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先日、井村君江先生の講演を聴く機会に恵まれました。---------9月25日兵庫県立美術館「神戸妖精講座」にて---------【井村君江先生】井村先生は「妖精」や「妖精文化」(音楽、絵画、民間伝承などなど)の研究をしているかたです。元々は大学でイギリス詩(オスカー=ワイルドなど)の研究をしておられ、それが高じて妖精文化の研究に至ったとのことでした。日本の妖精学の第一人者…とのお話をかつて聞いていましたが、いまや世界における大家でいらっしゃるとか。一年のうち半分は、イギリスで暮らしておられるそうです。本屋さんでも、棚に行くと「妖精」についての研究書は井村君江さん著or翻訳のものがほとんどだった印象があります。【講演会の内容】妖精に関する絵画、彫刻等の紹介には、60枚程度のスライドが用意され先生が解説を交えながら見せて下さいました。妖精に関する映画として、「チャーリーとチョコレート工場」や「ナルニア国物語」も話題に上りました。広い意味では、ウォンカさんやウンパ・ルンパ族も妖精なのでは、とのお話でした。そればかりではなく、日本の妖怪や神話に出てくる自然界の神様たちも広い意味での妖精なのだそうです。「そう考えると、妖精ってとっても身近にいるものに思えてきませんか?」といたずらっぽく微笑まれる先生でした。【先生の印象】略歴には、大学院のご卒業が1965年とありました。私の母より一回りほど上のご世代だとお見受けしました。車椅子で静かに入場なさり、「体が少し悪いので、失礼ながら座ったままでお話させていただきますね…」、と井村先生。当日の朝、宇都宮を出て神戸までお越しになったと聞いていましたので、お疲れもあるのではないかと考えました。しかし、講演が始まると、一転して生き生きと楽しそうに、いろいろなお話を聞かせて下さる先生の姿がそこにはありました。座っておられた時間も、実際はほんの少しだったような気がします。講演後の質問コーナーでは、1つの質問に対しお話を広げてたくさんのお返事を返して下さいました。「妖精の話を始めると、とまらなくなるんですよ」とはにかむように微笑んでおられました。講演終了後も、「サインをご希望の方はどうぞ」と言葉をかけてくださいました。片手が少しお悪いようでしたが、一人一人とにこやかに、言葉を交わしながら丁寧にサインをしておられた先生が印象的でした。私も『妖精学入門』(講談社現代新書)にサインをいただいて帰ってきました。感激です。内容のすばらしさもさる事ながら、先生の温かいお人柄を感じた講演会でした。
Oct 10, 2005
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前回、『チョコレート工場の秘密』について書いたので、チョコレートつながりで。今度は日本の本です。『チョコレート戦争』著:大石 真絵:北田 卓史理論社(1999/02) ---------小学生の時、親戚の家で読んで→歯医者さんの待合室で読んで→両親に買ってもらった本、だったような。買ってもらってやっと、全編読み通すことができて満足だったのを覚えています。初めの方に出てくる、エクレアの描写がとてもおいしそうだった。話全体としては、あまり好みではなかった…※主人公が疑われたりしかえしをしたりする設定が、大人の厳しい世界が垣間見られる話ような気がして当時あまり好きではなかったのです。…ですが、エクレアの描写に惹かれて(笑)そして、ストーリーの面白さに惹かれて、記憶に残っている本です。ちょっと推理小説の匂いがした本。【あらすじ】※私の記憶に基づくものでありますゆえ、違っていたらすみません。町で評判のお菓子屋さん。その店のショーウインドウを割ったという濡れ衣を着せられる主人公達。彼らはその意趣返しに、ショーウインドウからチョコレートのお城を盗み出すという大胆な計画を立てるのだった。
Oct 7, 2005
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映画の感想、続編とその後。※下記、映画の内容を一部書いています。(ネタバレ)映画をこれからご覧になる方はご注意下さいませ。(ちなみに字幕版の方を見ました。)【感想の続編】ウンパ・ルンパ族のおじさま顔、仏頂面で黙々と、しかし見事に唄い踊る様に度肝を抜かれました。原作を読んだときのイメージと唯一違ったのはこの点です。でもいい意味で期待と違った感じで、あの唄とダンスを見られただけでも、映画を観に行った甲斐があったと思いました。-------【その後】親戚の小学4年生の女の子からメールが…「昨日、面白い映画を観にいってきたよ!『チャーリーとチョコレート工場』っていうの!ぜひ観てみてね!」あらあら、偶然^^この映画、シュールでブラックな面もある分100%楽しめるのは子供よりも大人の方が楽しめるのでは?と思っていましたが…なかなかどうして、子供が観てもしっかり楽しめる作品だったのだなぁ、と思い直しました。さすがに工場に入る時に人形が燃えるシーンは「アブない!!」と思いましたが^^;
