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そして、結界の破片を書いていて浮かんだ、一つの妄想。これは確実に春ちゃんに怒られるかなぁ~・・・乱鶯のネタバレあり。あのエンディングのその向こう。その彼方。そして、私なりのあのラストの解釈の1つの方法。*******************************************************************************************今日も鶴田屋は賑やかに営業中だ。客たちの笑い声と、美味いものの匂いと、そして、別嬪の女将の笑顔・・・でも、足らない。あの日から足らなくなったもの・・・「本当に、あの世っていうのは暇ですね!」「いっただろう、本当に暇だって。お前、信じてなかったのかいっ!」鶴田屋の奥、二階へと上がる階段に、図体の大きな男と、眼鏡の男が座っている。ニコニコと笑顔で、店の繁盛を見守っている。「う~ん、半分半分ってところですかね。でもいざ行ってみると、おやっさんがぷらぷら店に出てきてた気持ちがよぉくわかりましたよ」「ぷらぷらとはなんだい、ぷらぷらとは!俺は、あの時、ほんとうにお前たち二人のことを心配してだなっ!」一人、店を切り盛りしてる女将と、文句も言わず手伝ったりする常連客。主と、料理人が、いなくなり、確かに品数は減ったが、ここに漂う暖かい空気を求めて客たちは足を運んでくれている。「あの野郎、勘定ごまかしやがった!」すっと、階段から消えると、銭を置いて店を出ようとした男の傍らに立つと耳元でドスの聞いた低い声で『勘定お間違えですよ』とささやいた。男の周りだけ冷気が漂い、背筋が凍るような出来事に、「ああ、っと、間違えた、こ、ここに、お、おいておくぜ!」と、不足分を大急ぎで懐から出すと、店を後にしていった。「お前、やりすぎだろう、それは」と眼鏡の男が薄い鶯色の着物を着た方を咎める。「そんなことありませんよ。あれぐらいやっておかないと、次はタダ食い、と調子に乗るんですよ、ああいうやつは」「さすが、鶯の十三郎の親分。悪事に関しては厳しいな」「やめてくださいよ。おれは、源三郎です。その名前は、あっちに捨ててきましたから」すっと縄のれんのかかる入口から、調理場へと居場所を変えた。そっと風を吹かせて、竈の火を弱める。燗を付けるには、湯が熱すぎる。「やっと、少しは普通に笑えるようになった・・か・・・」忙しそうに狭い店を動き回っている女将を見ながら、主はそう呟いた。「どうですかね・・・。やっぱりせめておやっさんだけでも、たまには顔を見せてやった方がいいんじゃないですか?」「なんで、俺なんだよ。順番から言ったらお前だろう」「なんの順番ですか!?」二人が見つめる先の彼女が、笑っていてほしい。いつまでも。こっちに来ちまうその日まで、こうして護る。なんたって売るほど時間があるのだから。*******************************************************************************************あの人の最後にいう「守ります」ってこうなのかなぁって。眼鏡の主人が招き猫を動かせるのであれば、自分ならきっと何者からも彼女を護れるって思ってる。地獄で閻魔と大喧嘩しても、勝てる自信があると。嘘はついてない・・たぶん、そう思ってる。ずっとそばにいる。どういう形であれ。そしてどういう形であれ、護る。と思っている。守ってみせるって・・・。だから、あんなにさびしそうに笑って見送ったんだろうって。黒部様と刺し違ったのか、それとも捕縛され斬首なのか、そこらへんの過程はわからないけど。でも、あの人の「覚悟」は、そういうことなのかなぁと。でも、本当に、綺麗な花火だったなぁ・・・。
April 14, 2016
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結界シリーズ・・・事の発端は、ツイッターで回ってきた下の絵それが、左、古田に、右、粟根 タイプだよねぇ~からの派生。実際、七宝では、結界というか捕縛では印を結んでるので、左側っていうのは、イメージとして間違ってはない、かも。じゅんさんは、「結界?それって美味しいの?」タイプで、どうぞよろしく。そこに鶯で頭が悪くなっているものだから、妄想の翼が広がり続けて大変なことにwwツイートは色々と妄想が前後したので、流れをただすと急に結界の話。左の人、護るべき女に結界を張っておいてからの、自分はバンバン斬り刻んでるといいよね!え?!何の話?(笑)『(MPもHPも消耗するのに、クソっ)……ったく、仕方ねぇなぁっ!』からの結界発動でお願いします。そして、戦い後に女の方に『ごめんなさいm(_ _)m あ、あと、ありがとう…ございます』とかいわれて、『仕事増やすの、やめてくださいね』とサラッと退場して欲しい。だから誰の話?右側結界の人に後から『あいつが、結界を張って、戦うだと?』と動揺させて欲しいね。『あいつの腕なら結界などはらずとも敵を打ち払うことはできたはず。…なぜ?!』とか言って欲しい……七宝ですか?荒神父さん編ですか?なんだ、私の今日の妄想はっ!結界シリーズの続き? 『私情を挟むような真似をするなら、任務から降りろ。最初から人間を護るなど、我ら魔法族がすることでもない。ましてや最上級のお前が隊を率いる必要もないはず』な右側の人の問に『は?私情?ちげーよ、ただちょこまか動かれると面倒だったのと、敵に、ヤツが見えたまでだ』…え?【ヤツ】とは、川ちゃんが護衛する、なんか魔法族を堕ちた左側と対等な力を持つ、誰かです^^; 客演の誰かです(爆)(*^^*)ってか、もう、荒神じゃん!(笑) 荒神お父さんエピソードじゃん!で、いろいろすったもんだがあり、姫君、敵の手に落ち。・・ってからのさっきの破片の話を挟んで・・『【希なる望み】が希望なら、そのゴミのような望みを絶つ、【絶望】というものを貴女に教えてあげますよ』という敵首領に、『いえっ!あの方は私の暗闇の絶望の中でも輝く希望です』とかいう姫。あ、あの方は左側結界の人です。からの、荒神本編 になって、『俺の子?マジで言ってんのか、壷井、この弱さで俺の息子っ!』ジンを簡単にあしらって、蹴り倒して、『てめぇの護りたい女すら護れねような男を、息子にもった覚えはねぇなぁっ!』ズバッ!…ええ、急な荒神2ですけど、なにか?どんだけ、1枚の絵に妄想力発動してるんだよ!!!
