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Oct 10, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日、井村君江先生の講演を聴く機会に恵まれました。


9月25日
兵庫県立美術館「神戸妖精講座」にて



【井村君江先生】

井村先生は「妖精」や
「妖精文化」(音楽、絵画、民間伝承などなど)の研究をしているかたです。

元々は大学でイギリス詩(オスカー=ワイルドなど)の研究をしておられ、



日本の妖精学の第一人者…とのお話をかつて聞いていましたが、
いまや世界における大家でいらっしゃるとか。

一年のうち半分は、イギリスで暮らしておられるそうです。


本屋さんでも、棚に行くと「妖精」についての研究書は
井村君江さん著or翻訳のものがほとんどだった印象があります。


【講演会の内容】
妖精に関する絵画、彫刻等の紹介には、60枚程度のスライドが用意され
先生が解説を交えながら見せて下さいました。

妖精に関する映画として、「チャーリーとチョコレート工場」や「ナルニア国物語」も話題に上りました。

広い意味では、ウォンカさんやウンパ・ルンパ族も妖精なのでは、
とのお話でした。


広い意味での妖精なのだそうです。

「そう考えると、妖精ってとっても身近にいるものに思えてきませんか?」
といたずらっぽく微笑まれる先生でした。


【先生の印象】

略歴には、大学院のご卒業が1965年とありました。


車椅子で静かに入場なさり、
「体が少し悪いので、失礼ながら座ったままでお話させていただきますね…」、と井村先生。

当日の朝、宇都宮を出て神戸までお越しになったと聞いていましたので、
お疲れもあるのではないかと考えました。

しかし、講演が始まると、
一転して生き生きと楽しそうに、
いろいろなお話を聞かせて下さる先生の姿がそこにはありました。

座っておられた時間も、実際はほんの少しだったような気がします。


講演後の質問コーナーでは、
1つの質問に対し
お話を広げてたくさんのお返事を返して下さいました。

「妖精の話を始めると、とまらなくなるんですよ」と
はにかむように微笑んでおられました。


講演終了後も、
「サインをご希望の方はどうぞ」と言葉をかけてくださいました。

片手が少しお悪いようでしたが、
一人一人とにこやかに、言葉を交わしながら
丁寧にサインをしておられた先生が印象的でした。

私も『妖精学入門』(講談社現代新書)にサインをいただいて帰ってきました。

感激です。


内容のすばらしさもさる事ながら、
先生の温かいお人柄を感じた講演会でした。





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Last updated  Oct 10, 2005 10:47:30 PM
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Re:【番外編】井村君江先生講演会【妖精学】(10/10)  
ash-tree  さん
わー、いいなあ。講演、とても面白そうですね。
うちにも何冊も井村君江さんの本があります。
本の語り口にもお人柄が出ているのか、独特のやわらかでのびやかな雰囲気があります。生でお話を聞けたなんて、うらやましいです。
トラックバックをいただいて、ありがとうございました! 井村先生のお話に私のつたない日記をトラバするのは気が引けるので、やめておきますね。。。 (Oct 10, 2005 11:26:28 PM)

こんにちは!  
まりえf  さん
書き込みとトラックバックをありがとうございました。
私は井村先生が今お住まいになっている宇都宮に住んでいるお陰で市の妖精講座に参加してたんです。でも、途中で父の危篤、他界があって行かなくなってしまいました。残念です。
先生は、本当に妖精が大好きでらして、ご自身の知識をなるべくたくさんお話したいと一生懸命ですね。講座でも毎回予定時間よりオーバーして、それでもお話ししたり無いというかんじでした。
その一生懸命さが、可愛らしいと言っては失礼ですが、そのお姿を思い出すだけでも、なんかジンワリきてしまいます。
世の中がすさんだりしてると妖精の世界もその影響を受けるのだとルドルフ・シュタイナーが言っています。
三輪明宏さんが「オーラの泉」で渡辺美里さんに妖精がたかってるという言い方をされてました。周りがあきれるほど可愛い物が大好きでとても純粋な心なのだそうです。もちろん渡辺さんには妖精は見えません。井村先生も見えない(妖精が作ったハンモックはみれたけど、そこにいる妖精たちはお嫁さんしか見れなかったのだそうです)けれど、きっと妖精がいつも近くにいるんでしょうね。
見えなくてもいいから、妖精がよってきてくれるような綺麗な気持ちの人でいたいものですね。
先生のご著書にサインをいただけてよかったですね!
トラバ返しさせていただきます。
ash-treeさんもトラバされるといいと思います。記事同士でしないと日が経つとさがせなくなっちゃいます。ash-treeさんのところにも遊びにいっちゃおうかな。ご縁を作ってくださって、☆絵本の王国☆さん、どうおありがとう~! (Oct 13, 2005 10:47:53 AM)

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