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http://www.eagleeye-movie.jp/"EAGLE EYE"監督・・・D・J・カルーソー 出演・・・シャイア・ラブーフ ジェリー・ショー ミシェル・モナハン レイチェル・ホロマン ロザリオ・ドーソン ゾーイ・ペレス マイケル・チクリス カリスター アンソニー・マッキー ビリー・ボブ・ソーントン トーマス・モーガン イーサン・エンブリー、アンソニー・アジジ、キャメロン・ボイス ・物語序盤・ジェリー・ショーは一流大学を中退して以来、各国を転々として、今はシカゴのコピーショップで、しがない店員をして生計を立てている青年。ある日、ジェリーの元に、双子の兄イーサンが交通事故で急死したという訃報が入り、ジェリーは数年振りに実家に戻った。イーサンは米軍に勤めるエリート軍人で、二人の父も又、厳格な元軍人だった。意志が強く、何事にも迷わない兄と、いつも兄に助けられる愚図な弟、それが二人の関係だった。兄と最後に電話で話したのが三年前、父とも和解出来ぬまま、蟠りを抱えて自宅へと戻ったジェリー。父から渡された小切手をATMに入れると、殆ど文無し状態だった筈の口座には75万ドルの大金。そして自宅アパートには、大量の武器や軍事関係の品が届いていた。驚くジェリーの携帯電話へ、見知らぬ女の声で、直ぐにFBIが現れるので逃げよとの連絡が入る。事態が呑み込めず、狼狽していたジェリーは、突入してきたFBIに逮捕されてしまうのだった。一方、ろくでなしの夫と離婚し、息子サムを弁護士助手の仕事で育てているレイチェル・ホロマンも、見知らぬ女からの電話を受けていた。店頭のモニターに映るのは、トランペットの演奏の為、一人列車の旅に出た幼い息子の姿。電話の声は、指示に従わねば、息子は命を落とすと警告した。その後、捜査官モーガンの取り調べを受けていたジェリーの元へ、再び謎の電話が掛り、女は彼を強引に脱走させ、息子を助ける為、車を運転させられていたレイチェルと合流させるのだった。一度始まったら、最後までノンストップでしたね。画面の切り替わりが早いので、目がチカチカして、眠たくなってしまいました。でもそれは、単に私が疲れていたからでして、普通の人は眠くないと思います。笑。最初に、テロリストらしき人物を発見して、データ照合しても、本人である確率が低い相手を空爆するアメリカ政府。映像を観る限り、単にお葬式をしている一団で、コンピューターの解析結果からも誤爆の恐れがあると、長官は渋ったのに、大統領は攻撃命令を出しました。このエピソードが、この後に起こる全ての騒動の原因です。訳の分からないまま、謎の電話に振り回され、テロリストにされてしまう主人公達。ジェリー・ショーが選ばれた理由は判りました。レイチェルである必然性はあったかな?監視カメラが至る所に設置されているアメリカならではの映画ですね。でもあそこまでは無理でしょう。娯楽映画だから、多少現実離れした設定は許されると思いますが、時代を現在と定めるには、突飛すぎる設定で。近未来にしてくれたら、国の全てをコントロールできるコンピューターがあっても、普通に流せるんですけどね。個々の監視カメラや信号機、果ては湾岸地帯のクレーンまで、遠隔操縦できてしまうというのは苦しい…。そんなアナログな機械、ネットワークに繋がってないでしょ。マザーコンピューターを中心とした、国家的なネットワークが確立した世界でないとねぇ。ネタバレ炸裂ですが、追う方も追われる方も、結局同じ相手「アリア」に振り回されていた訳で。所謂、ジェットコースター・ムービーなので、観ている間は楽しいのですが、心に残るシーンも台詞も無く、暫くしたら忘却してしまう類の映画ですね。発想自体も、人間の役に立てる為に作ったコンピューターに、使う側の人間が否定されたり、支配されたりするというのは、随分昔からあるものですし…。コンピューターからすれば、プログラムに準じて行動しているだけなんですけど。マザー・コンピューターを軸に、逃げる側と追い掛ける側という、二つの正義が存在した点は面白いと思いましたが、如何せん、ネタが古い。(;一_一)少しだけ心に残ったシーンを思い出しました。ホワイトハウスの議事場(?日本なら国会中継で映る場所)に、徒歩で入ってゆく感覚が新鮮でした。議員しか通れない所なので、こういう景色が見えるのか、と。自分が双子の兄の代わりに、ギロチン作戦(ネーミングが…笑)の"ミニット・マン"となってしまったジェリーが、死を覚悟して、拳銃を持ったまま撃たれるのを待っていた所は好きでした。でも、実は怪我だけで生きてましたって…。表彰されて、ヒロインとも良い感じにって…。そんな無理矢理な大団円にしてしまうのか。でも"ミニット・マン"が死ななきゃ、アリアは停止しない筈では?観た直後でも記憶が曖昧で、疑問点がちらほら。
Nov 2, 2008
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"THE MOTORCYCLE DIARIES" 監督・・・ウォルター・サレス原作・・・エルネスト・チェ・ゲバラ『モーターサイクル南米旅行日記』(現代企画室刊) 出演・・・ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ、メルセデス・モラーン、ジャン・ピエール・ノエル、他。 ・物語序盤・ 1952年、アルゼンチンのブエノスアイレス。エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナは23歳、喘息持ちの医学生だった。エルネストは、29歳の陽気な親友アルベルト・グラナードと二人で、かつてから憧れていた南米大陸横断の旅に出ようとしていた。二人の旅を支えるのは、オンボロバイクのポデローサ号。二人は家族に見送られて、故郷を後にした。最終目的地は南米大陸北端のベネゼエラはカラカス。途中ガールフレンドのチチーナの実家に寄り、楽しい日々を過ごす二人。しかし殆ど装備や金銭も持たず、最初から無謀な計画だった為、旅行は険しい道程となってゆく。 チェ・ゲバラについての詳細キューバ革命で有名な"チェ・ゲバラ"の若かりし頃の旅行記を、忠実に映像化した作品です。"チェ"とはアルゼンチンで、相手に呼び掛ける時に使う言葉で、彼のニックネームになったとか。チェ・ゲバラに関しては、革命家として活動し、若くして殺害された人物という程度しか知りません。ですがこの映画は、彼の経歴などは知らなくても楽しめる内容となっています。楽しめると言っても、旅を淡々と再現したロードムービーなので、正直退屈な部分も多かったです。