる(いまこれを書いている傍らで6人の子ども達が好き好きに過ごしている)たった数時間だけでも、安心して好きなことをしているのを感じてるのが好きなのだけど、先日も悲しい電話を受けたばかり。それは、Miiで安心して過ごしてくるから、家で荒れて困っているというもの。かまってほしい思いを、不器用な形でしか表現できないこともある。こころが壊れていくのを守るために、暴言を吐きドアを壊すかもしれない。そんな彼らを、どうかひとりでもわかろうとしてほしいし、それを毎日受け止める親も、しんどさや自分の弱さを出し合うことができ、つらかったら逃げることが許される社会をつくっていきたい。これまでに出会った子どもたちのことを思い出して、簡単にはいかない重苦しさや、真っ暗な海をひとりで漕いでいるような気持ちになるときもある。わかっているけどそれができないんだと話す親も子も、いつまでも苦しそうで、堂々巡りの悪循環をおこしている。彼らから聞こえてくる家や学校の様子は、そもそも守れないようなルールや正しさ、おどしのような叱咤激励であふれていて、孤独を感じ、自分には無理だと言い、毛を逆立てるように(特に親に)怯えている。対面して互いの苛立ちを言い合うとか、背を向けて舌打ちしたり罵詈雑言を吐くのではなく、となりでその子のしていることをそっと認めて、したいようにするのを見守ったり、ひとりごとのように助かるなぁ、なんてつぶやくことから、はじめてみたらどうだろう。それができないから困っているというなら、『自立とは一人でなんでもできることではない「助けて」が言える。適度に依存できる力。』と西野さんがおっしゃっている。孤独にしない、地域で育ちあう場がある、失敗も含めて、たくさん挑戦できる、それを保障していこうという場が、そこここにある。探してみればいくつも見つかる。「原さんの強みは、そういう場所をたくさん知っていること、それがあるって知っていることだね」と、むすこの担任の先生に言われた。あなたにはそういうつながりがあって、いつでも話を聞いてくれる人がいていいねと言われることがあるけど、わたしもはじめはそんなつながりの輪の外にいると思っていた。でも、勇気を持って一歩踏み出せば、輪の中にいることに気づけるし、いつのまにか迷惑をかけるのもかけられるのも怖くなくなっている。「適度に」依存できるというところがむずかしいけど、子どもの「いのち」を真ん中におき、「子どもの最善の利益はなにか」を考えたら、誰でもそんな風にできるし、そうなっていくと思いたい。居場所に関しては、どうしても語りたくなってしまう。それでもこれだけ書きたいのは森のようちえんに多くの可能性を感じているから。今回フォーラムで出会った人たちが、西野さんの話に共感して、その後の交流会でも西野さんを取り囲んで熱心にお話を聞く姿があったし、Facebookなどでもつぶやいておられた。偉そうに私が言うことではないけれど、ぜひその先に一歩踏み出して、子どもの思いを受け止め、わかろうとしつづける存在が増えていってほしい。◉早朝分科会「ロープ1本で作り出す森遊び ~森で役立つロープワークの基本と実践~」講師:宙の森研修所 田中誉人(たかひと)氏エイトノットくらいはできると思っていたけれど、毎日手を動かさないと忘れてしまうものですね。今回のワークはロープ1本で森にどんどんダイナミックな遊びを作っていくもの。田中さんは由来や注意点を語りながらするすると手を動かして、数種類の基本のロープワークを見せてくださったけれど、あまりに早すぎて追えず。資料とにらめっこしてようやく二、三の結びを練習したのに、森に出た途端、あれれ?となってしまった。大事なポイントは、正しい結びかたを正しく結ぶこと、そしてしっかり締め、整えること。「Tie Dress Set」の三つ揃ってはじめて機能する。結びやすく、解けやすい。しかも美しいロープワークです。一般的なロープワークの本ではタイのことは書かれていても、ドレスやセットについて触れるものは見たことがなく、ネットで探しまわって、ようやく一冊だけドレスやセットについての記載がある本を見つけました。