アイダ

アイダ

2008.08.02
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カテゴリ: 詩以前のコトバ
古いホテルのようなホテルの一室の古いホテルにあるようなベットに横になる。部屋全てと違い、シーツはなんの臭いもしない。
一向にアレが起きなくて目が乾き湿疹が増えるが、アレとは何なのか分からない。
ドアを開けずに、美しくない女が入って来て、体の上に覆い被さり、それでは間違えていると言い、手に握ったままだった鍵を奪い私のミゾオチにゆっくりと差し入れる。
ズブズブと軟らかいのは、鍵かミゾオチか。
倒錯した性的願望のアナロジーだろうか。と思っているが、探るように角度を替えて何度も出し入れはしないため、もっと非肉体的なメタファーに過ぎないと気付く。
鍵を差し込まれた同じリズムで体はベットに飲み込まれていく。
私はすっかり部屋から消えてしまうが、部屋と女は、部屋と女的に在り続ける。

彼はこことは違う場所で目覚めるが、ミゾオチの鍵はなくなっている、と知るだろう。
そこは彼女には全く知れない場所だが、ただ彼の鼻の奥に残ったこの部屋の臭いが、夏の臭いだと気付くだろう。







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Last updated  2008.08.02 23:21:34
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