もう少し、各エピソードを短めに纏めてくれると、もっと観易かったのではないでしょうか。物語は医学生であるエルネスト青年が、彼の生涯の友となるアルベルト・グラナードと共に、バイクで旅に出立する所から始まります。「モーターサイクル・ダイアリーズ」と銘打ってあるので、バイク旅行かと思いきや、おんぼろバイクは途中で廃棄せざるを得なくなり、後は徒歩やヒッチハイクの旅になる訳ですが。出発前から明らかに、そのバイクでは目的地まで辿り着けないだろうと言うような、ぼろぼろのバイクなので笑えます。案の定、すぐに故障しますが…。何度も転倒したり、荷物をばら撒いたり、溝に落っこちたりと、二人の珍道中は傍目にも楽しかったですね。現実に旅した行程を再現したロードムービーなので、何か凄いエピソードがあるという訳ではありません。ただ、喘息の持病を持ちつつも、裕福な家庭に育ち、医学生として何不自由無い暮らしをしていたエルネスト青年が、各地を旅して、現地の人々と触れ合う中で、南米の置かれた現実を体験してゆくという、静かなテーマを内包しているだけです。序盤とラストで本人の言葉で語られているように、これは英雄の物語ではないのです。ただ一人の青年が、親友と共に、日常を離れた旅路で、それまでに感じなかった何かを得て、変化してゆく過程を描いた物語です。ハンセン氏病療養所での経験は、特に重点を置かれて描かれていました。川を隔てて患者を隔離する方法が、エルネストには国境や貧富の差が人々を隔絶している南米の実情と重なって見えたのでしょうか。規則の手袋も外し、患者と直に接し、誕生日も川向こうの人々と祝おうとした行動に、彼の人柄と情熱的な理想を感じました。この映画を観て、旅は頭の堅くなる前にするものだなと、つくづく感じましたね。人生の価値観を変える何かに出会えるのも、若き日の旅だからこそ。この旅で、医者の卵エルネストは、確実に革命家チェ・ゲバラの雛と変化したのですから。
Feb 16, 2005
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DIRTY PRETTY THINGS 監督・・・スティーヴン・フリアーズ Stephen Frears 出演・・・オドレイ・トトゥ、キウェテル・イジョフォー、セルジ・ロペス、ソフィー・オコネドー、ベネディクト・ウォン、ズラッコ・ブリッチ、他。・物語序盤・イギリス、ロンドンのとあるホテル。昼はタクシー運転手、夜はフロントで働くアフリカ系黒人のオクウェは、ホテルの常連の娼婦から部屋をよく見ろと謎めいた事を言われる。オクウェが調べると、便器に人間の心臓が詰まっていた。オクウェはホテルの支配人に警察に通報するように言うが、彼は逆にオクウェが不法滞在者である事を警察に知らせると脅迫してきた。一方、トルコからパスポートなしで政治亡命してきた若い女性シェナイは、入国半年間の就労が禁止されているにも関わらず、ホテルでメイドをしていた。そしてシェナイは周囲には内緒で自分の部屋をオクウェと共同で使っていた。彼女の夢は自由を手に入れ、従妹の居るニューヨークへ行く事だったが現実は厳しく…。 公開時から評判を聞いていて観たかったのが今頃になって漸く鑑賞です。全体的な感想は、「へぇ、そういう映画だったのか~」です。予備知識無しで観たものですから。少し面食らったのは、オドレイ・トトゥが主役だと思っていたのに、黒人医師のキウェテル・イジョフォーが主役だった事です。オドレイの方も準主役の大切な役どころでしたが。社会の底辺で暮らす不法滞在者を扱った映画なので、もっと陰惨なタッチかと思っていましたが、それほど暗くはありませんでしたね。題材としては、充分シリアスで残酷なお話なのですが。映画のトーンがわりとライトな雰囲気なので、題材の割に重苦しくならずに済んだ感じでした。この辺は、やはりイギリス映画だからでしょうかね。残酷なお話でも、一定の上品さは保っています。序盤からトイレで人間の心臓が見付かり、謎めいた幕開けです。何故、ホテルの客室のトイレに心臓があるのか?一体、どういうお話なんだろう?と、映画の中に引き込まれます。そして話が進んでゆく内に、このホテルには何かとんでもない秘密が隠されていると判ってきます。オクウェとシェナイの日常生活に、バラバラにスポットを当てつつ、少しずつ謎を明かしてゆく脚本が巧みですね。祖国で指名手配され、イギリスへ逃亡してきた、込み入った事情のありそうな真面目な黒人医師。トルコから亡命し、渡米する事を夢見る若い娘。二人に自由と安息の日は無い。異国の地で、自分を証明する為のパスポートを持っていないから…。インテリでありながら、ろくな仕事にも就けないオクウェと、法的に働く事が許されていないシェナイ。二人とも、どうしても果たしたい願望があるが、それを叶えるには、大きな代償を払わねばならない。二人はそれぞれ、どんな選択をするのか…?格別スリリングという程でもないのですが、移民という日蔭の人々にスポットを当てた、異色のサスペンスでしたね。大作ではありませんが、上手く纏めた秀作だと思います。オドレイがトルコ人というのは、少々違和感がありましたが、脚本が上手かったので楽しめました。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Dec 31, 2005
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監督・・・北野武出演・・・ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、寺島進、大杉漣、加藤雅也、渡哲也、他。 ・物語序盤・ヤクザ同士の抗争で、親分を殺害された山本の所属する組織は崩壊した。敵の組に鞍替えする者も居たが、山本は断固として意地を通した。結果、命の危険に晒された山本は、佐藤と名前を変えて、アメリカはロサンゼルスにいる腹違いの弟を尋ねて渡米する。麻薬の売人として生計を立てていた弟の自宅に転がり込んだ山本は、弟を殴打した取引相手を殴り倒す。その後、報復に来た男の仲間を全員射殺した山本は、弟と仲間を連れて、上部組織との話し合いの場に出向く。そこでもボス達を射殺した山本は、そのままマフィアのシマを乗っ取ってしまう。 嫌いじゃないんですよね、北野監督の作風。ただ映画館で観るには、少し静か過ぎるので、自宅でのんびり鑑賞したいタイプです。この映画は公開当時、世界に向けて、というような宣伝の仕方をしていましたが、実際鑑賞してみると、ハリウッド的な手法も取り入れつつも、完璧な北野作品でした。極限まで削った台詞と、ドキュメンタリーの如き長いカメラ回し。乾いた静寂と予告無しの暴力、そして死…。一作目から追い続けている、北野監督のダンディズムと死の美学が色濃く顕れていました。