買ってみようかな。 Knot Craft and Rope Advance 機能するノット -Tie Dress Set http://satocbook.web.fc2.com/01kn_knotcraft.html 森では、大きな木に一本のロープをかけて作るブランコや、スラックライン、ハンモックを体験。まわりに支えてもらって挑戦すると、視点が変わるオモシロさや、ドキドキ感に思わず「わぁ!たのしい!これすぐやりたい!」と叫ぶ仲間たち。ビビって自分の限界を感じることもあるし、うまくいって自信になることもある。失敗したり再チャレンジしたり。ロープ一本で森遊びが深まるのを感じます。木を傷めないための工夫や、安全管理のこと、ロープや木の知識はもちろん、状況に応じてリスクを発見するチカラも必要。まずは、資料を見なくてもささっと正しく結べるように日々練習して、子どもたちに展開したいです。◉分科会A「ユニークなポスターの作り方」講師:電通 日下慶太氏気になっていた『商店街ポスター展』の仕掛け人、日下慶太氏の分科会。 商店街ポスター展って?→https://www.advertimes.com/20150615/article194663/ 森わらからは、わたししか受けないだろうと思っていたら、おひさまさんのペペちゃんも参加していて、今回は会場でたびたびおひさまさんや岐阜チームと出会えてとてもうれしい。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、セルフ祭顧問、UFOを呼ぶバンド「エンバーン」のリーダーとして活動しているそうで、只者ではない空気を醸し出していた。UFO、ほぼほぼ呼べるって。ほんとですか!自伝「迷子のコピーライター」の紹介もあり、「ユーラシア大陸横断、就職、病気、挫折、出会い、別れ……。コピーライターという枠を超え、人生の迷子になった著者が、あらゆる違和感と向き合った末にたどり着いた〝ある想い″。」という説明文に、おもしろい広告の原点がここにあるのかと、日下氏の人生を深堀したくてわくわくする。「広告は飛ばされ、じゃまなもの、広告なんて誰も見たくない。だから、見てもらう工夫が必要。じゃあそれってなんだろう。」というところから、はじめに、自己紹介をつくるワーク。見てもらうために大事なことは「客観性」「サービス精神」「シンプルに」この3つ。よりよく見せたい、いいものだからわかってほしいという、ある意味親バカ精神からうまれる、ともすれば自慢になってしまう表現を、それって他の人にとっておもしろい?みんな言ってない?嘘くさくない?とばっさり。「何を言えばいいか」を、俯瞰して冷静に、客観的になって見てみることで生まれるもの、そして、「じゃあ、それをどう言ったら伝わる?」ということに落とし込む。さらにそれに、見てもらうための工夫をする。簡単に言えば、サービス精神たっぷりに、ちょっとでもおもしろく、わかりやすくする。それは、たとえば「森のようちえんって素敵です。」ということを、何がどう素敵と感じているか、具体化したり、個人的に掘り下げていくことからみつかる。素敵なのはどんな事実か、どれくらい素敵で、どんな場面にそう感じたのか。そして、わたしたちが素敵だと感じた瞬間を切り取って、そこにあった具体的なエピソードや事実を、ワンビジュアル&ワンコピーで表現するというもの。「個人的に」というのがまた、わかりやすかった。キャッチコピーを書くとなると、途端に神様視点になったり、第三者になる。ときには謎のコピーライターが降臨してしまう。そんなことよりも、わたしたちが日々の活動で心動かされたことの方がよっぽど伝わるし、誰か他のスタッフや子どもの言葉や行動からひろった表現でも良い。どれだけ多くの視点を持てるかがポイントで、自分の視点で見るのか、保護者の視点で見るのか。スタッフの視点か子どもの視点か、近所のおばあちゃんの視点か、はたまた空や草や虫からっていうのもあるかな…自己紹介も、自分にまつわる事実を具体的にどんどん書き出すと、そこから、客観的に見てひっかかる面白いところが見えてくる。