Sep 25, 2005
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原作『チョコレート工場の秘密』 映画『チャーリーとチョコレート工場の秘密』【原作】 ロアルド・ダール作田村 隆一 訳てのり文庫、1988年--------小学3~4年生ごろに読んだと思います。実は1回しか読んでいないのに鞄ごと本を無くしてしまったという悲しい思い出が…^^;1度読んだきりの印象では、この本の持つ独特の風刺といいますか毒に当てられて、「なんか怖い本」という印象を持ったままでした。先日、映画を観に行って…長年のモヤモヤが解消!映画の演出のせいなのか?自分が大人になったせいなのか?「やっぱり、いい話だなぁ」と思うことができました。映画…大筋は原作に忠実に作ってあった気がしますが、どうでしょうか?もう一度原作を読み返してみなければ。今は新訳が出ているんですよねぇ?図書館に行けば、田村さん訳、あるでしょうか^^(当分は貸し出し中かな…)--------------------------【映画の感想】・原作を読んで「怖いよ~」という印象を私が持っていた箇所が、映画だとコミカルに、救いのあるような印象で観ることができました。原作では、「ブルーベリーになってしまう女の子」の箇所が一番怖かったです(>_
Sep 23, 2005
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カンけり小学校の塾の休み時間には、これが定番でした。
Aug 24, 2005
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昔の遊びシリーズ・その2。女の子はゴムとびが好きでした。小学校1~2年の時は、昼休みは毎日のようにこれをしていたような^^ゴム役の子が2人でゴムを準備します。2人に伸ばされた長いゴムは、さながらあやとりの時の糸のような状態です。「ゴムとび」だから、高いゴムを飛び越えるのかな…と思っていたら、さにあらず。ゴムを使って、いろいろと華麗な技が繰り広げられるのです。一段目をクリアすると、ゴムの高さが高くなっていきます。高さに応じて、技も変わって行きます。本当に色々な技を知っている友達が居て、教えてもらうのも また楽しかったような。私は1段目(足首にゴムをかける)をクリアしたところでギブアップしました^^;名前とかけ声しか覚えていないのですが、「レモン」という技がありました。どんな技だったか気になる…
Aug 22, 2005
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今日は番外編で、昔した遊びをなつかしんでみたいと思います。【番外編】アルプス一万尺手遊びの一種ですね。「アルプス一万尺」の歌を歌いながら2人で手のひらを合わせあったり、たたきあったり…親戚の小学4年生の女の子に尋ねたら、今でもみんなやっているそうです^^バリエーションとして、「みかんの花咲く丘」のバージョンもあり。------外国の歌に合わせて遊ぶのに、出だしは必ず「せっせっせ~のよいよいよい♪」で始まっていたところがまた面白かった^^応用編として、「せっせっせ~のみそラーメン」なんて言ったりしていました^^
Aug 22, 2005
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『ねないこ だれだ』さく・え せな けいこ福音館書店1969年----衝撃の表紙!衝撃のラスト!…幼い心にトラウマを残した作品です。というのは嘘ですが(汗)、かなり小さい頃に読んでもらったのに今でも深く印象に残っている本です。こわいよ~((>_
Aug 10, 2005
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『とっかえてよ』絵と文:相沢るつ子神戸新聞出版センタ-1981.5-----家で買ってもらった本です。くりかえし読んだ記憶があります。誕生日プレゼントで父が買ってくれたのかな?----「とっかえてよー」が口癖のいもうと(3才~5才ぐらい?)の成長を見守るおねえちゃん(小学校低学年くらい?)のお話です。-----「とっかえてよ」の話には、私も耳が痛い部分があります。ピンクの「キキとララ」の鏡と赤い「キティちゃん」の鏡。どっちがいい?と尋ねられ、始めは赤がいい、と言って選んだのに、やっぱりピンクのがよかったよ~と言って両親を困らせた記憶があります。(小学1年生の頃)その事件のあった頃と、この絵本を買ってもらった時期と、さて…どっちが先だったのかしら^^?