April 14, 2016
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ツイッターの方で、妄想ダダ漏れになっている【結界シリーズ】?!ちょこっと長く書いたので、ブログの方に更新。設定としては・・・荒神パパ時代の話。パパと壺とボラの話。まったくの創作。まったくの妄想。本編に一ミリもそんな話はでてないし、パパがあの人だっていう設定もない。なので、完全に私の脳内で広がっている頭の悪い子の可哀想な話(笑) そして、いろんなのが混ざっています。七宝だったり、スサ3だったり、髑髏だったり?ということで、「ああ、つららちゃん、十三郎さまにやられて脳がおかしくなっちゃったのねぇ~」と思って読み流しください。********************************************************************************************************「なんだこりゃ?!」数多の敵と斬りむすびながら、ボラーが摘まんだのはガラスのように透明で、絹のように柔らかな、何かの破片の・・破片より細かい欠片のような微細なものだった。「結界の破片だ。やつが、あの姫君に張っていた結界の残りだ」斬っても斬っても湧いて出る敵を消し去りながら壺井はそう教えた。「結界?!こんなに薄い?」薄汚い敵が舞い上げる土埃の中に混ざりながらも、キラキラと暖かい光を放っているそれを見つめながらボラーは驚きを声にした。「ああ、そうだ。やつぐらいにしかできない芸当だ」結界は防御だ。防御レベルを上げるには、厚みが必要、それが普通の魔術のセオリー。だが、厚く作れば作るほど、中のものの行動は制限される。それが他者にかけたものならなおさらのこと。中に捕らわれたものにとっては檻になる。例え、それが己を護ってくれる防御システムだとしても大きな枷になる。離れた場所から、他所に結界を張り続ける。それだけも術としては高レベル。それに加えて、張られた人間に悟られず、行動を抑制せず、それでいて屈強である結界、そんなもの見たこともない。敵のスピードが幾分落ちた気がした。一人もがき苦しんでいるものもいる。きっと呼吸の中に含まれるあいつが残した強固な魔力を含んだ結界の破片が体の中から体を蝕んでいるのだ。こんな細かな塵でさえ、自分達に刃向うものには牙をむく。「わかってると思うが、この結界の破片は、姫君への道筋だ。ここで乱せば、あいつが姫君へとたどり着く手間を増やすことになる」「わかってるよ!【整理整頓】【出前迅速】だろ?】「違うっ!【迅速果断】だ!!」己の指針を言い放ちながら、少ないモーションで敵を粉砕していく。なるべく風を立てず、この煩わしい敵が彼女を護っていたベールを打ち消さないように。「「ったく、めんどくせえなぁっ!!」」彼女を護るために走り抜けて行った男の口癖をボラーと同時に叫んだ。本当に面倒くさい。この任務も、この結界も、そして、ヤツの彼女に向けた【想い】というやつも。
April 14, 2016
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いろんな感想をもつなぁ~と、SNS関係を見まわって思う今日この頃です。ブログ全盛のころより、簡単に感想が発信できるのですね。「展開が読める」=・・・そんなこと、いつもそうじゃん?!(笑)わたし、いつも思うんだけど、この「先が読める」っていう人って、なんでいうんだろう。ま、発言は自由なんだけどね。「おれの想像力を超えてくれ!」っていう気持ちなの?それとも、「展開が読める、おれすげぇ!」の強調してるの?!って穿った取り方をしてしまうのはわたしだけ、だろうね・・・「チケット代が高い」=お安いところに行けばいいんじゃん?(苦笑)とも思ったりする。確かに高い。1福沢オーバだもんね。でも、光熱費等もリアルライフで高騰してるからそれがチケット代に及ぶのもいたしかたないよね。まぁ、高い・・高いよねぇ・・・バブリーな天井知らずだ。あの芝居で5,000円にして、小さい劇場でやってほしいと思ったりもするけど・・もっとおじいさん&おばあさんになったらそうしてください(汗)劇場をあそこにする、セット等をあのレベルにする、と、福沢さんは超えるよね。チケット代に合わない芝居だった!っていうのは、それぞれの主観だからね、どうしようもない。1,000円でもくっそつまんない芝居を見せられるのは嫌ですもの。「古田をいのうえ歌舞伎の主役にするなら、違うやつがみたかった」えぇ~~、これが一番のえぇぇ~だった、snsの書き込み。もしかして、古田で、蛮とか朧とか観たかった?それとも髑髏みたいなやつ??実際、私としては、かずき先生の「国盗り物語」系は、お腹いっぱいなんだよね。GVGで五右衛門は目いっぱい頂戴したし。それ系の主役で演舞場のセンターなんて絶対にないしさ。あり得ない。古田やりたがらないし。10数年ファンをやっておりますと、なかなか新しい顔を観ることなんてないんですよ。でも今回の鶯は、今まで観たことない、なかなかに新しい「古田新太」であり、オンステージ。髑髏は一人二役だけど、今回は一人一役なのに二つの顔、っていう美味しさ。髑髏の時の一人二役はヤツへの罰ゲーム。タバコ吸って出落ちしたことへの罰ゲーム。なのに、鶯は罰ゲームでもないのに、終始、出ずっぱり。笑ったり、怒ったり、泣いたり、叫んだり、凄んだり、怯んだり、恋したり、思われたり、などなど可愛いわ、かっこいいわ、で、ファン感謝祭です。←なんのこっちゃ。「いつもの新感線と違って・・・」だからブラックだと言っているじゃないか!ww同じことをやれば「いつも同じだ」と言われ、そうじゃなければ「新感線じゃない」と言われ、とかくこの世は住みにくいWSNSで発信するのは自由だからね。私の感想も受け流してくださいね♪そんな芝居自体には全くの文句など持てない。というか、始まる前まで公式さんのいうことを信じない私な文句など言ってはいけない。ただ、文句があるとすると・・・もう、松竹さんだよね・・。もうさ、お芝居をのんびり優雅な一日のイベント!として考えたコンセプト止めようと!! こっちはさ、大阪小劇場上がりの劇団なんだよ。確かに、松竹さんにはお世話になってるし、いのうえさんは本家の歌舞伎も演出しちゃったりして、もう「小劇場あがりの劇団」枠じゃないかもしれない。ある程度集客も見込めるところかもしれない。でもさ、客層はいつも歌舞伎をご覧になられるような、優雅層じゃないんだよ。幕間30分もあってお弁当をどうぞ!じゃないんだよ!wその幕間の30分を15分にしてくれれば開演時間6時半にできませんか?終演時間って9時半までって決まってるんですか?平日公演が昼公演ばかりって、どーうかんがえても客層間違えてませんか?そんなにお弁当売りたいですか?!美味しかったですけど、うぐいす弁当。でもすんげぇ、小さいの!どこの優雅層の胃袋だ!!!何が言いたいかっていうと、「夜の部、少なすぎ!!!」 です
March 24, 2016
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結局毎週行ってんじゃねぇかよ、新橋演舞場。おいおい、何処のどいつだい、初日のチケット一枚しか持ってなかった野郎はっ!やいやい、公式様に向かって「古田が『超絶かっこいい』だ?! ふざけんなあの人はいつだって超絶カッコイイんだよ」とかいって、1mmも信じてなかったやつがこのざまかっ!・・・・はい、言い返す言葉も見当たりません、とはこのことです・・・ええ・・しかも三連休の2連チャンですし、しかも特の上の良席でした、両日とも。苦しいぐらいの良席。役者の表情も、しぐさも、視線の先も、手に取るようにわかるような席でした。50のおじさんがね、すごいのですよ。ま、初日がね、ユルユルなのはいつものことです。そんなの承知でチケット取ってますから、文句は言いません。初日からちゃんと作れ!とは思いますよ、思いますけど、仕方ないんです、新感線ですからね、しょうがない。『看板役者』って、伊達や酔狂で名乗っていいものではないですね。いや、伊達や酔狂で呼ばれている訳ではないですね、が正しいかな?十三郎であるときの空気感・緊張感と、源三郎であるときの空気感・緊張感の佇まいが見事です。丹下屋からあの人が帰ってくると、本当にホッとします。貧しいけどやさしい人たちがいる場所で笑っているあの人を見るとホッとします。源三郎でいてくれるあの人を見ているとホッとします。その後の哀しみを知っているから、余計にホッとします。そしてそのホッとしながらも、この人はもう表情一つ変えずに嘘をつけてしまう世界の人間なんだなぁと思います。お加代さんがいうように、「嘘をよし」としているのか、それとも「嘘や偽り、騙し騙されの世界にいすぎたのか」まっすぐに目をみて嘘がつける。そうあってほしいと思っているのだろうけどね・・、なんとも切ない。最初の頃よりも、居酒屋のシーンの笑いが多くなりました。