ついつい、コピー風になってしまうのを、日下さんがストップをかけてくれて、事実事実、具体的に、とつぶやきながらいくつも出していく。自分のことは難しかったけれど、ようちえんやMiiの活動のことなら出しやすかった。「やりたいことを好きなだけできる」というふわっとした表現が→「田んぼで平泳ぎ」「アリを4時間観察し続けている」など。自分が活動中に感じたキラッとするエピソードは、それだけでキャッチコピーになる。最後はそれぞれのつくったポスターを発表。どの活動も、「へぇ」「それってどういうこと?」と興味が湧き、その先を知りたくなるものでした。岐阜フォーラムに向けて、どんなポスターなら見てもらえるだろう。ぜひ実行委員で共有したい。◉分科会B「農の世界/菌の世界」講師:丸瀬家 丸瀬和憲氏/タルマーリー 渡邉格氏智頭町の森のようちえん、まるたんぼうの話をしていたとき、智頭町?それってたしか…とつながったのが、刊行以来売れ続けている『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』の著者、渡邉格さんの店・パン&クラフトビールの「タルマーリー」だった。いつか直接話を聞いてみたいと思っていたので、フォーラムの資料で名前を見つけたとき、まっさきに申し込みを決めたのがこの分科会。いっしょにお話をされた丸瀬家の丸瀬和憲氏は、失礼ながら当日まですっかり抜けていて、あわてて会場でプロフィールを探した。丸瀬さんは、鳥取で生まれ、建築学を専攻するため上京。並行してレザー職人を目指し、大学卒業後フィレンツェにわたってからは3年ほど、自転車で13000kmを旅しながら手縫レザー製品を作っては売っていたという、また深掘りしたい人生を歩んでいる。視野の広さや主体性の根っこはどこから?どんな子ども時代を過ごされたんだろう。「手縫だから皮と針と糸があればどこでもできるし、テントと寝袋があれば寝るところもバッチリ、ぜんぶ自転車に詰めると思ったけど、よくよく考えたら、もうひとつ「売るところ」がいったんですよね。」と笑いながらも、露店で売ろうと広場にいたら、お値段や価値がその場所にふさわしくなくて売れなかった話。それで、つくったバッグを持って歩いていたら、それはどこで売っているのと聞かれ、そのご縁で販売してくれるお店も見つかったというから面白い。品番で皮を発注すると、届くものが発注したときと違うことに違和感を覚え、皮(一頭一頭)と直接出会い、その動物のエネルギーを感じてつくるやりかたで、フィレンツェのお店に卸し、そのお店の紹介でウィーンのお店にも卸せるようになって、順風満帆に思えたのだけれど…「生きてるー!」って、たくさんのいのちに支えられてるんだなぁ。ある日そう思った丸瀬さんは、もっと生命に関わる仕事がしたい、とより多くの生命にたずさわれる農業を志して帰国。「国語・算数・理科・畑・・・」子どもたちが日常365日毎日農にたずさわれたらいい、とまたご縁あって出会った古い牛舎を改修して、いまは「土ある暮らしの学び舎」をつくっています。そのボロボロの牛舎がまた、ご自身のおじい様が約40年前に廃校となった校舎の建材でつくったものだった、というところがまた、面白いご縁です。渡邉格さんはのっけから「パンは食べない方がいい」「うちの子どもたちも食べない」「殺人パン」や「冷凍パン」の話をしていました。わたしも某パン屋に勤めていたので、省力、効率化アップばかりの置いておくだけで何倍にも膨らむ冷凍パンや、紙パックに入った起泡性が優れた殺菌凍結卵に違和感を感じていて。それにしても、格さん、パン屋さんでしたよね…。お二人の掛け合いから、丸瀬さんが「本当にしたいミッションは天然麹菌の採取がしたい」とおっしゃったのを機に、菌の話に。「大気中に農薬や化学物質があると、きれいな麹菌が降りてこない」「スタッフが病むと青カビだらけになる」「ヘリコプターで農薬の空中散布があると、10日ぐらいは黒カビが生える」「〇〇リーズ(除菌もできる消臭スプレー)をつかわないでね、大気が化学物質で汚れれば、それを分解する菌が増えるだけ。」