美学と表現すると、少し違うのかもしれませんね。彼は決して、死を美しいものとは捉えていないので。生と死は、とても近くにある。今この時を当たり前に過ごしている全ての人々の、すぐ背後に、若しくは眼前に、死は存在している。生命など、それほど危うく不確かなものなのである。同時に尊くもなく、いつ失われても誰も顧みる事もない代物…。命は何より尊いなどと嘯く世の偽善者達を、冷めた目で嘲笑する視線が感じられます。一方で、コメディアンビートたけしとしての部分も健在でした。ベタというか、シュールというか、彼らしいギャグが全編に散りばめられていて、ともすると沈みがちになる空気を絶妙なタイミングで浮上させていました。課題はストーリー展開の意外性ですかね。「死」を命題にしてしまっている事で、結末が自動的に運命付けられてしまうのです。これ一本だけ鑑賞するには悪くはないのですが、何本も彼の作品を観続けていると、常に同じという感覚を覚えてしまいます。でも同じテーマを撮り続ける監督が存在しても、それはそれで良いですけどね。
Aug 4, 2004
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12/14(金)より日米同時公開。"I AM LEGEND" 監督・・・フランシス・ローレンス 原作・・・リチャード・マシスン『地球最後の男』『アイ・アム・レジェンド)』(ハヤカワ文庫刊) 出演・・・ウィル・スミス、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャーリー・ターハン イーサン、サリー・リチャードソン、他。 ・物語序盤・2012年のニューヨーク。今から3年前、危険なウィルスが猛威を振るい、人類は呆気なく滅亡してしまった。軍人で科学者だったロバート・ネビルは、愛犬サムと共に、地球最後の人間として、ニューヨークで生き延びていた。彼にはウィルスへの免疫があったのである。日光の当たらない場所には、死滅を免れたものの、理性を完全に失った強暴な人間が生息していた。ロバートは昼間は短波放送を流して、生き残った人々が居ないかと話し掛け、夜は隠れ家でウィルスへのワクチン開発に取り組んでいた。しかし動物実験では一部成功したものの、捕獲した人間での実験では芳しい結果が得られない。リチャード・マシスンの古典的SF小説『地球最後の男』をウィル・スミス主演で映画化。これまで、「地球最後の男」(1964)「地球最後の男 オメガマン」(1971)として、二度映画化されています。 原作は吸血鬼物なのですが、今作ではその点は曖昧にぼかしてありました。日光を浴びると皮膚が焼けたり、夜間にしか行動できないという表現で、若干その名残はありましたが。今回の映画化では、ホラー色は削るという触れ込みでしたが、最終的にはホラーですよね、やはり。観ていて不思議だったのが、ロバートは自宅で電気を使っていたのですが、その電気は何処から供給されているんだ?という疑問。自家発電か?それらしいシーンは一切ありませんでしたが。燃料も、いつまでも残ってないしねぇ…。車も平気で乗り回していましたが、3年間も備蓄があるというのは、どうも納得がいかないのですが。他にも、可笑しな点は色々あります…。感染しているのが、人間と犬だけというのは何故?とか。細部は深く考えずに、ぼぉーっと観ていろって事なのかしら…。(^_^;)地球最後の男というだけあって、予想以上に静まり返った世界で、シーンとした映画でした。相棒と言えば、犬のサムのみ。だから現在の世界での会話は一切ありません。主人公の一方的な言葉だけ。街のレンタルDVDショップに並べたマネキンに話し掛けるか、サムに話し掛けるしかない…。サムは本名サマンサで、女の子です。てっきりオス犬だと思っていたので、軽いジャブを喰らいました。(~_~;)過去に何が起こったのかは、時折挿入されるロバートの回想シーンで理解できます。軍の科学者だったロバート。家族は妻と娘。そしてその頃はまだ仔犬だったサム。ウィルス感染で封鎖されようとする街から、脱出を試みるネビル一家。だが、最愛の妻と娘は…。因みに、娘役を演じているのは、ウィル・スミスの6歳の愛娘。インタビュアーから彼女の演技について訊かれると、べた褒めして、将来は素晴らしい女優になるだろうとご機嫌でした。しかしアナタは元々ラッパーじゃないか、ウィル。ミュージシャンになってほしいとは思っていないんだ。(^_^;)強暴なウィルスは、全世界に広がり、大多数の人類を死滅させた。生き残った者も多くは、人間の心を失った危険なモンスター(ダーク・シーカー)として、暗闇の世界に生息している。ウィルスに免疫を持ち、感染を免れたロバートは、昼間は街を車で走り、ラジオで自分と同様に、何処かで生存している人間が居ないかと、埠頭で待ち続けている。太陽が沈むと、廃墟の街は、最も危険な場所となる。光を嫌う凶暴な化け物と化した、かつての人間達が獲物を求めて、徘徊し始めるのだ。日が沈む前に、隠れ家に戻る事が、サバイバルの鉄則。奴等は人間性は完全に失っているが、知能は有している。群れを作り、獲物を発見すれば、追跡して居場所を突き止める。結果的に、落ち着く所はホラーでした。とても静かな、独特の空気を持ったホラー映画。中盤から終盤に掛けては、特にホラー的要素が強いです。奴等の運動能力は、通常の人間より、何故か発達しています。理性の箍が外れて、バーサーカー状態になったせいか?個人的には、そこそこ楽しめたので、満足はしましたが。しかし宣伝方法に問題ありです。タイトルを「地球最後の男」から「アイ・アム・レジェンド」に変更したのが大きい。このタイトルから、この内容を想像できるでしょうか?何も知らぬまま鑑賞して、こんな映画とは思わなかった、と驚く人が多いと思います。私も他の方から情報を戴くまで、これが「地球最後の男」を原作としている映画であるとは、露ほども知りませんでした。映画がそこそこ好きな者ですら判っていないのに、一般客に判ろう筈がありません。マシスンの「地球最後の男」が原作の映画ですよ!と、もっと明確に知らせてほしいです。因みに、会話は一切無いと書きましたが、それは中盤までです。途中からは、僅かですが人間も登場します。でもロバートは、孤独な生活が長かったせいか、頑なに心を閉ざします。もう少し彼が、他人を信用していれば、結末は変わったのにね。人気の無い街と静寂なホラーで、連想するのは、「28日後…」かな。勿論、こっちの方が、原作はずっと古いのですが。わりと短い映画ですが、実際の時間より長く感じます。正直、前半は少々かったるい…。汗。特にこの映画ならではの、何か!というものも無く、これは暫くしたら忘れてしまうなぁ。愛犬家の一人として、わんこが可哀想でした…。(T_T)犬が怪我をしたり、死んだりするシーンは、映画でも厭なのです。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Dec 6, 2007
