籠やのできちゃった結婚実録

6）ついに出産！

■ついに出産！

ついに40週の時を経て、赤ちゃんと対面する時がやってきました！
壮絶な出産の記録をご覧ください。

◎出産時の状況
・2005年6月10日（金）午後4時44分に女児誕生　（妊娠41週1日）
・身長52cm、体重3,555g
・自然分娩、夫の立会いあり

◎分娩の経過
6月9日（木）
　17時　：　昼寝からさめると、うっすらと子宮の収縮が始まる。
　19時　：　子宮の収縮がはっきりしてくる。痛みはなく、おなかが規則的に張る。
　21時　：　収縮が10分おきになる。
　 0時　：　陣痛と思いつつも、様子を見ながら就寝。

6月10日（金）
　2:45　：　痛みで目が覚める。 5分おきに15秒ほどの陣痛。生理痛のような、鈍い痛みあり。寝ながら様子を見る。
　 5時　：　 5分おきに30秒～40秒の陣痛。産院に連絡。
　 6時　：　入院。看護婦さんによる診察。子宮口は3cmの開き。個室の陣痛室へ。
　7:30　：　朝食が出るが、気分が悪くてフルーツと飲み物以外は、ほぼ食べられず。　
　 8時　：　医師による診察。「夕方から夜の出産になるでしょう」とのこと。
　12時　：　昼食。ますます陣痛が強くなり、食べられず。陣痛のおきる間隔が狭くなってくる。
　13時　：　診察。子宮口4～5cmの開き。
　15時　：　ダンナさんが会社を早退して到着。痛みでうなされていて、ほとんど会話なし・・・。
　15:20 ：　水分不足で熱があったため、抗生物質入りのぶっとい点滴をうける。注射がブスブス3箇所も刺されて痛い・・・。
　　　　　　過呼吸ぎみで、指先がしびれる。（これは結構あせった）
　16時　：　子宮口8cmくらい。あまりの陣痛の痛さに、ベッドの上で大絶叫しつづける。
　16:10 ：　いきんだ拍子に破水！水風船が割れたような感覚だった。
陣痛、30秒～1分間隔。耐え切れず、いきんでしまい、看護婦さんに「まだダメ！」と怒られる。
　16:15 ：　陣痛室から分娩室に移動。このとき点滴が外れて大出血！
　　　　　　陣痛と陣痛の間に、小走りで分娩台に向かう。この時点で、赤ちゃんの頭らしきものを、下半身になんとなく感じる。
　　　　　　すぐにスタッフが4-5人集まり、分娩の準備へ。導尿、点滴のセット、足が汚れないようにカバーがされるetc.
　16:44 ：　10回ほどいきんだのち、赤ちゃん誕生！

出産後2時間ほど分娩台に乗ったまま、出血の経過を観察。
また、身体を拭かれた赤ちゃんが横に運ばれてきて、初乳を与える。

◎分娩室に入ってからの様子　～出産当日の手記より～

30秒程の間隔で次々と襲ってくる陣痛のためいきみたいのに、
「まだダメよ！ハーハーって息をはいて！」とか「目を閉じたら夢中になるから開けて！」などの注意をうける。
しかしこちらも痛いわ、過呼吸で手がしびれるわでパニック寸前。冷静になるのが大変だった。

陣痛の波にあわせて、2回深呼吸したあとに、いきむ。
「うー」など声をあげてはいけないということで、頑張って口を真一文字につぐむが、これが結構難しい。
かれこれ10回くらいいきんだ頃、赤ちゃんの頭が挟まっていると言われ、ラストスパートのいきみをかける。
すぐに発露（頭が完全に出て、中に戻らなくなった状態）して、呼吸法を「ハッハッハッハ」という短い呼吸法に切り替え。

何か、生ぬるいものが出てくる感覚。
でもこれ自体は、陣痛に比べたら痛くもなんともなかった。
そのあと少しだけ1回いきんだら、ツルッと赤ちゃんが出た！

出てきたばかりの赤ちゃんが、へその緒もつながったまま、私の胸元に乗せられる。
急だったのでうまく抱っこもできず、胸の上のシートにドンッと置かれる赤ちゃん。
なんだかその姿がカエルみたいで、思わず苦笑い。

とにかく、無我夢中で痛みに耐えたということが大きくて、目の前の赤ちゃんを見たとき、
「本当に人ひとり産んじゃったぁ・・・」と信じられない気持ちだった。
でもそのあと身体を拭かれてきた赤ちゃんが、私の胸に吸いついて力強くあごを動かし初乳を飲む姿を見て、思わず感涙。
「あー私も母親になったんだ」「すごい力で吸うんだなぁ」って。
とても嬉しかった。

◎陣痛の痛みについて
死ぬほど痛いとか、鼻からスイカを出すくらい痛いとか言われる陣痛。
強烈な腰痛と強烈な生理痛が、同時に襲ってくるというのがわかりやすい表現かな。
これが、始めはあんまり痛くもないのだけど、
だんだんと痛みと痛みの間の時間が短くなり、最後は息つく暇もなく痛みに襲われる。

個人的には、おなかよりも腰の痛みがつらかったなぁ。
痛くて痛くて、陣痛がくるたびに、腰を指で強く押してもらって痛みを和らげていました。
まぁ本当に痛いのは4-6時間くらいで、1日中痛いわけじゃないから、これから出産する方はご安心を！

■目次

1）妊娠発覚
2）迷い、そして決意
3）妊娠初期～つわりとの闘い
4）妊娠中期～初めての胎動
5）妊娠後期～産休＆出産準備
6）ついに出産！
7）冬の妊娠生活
8）周囲の協力の有無
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