「行楽シーズンは全くダメ。排ガスがあるから菌が真っ黒になる。」「失敗するほうがいい。うまくいかない条件がわかるから面白い。」格さんの「菌本位」の暮らしからうまれる一言一言や、ここには書けないような話が次々と出て、会場はどよめく。野生の麹菌は周りの空気に敏感に反応するから、人と人の関係が悪かったら、しばらくは降りてこないのだそう。格さんは日々、このカビを“味見”して、その出来具合を自分の“舌”でたしかめている。真似しないでくださいね、というけれど、「わからないものを、わからないまんまうけとる。」「頭で入る情報より体に取り込む情報」「生きていくための能力、本能。」「身体性に戻る。」「たいていのことは身体が教えてくれる。」「ものをつくっていると、あきらめの境地になる。すべて「自分で」と奢らない。」「自分って可能性がない、と思うと楽。」という言葉には、格さんが日々確かめてきた真実がある。タルマーリーの「発酵」と「地域内循環」は、できるだけ地元で採れた自然栽培の農産物を使い、地域の経済循環を高めていく「腐る経済」のキーワードの一つだけれど、空気、水、天然菌、草木、気、人も含めた里山の環境まるごと全体を整えることが、菌を取りやすい環境づくりにもつながっていて、そういうことを考えると、ただ農薬や肥料の使用を全否定してもはじまらないという。地域の人たちに徐々に自然栽培の輪が広がっていく。それは何年かかるのかわからないけれど、私たちが考えるよりずっと長いスパンで考えることなのかもしれない。森づくりで、自分たちが関わる木の100年先の森を考えている。それを切るときには自分はもういないと言っていた、林業の人の話を思い出した。智頭町に移ってから、人とのつながりのなかで格さんの思いに共感し「腐る経済」の環に入ろうとする仲間が増えているのだそう。「あるがままをおろしたい。里山を食べるパン。」これからも続く探求のその先にわくわくする。「いいものも、悪いものもない、自分がどう生きたいか、だから。」という格さんと、森のようちえんはその根っこをちゃんと育てている。「森のようちえんで子育てしてよかった。」と奥様の麻里子さん。教育の話も、菌の話も、経済の話も何時間でも話が尽きないので、続きは夜の交流会で、といったんお話は終わったけれど、まだまだ聞いていたかった。交流会でも少し話せたけれど、ぜひまるっと1日語りあかすような会を岐阜で実現したい。◉分科会C「森に行かない母ちゃんを誘え!」講師:池田尚氏長崎県諫早市の『こどもの城』の館長、池田尚さん、呼ばれたい名前は「コーチ」。ニックネームや本名は、私じゃない人がつけた名前。だから、「私はここにいますよ」「私ここにいていいですよね」という思いを込めて、呼ばれたい名前で呼びます。という話から始まったコーチのお話。出会うのは3回目。私が開始ギリギリに会場に着いた時、「おお、ゆかりちゃん!僕の彼女が来たよ。」と笑顔で迎えてくださって。こういうところに惚れてしまうやろ!『こどもの城』は、諫早市が運営している全国的にも珍しい施設で、自然の家と、児童館と、子育て支援施設と、大人の遊び場、学び場、地域づくりの場でもある。慣れたお母ちゃんは「おとなの城」なんて呼んだりもする。「ふらっと来れば遊ぶとこ ねらって来れば深いとこ」「妖怪せんば」「イランシェア―」など独特の方言で、核心をつく。ちなみに「妖怪せんば」のせんば=せねばならない。「~べき」とか「~しないと」と主体性がないのにやろうとする時現れるらしい。イランシェア―=いらぬ世話(余計なお世話・おせっかいやき)だ。いらん世話とは「ここにおっていい」ということ。ある子どもの城ベテランお母ちゃんは「子どもの城がなかったら、刑務所にはいっとった。」と言いながら、二人目の子育てに悩むお母さんから赤ちゃんをさっと抱きあげる。おしゃべりも、笑顔も得意ではないお母ちゃんが、スタッフでもないのに主体的に関わっている。二人目で悩んでいたお母さん、いまは三人目を産んだそう。「だって、他人が助けてくれるから。」と。子どもの城では「あんた、育児ノイローゼたい。」