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只今、全国ロードショー中です。 "DISTURBIA" 監督・・・D・J・カルーソー 出演・・・シャイア・ラブーフ、キャリー=アン・モス、デヴィッド・モース、サラ・ローマー、アーロン・ヨー、ホセ・パブロ・カンティージョ、マット・クレイヴン、ヴィオラ・デイヴィス、他。 ・物語序盤・ケールは作家である父と、とても仲の良い高校生だった。しかし釣りからの帰路、二人は交通事故に遭い、父は呆気なく逝ってしまう…。それから一年の月日が流れた。父の死から立ち直れないケールは、学業にも身が入らず、「親不孝者め」と耳元で囁いた教師を殴打して、裁判沙汰に。3ヶ月間の自宅軟禁処分を言い渡されたケールは、足首に行動範囲の半径30メートルを越えると、自動的に警察へ通報される監視装置を付けられる。暇を持て余したケールは、隣に引っ越してきた美少女アシュリーの部屋を覗き見したり、自室の窓から、双眼鏡で近所を観察するようになった。悪友のロニーも度々家を訪れては、アシュリーの水着姿を覗いて興奮している。そんな折、巷では赤毛の女性が連続して失踪する事件が頻発していた。ケールは裏手に住むターナーという怪しげな男が、ニュースで言われていたムスタングに乗っていた事から、彼が犯人ではないかと疑いを持つ。覗きを発見されたのが切っ掛けで、友達になったアシュリーも、ターナーの監視ゲームに加わって、三人はスリリングな遊びに夢中になるが…。 何はともあれ、前置き、長過ぎます…。実際観るべき所って、最後の30分くらいなの。これは脚本に、かなり難ありですね。この題材なら、もっとスリルのある映画に出来たのに惜しい。青春映画みたいな部分は、最低限度まで削って、犯人との息詰まる攻防戦を描いてほしかった。終盤になって、いきなり犯人が暴挙に出るというのは唐突過ぎましたね。序盤でビックリ・シーンあり。父と息子が仲良く釣りを楽しんで、車で帰宅する途中、乱暴な運転をする車に追い越されます。二人は携帯電話で、家に居る母(妻)と話しているのですが、前の車がいきなりハンドルを切ったかと思うとドカン!思わず、おおっ、と体がビクつきました。と言うか、個人的にはそれ以前に、大自然での長閑な釣りのシーンを観て、「ひょっとして私、入るシアター間違えた?!」と心拍数上がりましたわ。笑。この調子で、ガンガン飛ばしてくれるのかと期待していたら、そこからがダレダレです。青春映画みたいなノリが延々と続き、無意味な若者達の遣り取りで、時間の大半を浪費しています。いつになったら、スリリングな展開が始まるんですかー?と、観ていて些か厭気が差します。予告では「リセット不能の覗き見ゲーム」などと煽られて、如何にも殺人鬼との鬼気迫る攻防戦がメインであるかのように見せていたのに。蓋を開けたら、ガキの恋愛沙汰やおふざけと言った、おちゃらけたお遊びシーンが大半を占めていてガッカリ。スリラーなら、もっと他に描くべき要素が沢山あるでしょうに。怪しげな男との、ハラハラ・ドキドキの駆け引きは無いんですかい?もっとじわじわと、男が犯人であると確証を持てる経緯を書かないと、映画に入り込めません。折角、主人公が半径30メートル以内しか動けないという、美味しいネタがあるのに、それも活かし切れていない。隣のパパリンは退屈のあまり爆睡していましたが、敢えて起こすのも申し訳ない感じで…。取り敢えず金払ってんだからと、パンチ喰らわして起こしたけど、それからも随分、無駄な時間が流れて、寝かしておいてあげれば良かったかなと。(~_~;)と言う訳で、ラストの急展開は唐突極まりないです。デヴィッド・モース演ずるターナーは、ケールの告発を受けて、一度家宅捜査を受けますが、その結果、警察からシロとお墨付きを得られた訳ですから、あそこで敢えて暴挙に出る必要性は無かった筈。ターナー自身も口にしていましたが、ケールは既に"狼少年"と見做されていたのです。彼が今更、何を騒ごうとも、周りは信じない。母親のジュリーも、ターナーの家には、息子の行為を謝罪しに行っている訳ですから、そこに彼に対する疑念は一切無かった訳ですよ。それを何故、無理に襲撃するかな?ジュリー役の女優、草臥れた顔付きだったので判りませんでしたが、キャリー=アン・モスでしたね。 あと、いつも疑問なんですけど、アメリカって、プライバシーの観念薄いんですか?何故、どの部屋もカーテン全開なのかなぁ。笑。全部の窓を開けっ放して、着替えをするお姉ちゃんて…。露出狂ですか?「裏窓」の時代から、疑問も持たれる事無く描かれているから、アメリカ人の感覚はそんなものなのか?(^_^;)私なんて、部屋のカーテンを開ける事の方が少ないですよ。映画としては、期待していただけに、この内容には失望したというのが正直な感想ですね。B級と言えばそれまでですが、B級と一口に言っても、「おいおい、んな訳ないじゃん!」と絶えずツッコミ入れられる作品なら良いんですけどね。これはただダラダラしているだけで、B級マニアも楽しめねーって感じでしたわ。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Nov 26, 2007
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只今、全国ロードショー中です。http://rambo.gyao.jp/"RAMBO"監督・・・シルヴェスター・スタローン 第一作原作・・・デヴィッド・マレル 出演・・・シルヴェスター・スタローン ジョン・ランボー ジュリー・ベンツ サラ・ミラー ポール・シュルツ マイケル・バーネット医師 マシュー・マースデン スクール・ボーイ グレアム・マクタヴィッシュ ルイス レイ・ガイエゴス ディアス ティム・カン エン・ジョー ジェイク・ラ・ボッツ リース マウン・マウン・キン ケン・ハワード アーサー・マーシュ ・物語序盤・元グリーンベレー隊員で、ベトナム戦争で屈指の戦士として名を馳せたジョン・ランボー。しかし終戦後、帰国したランボーに居場所は無く、現在はタイ北部のジャングル地帯で、観光客向けのショーに使う毒蛇を捕獲して売り、ひっそりと暮らす毎日だった。そんな彼の元に、隣国ミャンマーで軍事政権の圧政と苛烈な迫害に苦しむ、キリスト教徒の割合が多いカレン族に、医療品などの救援物資を届けたいというキリスト教支援団が訪れる。