2017年10月22日
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テーマ: 3DCG作品(991)
カテゴリ: 紙芝居
前回のデジタル紙芝居は こちら


特別作戦部隊用小型可変戦闘機開発計画も終盤に差し掛かりました


それでは...


はじまり、はじまり...

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CONFIDENTIAL
技術本部航空兵器ディビジョン技術記録ファイル AS-017 UHP-012
SUBJECT: 特別作戦部隊向け特殊仕様可変戦闘機強化計画 第2フェーズ
TARGET: VF-135

BACKGROUND: VF-135の信頼性不足の問題が顕著となり、早急な対応が求められている このままでは、作戦行動への致命的な影響のリスクも高い 但し、当機の持つ戦闘力の高さについては特別作戦部隊の作戦行動において不可欠のものになっており、同等以上の性能を有しつつ安定した運用のできる機体が必要となっている
また、その開発には特別作戦部隊に配備される小型可変戦闘機配置全体の見直しも考慮する必要がある


#3 実証試験の実施及び試験結果


実証試験用の試験機の製作が進められていたが、一部問題も生じていた
一番進捗が良いと思われていた、既に運用されているVF-132ベースの第1案の試験機の製作が遅れていることが判明していた
既存の設計の焼き直しに高い要求スペックから、大幅な設計変更を余儀なくされていた
運動性能向上のために、要求項目に入っていない垂直離着機能を除外して性能を確保しようとしていたが、設計のバランスが崩れてしまい、思ったような結果が出てこない状態であった
結果的に、全く新しい設計が効率的との判断となり、試験前に1案はキャンセルになった


そして、2機の試験機が試験に臨んだ

基本設計を共有する2機による一騎打ち...言い換えれば兄弟対決となった


基は同じ機体であるが、レイアウトの異なる2基の機体...


それに対し第3案は高出力エンジン搭載による、パワーが持ち味の機体である


性格が異なる2機ではあったが...





データ的には拮抗する内容で、優劣をつけるのは難しい状態であった
パイロットの特性によってそれぞれの優劣が変わることがこの試験で判明し、それが結論の判断を難しくする要因のひとつであった
ただ、間違いなく言えたことは、それまでの小型可変戦闘機を大きく上回る性能を有しているということであった



そして最終結論が報告された

2機とも制式採用として配備用の調整に入ることになった
パイロットの特性および使用状況に合わせて機種の選定を行うことで決着がついた

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登場機体
次期高スキルパイロット向け小型可変戦闘機実証試験機

第1案は試作機製作段階でキャンセルとなり、同型で翼レイアウトの異なる2機での試験となった
第2案(上)は運動性能重視で、安定性の問題でエンジン出力の制限が大きい
第3案(下)はデルタ翼の採用で安定性が高く、運動性能は第2案にやや劣るがエンジンもより高出力な設定が可能である 更に翼下の外部武装搭載により自由度があり、大型火器の搭載も可能である
結果、設計の基本は共有していても、全く性格の異なる2機になっている







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最終更新日  2017年10月22日 07時00分21秒
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