「泣かしとき、泣かしといていいけん。」そんなぶっきらぼうな関わりに救われる人が多い。分科会のキーワードは「異質」「同じと違い」「失敗」「安全」。キャーキャーと騒ぎになった毛虫を殺したお父ちゃんに、まわりが拍手喝さい。そんな場面を見て泣いたスタッフがいた。知らないから差別する。わからないから避ける。なら知ってもらったらいい。コーチに会う前、わたしは子どもたちに「嫌ならやらなくてもいいよ。」と思っていた。「どうして学校へ行くの?」という問いに「好いちょうもん増やすためたい。」というコーチ。嫌なことを避けて通れば、その先ずっと嫌なままだ。いつか好きになるって道があること。体験を通して「好かんもん好きになっとうやん。」そんなことがある。むすめが年長の時、手縫いが嫌で、大変で、泣きながら何日もかかって仕上げた雑巾や手提げバッグ。いまも宝物で「たいへんだったけど、すごく楽しかった。」と言っているのをわたしは知ってる。自己紹介ひとつから、コーチは簡単には終わらせない。自分だけじゃなく相手を思わないとできないこと、信頼することを次々と体感させていく。つい頭で答えを探しがちになる私たちに、「わたしと違うあなた」をただ知って、そのまま受け止めることに気づかせてくれる。2チームに分かれて、その中から2人だけ選び、コーチがその2人の名前をハングルで書いたものをヒントに、あるアイドルの名前をハングルで書くゲームは、アイドルの名前に含まれる母音がある名前を見つけるために、どんどんアイデアを出し合って共有する。かな文字とハングルに共通点があるというヒントにたどり着いたら、2人を選んでコーチのところへ。それをたよりにアイドルの名前が書けた時、それまで関心をもったことがなかったハングルを知って距離がぐっと縮まる。あたまに「〇〇〇」というキーワードがあった時だけコーチの指示に従うゲーム。コーチの巧みな話術にみんな引っかかるので、みんなどんどん失敗する。「安心して失敗できると、人は笑うんだ。」と気づいた。野口整体の分科会をされていた山上亮さんが、「相手にからだを委ね、相手は委ねられたからだと対話しながら、相手の意思を尊重する方向に誘導されてゆっくりと倒れると、人は笑う。」と言っていた。そうやって、からだから笑うって、自分になるヒントかもしれない。奥深い!タイトルになっている「森に行かない母ちゃんを誘え!」の話。長崎フォーラムの分科会で、実際に「森に行かない母ちゃん」二人に来てもらって、分科会参加者に、どうしたら森に来てくれるかを話し合ってもらった時「わかんないからできない」「どうしよう」と結局良いアイデアが出なかった。そのとき、「森に行かない母ちゃん」は「なんでもいいから手を引っ張ってくれたら行ったのに。」と言っていた。「いいけん来い。」の一言でいい。「森のようちえんのお母ちゃんたちは、なんでわかってから連れてこようとする?」コーチの言葉にドキリとした。私たちが、森のようちえんに我が子を通わせていて、良いと思っていることがある。なら、大切な人を誘ったらよかったのだ。岐阜フォーラムにむけて、この一年は「森に行かない母ちゃん」をどんどん誘ったらいいんだ。「いいけん来い。」とは言えないけれど「いいから、おいで。」なら言えそうだ。最後に、コーチの弾き語りで『おかえり』の歌をみんなと歌った。ともちゃんの『わたしをママにしてくれてありがとう』とセットのようなこの歌。パパも歌える、いていいんだよ。失敗しても大丈夫のメッセージ。いっしょに歌った男性陣が感激しているのを見て、ぜひお父ちゃんに歌ってほしいと思った。◉「星取県」星空観察会実は、星空観察会の前の晩にも、真夜中にふらりとホテルの前の山へ夜空を見に行った。怖さよりも感動が先に立つと後先を考えずに動いてしまうのは、わたしの悪い癖です。(防寒対策とスマホの電波状況はしっかり確認して)スキー場の奥まで進んだところでイノシシの掘り起こした穴にうっかりはまりそうになって、我に返ってホテルに戻ったけど、空いっぱいにくっきりと浮かぶ天の川と、星の奥行きに圧倒されました。こんなにくっきりとした星空ははじめてです。