リーダーのマイケル・バーネット医師は、ランボーに現地まで船を出してくれるよう要請するが、紛争地域に丸腰で踏み込もうとする無謀な彼等をランボーは相手にしなかった。ランボーを軽蔑して立ち去ろうとしたマイケルを制して、紅一点のメンバー、サラ・ミラーがランボーの説得に当る。必ず世界は変えられると訴える、サラの一途な思いに心を動かされたランボーは、無茶は承知でボートを出してやる事に。しかし目的地に着く途中で、船は海賊に遭遇し、有り金全部とサラを渡すよう要求される。海賊達を皆殺しにして窮地を脱したランボーに、何があろうと人殺しは許されない罪だと怒るマイケル。一団は現地に到着し、マイケルは帰りは陸路を使うので、ランボーの助けは要らないと彼を返す。村人に支援物資を渡し、医療行為を行っていた一団。しかしそこへ陸軍の襲撃があり、殆どの村人達は虐殺され、支援チームの白人達は拉致された。その後、マーシュと名乗る人物がランボーの元を訪れ、拉致されたメンバーを救出する為に雇った、5人の傭兵を先日彼等を降ろした場所まで連れて行ってほしいと依頼する。神の行いの肩代わりを、悪魔の手先にさせるのだと、鼻で笑う傭兵のリーダー。ランボーは案内を引き受けた後、独り剣を打ち、サラを救う為に戦う事を決意していた。第1作「ランボー」(1982)から数えて、4作目にして最終作となる「ランボー」シリーズ。1作目の原作はデヴィッド・マレルの「たった一人の軍隊」"FIRST BLOOD"です。前作となる3作目から、丁度20年目の公開。今回はスタローン自らがメガホンを取っています。暫く日本では話題にならなかったミャンマーの軍事政権ですが、思わぬ自然災害サイクロンの被害で、圧政が再びクローズアップされていますね。この時期に映画が公開になったのは、ミャンマーの置かれた現状に目を向ける、良い切っ掛けだと思います。映画だから過度に脚色されている部分もありますが、逆に映画では描ききれない、更に過酷な現実もあるでしょう。先日新聞の編集後記に、マンションで同じ階に住む男に若い女性が殺害された事件を受けて、まるで戦場のようだと書いてあったのですが、あれを読んだ時、吹き出しそうになりましたよ。今の日本レベルが戦場というのなら、本当の紛争地域は何と表現すべきでしょうね?この世の地獄?それ以上の言葉が見付かりませんが…。全く噴飯モノの超おバカな記者だぜ。脳天にナパーム弾でも落としてやろうか。(;一_一)一遍、ミャンマーに行って、現地の兵隊共に死ぬほどケツの穴掘られてこいってんだよ。そうしたら戦場って単語の意味が、よーく理解できると思うよ。笑。まあ、そんな余談は置いといて、映画の話を致しましょう。真面目な角度から語るのは、敢えてやめよう。戦争の残酷さや、独裁政権下における一般人への虐殺・略奪・暴行etc、帰還兵のPTSD問題とか、言い出したらキリが無いので。そんなもん、幾ら語っても答えは出ないし。
May 28, 2008
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"RESIDENT EVIL""RESIDENT EVIL: GROUND ZERO" 監督・・・ポール・W・S・アンダーソン出演・・・ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス、ジェームズ・ピュアフォイ、マーティン・クルーズ、コリン・サーモン、他。・物語序盤・近未来のアメリカ。ラクーン・シティーの地下に研究施設を有する巨大企業のアンブレラ・コーポレーションは、ハイブと呼ばれるその研究施設で、極秘のウィルス開発を進めていた。ある日、研究室の床に落ちて割れたウィルスの容器が原因で、ハイブ内にウィルスが蔓延するという事態が起こった。施設を統括するマザーコンピューター、レッドクィーンは非常事態を発令して、ハイブの出入り口全てを遮断し、感染を防ぐ為、内部の職員を皆殺しにした…。その頃、とある洋館で、一人の女性がシャワールームで目を覚ましていた。彼女は自分の居る場所が何処か、自分が誰なのかも思い出せない事に気付いた。そんな彼女の前に、突然警官だという一人の男が現れる。そしてその直後、今度は特殊部隊が洋館になだれ込んできて、あっと言う間に二人を取り押さえてしまった。隊長ワンによると、彼女はアリスという名の、アンブレラ社傘下の特殊部隊隊員であるらしかった。そして洋館は、ハイブへの極秘の入口との事である。アリス達は、ハイブへの侵入を試みるが…。 映画館で鑑賞して以来、二度目です。忘れかけていたストーリーや理解していなかった細部などが頭に入って、「アポカリプス」の鑑賞前のよい復習になりました。これ、世間の評判は今ひとつなようですが、個人的にはかなり好きでした。規模的にもB級である事は間違いないのですが、テンポも最後まで途切れる事無く、飽きさせない作品だと思います。今更言及するまでもありませんが、本作はTVゲーム「バイオハザード」(海外では既に使用されていた名称の為、"RESIDENT EVIL"と改題)の映画化作品です。私自身は、成功したゲームの映画化の一例として捉えています。要因はゲームが原作ながら、完全なオリジナル・シナリオを作り、映画そのものからゲーム臭さを排除した点だと考えます。ゲーム原作映画にありがちな、主人公が無意味なダンジョンをクリアしてゆくというシーンが省かれ、ストーリー展開に重点を置いています。とは言え、ゲームが下地になっているので、このゲームを全く知らない人には、単なるB級ホラーアクションでしかないという事も同時に事実です。ゲーム・ファンには、思わずニヤリとしてしまうシーンも多く盛り込まれているのですが、知らなければ普通のシーンでしかないですからね…。一ファンとしては、オープニングで"洋館"が出てきた時から、「わぉ、バイオだよ~」という興奮に包まれました。電車のシーンも大好き。やはりバイオハザードと言えば、あの傘マークの電車が無いとね。(しかし"傘"に"あらいぐま"に、結構恥ずかしいネーミングですよね…笑)ゲームではいつも手こずらされる厭な存在のゾンビ犬(ケルベロス)に、アリスが決めるカッコいい蹴りもクールでした。ゲームでは蹴り攻撃は出来ないので。まあ、モンスターが殆ど出ずに、ゾンビばかりという点は、確かに少々寂しいものがありました。監督が「バイオハザード」の熱烈なファンであると同時に、「ゾンビ」のファンでもあった為、オマージュとしてああいう形になったらしいのですが。しかしゲームでは序盤で出くわすモンスターが、ラスボスというのは、やはり物足りない気持ちが残りました。でも素直に楽しめましたので、あまり文句はありません。新作に期待しています。公開が待ちきれません。
Sep 5, 2004
