もそもそ

もそもそ

エピソード1

何度もいらしてくださいと言っていよいよクーの繁殖者が我が家に尋ねてくることになった。母は座敷の掃除をし、お茶菓子をそろえる。
私はお土産の準備。お土産は父が飼っているニワトリの卵だ。卵をクーに見せ「クーの大好きな卵をクーのおかあちゃんに持っていってもらうからね」と言い聞かせる。お出迎えはクーの役目。目印は秋田犬と言ってある。クーと私は道をうろうろ。ようやっといらっしゃて挨拶がかわされる。奥様が「まあ、ブラシ良くをかけてもらって、家にいるよりずっと幸せだわ」とおっしゃる。引きつる1人と1匹
「クーちゃんブラッシだって」「よちみちゃん、ブラッチ」二人で顔をみあわせ
「どうしよう、やっていない」人間の化粧も手抜きな我が家では、ブラシなぞ
換毛期以外かけていなかった。
これ以後我が家では頻繁にクーにブラシをかけるわけないか。
学んだことは、短毛の犬はなでていればブラシをかけなくてもごまかせる。
なんちゃって。。。




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