むらきぃの司法試験受験勉強記

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シニア層@ Re:大村敦志『新基本民法7 家族編』[第2版](04/07) シニア層の知りたいことは、0896244450 …
もきち@ Re[1]:はじめまして(10/04) むらきぃさんへ 返信ありがとうございま…
むらきぃ @ Re:はじめまして(10/04) もきちさんへ はじめまして。 コメント…
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2018.09.26
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カテゴリ: 刑事訴訟法の教材
田宮 裕『刑事訴訟法』[新版](有斐閣,1996)588頁




著者は,1998年に立教大学を65歳で定年退職して亜細亜大学に異動しましたが,その直後の1999年1月に鬼籍に登りました。

その関係で,旧司法試験の考査委員は,永眠なさる直前の1998年までしか務めていません。

平成28年改正には対応していません。

本書は,1996年(平成8年)3月30日に出版されていますが,増刷の際にその後の法改正や新判例の動向を反映した補訂が施されており,著者が亡くなる直前の1998年(平成10年)12月現在の内容となっています。

したがって,大判明治37・6・27刑録10輯1416頁から最決平成10・5・1刑集52巻4号275頁までの判例が収録されています。


本書は,かつて​ 田口『刑事訴訟法』 ​と人気を二分していた基本書です。

著者は,アメリカの判例法に強く影響を受けた見解を採っており,憲法的刑事訴訟法としてのデュー・プロセス論を理論の基底に置いています。

したがって,「自己負罪拒否の特権」および「二重の危険」を独立した章で詳しく扱っている点に特色があります。

このような著者の適正手続主義ともいえる刑事訴訟法観は,本書冒頭の1頁から7頁までを読んでいただけるとその根幹の大枠を掴むことができると思われますが,他方で,そのような独自性だけでなく,本書が刑事訴訟法の“教科書”として卓抜した良書であることも特筆すべきでしょう。

たしかに,本書における学説の議論や判例は四半世紀ほど前のものであるため,今,本書を基本書にするのは難しいかもしれません。

しかしながら,判例・通説を基礎に据えつつ,原理・原則に立ち返りながら明快かつ簡明に刑事訴訟法を解説する本書の記述には,刑事訴訟法の根本の理解に資するという意味において,今なお大いに価値があると思います。

研究者からの支持だけでなく,受験生の間でも副読本として根強い人気が途切れないのは,本書が“教科書”として卓越していることの証左でしょう。

受験生は,基礎的な部分において理解が捗らない場合には,一度,本書を参照してみると目から鱗が落ちる経験ができるかもしれません。


次回も,刑事訴訟法の教材を紹介します。


それでは。





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Last updated  2018.12.13 13:15:01
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