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"ANGEL"監督、脚本・・・フランソワ・オゾン 原作・・・エリザベス・テイラー 出演・・・ロモーラ・ガライ エンジェル・デヴェレル シャーロット・ランプリング ハーマイオニー・ギルブライト サム・ニール セオ・ギルブライト ルーシー・ラッセル ノラ・ハウ=ネヴィンソン マイケル・ファスベンダー エスメ・ハウ=ネヴィンソン ・物語序盤・1900年代初頭のイギリス。エンジェル・デヴェレルは、田舎町の貧しい家庭で生まれ育った少女。他界した父の遺した食料品店で、母と共に生活しているが、自分は貴族の血を引いていると言いふらしている。上流階級に憧れるエンジェルは、近くに在る裕福な一家が暮らす豪邸"パラダイス屋敷"をいつも眺めては、貴族社会を夢想して物語を書き綴っていた。母や叔母は彼女に呆れているが、エンジェルは何れ自分は大作家になると信じて疑わなかった。ある時、エンジェルが多数の出版社に送っていた自作の著書"レディ・イレニア"に、一つの出版社が興味を示す。喜び勇んで初めてロンドンを訪れたエンジェルを迎えたのは、発行人のセオ・ギルブライト。著者を初老の婦人と思っていたセオは、16歳の少女が現れて驚く。セオはエンジェルに、誤った記述を訂正するなら、出版しても構わないと言うが、エンジェルはコンマ一つすら変える積りは無いと、頑なに自分の無知を否定した。セオの妻ハーマイオニーは、エンジェルが全てを空想だけで書いていると指摘するが、エンジェルは彼女にも傲慢不遜な態度を取る。可笑しな記述はあるものの、作品に惹かれるものを感じたセオは危険を冒して出版に踏み切り、エンジェルは念願の作家デビューを果たした。貴婦人のメロドラマを描いた処女作は、世の女性達を虜にし、エンジェルは瞬く間にベストセラー作家となり、夢に描いた通りの暮らしを手に入れるのだった。そしてパーティーで出会ったハウ=ネヴィンソン家の姉弟の弟エスメに、一目惚れするエンジェル。しかし彼は売れない絵ばかり描いて、借金を作って、女性関係にもルーズな困り者の若者だった。 オゾン監督初の全編英語脚本による映画です。オゾン監督にしては、非常に判り易いストーリー展開でした。極めて高慢で不躾なヒロインなのですが、何故かとても魅力的に感じました。強気だけれど脆さを併せ持つ、ダイヤモンドのような女性。彼女の激しさと脆さを本当に理解し、最後まで支え続けたのは、エンジェルのファンで秘書として働いていたノラ。エンジェルの最期の言葉が、かつて彼女が書いた小説のラストと同じなんですね。自分の生い立ちを恥じ、美しいものだけを見続けるエンジェル。理想の人生を生きる事で、忌まわしい過去を忘れてみせると。憧れ続けたパラダイス屋敷に住んでいた、アンジェリカという名の少女。"天使"と"天使のような子"の立場は、大人になって逆転します。アンジェリカの一家は破産して邸宅を手放し、エンジェルは成功で手にした大金で屋敷を買い、召使ではなく主になるという望みを果たす。運命が齎した皮肉な結末とは何かと思っていましたが、すっかり忘れた頃に、意外な形で登場するのですね、アンジェリカ。↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Apr 14, 2009
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"FAHRENHEIT 9/11" 監督、製作、脚本・・・マイケル・ムーア出演・・・マイケル・ムーア、ジョージ・W・ブッシュ、他。 ・物語序盤・2000年の大統領選挙で、ジョージ・ブッシュは、激戦と混乱の末にゴア候補を破り、第43代アメリカ合衆国大統領に就任した。選挙の裏側には、何やら怪しい裏工作があったようだが…。2001年9月11日、ニューヨークとワシントンをハイジャックされた旅客機が襲うというテロが勃発。テロの実行犯はオサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダと判明した為、ブッシュ政権はアルカイダが潜伏するアフガニスタンを攻撃する。しかしアルカイダの存在は何処かへ押しやられ、アメリカの矛先はいつの間にかフセイン政権下のイラクへと移ってゆく。 マイケル・ムーア監督作品を観るのは、「ボウリング・フォー・コロンバイン」以来2作目です。公開当時大変話題になった作品ですが、思い出したように今鑑賞しました。先日戦争の裏事情を描いた「ロード・オブ・ウォー」を観たので、これを観てみようと思い立ちまして。序盤でブッシュとゴア候補の対決が描かれていて、そんな事もあったなぁと思い出しました。あの選挙もかなり不透明な部分が多かったのですね。もしゴア氏が大統領になっていたら、イラクへの派兵は行われなかったのでしょうか。もしかしたら歴史が変わっていたのかもしれないと思うと、色々と考えさせられました。さてこの映画、初めの方は結構展開が難しいです。アメリカについて良く知っていないと、容易には理解できません。描いている内容は、要するに、政治と戦争は表裏一体であって、その背中同士をくっ付けているのは金であるという事です。国は正義の為になど戦争はしません。多数の人々、企業、国家自体が儲かるから、戦争を起こすのです。映画を観ていると、この基本的な事を、アメリカ国民のどの程度が本当に理解しているのか、とても不安になりました。本気でイラクが悪いから戦争を起こし、イラクでの犠牲は当然だと信じている人達が大勢居るのかと思うと、ぞっとします。戦争の構図というのも厭ですね。犠牲になるのは、どの国でも貧困層であるという事実。軍隊に入るしか、教育を受けたり、生活費を稼ぐ事ができない人々が、戦闘要員として駆り出されて行く。一方で戦争を鼓舞している上層階級の子弟は、決して戦場に行かない。まるで三文小説の筋書きみたいに、出来過ぎていて情けないです。この映画を撮る事で、ブッシュ大統領の再選を阻止したいと願ったムーア監督ですが、どの程度のアメリカ人がこれに賛同したんでしょうね?アメリカ万歳映画を観て喜んでいる国民なので、あまり期待はできません。日本人も大概バカですが、やっぱりアメリカ人て嫌いだ…。その"アメリカ人"というのも、何処から何処までが入るのか微妙ですけど。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Dec 24, 2005
