Mother salt の て・く・て・く・日記

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2012年10月27日
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10月14日(日)


私は以前、望まない妊娠の末里子となった赤ちゃんやそのお母さんとの関わりや、
複雑な家庭環境のために実母との生活ができなくなる状況に涙する子どもとの関わりなどの経験もあり、その原因と結果に対しもやもやとしたものを抱えていました。

どうしてだろう?

何ができただろう?
と。

そんな経験のある私に、ふじ虹の会さんから里親月刊事業の午後の部でシンポジスととして参加を、というお話をいただき、これも何かのご縁だ、ということで、母力向上員会での活動が産後鬱や乳幼児虐待を地域みんなでなくしていくための活動というあたりでの話をさせていただくことになりました。



【概要】
ふじ虹の会(里親月刊事業)『フォスターセッション&新規里親相談会』
主催:ふじ虹の会/共催:静岡県富士児童相談所/後援:富士市・富士宮市
平成242年10月14日(日)9:00~16:30
富士宮市総合福祉会館

1 開会
2 行政説明・・・静岡県富士児童相談所長 遠藤悦子さん

3 パネルトーク「社会情勢から考える子どもの権利と大人の暮らし」
  富士宮市議会議員  佐野和彦さん・横山鉱一郎さん
  富士市議会議員   小沢映子さん・小池義治さん

4 児童養護施設発表

  「子どもの心に寄り添う仕事」社会福祉法人誠信少年少女の家 心理担当小川さん

5 昼休憩

6シンポジウム「地域は何ができるか?新しい地域をデザインする」
 浄土真宗本願寺派常願寺 副住職 赤渕淳心さん
 静岡県立富士特別支援学校富士宮分校 高等部主事 高橋和彦さん

 富士地区BBS会 会長 斉藤安信さん
 ふじ虹の会 会長 坂間多加志さん

7 講演「里子の気持ち、里親の気持ち」 東部里親会副会長・専門里親 黒川玉枝さん

8 閉会

という大変濃厚な一日となりました。

内容としては
2 行政説明より
  ●全国で虐待相談件数が5万件に上る。県内でも昨年度の虐待相談件数が239件
   身体88件・性的虐待10件・ネグレクト71件・心理的60件
   実母からの虐待=113件
   実父からの虐待=53件
  ●実の親からの虐待が多いが、虐待は特別な環境で起こるものではなく、極身近で起こり   得るものであることを認識してほしい。「よく泣く」などの子どもの要因もあるが、孤   立をさせないなど親の環境へのサポート必要。 
  ●虐待者でも一人の親であるため、行政としては多職種でサポートしながら一緒に子ども   を見守り育てていくようなスタンス。
  ●里親は施設ではなくより家庭的な雰囲気の中で育つための存在。
   相性もあるため、それぞれに合ったマッチングをするためにももっと里親のなり手を増   やしたい。現在本地区は里親委託率は高いが皆高齢であることが問題。 

3 パネルトーク「社会情勢から考える子どもの権利と大人の暮らし」
  ●定収入層でのネグレクトが増えている傾向。ボーダーラインとしては年収300万円あた   り。大人も活きることに大変な社会でどのように子どもの権利を守っていくかについて  の討論。
  ●虐待者の11%が生活保護家庭というデータがある。先進国の中でも子育て支援政策は遅   れているこの国においてこの現象は国によるネグレクトともいえるのではないか?
   経済格差が広がる中で、大人が自尊心を保てる社会が必要。
  ●社会全体で子どもを育てるためにはソーシャルインクルージョン=みんなで包み込むよ  うな社会の実現が大切では?地域とのつながり、NPOやサークル等の心が通う中でのつな   がりも大切。行政のみでは賄えない。
  ●里親家庭と地域をつなげるためにも違いを受け入れる教育を。
  ●子どものいのちと女性の心を守るためには、望まない妊娠を避けるために、正しい成の   知識を子どもだけでなく地域全体で学ぶ機会を。出産前からの相談場所の設置を。

4 児童養護施設発表
  ●東部に6か所。
  ●施設入所児童の入所経路として、家庭からが半数以上。
  ●虐待によるものは全国では6~7割。
  ●情緒面の特徴として、自己肯定感の低さ⇔反社会的行為・性的逸脱行為
            愛着関係の希薄さ⇔親子関係や職員との関係の不安定感・問題行動
  ●グループ治療として、全身の筋緊張が高い被虐待児などに対し、一対一でふれあい遊   び、からだをほぐす。また、気持ちアルバムなどで表情・気持ちを安心して出してもいい  のだということを感じるワークを行う。安心していることができるスペースの体験が大切  切。
6 シンポジウム
  常願寺さん・・・人材ではなく、人間を育てる。私たちは世の中や企業の材料ではない。          子供会の活動を通して人間育てる活動。人は人と人の間にしか生まれな          いという教え。
  支援学校・・・・社会で自立していくための様々な経験をしている。隣接校との交流では          違う者同士を受け入れともに暮らす良い経験をしている。
  母力向上委員会・母の笑顔が地域の笑顔をウミダス。そのためにも母が自己肯定感を持て          るよう地域みんなで子育てを。
  BBS会  ・・・少年院訪問や保護少年の友達活動。ちょっとした御兄さんお姉さん目線          で非行少年に寄り添う活動。専門家任せの風潮を危惧している。現代社          会を生きる責任と覚悟を!

7 里子の気持ち 里親の気持ち
  自身が里子として育てられた経験もあり、現在被虐待児等の専門里親として過ごしている  当事者としてのメッセージ。里子であることを隠さなくていい社会に! 里子・里親にも  相性がある。安定した関係のためにも里親を増やしたい。

参加しての感想
参加者が少なく残念だったのだが、それが里親事業の問題をそのまま表しているものと思う。
もっと多くの人が自分にも関係があることだ、と感じてもらうためにも、子どもたちが安心して社会に受け入れられるためにも、子どもたちに直接かかわる教職員や地域の民生委員や主任児童委員、子育て支援者などにはぜひとも参加してもらいたい内容だった。
現状を知る。身の回りにいる子ども達を受け入れる。健やかな育ちをするための環境をつくる。
私たち大人には、地域の子どもを育てる責任がある。
子どもは未来の大人。
子どもを育てることそのものが、未来の社会をつくることに繋がっている。
今回、主催者の会長坂間さんが、多様性、里子であることを隠さなくてもいい社会の実現など、これまでにない活動を展開されていることに共感し、参加かせていただいたのだが、
出逢った方はみなとても素晴らしく情熱を持ってそれぞれの現場で子ども達に向き合っている「真の大人」だった。来年以降も開催予定とのこと。
もっともっと根深いことがいろいろとあるのがこの問題。
もっと学んでもっと知ろう。
そしてもっとみんなに伝えよう。

とても長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。





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最終更新日  2012年10月28日 02時22分10秒


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