新感線臭のする笑いではなくて、台本どおりなんだろうけど、やっているほうの方の力が抜けて馴染んだのか、ほんわりとした空気になり穏やかで、暖かくて、大切な時間が流れている場所になりました。その、穏やかで、大切な場所に、土足で入り込んできた奴等の存在を知った、そして、自分の過ちに気づいたときに走り出すまでの細かな表情がとてもよいのです。余計なことを話しすぎてしまったお加代を責めることはせずに、困惑と動揺と、後悔と焦りと、不安と過ちと、がどんどんと積み重なっていってしまうあの数分間の源三郎の表情が好きです。花道を50のおじさんが全速力です。そりゃ若者や美しい役者さんたちに比べたら見苦しい(苦笑)ドタドタしてるしね、足は細いけど最近痩せてるけど、でかいものはでないし、美形でもない。そんなおじさんが、全速力で走ることに意味があるんです。7年も足を洗って堅気として生きてきた男が、自分の行いを悔いるために、間に合え!と思いをこめて老体に鞭打って走るんです。そこに意味があるんです。殺陣も速さなんて必要ないんです。だって7年ぶりに刀振り回してるんですよ。そうじゃなくても十三郎は剣豪でも、侍でもない盗賊だ。しかも義賊を名乗って人を殺めない盗賊だ。そいつが、刀をもっていう「おめぇなぁ・・・。簡単に振り回していいもんじゃねんだぞ、こいつは!」になるんです。川ちゃんの殺陣付けが戯曲にしっかりあっているので、あの十三郎が斬れば斬るほどに切ない。一太刀、一太刀に、哀しみと後悔と懺悔と、怒りと憎しみが含まれている。何度でも言っちゃうよ♪「殺陣もアクションも、演技です」みんなに復唱してほしいわ、マジで。「殺陣もアクションも、演技の一部です」速けりゃいいってもんじゃねぇの、意味が必要なの、人を殺める意味を、血を浴びる意味を、屍をつくる訳が。古田にはいつも観えるのです、その沢山の訳が、理由が、彼の周りにある屍の山が。悪いほう、いいほう、どちら側だとしても、きちんと自分が斬り捨ててきたものたちの山を乗り越えてきてしまったという過去がきちんと観える。だから、凄い、だから好き。あ、ちなみに、一幕目の立ち回りのシーン。黒田様が現れるあの広間のシーンまで、役人でさえあの人は殺めておりません。あんな多勢に無勢な状況でさえ、自分のポリシーは曲げない。そんな男なんです。汚い手を使って腕をおり、足を刺し、目をくらませ、でも殺さない。そういう殺陣をつけてくださった川ちゃん、本当にありがとう。勝之助様を助けられずに、おりつちゃんが泣き叫ぶ中、花道を去るときの表情もものすごいです。ボロボロになった体に、さらに重い荷物を背負った顔。いままで、いのうえさんの演出でこういう感じの表情だけで終わらせるってないなって。かずき先生は何かを言わせますからねw ま、それがかずき先生なんだけども。その「何も言わない」「何も語らない」は、あの最期に一番出ているのだと思うけど。あの受け取り方は人それぞれ、しかも、その時々でいいんじゃないかなぁと思うのです。勘助さんが「あとはお前の好きにしなっ」と姿を消したように、あとはご覧になった方の好きなように想像すればよいのだと。なぜに呑気に黒田さまはいらしたのか、そういうことはこちら側の想像をもって完結させればいい。十三郎さんの表情になってましたけどね、哀しいけど。あの大好きな鶴田屋で、あんな険しい十三郎さんになってた。その刹那さだけでおなかいっぱいです。で、まぁ・・・その終幕の絵が綺麗なのよねぇ~♪ 気持ち悪いファンだから、居酒屋の壁にうつる影さえも綺麗とか思っちまいますが。おっと、すんげぇ、長文。次回は「忘れないうちに大好きな台詞を残しておこう」をお届けしますw
March 21, 2016
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毎日毎日、新橋に思いをはせてる、つららです。 そんなことになるんて思いもよらず、だったので手持ちのチケットは初日しかなかったので、大変です。 幕間で某サイトでチケットを確認して連絡をとり、終演後に返信に連絡をいれる。なんだこのデジャブ感。…いつぞやのコマ劇場の思い出。まだマチソワやってないだけ。それは体力的な問題と、所用があっただけっていう^^; あの時も信じてなかった頃だから(笑) ちょうど新感線の私の中での低迷期。特撮やら賢太郎やらに、うつつを抜かしていた時期。『てめぇの本妻はここだろがっ!』と頭をひっぱたかれた感じ。 今回は、あらすじにもピンとこなくて、去年のGVGが楽しすぎて、ブラックってどうなの?て思ってて、動かなかった。 去年のGVGが売れそうなメロディラインのA面だとしたら、今回の鶯は、アーティスト色が強く出てるB面。 (レコード世代じゃない人、ごめんなさい) 全身全霊で、アホで、小学生で、バカで派手なA面の、the新感線の後に、 全身全霊で、ヘビーで、大人で、まっとうな時代劇をかましてきた。 かつては、ラスボスは重鎮大御所俳優さんをご招待してきたけど、よくよく考えたら、もう充分劇団員で、まかなえる。 A面で、ブラにパンツをつけていた変態とオカマ野郎が、B面では、刃物の切っ先突きつけあって、己の生きざまかけて戦っている。 なんとまぁー、な劇団。 『いい声で鳴いてやらぁっ!』と、立ち回る、ほどほど苦みばしった老鶯は、枯れたわけではなく、技術をあげてヨロシイ声で鳴くのです。 歳をとったらできないことが増えてくるけど、こうやって歳をとったからこそ、魅せられることもある。
March 13, 2016
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もう今日は、カテゴリーはあえての 【古田新太】です *************** うわぁーーーー!!!!! うわぁーーーーーー!!! やろぅ、ぅめっ………絶命 あの盗賊は盗んでいきましたよ、 貴女のハートを! 的な!てーきーーなぁーー!!! 十三郎の登場シーン。 追っ手を振り切り、後ろを振り返ったその時の、 色シケ越しに見えた目がっ! 盗賊のお頭の男前なのったらありゃしない。 ひぃ!!と、悲鳴を発しそうになるのを小指を握りしめて激しく我慢! そして、鶴田屋でのお客との会話とかが、可愛さったらないよ。きっぷの良さ、がらっぱちな感じ、女将さんに頭が上がらない感じ、なんとも可愛い。 ゴロンゴロンしちゃうよぉ。 これからの悲劇を知っているから辛くもあるけど、やっと掴んだ、小さな幸せだったのに。 太刀持って、重いと言った顔がね。 守りきれなくて悔しそうに花道を去る顔がね。 ぁぁぁ、書ききれない。 まさかの、ここにきて、古田にキュンとさせられたり、胸を締め付けられたり、そんなことを思うなんてっ!
March 12, 2016
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いまどき、テレビでも時代劇をやらない時代に、こんなにきっちりと時代物をやれるところも少ない。人情喜劇じゃない時代物をやれるような劇団になるなんてねぇ~と思わざるをえないのです。新感線の風味を残しながら、その先の表現に年齢共に進化した。そんな【黒】ネタバレしまーす、注意ですネタバレしまーすよぉ~ 警告ですそして、若干ひどいことを言っています(汗)***************************ネタバレしてます*********「おれの周りの人の笑顔を増やすため」というようなセリフがありました。← お願いなので、脚本を売ってください。すっごいうる覚えなんだけど(汗) ← なので、本当に脚本を売ってください。それが今回の倉持脚本とかずき脚本の大きな違い。「ジャンプのように主人公は窮地に間に合って、皆を救う」なんてことはそんな簡単に起らないという、当たり前のことをちゃんと描いている。それがビター、【黒】いつもの新感線であるのなら、あの場面、使用人を刺す場面。あの布団の中は人形になっている。主人公が間に合って、悪人相手に大立ち回りして、ボスキャラ殺して、ボスキャラがなんかが「おれが消えても悪事は消えない」みたいなことを言い残して舞台の向こう側へと落ちていく。それがハッピーエンドで、少年ジャンプで、大活劇で、ザッツ劇団☆新感線 だ。でも、今回は間に合わない。悪い方はさらに上手で闇が深く、どす黒い。自分だけは綺麗な道を歩いているけど、その周りは血まみれで、死体の山だ。それを飴を舐めながらその道を歩いている、綺麗な着物を着て歩いているのだ。現実だってそうだもの。リアルのこの世界だってそうだもの。だから、劇場ぐらいはザッツ新感線のヒーローが欲しいっていう部分もある。でも、もう、やっている劇団員はオール40超え。看板俳優たちは50代。ザッツ新感線は客演の主役の若者たちに任せておけばいいのだ。番頭さんのように、劇団員が脇を固めることはあるけれど、劇団員が主軸となるときは、年齢相応のこんな新感線をやればいい。それに新感線が切り開いてきた「刀を振り回して、かっこいい芝居」のジャンルはいまは掃いて捨てるほどある(笑) それの最高峰で、最高級ではあるけれどね。その手のものは、そっちに任せればいいじゃんw 最高峰であることは重要だけど、それだけの老舗になっては面白味がない。と、わたしは思う。今回のあのラストの、背中を見て、そういう世代になったのね。とうっとりするばかりなのです