星座のことはわからないし、そんな説明よりも、見上げた瞬間自分の芯からの涙が出るような感動。心が震えるってこういうことなんだなってテンションそのままにホテルに戻ったところで、おやすみ前の岐阜チームの皆さんと出会って、おもわず分かち合いたくなってはしゃいでいました。あれがわたしの素です。翌日は大勢での星空観察会。道路の端に横になってみたら、ちょうど長い長い流れ星が見えて、その時間を誰かと共有できたことに感激。森のたんけんたいのこばちゃんとエリカのウクレレの演奏に合わせ、誰かが星をみていた?と森のようちえんのうたを奏でるミニコンサートもあって、体は芯まで冷えそうでしたが、心はフォーラム最終日に向けて、ほっこりあたたまりました。◉基調講演「森もサバンナも北極もいのちでいっぱい」あべ弘士氏あべ弘士さんは25年間旭山動物園で飼育係をされていて、廃園の危機から入園数日本一に到るきっかけとなる行動展示のアイデアをスケッチに残し退園。その後絵本作家をされています。『あらしのよるに』シリーズと聞けば、ピンとくるのではないでしょうか。北極圏に浮かぶ島々に滞在した時の体験を元に生まれたのが「ふたごのしろくま」シリーズ。あべさんがシロクマの親子と出会ったときの感動や興奮が、ラフ画から感じられて、それがまた絵本になるともっと素敵になっています。「親子の会話が聞こえてくるようだった。」と写真にアテレコをするあべさん。母親が海に入る。2頭の子グマが後に続く。一頭はお兄ちゃん。積極的で勇気がある。もう一頭は内気な妹。ママ待って、はやくおいでよ、なんて親子の会話をスケッチにおこす。海に飛び込むまで躊躇していた妹もとうとうそっと海に足を差し入れて泳ぎだし、やがてゆっくり沖の島を目指して冷たい海を泳いでいった。そんな姿がそのまま「ふたごのしろくま」という絵本になった。あべさんの動物たちにむけるあたたかいまなざしと、想像力&創造力の源はきっと子どもの頃からの自然体験や原風景にあると思うのです。森わらっこたちにも、日々生き物を、いのちを愛でるすがたがあります。てのひらにカマキリをのせている子の横に並び、ぼくも、つぎはわたしも、と頭のてっぺんへはい上がろうとするカマキリの動きに沿って指から指へとうつす様子や、3、4歳の子が、森の散歩道で死んでしまった生き物に葉っぱをかぶせ、花を置いてから、しばらくして、その花をもう少しだけ近くに置きなおしたりする姿、そういう瞬間を邪魔せず、大切に大切にしたい。他にも、分科会には出られなかったけれど、自主交流会や食事の時間がたっぷりあったので、偶然同じテーブルになった人たちともお話できて、気になっていたおうちえんの大下億充さんやトエックの伊勢達郎さん、里山倶楽部のポッキーさんこと新田章伸さんのお話も聞けた。男性として、父親としての視点は、自分にはないもので、そのまま真似してもうまくいかないことが多いけれど、長く野外体験や子どもの居場所をやってきた方達の言葉は重い。森のようちえんのお母ちゃんたちへの愛あるダメ出しには反論したくなることもあるけど、そこに「自分が握りしめているものさし」があることに気づけるのも、フォーラムのいいところ。今回のフォーラムで「どうして参加したんですか?」といろんな人に聞く中、講師としてはじめて森のようちえんを知って「呼ばれたから来た」という何人かから、「森のようちえん」「全国フォーラム」という名前に敷居の高いイメージを感じていたけれど、すごく良かった。森の子育てフェスだね。とか、もっと森のようちえんの外の人にも知ってもらえるといい。参加して本当に良かった。と言われた。参加したおひさまさんからも、たいへんだったけど来て良かった。また次も参加したい。無理しても参加してよかった。と振り返りを聞いた。参加した誰もがハマる魅力がフォーラムにはある。今回学んだ、自己満足や親バカにならないような告知で「いいからおいで」とお母さんたちに伝えていこうと思う。閉会式では、来年の開催県として、鳥取より引き継ぎがあり、この3日間、来年の実行委員の動きをイメージするために、鳥取チームの動きを見て回ったり、最終日に動画配信のお役があったこともあって、いよいよという気持ちが高まります。