Jul 29, 2005
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『長いしっぽのポテトおじさん』上崎美恵子・作岩崎書房1984小学1年生の時に、夏休みの読書感想文コンクールの課題図書で読みました♪お話の詳細は忘れてしまいましたが(汗)、ポテトおじさんのあたたかさは今も心に残っています♪ポテトおじさんは犬さんです。主人公の女の子にだけ、人間の言葉で話しかけてきてくれるのです。章ごとに完結する、オムニバス仕立ての本だったと思います。おるすばんの話が特に気に入っていたような…^^ ☆絵本の王国☆発
Jul 23, 2005
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『あめふり~ばばばあちゃんのおはなし~』さく・え/さとう わきこ月刊こどものとも1984年5月号福音館書店から1987年単行本化------【本の紹介】(福音館書店公式ホームページより)ばばばあちゃんのシリーズの第3作。毎日毎日雨ばかり降り続くので、怒ったばばばあちゃんは雲の上の雷に向かって大声で言った。「ようし、こっちにも考えがあるよ」 ------【私の回想】雷様をこらしめるために唐辛子を燃やしてからい からい煙を空に撒く場面が印象的でした^^; この1冊でユーモラスなばばばあちゃんのファンになりました。「こどものとも」での偶然の出会いに感謝。同じシリーズの他の作品も読んでみたいです。----- もうひとつ福音館書店のHPから引用。 >>読んであげるなら 3才から >>自分で読むなら 小学低学年から
Jul 19, 2005
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『ハハハのがくたい~長谷川史郎(作) 「アラフラの女王」より~』さく:高橋 悠治え:柳生 弦一郎 月刊こどものとも(福音館書店)1985年3月号保育園の先生に読んでもらった本の中で、最も強烈な印象を私の記憶に刻んだ本。この本は保育園のみんなも大好きで、先生に何度も読んでもらいましたね^^やぎゅうさんの絵の独特なタッチは、後々の私の「お絵描き」にもインスピレーションを与えてくれましたし^^;たかはしさんのぶんしょうもみりょくてき。今でも手に入るのかな(・・?)-------「うみのうえで たいようは いつまでも のらり くらりさあ しずむのかね しずまないのかね」(↑プロローグ&エピローグより)「すなを ふむ ざっく ざっく あしおとふえのね たいこのおと」ある王国にやってきた、ハハハのがくたいがまきおこす珍騒動。「がくたいだと いうのに がっきが ないじゃないか」『ハハハ しんぱい いりませんよぼくたちは からだが がっきなんです』「てを たたけば てしんばる(中略)ほっぺをふくらませば ばぐほっぺぱいぷ」いろんな楽器の名前が出てくるところも、もの珍しくて面白かったです^^「バグパイプ」という楽器はこの本で初めて知りました^^話の中に出てくる「王国の新聞」もなにげなく面白い。メインの文章とは趣向を異にして、壁新聞のように見開き2ページで、小さな字で色々と書いてあるのです。そこを読み飛ばしても話は進むのですが、保育園のみんなで「先生、(新聞のところも)「読んで!」とせがんでいたのを覚えています^^-----やぎゅう げんいちろうさんの他の本『はなのあなのはなし』(福音館書店)1982年
Jul 16, 2005
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『やさしいたんぽぽ』作:安房直子絵:南塚直子小峰書店1985----小学校2年生の時に、読書感想文の課題図書として読みました。春の野原。エプロン。白いねこ。私の好きなキーワードが立ち並んで、冒頭から惹きつけられる設定でありました。ちょっと切ないラストシーンですが…これもひとつのハッピーエンドだと信じています。1992年には、小学校2年生の国語の教科書に採用されているようです。
Jul 11, 2005
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「てぶくろをかいに」出版社: 白泉社 著者: 新美南吉/作いもとようこ/絵 初版年月日: 1993年10月 小学生の時買ってもらった本。教科書にも載っていたのですが、いもとようこさんのさし絵がとても気に入って買ってもらったように記憶しています。「ねむれ ねむれ ははのむねに…」シューベルトの子守唄が出てくる場面がありました。小さい時唄ってもらった子守唄たちを思い出していたら、この本のことも 思い出しました。
Jul 10, 2005