March 11, 2016
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なにから書き出したらいいのかわからないけど、終演後友人を感想を言い出した途端に涙が勝手に噴出した、なんてことはいまだかつてない。上演中泣いたことはある。ダダ泣きだって、号泣鼻水だらりだってある。でも、なんだかわからない感情を抱えて劇場を出たら、その感情を言葉にしようとした途端に勝手にぶわーっと涙が勝手に流れ出すなんていう現象はない。とりあえず、全方向に向かっての感謝と謝罪を(笑)こんな派手な劇団の新しいステージへの脚本を書き上げてくれた倉持先生。日頃の作風とは違うのに、よくぞ引き受けてくださって。本当にありがとうございました。そして、「大丈夫なんですか?」なんて疑って申し訳ありませんでした。他者から見たから・外部からだからこそできること。劇団員たちの使われ方。いつもこうだからこれ、こういう役が多いからこれ、ではなく、この役が必要だから、こう演技する。という至極当たり前のことなんだけど、役者としての技術がきちんとないとできないことをなんとなーく新感線はやってない。出来る人たちなのに、そういう風に役者を使ってない部分がある。【劇団】というシステムの名残りなのか。十八番的な役をずっとやらされる傾向がある。かずきさんが書くと余計にね、それは仕方ない。座付き作家だもの。そして、あんなにきれいで丁寧なセリフたちを紡いでくれてありがとうございます。伏線、描写、心の機微、移り変わり、悲喜こもごも、人物背景、生い立ち等々それを壮大に歌い上げるのが、劇団新感線の烏骨鶏、いや真骨頂!(BY ばってん不知火)だから長い、だから国家規模の話ばかり(笑)悪いものにも背負う何かがあり、あちら側にもあちら側の義があったりする。それを最後に主人公と対峙するときに謳いあげる。それがいのうえ歌舞伎。の通常の流れ。それが今回は全くない。何故に盗賊になったのか、なぜに殺生しない盗賊なのか、なぜに助けたのか、何故に甘いものが好きなのか、なぜに彼だけに見える存在なのか、なぜに・・なぜに・・その「なぜに」は観客が察するのです。役者たちの演技から、演出から、照明、音楽、効果舞台上にあるすべてのモノから観客が想像する。推測する。思いをはせる。これまたお芝居ならば至極当たり前のことなんだけど、新感線はそういう系じゃなかった。よく、いのうえさんが我慢したなぁって、頑張ったなぁって思いますよ。長いので、一旦・・
March 7, 2016
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おいおい、どんだけ放置だよ・・・その間にいろいろあった、ありすぎた。その【いろいろ】の部分は別の方で書いているので、ここでは、なし。今までどおり、ツイッターやFBで書ききれない、お芝居のことを残しておこうと思う。・・・と思わせる、乱鶯だったので。
March 7, 2016
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会社を休んで京都におります。 休むために月曜から木曜まで連日残業して、作業のマニュアル作って…。途中、休むのやめようかと思ったけど、ここでやめたらずっと休めなくなると思ったから、ふんばって。 そんなわたしを天気は誉めてくれて。風は肌寒いけど青空果てしなく、八重の桜は待っていてくれて満開キープ、レンタサイクル快調に上賀茂の斎王桜は…やっぱりすげぇ。あの大きさ、豊かさ、雄大さ、それでいて柔らかく、暖かく、さらに、美しく、艶かしい。 修学旅行のいる、観光客の少ない、桜客の一段落ついた、平日の京都。 極上の快楽。
April 20, 2013
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April 12, 2013
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もうすっかり葉桜だけど・・・3月23日に新宿御苑にお花見に行ったときにとった写真を・・・市ヶ谷のほうから入ったので、スムーズに入園できたのですが。中はものすごい人でしたね。ソメイヨシノも緋桜類も、しだれ桜も時期ずれるはずの桜がどーんと咲いちゃって。ミラーレス一眼女子増えたねぇ・・・と思いつつ。三脚を買ったので持っていったのだが、利用する場面が分からずww その前に去年学んだ玉ボケさえ思い出すのに四苦八苦している有様なのだが。水仙まで咲いてるしさぁ・・・。植物たちは春爛漫の装いだったんだけど、花冷えで寒かった。山吹と、雪柳と、桜と、梅?とのコントラストが絶妙な場所があって。「ここだ!!!」と夢中で撮っていたら、みんな考えることは同じでww 私の前に人が入り、その前に人が入り、みたいな有様になってました。で、ベストポジションと思われる場所だけ、芝生が剥げてて土が見えてたのには苦笑い。で、今回の桜撮影で一番のお気に入りはこの一枚。陽光だったかな。幹の根っこの方にしゃがみこんで上を見上げて撮りました。生憎青空バックにはならなかったけど。旦那に「アップばっかり撮るなよ」って言われたので、奥行き出ているかしら?帰りは、新宿門から出ようとしたらものすごい人の列。新宿三丁目効果でしょうかね。
April 12, 2013
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ついったーではなく、あえてブログに。お久しぶりです。お久しぶりの感覚に戸惑っている。【観にいけないのがツライ】大阪にいるあの人ではなく、中目黒の若造にだ、しかも。いつぶりだ??今頃、大汗かいて舞台駆け回ってるんだろうなぁ とか、ちゃんと台詞いえてるかなぁとか、段取り間違えてませんようにとか、心配したり、ニヤニヤしたり、忙しくて、気味が悪い。火曜日に幕が開いたと思えば、明日には千秋楽だ。仕方ない、やつは今、子供たちのヒーローだもの、まだ、次の日曜日までは現役バリバリの青いお兄さん。生身のヒーローショーを土日やって、その間をぬってこの膨大な台詞と段取りの翻訳喜劇の主役をやっている。ちょっと正気の沙汰じゃない・・・・。アラサー、がんばりすぎじゃない?ちょっと心配になるよ。呼ばれているうちが、忙しいうちが華というけれど・・・アフタートークで大人しい姿を見て、この一年間で一番大人しい静かな彼をみた(苦笑)この常軌を逸した上演が、彼の力、糧になりますように。お名前のとおりの、馬並みの体力が尽きることのありませんように。ちゃんと食べて、なるべく体によさそうな物を。そういえば、ヒーローで劇場の階段を駆け上がり、駆け下り、戦ってても息の乱れないのはすごいなぁと思ったわ。赤の子、かなりヘロヘロだったもの(苦笑)そういえば、今回買ったチケットにはサイン付のブロマイドが1枚つく。こういうのって皆さんどうしているのかしらね・・・。フォトスタンドを飾るような場所もない我が家ではどうしたものかぁ・・・と思ってとりあえず、高さがちょうどよかった本棚にはめ込むように立てかけてはいるけど・・・。グレーのスーツがよくお似合いで♪
February 7, 2013
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《譲ります》八犬伝 シアターコクーン2013年3月23日18時30分 開演S席 4枚(発券前にて、座席番号不明)ローソンチケット先行で当たりました。今のところ、4枚まとめて購入していただける方限定です。チケット代金の他に、手数料が一枚目あたり、815円かかります。(4枚なので、4倍です)発券前ですので、振り込み確認後、こちらからローソンでの引き換え番号をご連絡させていただきます。ご自身で発券お願いします。振り込み手数料はご負担ください。よろしくおねがいいたします。ご連絡お待ちしております。
November 20, 2012