鳥取実行委員長の西村さんから、ともちゃんに横断幕をわたし、二人がハグした場面で、急にわぁあと1年なんだ!と実感が増しました。最初から最後まで動き回っていた鳥取実行委員のみなさん。おもてなしの気持ちをいっぱい受け取って、楽しく快適に過ごせました。みなさん、お疲れ様でした!ありがとうございました。そして、フォーラムに行ってらっしゃいと送り出し、月曜日は休園にして休ませてくれたスタッフやおひさまの皆さん。今年もありがとうございました。コアスタッフ はらちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月13日
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朝起きたら外は晴れ。散歩へ行くことにしました。ここ大山の麓はすっかり紅葉が進んでいるだけあって、霜が降りて空気が凛としています。ホテルの玄関を出た時は一人だったけれど、散歩から帰る智ちゃん(園長)とすれ違ったり、原ちゃん(スタッフ)と合流して豪円山まで登ったり、とっても爽やかな朝の時間。いい日になりそうな予感です。散歩の後は早朝7時からの分科会「ロープ一本で作り出す森遊び」です。ロープがあれば、足を引っ掛けてブランコみたいにしたり、スラックラインのような遊びができたりダイナミックな遊びがどんどん広がる…!実際にやってみると、大人だってはしゃいじゃうくらい楽しい!ちゃんとロープワークを覚えて森わらでもやってみたいです。朝ごはんをたっぷり食べた後は分科会「主体ってナンだ?」 です。講師は小西貴士氏/久保健太氏/鈴木秀弘氏 …のはずが、天候の都合で飛行機が着陸できず、憧れの小西さんが到着できなくて残念。でも、残りお二人の講師の興味深い話が聞けました。その中で心に響いた言葉は…『できるかどうかではなく、やりたいかどうか。やらなくてもいい、そばにいるよ』『脳ではなく、身体のメッセージをキャッチする』子どもへの関わりはもちろん、自分の生き方を見直す機会をいただけました。午後はまず、落合恵子さんのスペシャルトーク。婚外子だった落合さん。「差別される事がわかっていたのになぜ私を産んだの?」と母親にたずねると、「あなたが欲しかったの。生まれるのをずっと待っていたの。生まれて来てくれてありがとう。」「差別される側の人と手をつなぎ、差別という閉まった窓を1ミリでも開けてほしい」と。熱い熱い語り口調の中で、母親に15歳の時に聞いたというこの話が特に印象的でした。次の分科会は柴田愛子さんの「こどものみかた」です。なんてキラキラした方なんだろう。保育実践を語る姿は愛に満ちていて、子ども視点で寄り添った考え方をされている。子どもの「やりたい」を実現できるようにとことん考える姿は本当にステキ。その子の発達はその子のもの。大人のモノサシで測らない。誠意を持って真っ直ぐに子どもと向き合っているからこそ見えるものを、たくさんの事例から感じとらせていただきました。次の分科会は池田尚氏(通称コーチ)「森に行かない母ちゃんを誘え」でした。コーチの魅力は耳にしていたけれど、こんなに器の大きな人だとは…!異質な人がいていい。失敗したっていい。この言葉では伝えきれない深い深い愛。コーチの弾き語り『おかえり』の歌で、思わず涙する人が何人も。私もすっからりコーチのファンになっちゃいました。そして夜は大交流会。食事をしながら、実践を聞いてみたり、悩みを打ち明けたり。全国にはこんなに志を持って頑張っている人がいっぱいいる!ホント凄いです。でもたくさん交流をする中で森のわらべの名前を出すだけで、一目置かれる存在だと言うことを毎回感じます。そして、鳥取の実行委員の方のおもてなしが、とても明るくてステキ。来年は岐阜で私たちが開催するというドキドキも感じます。そんなこんなでとっても濃い二日目が過ぎて行きました。明日も実りある一日なりますように…!スタッフ ようこちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月06日
