わたしのブログ

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2006.12.12
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テーマ: 癌(3527)
カテゴリ: 健康
◇◆続き2◆◇

 手術の終了の知らせだ。
 いよいよ、手術の説明がある。

 父を見送った、クリーム色のドアの前で待っていると、ドアが開きスタッフの一人が、麻酔科の診察室に案内をしてくれた。
 その部屋は、診察室というより、小さな会議室の様で、テーブルと何客かの椅子が用意してあったので、3人それぞれ席に着いた。

 担当医は、まさに、手術が終わったばかりだったのだろう。
 手には手術用の手袋の白い粉がついたまま、重そうな青い包みを抱えて入ってきた。

 前回同様に、担当医はわかりやすく図を書きながら説明し始めた。

 浸潤は思いのほか広がっていた事、他の臓器にも浸潤しており、顕微鏡下でも癌細胞を確認したとの事。
 「もし、このままなにも治療をしていなかったら、1ヶ月はもたなかったであろう。」と言って、青い包みを開けた。
 その包み中にあるものは、まるで溶岩の様に見え、えらく硬そうな物体を呈していた。
 見るからに悪そうだった。

 説明後、母の落胆ぶりは酷かった。
 母を弟と二人で抱えるようにして、部屋を出た。
 その、後ろで担当医が、私たち姉弟も検診では胃カメラをする様にと勧められた。

 待合室には、弟のお嫁さんの御両親が待っていてくださった。
 嫁のお父さんが、「S君、気を落とさずしっかり!!」と弟の肩を叩き、嫁のお母さんが私の母を悲しみを正面から受け止めて、両手で母を抱きしめているのを見ていた。
 弟のお嫁さんの御両親のご厚意に甘えて、そちらのお宅に弟と母を泊めていただくことにした。






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最終更新日  2006.12.12 14:38:54
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