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Twitterや、ラインばかりでは、ここの意味がなから、たまには更新。 三茶で、「すうねるところ」観劇。Twitterで、見知らぬひとに譲ってもらったの。よかった、悪い人じゃなくて。まだまだネットの海も捨てたもんじゃない(笑) 人間と、人間じゃないものの、物語。 死ねないことと、死んだように生きるのは、どう違うのか、どちらがいいのか、どちらが素敵なのか。どちらが楽なのか そんな事を、人間の子どもが大人になる直前の季節に選択する。あちら側にいくのか、こちら側であがくのか。 些細な台詞、暗示する小道具、それらが乱雑に散らばり、混ざりながらも、その【止まった時間】を形成する。 達者な役者さんの中で、よく頑張ってたとは、思うけどもっと、汚く、陰鬱に、腐っててもいいと思ったよ。あの【止まった世界】で、どうしていいのか、どうしたいのか、暴れて、壊してもよいと思う。君はお上手だからきちんと仕上げるからね。君がもっと、壊れてもあの先輩方はびくともしないと思う。まあ、演出家の意向もあるだろうけど。 そんな先輩方は…篠井さんの900年とか、【あぁ、そうですよね】と納得しますよね(笑) 萩原さんの伸びきったジャージの似合うっぷりはなんだろうね(笑) ただ、脚本が… あの震災後の脚本に多くある【あの出来事を越えてきた思いを!!】みたいな匂いが、好きではないです。どーして、そこに落としたのだろうかと。彼がこの場所から旅立つ理由は他でもよかったのでは?と。確かに忘れてはいけな出来事だし、今を生きている私たちは、あのとき命を落としてしまった誰かの為にも懸命生きなくちゃいけないかもしれないけど。それでも、この腐った世の中はあの震災の前だってあったはずだし。それを話の落ちにするのは、どうなのかなぁと思うのです。もっと違う、この腐った世の中だけど、生きなくちゃいけない、時間を進めなくちゃいけない理由はあるんじゃないかなあって。 まあ、そんなことを思いましたが、トラムの小さな空間に、日常っぽい空気の中には漂ういびつな感じはとてもよいものでした。
September 4, 2012
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かつて某劇団を見に行ったときに、今回みたいな話だったの。二つの国があって、それぞれが密偵を送って情報を仕入れたり、暗殺したり、そして長く敵国にいすぎて、本当の自分の居場所はどこなんだろうっていう話をみたの。そのとき、役者が脚本の弱さを補えるほど達者じゃなくて、達者で技量の高い役者さんの場面はとっても面白いのに、そうじゃないときは・・・みたいなことがありました。そんとき「すげープロットは面白いから、そのまま中島さんに書いてもらえば?」って冗談で言っていた。でも中島さんが書いたら、風呂敷大きすぎて、規模がでかくなりすぎて、しまったねって気持ちですね。舞台としての制約時間の中で両国の状況、葛藤、登場人物たちの状況、心情を書くのは厳しいよね。でも書かないと本当は物語が深くならないんだよね。外堀を埋めたり、作ったりすることで見える風景もあるんだけどね・・。設定が壮大になればなるほど、薄くなるさまざまなラインという感じが。先にも書いたけど、今回はすこぶるチケット運がよかったので、役者さんの視線の先、目の色の変わり具合、表情の差とか、手に取るように分かった。裏切り、計略、愛憎、陰謀、欲望、もろもろが絡み合う今回は、もうちっと小さい劇場がいいよねと。今回のキャストは、高橋さんの圧勝ですな。凄まじい威圧感。恐るべき外道感。バラエティーのおじさんと同一人物とは思えません。さきのところにも書いたキョウゴク側の葛藤がほしかったと思ったのと一緒に、ゴダイが独裁者として君臨し、古田・粟根・橋本・北村を従えていたころもほしかったなぁ。どうして彼らが、今なお彼を恐れていたり、崇めていたりするのか、4人のパワーバランスはどうだったのか。南に堕ちたキョウゴクとモロナオがなぜにあの上下関係になったのかも。ま、そこらへんは楽しい妄想タイムではあるけれど(笑) そう思えば昔みたいに糊代が多い脚本とも取れるかな。最近のカブキはギチギチだったからね。ゆえに、朧や蛮より好みなのかも。落ち着いた色合いの衣装。私は好き。キタの国の甲冑の下にきた綺麗な青い衣。今回のモチフーな桜をあしらったシレンの戦闘服。好き。高橋さんはすげぇ!は別として、藤原くん、やっぱりちゃんとしてるよね。あれだよ、あれとかあれとかとは、もう素材が別だね。そりゃーあれだよ、蜷川さんが見つけて磨いて鍛えて百戦錬磨のツワモノたちと戦ってきてないよね。体格が大きくないから、誠様(誰だよwww ま、あの人です)とかのような、どーっん!!と舞台で微動だにしない大樹のような感じじゃないけど、なんていうか、しっかりストップモーションのシーンでも舞台を保てる力はあるよね。あ、今回そういう映像的なシーン多くない??キタから旅立つときとか、罠と知りながらも隠れ家を出て行くときとか。シーンとしては止まるのに、いつものように音楽の煽り感が少なかったような気はする。サントラがないから耳でお持ち帰りができないから感じるのかなぁ・・・。いつもならこういうのを書いているときにはサントラガンガン流しなんだけどね。全体に今回は芯はあるけど揺蕩う感じ。作品的に敵が味方になり、栄国が廃国になる儚さみたいなことが主題にあるからかな・・・。やっぱり、サントラはほしいよね。後追いでもいいから販売してほしいわ。あ、話は逸れたが藤原くん。実際にみるのは、野田さんのオイル以来の2回目なんだけど、もう30歳なのね!! なにあの若々しくて、まっすぐで、無謀で、でも真剣に相手に対峙する眼差しの潔さは。そりゃあ、傷つき帰る場所をなくした殺し屋は堕ちるよな・・・。戯曲本を買ってこなかったので曖昧なのだが、ラギはきっと二十歳そこそこの男で、シレンは40代ぐらいの設定になるのだろうか?永作さんがね、かわいすぎるんだよね、本当に。戯曲にあるように、小さくて可愛くてさ。でもちょっと可愛すぎww実年齢的にはシレンの年としてもおかしくはないんだけれど、魔物のように可愛さをキープしてらっしゃるから(爆笑)藤原君との対比的に、あんまり年が変わらなく見えてしまって、年上の女性に憧れる感が薄い。だから親子です!って言われても背徳感、禁断感もちょいと薄い。そこらへんを補う、藤原君の苦悩っぷりが見事です。掴んでいたその手が、砂がこぼれるように落ちていく。守ると誓った、ずっと掴んでいると誓った手が離れていく。あの嗚咽。のど・・つえぇな。もう何ヶ月あの声だしてんだ。そしてその苦悩を受けてたつ高橋さんの迫力も。どんな状況になろうとも受け止めるその大きさ。脚本からの弱さ、不足さや、情報量の提供時間の制約は、役者が補うしかないのです。視線の端々、刀の振り下ろし、それらで感情を、状況を伝えるしかない。だから、ゴダイ様の強さは成立する。高橋さんの巧みさで確立する。受け取るこちらが汲み取れる情報をその体を通して、台詞以上の情報を提供してくれる。そして汲み取りたくなるような魅力を発散する。ま、わたしにとっては、古田もそうですけどねww 侍所の長として、キタの国随一の腕を誇る男の太刀筋に惚れるww無骨で実践的、確実に殺傷する太刀筋。力と技で生き延びる刀の振り下ろし。彼はなぜあの馬鹿の王に武芸を叩き込んだのか。どういう意図で彼を教育したのか。まだ測りかねておりますが。いつかくる覚醒のため?それともモロナオの躍進の最後の砦としてのため?昆虫図鑑にたどり着く彼の壊れた思考のきっかけになるためにも王様の母への愛がもうすこし出てたらいいのにね。好きだからら持ってるっていう幼稚な思考から繋がってしまった瞬間のキョウゴクの表情が見られる席でよかったよう。よくよく思えば、あれほど欲望を抑える役っていうのも珍しいかなと。抑えているうちに崩壊しちゃうのも。基本的には欲望に忠実な役が多いからねwwつづく・・・??
June 17, 2012
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久しぶり。ここは、どーしてもツイッターの文字数では出し切れないことを書く場所になってる。そして、ちゃんと残しておきたい場所か。えっと、久しぶりなので、最初にいっておく。ここは古田ファンのつららのブログです。古田贔屓のつららのブログです。大切なので2回言いましたよ。それをご承知置きの上、進んでくださいね。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::これだけの人間関係を、1本の芝居に仕立てるには、いろんなものを削ったのだろうと想像にできる。そして、主役は、シレンとラギの二人だ。彼らがいるほうが物語の主軸になり、彼らが動くほうが物語りの光の部分だ。なので、中島さんが脚本に載せない部分、または削られた部分、いのうえさんが立体化しなかった部分は、自分の中で妄想しようと思った。天魔王なら「足らないのなら、足せば、よい」 ですww 今から書くのはつららの脳内の「シレンとラギ」のsideK。踏みとどまり続けているうちに、内部が腐り、壊れていった男の物語。私は想像する。北に残っていた彼のことを。シレンが刺客として南に旅立ってから、彼は娘であるミサギと一つ屋根の下、一緒に暮らしている。下々のものがいるとしても、二人だけの生活だ。年をとるごとに、どんどんと美しくなっていく娘。そして、年をとるごとに彼が愛した最愛の妻に似てくる娘。自分を捨てて別の男に走った最愛のもの似ていて、そしてそれ以上に若く美しい娘。そんな状態の中で、自分の中で沸きあがってくる邪な思い。それを懸命に、必死に、それこそ死に物狂いで抑えこむ日々。そんな彼の気持ちなど知らずに、その娘は自分の兄を、兄以上の存在を尊ぶように慕う。彼は知っている。この兄妹が血のつながりがないことを。踏み越えてはいけない線などない関係だということを。その恐怖。また愛するものを別の男に奪われるかもしれないという怯え。