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2/28(土)より全国ロードショーです。http://movies.foxjapan.com/australia/"AUSTRALIA"監督、脚本・・・バズ・ラーマン 出演・・・ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン、ブランドン・ウォルターズ、他・物語序盤・ 1939年、ロンドンの邸宅に暮らす英国貴族のサラ・アシュレイは、オーストラリアに行ったまま戻らない夫を迎えに、自ら遠い地へと向かう。しかし出迎えとして雇われていたのは、野蛮なカウボーイ"ドローヴァー"で、サラは自分の常識の通用せぬ世界に驚くばかり。更に、サラを待ち受けていたのは、キング・ジョージと呼ばれる原住民に殺害されたという夫の遺体だった。夫の持つ領地"ファラウェイ・ダウンズ"と1500頭の牛の相続人となったサラ。現地の有力者カーニーは、早く帰国したがっている彼女に、安値で遺産を買い上げる提案を持ち掛ける。しかしアボリジニの少年ナラから、夫の部下だったフレッチャーが、カーニーと結託して、牛を横取りしていた事実を知り、サラはカーニーと戦う事を決意する。ナラはアボリジニと白人の混血で、"クリーム"と蔑まれ、捕獲の対象となっている子供だった。自ら1500頭の牛をダーウィンの港まで連れ、軍に売り渡さねばならなくなったサラだが、牛追いの仕事を任せていたフレッチャーをクビにした為に、新たな牛追いを見付けねばならなかった。サラはサラブレッドの馬を報酬にドローヴァーと契約を交わし、彼の仲間の原住民と、ナラやアボリジニの家政婦、酔いどれ会計士フリンを加え、何とか頭数を揃えて、険しい道程を進む事に。 2時間45分と長丁場です。シリアスな大河ドラマならば、この長さは苦痛にならないのですが。何故かこの作品、お伽噺テイストに作られてます。オーストラリアで長く原住民を蹂躙し、辛酸を与え続けてきた白豪政策を、単なるネタとしてしか使っていない作風には、疑問が大きく残ります。重苦しくならないようにという意図なのかもしれませんが、映画の最後に、政府からアボリジニに対して、正式な謝罪がなされたというテロップを出すからには、観客に訴えかける真剣みが欲しいです。重厚な大作と成り得るテーマを豊富に持っているのに、それを全てドブに捨ててしまったのは、勿体ないとしか言い様がありませんね。枝葉を好い加減に済まさず、もっと確り史実を調べた上で、大人の鑑賞に堪える作品にしてほしかった。
Feb 2, 2009
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http://jojo-movie.com/監督・・・羽山淳一 原作・・・荒木飛呂彦 出演(声)・・・小西克幸 ジョナサン・ジョースター 緑川光 ディオ・ブランドー 水樹奈々 エリナ・ペンドルトン 磯部勉 ジョージ・ジョースターI世 小山力也 ウィル・A・ツェペリ 坂口芳貞 トンペティ 井戸田潤 (特別出演) 小沢一敬 (特別出演) ・物語序盤・19世紀末のイギリス。飲んだくれの男ダリオ・ブランドーは、帰宅途中、事故を起こした馬車を見付ける。持ち主は死んだものと金目の物を漁るダリオだったが、倒れていた紳士ジョージ・ジョースターが生きていると知り、慇懃な態度に。ダリオを自分と息子ジョナサンの命の恩人と感謝したジョースター卿は、彼の死後、遺児であるディオを養子として引き取り、実の息子のように愛情を注ぐ。少年へと成長したジョナサンもディオを家族として歓迎するものの、野心家のディオは彼に横柄な態度を取り続けた。そしてジョナサンの陰口を広め、彼を周囲から孤立させてしまう。更にジョナサンの愛犬を焼き殺し、彼と淡い恋仲にあった可憐な少女エリナまで陵辱するディオ。ジョナサンは激昂し、ディオに殴り掛かるが、父ジョージは逆にジョナサンの振る舞いを非難するのだった。 1987年に『週刊少年ジャンプ』で連載開始以来、空前のロングヒットを続けている荒木飛呂彦原作の『ジョジョの奇妙な冒険』。本作は、連載開始20周年を記念して同シリーズの第1部『ファントム ブラッド』を映画化したアドベンチャー・アニメーション。
Feb 28, 2007
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日記をサボっていて、スミマセンです。溜まった録画ビデオも、レンタルビデオも観ないといけないのに、ついゲームのスイッチを入れてしまう困ったちゃんです(笑)。「シャドウ・ハーツ2」。発売されたのは去年の四月だったと思います。ずっと値下がりするのを待っていたのですが、あまり安くなりませんでした。仕方なく購入したのですが、後からオフィシャル・サイトを覗いたら、来月3/10に一部内容を追加したディレクターズ・カット版がベスト版として発売されるとありました。なんだか、物凄く損した気分に…苦笑。このソフト「2」という位なので、前作があります。(実はその前に「クーデルカ」というソフトが存在するのですが。)ジャンルはRPGです。売りはアクション的要素を加味した、ジャッジメント・リングなるものです。時計のようなものが現れて、タイミングよくボタンを押せば、攻撃が成功したり強化されたりするというシステムです。これが戦闘以外の場面でも様々に利用されています。ゲーム雰囲気としては、「ファイナル・ファンタジー」に果てしなく似ています。少しショボくなった「FF」と思って頂けるといいです。「FF」がフルボイスなら、「シャドウハーツ2」は一部ボイス入りで、後はテキスト形式です。ついでにバカバカしい笑いとパロディに満ちています。前作では、終始シリアスだった「クーデルカ」との兼ね合いもあって、このバカっぽさに幻滅しましたが、この「2」では免疫が出来たのか、バカはバカと笑って流せるようになりました。ストーリーを少しお話ししますと…。時は第一次大戦下の1915年。ドイツ軍はフランスに侵攻していた。しかし魔物が住むと恐れられている寒村のドンレミの制圧は捗らなかった。そこへ派遣されたのが、カレン・ケーニッヒ少尉率いる小隊。村の教会に突入した彼等が見たものは、正に悪魔と呼ぶに相応しい化け物だった。そして小隊は隊長を除く全員が殺害されてしまう。混濁する意識の隅で、カレンは悪魔が人間に姿を変えて去って行くのを見ていた。という具合です。この"悪魔さん"が、前作の主人公で、今作もガラの悪さと全開のおバカさで、物語を引っ張ってくれるウルことウルムナフなのですが。ロシア人と日本人とのハーフの青年です。まあ、その辺は前作でご確認下さい。「2」という事で、細かい部分で前作を修正して臨んでいます。戦闘ではコンボ技が加わったりと、若干幅を持たせた感じです。その他、ムービー部分が大幅に増やされました。RPGなのでクリアには少々時間を食いますが、まったりとやるにはもってこいのソフトですね。だから、まったりやってる暇が無いんでしょって!
