2003年10月31日
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午前10時ごろ、お隣りのおばあちゃんがいつものように、


手に何ももっていないから、おすそ分けじゃないんだな~などと思いながら、
私はすぐに、リビングの横の裏口を開けた。

悪い予感がした。
考えてはいけないと思ったけど、おばあちゃんの表情を見たら不安になった。

おばあちゃんが、私の手をとって丁寧に話してくれた。
おじいちゃんが水曜日に亡くなったことを。

この日記には書かなかったけど、


おじいちゃんは今年の春にも、2週間ほど入院していたけど、
そのときは、元気になって帰ってきて、
この夏も去年同様、毎日大好きな庭仕事をしていた。

だから私たちは、今回もきっと元気になって帰ってきてくると信じていたし、
そうあって欲しいと祈っていた。

おばあちゃんの言葉を聞いて、とにかく涙が止まらなかった。
おばあちゃんは、おじいちゃんと56年間連れ添った、と話してくれた。

でも私の未熟なドイツ語では、なにも声をかけて上げられなかった。
ただ、おばあちゃんと強く抱き合って、泣いた。

お隣のおじいちゃんおばあちゃんは、
私たち二人のドイツ生活を、心豊かに過ごせるようにしてくれた



我が家の台所には、今も先日おばあちゃんが持ってきてくれた、
おじいちゃんが庭で大切に育てたリンゴがある。
おじいちゃんが亡くなったなんて、とても信じられない。

午後外出する時、いつものように、庭におじいちゃんの姿を探した。
また、涙が出た。









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最終更新日  2003年11月05日 20時40分51秒
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