そして渦巻くどす黒い嫉妬。そう、まるで妻が別の男を思っていた頃のように、愛するものが別の男へと気持ちが向かっているのを分かっていながら過ごす日々。踏み越えてはいけない一線を超えないためのギリギリの精神状態。だから彼は思う。彼女を女王にして、彼女を一生守る立場になろうと。彼女に最良の幸せを、地位を、創り上げようと考える。最高の権威に立ちながらも、彼を尊び、彼に頼り、彼を慕ってくれる彼女の存在を妄想する。ああ・・そうか、ダイナンが離れていてもお前のやっていることはわかる。と告白したことってここに繋がるかな。手前勝手に想像する。己の都合で己の欲望に従ってくれる、思ってくれる存在を構築する。そんな計画を見事にぶち壊した、シレンとラギ。知らぬこととは言え、自分が必死に耐え忍んで、踏ん張って守ってきたその一線を越えてしまった二人。そして、そうとは知りながらも、兄についていってしまったミサギ。そして彼に刃を向ける自分の前に、彼を守るために立ちはだかる彼女の姿。そりゃ、壊れます。何もかもぶち壊しですもの。最愛のものを守らせようと思っていた男に、最愛のものとの未来も計画も、彼女自身も奪われた。夢も希望も、欲望も愛情も、全部ぶち壊された。↑のような表現がちょっとでもあると、狂気へと突き進むキョウゴクの哀れさがもっとでるのにと思うのです。最愛のものがいると分かっていながら、あの矢を打てといった彼の心境。ほしかったなぁ・・・その場面。今回はチケット運がすこぶるよくて、結構前のほうでみさせていただいた。何が「ああ、壊れている・・・」って思ったって、死んでいる(仮死なんだけど)ミサギの顔にかかる髪の毛を、一本一本、丁寧にはらい、整えているの姿。死んでやっと触れられるその白い肌、艶やかな長い髪。蝋細工にして永久に保存しようという気持ち。そこからの「ミサギのいない世界など、なんの意味もない!」になるんだよね。↑上の部分がないから、なんとも手前勝手な男が、自分の計画通りにならなくてやけっぱちになっているだけに見えなくも、ない。主役がいる南の王国にスポットライトがあたるから仕方ないのだけどね。キョウゴクの苦悩が描かれたら、超えても地獄、越えなくても地獄。そんな泥沼の対比があったのに。そこらへんは、中島さんやいのうえさんのの弱さかなと。男女間の機微というか、生々しい雰囲気は基本的に出てこないものね。ということで、いったん更新。
June 17, 2012
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たまにはブログを更新しなくては。久しぶりに花組の面子の芝居を見に行きました。チケット系のメルマガに載っていて、いつもならあまり読まずに削除してしまうのに、たまたま目に留まった。「久しぶりに・・・行ってみるか」どうも、本家の劇団自体には馴染めなくなって、足が遠のいていた近年。久しぶりに見た、大井、八代、植本、桂、は相変わらず、仲がよさそうで、ほんわかした空気が舞台の上から流れてきました。初演は花組入団20周年記念公演だったということ、初演を見てない私はほとんどまっさらの状態で芝居をみました。4人が演じるのは、大正末から昭和初期にかけての20年を生きる四姉妹の物語。(正確に言うと、3姉妹+兄が結婚することによって義妹になった人の話) なのだけれど、その4姉妹の恋人や夫を一人二役で演じるという趣向。場面は、その姉妹たちが暮らす、暮らしていた、家の庭。白バラの咲く庭だけで展開します。初演と役柄を入れ替えたそうで・・・軍人に嫁ぐ、規律正しい 長女 初演 桂 → 大井妻子ある人を愛し、生涯庭を守る次女 初演 八代 → 桂夢見る文学少女から職業婦人になる三女 初演 大井 → 植本聡明さから政治活動かとなる義妹 初演 植本 → 八代想像してたのと違った初演。想像もつかない。脚本は時代時代をそれぞれ少しずつ切り取ったような形。我が子を出兵させることになった動揺や、日陰の道を選んだ強さや、恋心が芽生える瞬間や・・などなど。それぞれがその時々を懸命に、朗らかに、前向きに、生きている姿がとても気持ちよかった。そして、この物語、本当にぎりぎりのラインで終わる。日本が戦争へと邁進し始めるその直前で終わる。長女家族は満州へ旅立つ。政治活動をする義妹もまだ夢をみて進んでいる。そしてなにより、【華族】という地位がまだ健在だ。物語が進んだら、戦地で哀しい現実が起こるかもしれない、政治活動への弾圧は厳しくなるだろう、そして最終的には【華族】という制度は崩壊する。最初見たとき、この物語はどこまで進むのだろうと、不安になった。庭先でにこやかに笑っているこの姉妹たちに起こる物語はどこまで進むのだろうかと。でも、最終的には、私の知っている日本史の悲しい過去までは進まずに終幕になる。それを「甘い」とか「ぬるい」とか、いってはいけない。っていうか、わたしとしてはその悲しい過去まで描かれたら、ちょっと受け止めがたいなと。この四人のわちゃわちゃとした早着替えの面白さとか、丁々発止な感じとか、そこを楽しむのなら、そこまでの過去はいらないと思う。三越劇場とかでね、観る芝居じゃないんだしww仕事で、ホームで自殺するのか?と警備の人に心配されるような有様だった私には、このぐらいの柔らかさが心地よかったのです。そして、なにはさておき・・・・桂くんですよ!!!!!!斉藤さんの「ずっと好きだったんだぜ」じゃないですけどね。あいかわず、イカガワシイ。 あの腰つき、あの声色、あの後姿、あのにやけ面、あの指先、すべてが私が大好きだった頃の桂くんでした。お年は召したけど、なんだかあんまり変わってない。もう、気分は同窓会にいったら、昔好きだった人があんまり変わってなくて、相変わらず素敵で、ときめいちゃう!みたいな気分ですよ。最後のシーンで、一人庭先を見つめて、うっすら笑みを浮かべるシーンで、じーっとしちゃうは、キュンっとしちゃうわの大騒ぎです。大騒ぎの果てに、チケット大慌てで手に入れて東京千秋楽までいっちゃう始末ですけど(汗)そして、ブログまで書いちゃう始末ですけど。ああぁ~、楽しかった。そして幸せほっこりなのです
March 19, 2012
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雪は降らないけど、本気で寒いクリスマス。 皆が笑顔になれるといいよね。 ということで、私を笑顔にしてくれる、ヒーロー達に会いにいってきます♪
December 25, 2011
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ほんとうは、どうなることかと思っていたのです。本家は本当に知らないし、あらすじ読んでもなんとも??な感じだったし、あの格好だし、どーなるの?? って思っておりました。なんで、初日とみんなで忘年会を兼ねて見に行くKAATしかチケット取ってなかったの。が、が!! 信じてなかった私が馬鹿だった!!!もーぅ、振りきり方が半端ない!!やりたいっていったからには、とことんやらせてもらう!!の勢いがスサマジイ。伊達に半年、一年かけて痩せて体作ってない。誰よりも、そうさ、女性よりも、美しい網タイツ姿。美脚!そして白ムチ好きな私には、ボンディージにこっそり乗る白ムチお肉が愛しい。ありがとうCUBE、おへそまでよく観たぜぇぇぇぇ~本家好きな方がどう思ってらっしゃるか分かりませんが、まーーーー素敵。古田好きを長くやっているが、あんなに本気で、全総力挙げて、歌い上げている姿を観るのなんて何年ぶり?っていうか、あったかそんなこと??なぐらいだ。それがいい声。絶えずオネエ声ではあるが、綺麗に伸びやかで、おいおい、どうした?ヴォイトレとかいっちゃったのか?ぐらいの声量具合。歌だけじゃない、あのボンデージバリバリの姿でよく踊る。厚底ブーツでガシガシ歩いて、見事に踊る。ま、踊りはね、うまいのは知ってる。最近は偽東方何がしのダンスぐらいの時間しかみたことないけど(笑) あんなブーツでよくターンとか決まるよなと感心する劇場がもう一回り小さくてもいいんじゃないかと思うんだ。こまめにくだらない動きとかやってんだよね、やつ。ほかのキャストさんもそうだけど、舞台上でいっぱい情報があって追いきれない。やつの存在感を追っているといろいろ見落としあるんだろうなあ。あの初登場の時の客席のテンションの上がり具合。劇場中を掌握する力。なんだ、あれ。こんなところで、あんな格好で、なに本気出してんだ!!!って正直思ったwwそして、あんなまっとうな姿って、ある種、「キモっ!!」と。とりあえず、どうしようかなぁ、と思っている方。ぜひ劇場へ。こんな古田を見れるチャンスはそうないよ。あんなに本気な歌をセンターでバーンッ!!!と聴けるチャンスはもうないと思うよ、あんな格好だけどね。そして、なるべく前のめりで楽しんだほうがいい舞台です。踊りたいと思ったら踊りましょう!「えっ・・ちょっと恥ずかしいかも」って思っていると、ちょっと損をしますよ。同じアホなら何とやらですから。以上、古田に特化したロッキー感想。よーし、是が非でもサンシャインにいく!