Feb 10, 2005
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11/19(土)より全国ロードショーです。監督・・・深作健太 原作・・・土田世紀 出演・・・窪塚洋介 熊川鉄矢 エディソン・チャン 水代元(ドン) 黒木メイサ 杉山エミ 山本太郎 金子優作 松尾スズキ、岸田今日子・物語序盤・熊川鉄矢と水代元・通称ドンは幼馴染で親友同士。森の中に秘密基地を作って、いつも一緒に遊んでいた。そんな二人の世界に、一人の少女エミが現れる。彼女は森の中の一軒家に両親と共に暮らしている少女だったが、生まれつき心臓が悪く自宅療養していた。鉄矢とドンは、エミと友達になり、それ以後三人は大の仲良しになった。それから数年が過ぎた頃。森林火災が原因で、エミの家が全焼し、父親が焼死するという事件が起った。警察は近辺をいつもうろついていたドンに容疑を掛け、彼は放火犯として刑務所に収監される。その後、成人した鉄矢とエミは交際するようになり、鉄矢はエミの心臓を治す為に医者への道を進んでいた。そんな彼の元に警察から、ドンが刑務所を脱走したという知らせが入る。 一言で表現すれば、「復帰作にこんな作品を選んで良いのか、窪塚洋介よ?!」という感じの作品でした。原作はコミックスなのですね。最近、漫画が原作の映画が矢鱈多いなぁ。良かった点を挙げれば、主要キャラクターの性格描写。鉄矢とドンの人間性の対比が絶妙だったと思います。医者というエリートの道に進み、愛するエミを恋人にしている鉄矢。端から見れば、全て満たされており順風満帆な人生を約束されているような人物だが、その内面は常に不安や苛立ちで波立っています。エミからの愛にも確信が持てず、その為に、ドンの存在を憎みすらします。いつも絶対に自分を責めず、全てを悟ったように、自分を許してくれた親友ドン。そんな彼に深い友情を感じつつも、同時に嫌悪感が走る。一方のドンは、早くに両親を亡くし、貧しい暮らしをしてきた青年。相手が思った事を感じ、それを絵にする特別な才能を持っています。常に自分の立場を理解し、多くを望まず、鉄矢やエミの為に自分を犠牲にしてきたドン。しかし心の奥底には、誰よりも熱い思いを持っています。この二人の心理が手に取るように分かりました。ただ問題はこのキャラクター達の背負った重みを台無しにしてしまう、脚本や演出の好い加減さ。ドラマがとことんシリアスに展開しているのに、ツッコミ所が満載というのは、かなり痛いですね。最初の内は、見なかった事にしようと自分に言い聞かせていたのですが、次から次へと、現実的に考えて可笑しな部分が出てきます。流石に黙殺しきれなくなって、中盤以降はドラマから心が離れてしまいました。例えば、ヤクザ崩れの金子が殺された時、遺体が安置されていた場所が知り合いの美容整形外科のベッドだったのには驚き(笑)。殺人事件なんですけど、警察は出てこないんですか?ドンは子供の頃から孤児みたいでしたが、どうやって自活していたんでしょう?この下、ネタバレっす。心臓移植のシーンにはぶっ飛びました。ドナー登録してたのか?それ以前に、脱獄犯よ、彼。何処の病院に担ぎ込まれたか知らんけど、心臓移植ができる程の大病院に都合よく搬送されたの?しかも心臓が小さいとは言え、大人の心臓を子供に移植するのは…。全ての符号から導き出される答えは、インポシブル!つーか、あのガキ、連続放火犯だぞ。何、めでたし、めでたしで締め括ってんだ?!これらに限らずラストまで、どう考えてもリアリティが無さ過ぎる場面が続きます。それでいて、確りシナリオは重々しいまま悲劇的結末へと突き進んでゆきます。そこまで無理な体勢から、泣きという投げを打ってきますか?あまりに強引な荒業に、私は笑ってしまいましたが、会場では泣いている方も多々おられました。皆さん、素直ですね~。窪塚洋介の演技は良かったと思います。複雑な過去と感情を背負う難しい役どころを上手く演じ切っていました。(バレエダンサーの"熊川哲也"と読み方が同じ名前というのは、個人的に失笑ポイントでしたが、これは原作があるので仕方ないですね。)対するドン役に、エディソン・チャンを起用したのには、正直、自分の中でも賛否両論真っ二つですね。確かに表情や眼力だけで、ドンの性格を見事に表現していたと思います。でも純粋な日本人役を、日本語のできない彼に演じさせるのは、無謀ではないでしょうか?寡黙な青年の役で、然程不自然さは感じませんでしたが、それでも片言の日本語は明らかに変です。演技力と頑張りは評価しますが、キャスティング自体に問題があります。山本太郎の出番は途中までですが、存在感は充分ありました。いつも自然体な演技が良いですね。彼の台詞の中で、「人間はゴミ箱。綺麗な心を持った者ほど汚されてゆく。」という言葉は胸に残りました。人間の心の弱さ醜さの表現は良かったけれど、重苦しい話のわりに、ディテールを等閑にしてしまった惜しい映画でしょうか。蛇足ですが、今回の試写会は観客全員にプレスシートが配られました。初めての経験で興奮してしまいましたよ。でもチラシ収集家としては、チラシも挟んでほしかったな。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
Nov 1, 2005
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http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/"WALL・E"監督・・・アンドリュー・スタントン 脚本・・・アンドリュー・スタントン、ジム・リアドン 出演(声)・・・ベン・バート ウォーリー エリサ・ナイト イヴ ジェフ・ガーリン、フレッド・ウィラード、ジョン・ラッツェンバーガー、キャシー・ナジミー、シガーニー・ウィーヴァー、他。 ・物語序盤・ 29世紀の地球。地球を汚染し尽くした人類は、ゴミ処理用ロボット"WALL・E"達を残し、遥か昔に宇宙へと去っていた。700年の年月が経ち、現在も稼働を続けている"WALL・E"は、たった一体。"WALL・E"はプログラムに従い、毎日黙々とゴミを集めては圧縮して、積み上げる作業を繰り返していた。長い時間を過ごす内、"WALL・E"の中には、感情が芽生えていた。唯一の生命体と思われるゴキブリを友に、ゴミの中から興味を引く物を見付けて、コレクションするのが"WALL・E"の楽しみ。"WALL・E"は今迄見た事の無かった不思議な物、即ち植物の芽を発見し、宝物の一つに加える。ある日、上空から大きな宇宙船が飛来し、中から白い卵型のロボットを置いて去ってゆく。白いロボット"EVE"は、周辺の物を調査している様子だったが、強力な武器を装備しており、友達になりたいと近付く"WALL・E"を攻撃する。しかし"EVE"も"WALL・E"が敵でないと認識し、二体のロボットは暫く行動を共にする。だが"EVE"に自分の宝物コレクションを見せていた"WALL・E"が、植物の芽を渡した途端、"EVE"は異様な反応を示し停止してしまう。本編開始前に、手品師と兎のショートムービーがありますが、あれは要らん。(~_~;)如何にもアメリカンな世界観で、日本人には合わない種類の笑いなんだな。さて、本編。声の出演とありますが、この作品、殆ど台詞がありません。ロボット達は簡単な単語は発せられますが、喋る機能が基本的に無いので。吹き替え版もありますが、あまり小さな子供さんだと、お喋りが無いので退屈してしまうかもしれない。パントマイム劇を楽しめる年齢に達している方が好ましい。私見ですが、そう感じました。他の方のレビューを少し読んでから鑑賞しに行きました。前半は文句無しだが、後半はな…という感じのレビューが多かったので、その積りで鑑賞。予備知識があった分、最後まで裏切られる事無く楽しめました。でも言いたい事は判ります。前半は本当に、無言の世界なんですよね。人類に見捨てられた地球と、数百年、黙々と作業を続けるウォーリー。この辺りの描写はとても魅力的です。大人が惹かれる見事な映像と静寂。それに比べると、宇宙に出てからの物語は、若干、子供向けになります。
Dec 12, 2008
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