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『トム・チット・トット/ちっこい ちっこい』1冊に2つのお話が入った本。小学3年生の時、友達の家で、友達と二人でくりかえし読んだ本です。リズムの良い訳で、音読するのが楽しくふたりのお気に入りでした。「ニム・ニム・ノット・ニム・ノット。お前の名前は トム チット トット」-------【出版社は?】●「トム・チット・トット」文 J・ジェイコブズ訳 吉田新一絵 スズキコージ小学館1978年検索ではこの本が見つかりました。おそらくこの本であろう!と思います。【その手がかり→絵がとっても印象的だった!】例えば ほっぺた1箇所にもオレンジや茶色やいろいろな色が使われていて、インパクトのある絵でした。スズキコージさんの他の本:『ガラスめだまときんのつののヤギ』を見た事があるのですが、記憶の上の画風がそれと似ているので、私の見た「トムチット…」もスズキコージさん画だったのでは、と思います。-----【印象に残っているシーン】この場面の絵が良かったです♪「うちの娘っこ~パイ5つ食った、パイ5つ食った♪」と わが娘のくいしんぼうさを歌うおかあさん。そこへ王様が通りかかったのであわてて「金の糸 5束つむいだ、金の糸5束つむいだ♪」と歌いなおします(世間体を気にして;)----【その後】「おお、そんな娘がいるのならぜひ私の城に来てつむいでくれ!」と王様。普通の材料から金の糸をつむぐよう言われた娘が困っているところへ現れたのが小さな悪魔。(この悪魔の名前がトム・チット・トットです)娘のかわりに糸をつむいでくれます。「俺の名前を当ててくれたら、仕事のお礼はしなくていいよ」というむかしばなしによくある「名前あて」の話ですね^^名前がわからなければ、恐ろしい運命が待っている…(>_
Jul 7, 2005
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『空飛び猫』~Cat Wings~作:アーシュラ・K・ル・グゥイン絵:S・P・シンドラー訳:村上春樹1993年3月講談社※作者は『ゲド戦記』のル・グゥインさんですね^^(ゲド戦記は残念ながらまだ読む機会に恵まれず…近々読みたいと思います♪)-------中学の終わりの頃、この本の出版を知らせる新聞広告が出ました。当時猫大好き♪だった私は、翼のはえた猫達に、すっかり魅了されてしまいました。「な…なんて可愛いの…!」今は猫さんも犬さんも鳥さんもニュートラルに(平等に?)愛していますが、当時は猫が好きで好きでたまらなかったのです。(マンション住まいなので飼ってはいませんでしたが)絵本の内容は、決して可愛いだけの話ではありませんでしたが…表紙を見ると今でも当時の思い(一目ぼれに近い気持ち)が甦ってきます。備考:シリーズ第2弾『帰ってきた空飛び猫』シリーズ第3弾『素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫達』---☆絵本の王国☆発
Jul 6, 2005
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『ももいろのきりん』作: 中川 李枝子絵: 中川 宗弥出版社: 福音館書店本体価格: \1,200発行日: 1965年7月1日先ほど調べてみて判ったのですが、『ぐりとぐら』の中川李枝子さんの作品だったとは知りませんでした^^私の大好きだった本の一つです。両親に買ってもらい、家でくりかえし読んでいました。~あらすじ~(わたあsお母さんからもらった大きなももいろの紙をキリンの形に切り抜いた主人公のるるこちゃん。クレヨンで目と口を描くと、ももいろのキリンは言葉を喋り、動き出しました!-----るるこちゃんとももいろのきりんの仲良しぶりが楽しい作品。私もこんな魔法の紙&クレヨンがほしいなあ…と思ったことでした。折り紙の時間で好きな色の紙を選ぶ時、いつも「濃いピンク色」の紙を選んでいました。この作品の影響か、当時私はももいろが世界で一番美しい色だと思っていたようです。
Jul 2, 2005
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『わたしのワンピース』えとぶん:にしまき かやここぐま社1969~この本の思い出~「母と私が一緒に読んだ回数NO.1」です。たぶん…^^;母に尋ねてもそう言うのですから、きっと間違いないデス♪私がよく読んでいた&読んでもらっていた時期:2~4歳ごろ◆あらすじ(私の記憶をたよりに:)まっ白な新しいワンピースを作ってもらった主人公(うさぎさん)。さっそくワンピースを着て お散歩に出かけます。お花畑を通ったら、あらふしぎ。ワンピースはお花のもように…(後略)◆ラララン、ロロロン…♪というフレーズがなつかしいです^^子供心に、ミシンへの憧れを抱いた本でもありました。☆絵本の王国☆発
Jun 30, 2005
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『100万回生きたねこ』佐野洋子さく・え講談社1977~この本の思い出~22歳の頃、商店街の小さな本屋さんで立ち読みしてぼろぼろ泣いてしまいました(恥)この本だけは、子供の頃よりも大人になってから読んだ記憶の方が鮮明^^;☆絵本の王国☆発
Jun 30, 2005
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こんばんは。今日からこのブログを書き始めます。テーマは「絵本」です。よろしくお願いします。---先日、地元の文化施設主催で「絵本をめくる旅」に参加しました。「絵本にまつわる施設やお店」をめぐるラリーでした。思い起こせば子供の頃、私は本が大好きでした。「私自身の絵本や児童書にまつわる幸せな思い出を発掘していこう!」というのが、このブログの主なねらいです。最近、私の友人達にも子供が生まれはじめました。「あの子におすすめorプレゼントするならこの本♪」なんて、すぐに思いつくことができたらいいなあ…というのが、第2のねらいです。☆絵本の王国~発~☆
Jun 30, 2005
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