December 21, 2011
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とうとう、一眼レフを私用(旦那用に?)に購入してしまいました。お金ないのに(汗)京都の一人旅の時に持っていって「もっと技術的に覚えたい!」と思って、でも一応<旦那用>のカメラ。旅行にも<借りて>持っていっている感覚。だから触るのもなんとなく恐々。二人でカメラを出かけるときには、構図や対象を決めるは私で、実質撮るのは旦那様。撮ったものを液晶で見て「もっと明るく」とか「もっと白っぽく」とか、文句を言っていただけだった。だからカメラ本体の動かし方、撮影の仕方は全然わからなくて、一人で出かけるとイライラしたり、ウグウグしてたのです。ネットで綺麗めなkissのx4の中古を購入して、それを旦那に使ってもらって、わたしは使ってきたx3を使うことになりました。近くの植物園に行って、見ごろが終わりかけのコスモスとダリアで、実地講習 やばい、やっぱり、楽しいな、カメラ。
October 15, 2011
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『奇ッ怪 其の弐』【作・演出】前川知大【出演】仲村トオル 池田成志 小松和重 山内圭哉内田慈 浜田信也 岩本幸子 金子岳憲友達に誘われた、という珍しい形での観劇。世田谷パブリックシアター。ビルの1階で珈琲豆の安売りをしていたので、建物全体が珈琲の香りがしていた。面白かった。本当に面白かった。夏に、怪談?みたいなノリを想像していた。まぁ、人在らぬものが出てくるので、怪談なのかもしれないが、それだけではないものをたくさん感じました。チラシの裏にある、作家の前川さんの言葉の中にもし友人が席を立たないなら、まだ話が残っていると思った方がいい。同じように、目の前に死者が現れたなら、逃げ出さずにこう言うべきです。「話があるなら、聞きますけど」芝居は、ある廃村から始まります。何かの事故によりその村の村民は一夜にして全員死んでしまった、廃墟の村。そこにある神社で話しが始まります。その村から東京に出て暮らしていた男、その神社に居座っている男、そしてその土地を再開発しようとしている男たち。その背後には言葉を話さないものたち。劇中には、事故死した息子が臓器提供のドナー登録をしていてその提供した臓器を狂ったように探す母や、見殺しにしたと思っていた男の亡霊に付きまとわれる男や、自殺を図った妻とその病にとらわれ続ける男、そして、その村が廃村になる前の夜の話。あの大震災後、私は、残された側と、逝ってしまった側をよく考える。残された私たちは、望まずに逝ってしまった彼らの為に何ができるのかと思う。その村が廃村になる前、新しくこの村の住人になろうとやってきた新婦は新たな命を体に宿していた。その村の若者は新たな村の産業を、復興を考えていた。もしかしたら、廃村にならなくてもうまくいかないことがあったかもしれないけど、でも命は次の命を産み、若者の新たな取り組みは村を新たな展開に導いたかもしれない。そんなことが、きっとあの震災でも多くあったに違いない。ただ胸に秘めていただけのことかもしれない、現実できなかったことかもしれない。でも、未来を、明日を思って考えていたことがたくさんあったのだろう。その、あの潰えてしまったたくさんの「想い」を、きちんと残された私たちは考えているのだろうかと。は、逝ってしまった人の想いを、面影を、言葉を覚えていること。そういうことを考えると彼らの想いとかを、てめぇらの利権やら、覇権やら、メンツやら、のために、国のトップをとっかえひっかえしている馬鹿なやつらは分かっているのだろうかと憤る。この国の現状をどう考えていやがるんだと。あの建物の周りだけ、日本じゃないのだろうかとさえ、最近思うよ。話が反れた。それにしても、2時間という緊張感が切れない、よい上演時間。最小限のキャストで多くの実り。小松さんの気味の悪さと、成志の生ぬるい佇まい、「・・・えっ??」と首を傾げてしまう、普通の中にある、異物感を表すには最適な役者。そして、その異物を普通の中に、よい加減に入れ込んでくる脚本と演出も適切。適切、的確な脚本を、確実に立体化する役者。それをうつのに最適なサイズな劇場(三階とかはいらないかなとは思うけど)お芝居って生だよ、やっぱり、その場の空気も、温度も含めての芝居だと、今さら思う2時間。初めてみる作家さんで演出家さんだったの。若い演出家さんはここんところ苦手だったけれど、あの肌触りは悪くないその中に、ころころと異物が転がっている感じ、嫌いじゃないなぁと思った。華美なことも、過剰なことも、内輪っぽさも、なくて、丁寧に練れている空間がとてもいいなぁと思った。クラウド、天使、とほどほどのサイズの芝居には、当たりが多い、今日この頃
September 1, 2011
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虚構の劇団 鴻上さんが2007年に立ち上げた劇団。第三舞台とは違う、若い人を育てながら作ってきた劇団だそうです。その劇団の公演に「第三舞台」の大高さんが客演されることになりました。「天使は瞳を閉じて」のマスターとして。奇しくも、長い時間をあけてからの再演、再々演が2本続きました。しかも、私の芝居歴の中でも、ターニングポイントになっている2本です。天使は(巷では「天閉」と訳されるようですが、どうも馴染めないので「天使」で通します)高校生の時に紀伊国屋ホールで観ました。初演版です。あの店内の階段に部活のみんなと並んでいたものです。この芝居があったから、今の演劇好きがあるといっても過言でない。スタート地点の芝居。華やかで、楽しくて、でも切なくて、苦しくて。本当に大好きで、台詞も音楽もシーンも、すっかり暗記するぐらい覚えている。虚構の劇団を拝見するのは初めて。みんな若い。調べたら20代半ばぐらいが大半らしい。シアターグリーンという本当に狭い劇場。なんとも懐かしい雰囲気。めっきりこういう劇場に足を運ぶこともなくなった。申し訳ないことなのだが、耳で聞く若い役者の声を脳内で循環している間に、かつてのキャストの声に重ね合わせる作業をしてしまうのです。この声のトーンじゃない、とか この間じゃない、とか。音楽だって、そこはブルーハーツでしょっ!!とか、ね。今の劇団の子たちにしたら、最悪の客だろう。だって目当ては完全にマスターの大高さんなんだから。オープニングで泣きそうになっているのは、思い出し涙なのだから。でも、観ているうちに、これはこれであり。なんだろうなぁと思えてきた。自分が年をとり、当時感情移入していた登場人物じゃないものに、涙したりする。天使1が狼狽し、取り乱し、泣き崩れる姿に、こっちが後ろから抱きしめてあげたいぐらいに胸が苦しくなる。あの頃は、ケイちゃんに感情移入したっけなぁぁ~と若い自分を思い出したりした。マスターが実年齢に近くなり。若い劇団員を見つめる目が、とても優しくて。とても素敵だった。台詞に重量感、現実感がましてるし。恋をして翼を失ってから、彼はどのくらいの月日を生きてきたのだろうと思うのです。コーマーエンジェルのあの量は、どのくらいの月日の蓄積なのだろうと。そして、別のことを観終わったあと、ずっと考えていた。私がもし、古田を好きな状態と同じぐらいに、筧ちゃんや、勝村さんを好きだったら、この公演は許せたのだろうかと。総統が議長になり、あの当時の筧ちゃんより、だいぶ弱くて、コーマーエンジェルに溺れている議長だった。筧ちゃんよりギラギラしてないね。女を手に入れる為に強くなろうとする力は弱いかなぁ。結局わたしは無い物ねだりで駄々をこねる子供なのじゃないかと思ったりもするんです。っていうかしたんです、天使を観終わった後に。あの人の捨はもう絶対に帰ってこない。そんなことは、もうわかっている。でもね、でも!やっぱりあれは受け入れがたいのよ。天使は導入部分が現実とリンクする形になったり、台詞がよりわかりやすい、説明的な言葉が増えたりしてたけれど、肝の部分、見せ所は変わっていない。ぶれちゃいけないところは、ぶれてない。例え役者が未熟とも、脚本の力とスタッフとキャストの思いとかがそれに見合ったサイズの劇場で表わされているのだから、文句はない。でもあれは、そうじゃないなってやっぱり思っちゃうのです。例え贔屓の我がまま、無い物ねだり、だと思われてもさ。それにしても、天使は大好きな台詞ばかりだよ。「人は傷つけば、傷つくほど、人にやさしくなれる」「傷つけば、傷つくほど、底意地の悪くなるやつだっているさ」「あなた一人の天使のために」「あなた自身の天使のために」「おや、そこにいるね、さぁ、握手をしよう」
August 19, 2011
