むらきぃの司法試験受験勉強記

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2018.01.27
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カテゴリ: 教材全般
まず,ここでいう演習書とは,研究者もしくは実務家による著作・編集で,かつ,予備校本以外のものを指すこととします。

また,短答式問題の演習書は除くこととします。


私の演習書選びの基準は,

①司法試験または予備試験の論文式問題に対応したレベルであること

②解答例が付されていること

の2つです。


最初は,①について。

法律科目の演習書も,とりわけ新司法試験が始まった2006年(平成18年)以降,様々なレベルのものがたくさん刊行されるようになりました。

それこそ,法学部生や法科大学院の未修者コースの1年生が取り組むような基礎的な内容のものから,司法試験の問題と比べても遜色のない内容のものまであります。




ここから,ちょっと脱線します。

そもそも,司法試験には旧試験を含めるとすでに相当数の過去問が存在していますので,過去問の検討以外には論文式試験の対策は必要ないという向きまであるところです。

私も司法試験または予備試験の論文対策においては過去問演習を最も優先させるべきであると考えており,それを疎かにしてまで市販の演習書に取り組むべきではないと思っています。

そうすると,演習書を使う意味とは何なのでしょうか。

この点に関しては,人によって多種多様な意見があるでしょうが,私は,その意味は過去問の間隙を埋めることと同一論点の反復にあると思っています。

まず,司法試験の過去問といっても決して万能ではないので,当然,今までに出題されていない論点もあります。

そうすると,そういった未出論点について演習書で勉強することには,試験対策として十分に意味があると思います。

また,本試験で既出の論点だからといって演習書で勉強する必要がないかというと,そんなことはありません。

特に,典型論点については,過去問と演習書の両者を通じて反復して勉強してこそ知識や記憶の定着が図れるのだと思います。


若干,脱線しましたので,話を元に戻します。

では,どういったレベルの演習書を選ぶべきなのでしょうか。



むしろ,時間がある人にとってはこういった勉強の仕方の方が望ましいのかもしれません。

ただ,私はすでに1度法科大学院を修了してるので,あえてこのようなやり方は採らず,最初からより実践的な演習書を選ぶようにしています。

具体的には,なるべく司法試験や予備試験の本試験かそれに近いレベルのものです。

結局のところ,演習書を選ぶのにも,まず自分が今どのレベルの学習段階にいるのかを正確に把握することが大切ということでしょう。


次に,②について。



けれど,法律科目の演習書には,必ずしも解答例が付いているわけではありません。

ここで,ふと思い返してみると,高校までの勉強では,問題演習に取り組むときには,科目を問わずほぼ全ての教材に解答例があったはずです。

これを,高校までと大学との違いとか,法律学における解答は1つとは限らないといったよくありがちな理由で片づけてしまうのは至極簡単なことでしょう。

しかし,受験生にとっては,自分の書いた論文の答案がどの程度の評価を受けるのかということが最大の関心事であり,それは解説を読んだだけでは受験生自身にはなかなか掴めないものです。

したがって,自分の書いた論文の解答と比較対照する解答例のない演習書は,些か不親切だと思うのです。

というわけで,私は,解説だけでなく解答例の付された演習書を選ぶようにしています。


なお,解答例のない演習書の中で唯一の例外があるとすれば,それは『事例研究 〇〇』シリーズ(日本評論社)でしょう。

​​ ​​ ​​ ​​​​​​

なぜなら,司法試験の超長文の事例問題に対応しているだけでなく,それに対する高水準の解説が付いている質・量ともに申し分のない演習書は,このシリーズを措いて他にはないからです。

さらに,本書で取り上げられている論点は本試験で出題される可能性も非常に高いので,本書に取り組む価値は十二分にあると言えるでしょう。


次回は,参考書の選び方について。


それでは。





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Last updated  2018.12.28 14:20:00
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