Wyhappyの部屋

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中国の巻その6



 本日で仕事が終わり、今日は忘年会に参加させてもらった。この工場では職場単位で行事の費用が業績に応じて出るらしい。スタッフとワーカーに区別して行う部署もあるそうだが、この部では全員一同に会して同じことを行うようにしているとのこと。流石は伸チャンと感心する。

 バスでカンナンにあるボーリング場に行く。全部で60名を超えるメンバーを統率するのは大変である。王チャンは大きな声で靴とレーンを振り分けていく。靴は日本のものと同じであるが、汚いために靴下をくれる。女の子は履いていたが、そのままやることにした。助走レーンは滑り安く、転びそうになってゲームをした。伸チャンはシンセン日本人大会で優勝したことがあったらしく、隣のレーンで良いスコアーを出している。日本のように優勝者に商品を出すとか順位をつけるというのはやっていないようだったが、上手いスタッフもいた。2ゲームをやった後、レストランへ行った。

 このレストランは歴史を感じさせるところで、多分今までの中では一番格式が高いと思われた。ボーイの案内で20人程乗れるエレベータに乗る。エレベータの中は彫刻された模様が歴史を感じさせる。宴会場は一番奥にあり、カラオケができるTV、応接セット、麻雀卓などがあり、60人が一辺に食事できる広さがあった。客座というのがあるらしく、そこに座らされる。

 ウエートレスがTにビールを注ぎに来たら、いきなり王ちゃんが怒った。理由を尋ねると、中国メンバーが飲むビールは安いだけではなく、ちょっと胡散臭いらしく、日本人には飲ませられないと言う。我々のテーブルにはビンビールを用意させた。俺はすぐに老酒に変えたが、そういう気配りが嬉しい。
 伸チャンが挨拶をした後、我々も一人づつ挨拶した。Hが終わった後に、余興のつもりで、「この中でHとなら結婚しても良いと思う人がいたら手を上げて下さい。」と言ったら、李と言う女の子が手を上げてくれた。Hだけが困った顔をしていたが、誰も上げないと思っていたので、場は大いに盛り上がった。次々と出てくる食事は旨かった。

 そして、それからは中国独特の乾杯が我々のテーブルを襲う。次々とワーカーがビールや酒を注ぎに来る。お互いが一気に飲み干して、信頼感を高める行事だ。俺は始めから断って半分だけといって飲んでいた。しかし、伸チャンは全部飲んでいる。彼は初めての時に酩酊したらしい。今は強くなったのか、コツを覚えたのかは判らないが無問題である。Tも彼の量を超える相当量飲んでいた。後で地獄を見ることになる。その後は音楽に合わせて踊ったり、男の子は麻雀を打ち始めた。あっという間に時間が過ぎて我々は先に帰る事になった。名残惜しいが仕方がない。本当は皆と騒いでいたかったが、あの関門がある。

 翌日、王チャンから聞いたが、「ナベさんを残していっても良いか?」と伸ちゃんに聞いたら怒られたそうだ。その後、ワーカーは寮の門限に間に合うように帰宅したらしい。何しろこの工場ではワーカーが門限を破ると首になるらしい。スタッフは工場の周りの住宅に住んでおり、門限がないため夜中まで飲んでいて、全員がゲロを吐いて帰宅したらしい。(これは年1回の恒例になっているらしい)

 帰りのバスの中は陽気な声で一杯だった。ともかく、楽しい宴会だった。



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