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【明日 放送!】CBCテレビが、岐阜の森のようちえんの盛り上がりを取材。森のわらべだけでなくいび森のようちえん こだぬきさんや東大での自治体ネットワーク設立シンポジウムにも取材に来てくれました。放送エリアは 愛知岐阜三重の3県です。■11月6日 イッポウ16:50~19:00までの18:15~19:00のどこかです。5分から10分の企画になります。事件・事故によっては放送延期もあります。園長・智子
2018年11月05日
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にじみ絵に使うぞうきんをまだ縫い終えていないオオタカ(年長)4名は午前中は別行動となり、縫い終えたオオタカ5名とリス(年中)、キイチゴ(年少)で散歩に行きました。日陰は寒くてたくさん着込んでた子も、ポカポカ陽のあたる芝生に移動すると上着を脱ぎ、走り回って遊び始めました。さっきまでお母さんと離れて泣いていた年少KRくんも、泣いてたことなんてすっかり忘れてのん気に歌をうたっています。毎回当番に入るたびに感心するのが、オモチャなんてなくても子どもはどこでも楽しめる事。ただの坂になった芝生を走って競争してみたり、枯れ草を集めて鳥の巣を作ったり、草や土をまるめて薬も作っていました。お腹空いた~と何人かの子が言ったところで、お弁当の場所まで散歩になりました。「ここから石碑広場までは歩いてすぐだよ~。」とリスOSちゃん。みんなよく知った道。だけど紅葉した葉っぱやどんぐりがたくさんの秋の道。同じ道だけど同じじゃない道。子どもたちはどう感じてるのかなぁ。秋の道もちゃんと覚えててくれるのかな。年少キイチゴさんたちを見ていて、夏休み前よりずっとしっかりしてきたことを感じました。年長さんに対してもイヤな時はイヤだと言えていたり、お弁当の片付けもちゃっちゃとできてたり。ついこの間入園したばかりと思ってたキイチゴさんたちも来年にはリスのお兄さんお姉さん。子どもたちの成長が嬉しいと同時に寂しく感じました。みんなと過ごせる森わらでの日々を、ただ通り過ぎていくものではなく、ちゃんと噛みしめて味わって過ごしたいと思いました。オオタカ(年長)おひさま あやちゃん森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年11月01日
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今日はオオタカさん(年長組)は縫い物をするため、今日は別行動です。リス組(年中)とキイチゴ組(年少)でお散歩へ出発!と思ったら、出発地点の広場で一日中過ごしてました。オオタカさんがいなかったせいなのかな。いろんな人と関わりながら遊びがふくらみ、みんな思い思いに楽しんでいました。草で薬を作って病院ごっこやキャンプごっこ、バッタをひたすら捕まえたり、栗をひたすら探したり、坂道を転がったり。。自然を相手にみんな遊ぶことが上手だなぁーと感心。染物で使うクサギの実を房からはずすお仕事もしました。やりたい子は集まってきて、ぎゅうぎゅうになりながらもみんな集中して取り組んでました。やりたい子はやる。おしまいも自分で決める。やっぱりやりたいことをやる時の集中力はすごいなぁ。途中、キイチゴの男の子がフラフラ〜っと人気がない方に行こうとすると、大人が見えないところはダメだよー!と同じキイチゴのKRくんが教えてあげていて、いつも泣いてる姿が印象的だったキイチゴKRくんもこんなしっかりした一面があるのね、と入園して半年の成長を感じました。こどもたちと一緒に過ごせて充実した気持ちの一日になりました。リス組おひさま ゆき森のわらべホームページhttp://www.morinowarabe.org/
2018年10月30日
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