タイトル曲の「Souled Out」が音を放った瞬間から、とてもPositiveな気持ちになれるアルバム。 次の「Taxed To The Max」は最初聴いた時「Dance To The Max」に聞こえ、おお、そんなに力いっぱい踊るなんて、なんてカッコいいと思いきや「がんばってがんばって稼ぐのに、いつも税金で右から左で取られて行くのさ。でも、その税金がどんなふうに使われているのか納得できる説明をしてくれるやつは誰もいないんだ。」というシニカルで真面目なメッセージだとわかった時は苦笑。 続いてスローぎみにうねり出す「Keep Comin’Back」。 一度聴いたら何度も頭に残ってしまうフレーズ。 続く楽曲も星の降るようなホーンセクションに彩られた名曲。 「Sexy Soul」では名の残るソウルシンガーの名前をそこここにちりばめ、ソウルの歴史に大いにレスペクトを払っている部分も好ましい。 小難しい理屈抜きで聴ける名盤として、是非、愛車に積んで行きたい一枚であることは間違いない。