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対馬放火殺人事件は冤罪だと考えている人が沢山います。
そうだとすると、真犯人が野放しになっていることになりますが、真犯人は真っ当な社会人として、公序良俗に寄与しているのでしょうか。
そんなことはないはずです。
真犯人は、警察が無実の人を逮捕して以降、しばらくは次なる犯罪行為を思いとどまっているでしょうが、判決が確定すると、もはや、安全圏まで逃げ切ったと安堵し、次なる悪事に手を染めるのではないでしょうか。
どうせ、「警察は、大したことは出来やしない」と舐め切って。
皆さん方は、「冤罪」と言うと、誤って逮捕され、受刑者にされたり死刑囚にされたりした人達が可哀想だと仰います。
それはその通りなのですが、また、そのような可哀想な冤罪の被害者を一刻も早く救済してやるべきなのですが、冤罪は被害者を不幸にするだけでなく、治安を悪くしていることもご理解いただきたいと思います。
近年、治安が悪くなっていると感じている人の割合が急速に高くなっています。
平成29年に政府は「治安に関する世論調査」を行いました。
18歳以上の日本人3000人に対して「最近の治安に関する認識」を訊ねた所、
その回答の構成は次のようになったそうです。
よくなったと思う 8.1%
どちらかといえばよくなったと思う 27.4%
どちらかといえば悪くなったと思う 48.6%
悪くなったと思う 12.2%
わからない 3.6%
この調査結果から、国民の多くが、「治安が悪くなっている」、「犯罪が増えている」と肌で感じている現実が浮かび上がってきます。
経済情勢が悪化して貧困層が広がったから、そうなったのだという理由付けは、成る程、首肯できると思います。
でも、それでは、金銭目的以外の犯罪による治安悪化についての説明が出来ないわけです。
元受刑者の2人に1人がまた服役するという再犯率もここ数十年、大きな変動はありません。
だから、冤罪事件の真犯人が、警察を舐め切って、更なる犯罪行為に手を染めることが要因の一つになっていることを考慮しなければならないと考える次第です。
よく、警察の人は、パトカーで巡回するだけで犯罪の抑止効果があると言います。
勿論、原則は、その通りだと思います。
でも、パトカーで巡回しない時間帯は、どうなるのでしょうか。
いつ来るか分からないパトカーですが、パトカーが通過した後、当分の間は、犯罪者たちは安心し切っているでしょう。
それと同じことだと思います。
冤罪事件の真犯人たちも、無実の人が逮捕され、有罪が確定すれば、どうせ、警察は大したことは出来ないと安心し切って、次なる犯罪行為に走るのだと思います。
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