むらきぃの司法試験受験勉強記

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2018.11.30
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前田雅英 編・青木英憲・藤井俊郎・丸山哲巳・峰ひろみ 著
『刑事訴訟実務の基礎』[第3版](弘文堂,2017)532頁


日本大学法科大学院教授の前田雅英教授の編集による教材。

編者は,長年,旧司法試験の考査委員を務めていました。

著者は,元学習院大学法学部特別客員教授の青木英憲弁護士,千葉地方裁判所部総括判事・同簡易裁判所判事の藤井俊郎判事,甲府地方裁判所部総括判事・同家庭裁判所部総括判事・同簡易裁判所判事の丸山哲巳判事,首都大学東京法科大学院教授の峰ひろみ教授の4名です。

青木弁護士は,司法研修所刑事弁護教官を務めていた経験があります。

藤井判事は,中央大学法科大学院講師を務めていた経験があります。

丸山判事は,慶應義塾大学法科大学院派遣教員を務めていた経験があります。

峰教授は,元検察官です。




本書は,法科大学院における刑事実務基礎科目の教材であり,法科大学院での使用を念頭に置いて作成されています。

一方で,予備試験受験者も増加していることから,その点も意識して,予備試験受験生を中心に法科大学院生以外で刑事実務基礎を学ぼうとする人が自学自習できるようにも配慮した内容になっています。

記録篇と解説篇の2分冊で,文書を作成する作業を学ぶ手掛かりを与えるという点に配慮して発展課題が設けられており,最新の第3版の改訂にあたっては,予備試験における具体的な出題も意識して設問等を追加し,それに対応する記述も加筆されています。


全15講で構成されているので,基本的には法科大学院の刑事実務基礎科目の講義において使用した方がよい教材でしょうが,解説が非常に丁寧なので,自学自習用の教材としても十分使えると思います。

私も,まだ使用してはいませんが,本書を基本書というか,刑事実務基礎のメインの教材として位置づけています。

ただ,事実認定に関しては,本書解説篇の第2講において事実認定総論が,第13講の一部において事実認定各論が扱われていますが,その分量は合計しても27頁ほどしかないので,若干,心許なく思えるかもしれません。

したがって,本書を刑事実務基礎のメインの教材として使用する場合には,事実認定に関する他の教材を併用しなければならなくなる可能性があります。

私が刑事訴訟法の基本書として使用している​ 『刑事訴訟法講義』 ​では独立した項目で事実認定も扱われており,また,​ 『刑事事実認定入門』 ​の初版も持っているので,今のところ教材の不足の心配はしていませんが,もしも勉強を進めていく中で必要性を感じたら,事実認定の参考書の購入を検討することになるかもしれません。


今回で,刑事実務基礎の教材の紹介は一旦おしまいです。





それでは。





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Last updated  2020.09.28 23:35:14
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