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新版「髑髏城の七人」通称「ワカドクロ」を観てきました。これから書くのは、古田が大好きで、赤髑髏を16回も観た馬鹿の戯言。だから、今のワカドクロが好きな方には何のメリットもない。そちらの方々は、回れ右をしてお帰りください。そして、大量にネタばれもします。未見で、ネタばれをご希望ではない方も、お帰りください。ゆえに見た後のクレームも承れません。これは私の感想。私が思ったこと、感じたこと。貴方と私は違うから。*********************************************************************髑髏城の一人二役の設定は、古田への罰ゲームだと聞いています。煙草を吸って出番を忘れた古田への罰ゲーム。ヤツを公演中に休ませない為の罰ゲームだと。その設定を今回変えたワカドクロ。そうしたら、脚本上で大切なこと、演出上で見せ場なこと、がすべてぐずぐずになった。まずは、脚本。物語の方向性、主軸がぶれぶれ。キャラクターの設定が緩い。中島さんにしては曖昧過ぎる台詞たち。そして、なんで、97、赤、青の台詞をごちゃごちゃと混ぜたような形にしたのだろう。どうして髑髏に乗り込む男の蘭が「女に生きるのは・・」の赤蘭の台詞をいうのだ? 恋に生きるという意味に捉えるとしたら別に「女」にすることなく、「恋」や「愛」にすればいいだろう。大殿の仮面をもち、大殿とそっくりな顔が、「お前が必要なんだ」と詰め寄る。それが必要な状況なのに・・。影武者じゃなければ、あのシーンもいらんだろ??腐向けのサービスシーンですか??今回は「群像劇」なんだそうだよ。どこかで見た気がする。「それぞれの物語」を持った複数の登場人物によって進行していく創作物の総称。らしい。まあ、登場人物たちは、それぞれに物語を持っている。でもそれが絡まって、太くなり、最後の城に乗り込むことにつながるはずなのに、今回は、テンデばらばら。昔聞いたことある台詞たちが、その繋がらない新しいキャラクターの間でころころと転がっている。もう、いっそのことぜんぜん違う台詞たちを、キャラクターたちにすればよかったのに。一人は自分が大殿に成り変れると信じ、一人は新しい居場所を作り引きこもり、そして一人は当てもない放浪の旅の途中。そんな話にすればいいのに。無理やり女好きな設定仕草も、ほとんど出てこない無界屋の主としての姿も、本当にとってつけたような、過去髑髏にとらわれたようなものばかり。そしてスタッフワークどこかで聞いたことのあるような曲、単調な立ち廻り、やっているヤツが悪いか、やらしたヤツが悪いのかわからないけれど、終わったあとに拍手がおきない百人斬りなんて聞いたことがない。こもるような音響。鮮明ではないマイク。若いあの役者たちが、あの中島さんの漢字多用、専門用語のような語彙の台詞を話すと本当に聞こえない。過去台詞補完をしてやっとなんだ。衣装もさあ、昔と同じようなの着せなくたっていいじゃない?演出は・・・・どーした!?若くて動けるやつがほしかったのだろう?太一と未来が戦うのが観たかったのじゃないの?それがこれ?これで満足なの??まるで学生劇団が「私たち、新感線が好きで、髑髏城をやってみました!」みたいな出来上がりは。パタパタと無駄に動く役者、どこかで観たことのある風景。できないから、やらせないのか?それとも やらせないから、できないのか。役者さんはね、役者がだめだから脚本や演出が駄目に見えるのか、それとも演出や脚本が過去にとらわれすぎているから役者が駄目に見えるのか。できないのか、させないのか、やらないのか・・・。誰がどうとかいうのも、っていう感じなくらいなんだ。誰か、私に教えてよ、粟根さんの出演意義を、あの役いるか?あの落ち、どうなのよ。聖子さんもそうだけれど、どーして出演しなくちゃいけないのよ。新感線らしさを出すために出てもらっているだけかい?私は髑髏城が大好きだから。大殿が大好きだから。あの登場人物たちが皆大好きだから。だから私は「別物だと思って」なんてことは思えない。あの題目でやるならば、あの登場人物たちを出すのなら、新しく「ワカドクロ」と銘打つのなら、「なるほど、こんな形で出しますか」と思って劇場を後にしたかったよ。長々、愚痴をすみません。わたしは、髑髏が好きなのですよ、本当に。
August 16, 2011
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オレ!!誕生!!(笑) 30代最後の歳が始まる。 どーんな1年になるかな。 とりあえず、夏はやり過ごし、秋を乗り越えて、ヤツがあんだけ痩せて挑むロッキーを迎えてやる。目の前のプチ快楽をほどほどにかわして、冬にどーんと花を咲かせる。 それにしても、暑い。 ★暑中御見舞申し上げます(^_^)v★
July 16, 2011
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旦那様は、節電対策の一環で、来月から3ヶ月土日出勤で、月火が休みになります。 最初は、買い物とか一人か~なんて呑気に考えていたのだけど、よくよく考えてみたら私は休みがなくなる危険があるんだなっておもった。 つらら家の食事は、私が作っている。最近は家計的に考えてお互いのお昼ご飯もお弁当を作り持ってている。なるべく外食を減らし簡単なものでもいいから家で食べている。今までの土日ならばお互いの用事があれば各自で夕飯を済ましたが、旦那様は仕事な訳だから夕飯を用意しなければならない。というか、土日もお弁当を持たすなら土日ものんびり寝ているという訳にはいかない。 そして残念なことに旦那様は料理があまり得意ではない。ということは私が働いている月火の夕飯も平常通り私が作ることになる。 そして、何より問題なのは、私の性格、気持ちだ。 多分旦那に上の件を相談したら、『気にしなくていいよ』といってくれるだろう。だが、『気にしなくていいよ』は『僕がやるから』ではない。別に朝自分で早起きして弁当を作るわけではない。 家計的な負担の増加にきっと私はうじうじと悩むだろうと簡単に想像できるのだ。 食事のことだけじゃなく、割り振ってある家事全般で、ひずみが出そう。 私は、誰かが働いているのに、自分だけ休めない性分だ。旦那が働いているのに自分だけ休むとか、のんびりとかできそうにない。きっと翌日の旦那様がゆっくりできるように掃除も洗濯をガンガンやってる自分が目にうかぶ。 残念なことに、今週末のクラウド以外に9月の髑髏まで特に大きな予定もない。 ああ、きっとぶつぶつ愚痴りながら、土日で主婦をしているんだろうね。 この性格を治すチャンスなんだろうが、治したところで、食事が出てくる訳でも、部屋がきれいになるわけでも、洗濯物が終わる訳でもない。 これが私が月火だったら旦那様はどーするんだろうと考えてみたが、きっとお構い無く休むんだろうな。洗濯ぐらいはしてくれるかな、……微妙だ(笑) 日本が一丸となって乗り切らないといけない難局、緊急事態とは分かっているが、つららも、つらら家も、大変になりそうな夏です。
June 28, 2011
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青山円形にて、スズカツさんのクラウドを観てきた。 想像して以上に、渇いて、キリキリして、ヒリヒリして、他人ごとじゃなく、息苦しさが、劇場にいて、客席にいて、呼吸がしずらくなる感覚になった。 当たり前のようにネットを使う生活、ネットに繋がっていれば誰かと繋がっているような気がする生活、繋がりを求めていながら同時に束縛を嫌う相反する感覚、記憶という曖昧で危うい存在…… やっぱりスズカツ円形は、ヘビーだ。 図らずも粟根堪能側で、可笑しさとオカシサ、の両面を間近で、っていうか、近すぎて厳しいぐらいだった。 目の奥のくすんだ、濁った病んだ感じが恐かった。しっかり渇いているのに病巣が奥深い、そんな感じがキツかった。 とりあえばもう一度観に行こうと思っている。できたら別の角度から観たい。
June 26, 2011
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さっきは舞台挨拶レポなので、薔薇サム自体のレポ? えっと、流石に舞台セットを照明?映像で作り上げた今回は、追加CGはない、かな。変なスローもない。 ただね、冠くんも教祖も好きだけど、殺陣満載中、激戦中に、歌うたいのカット割りいるか?って思うよね、やっぱり。最初の戦闘開始とかに入れるのはわかるけど、眼鏡将軍戦ってますから!!とか強くイラっとしたね。 アクトは舞台上が案外狭いから寄りの殺陣とか、誰かの腕とかガンガン映ってワチャワチャしちゃってるね。 なのに私が好きなVS の場面はよらないし、その刀を担いだ顔が観たいのよ(笑) 右手で刀を持った群舞なんだから表情撮るなら逆 からだろ?とか、ちょいちょいイラっとしたね(笑) でも美しい女王は、ホントに美しかった。ブルレイを希望するな、薔薇サムは。
June 24, 2011
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さっきは舞台挨拶レポなので、薔薇サム自体のレポ? えっと、流石に舞台セットを照明?映像で作り上げた今回は、追加CGはない、かな。変なスローもない。 ただね、冠くんも教祖も好きだけど、殺陣満載中、激戦中に、歌うたいのカット割りいるか?って思うよね、やっぱり。最初の戦闘開始とかに入れるのはわかるけど、眼鏡将軍戦ってますから!!とか強くイラっとしたね。 アクトは舞台上が案外狭いから寄りの殺陣とか、誰かの腕とかガンガン映ってワチャワチャしちゃってるね。 なのに私が好きなVS の場面はよらないし、その刀を担いだ顔が観たいのよ(笑) 右手で刀を持った群舞なんだから表情撮るなら逆 からだろ?とか、ちょいちょいイラっとしたね(笑) でも美しい女王は、ホントに美しかった。ブルレイを希望するな、ばら
June 24, 2011
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本日公開初日、ゲキシネ版『薔薇とサムライ』の舞台挨拶に、午前、午後、共に参加いたしました なんといっても特筆すべきは古ちゃんの細さ、特に脚の細さ。元々、どんなにふくよかに、白ムチになろうとも、細くしなやかだったふくらはぎが、ふくよか指数がないほどに細くなっていました。黒い短パンから出ている二本のそれは長いファン歴でも見たことないレベル。 年末のためとはいえ、白ムチ好きな私としては、心配をしてしまうのです。 舞台挨拶は午後の部にマスコミが入ったので、午前の部は観賞後ともあり、なんとも和やかな感じ。 ワカドクロや完成披露試写会みたいな、暴言?苦言?等はなく、古ちゃんがちょいちょい言うことを天海さんがツッコミ、フォローし、という流れで進んでいました。 テンションがキャスト一番高かったという浦井さんの話題が午前、午後ともに。『うっとおしい』という古ちゃんを天海さんがフォローしながらも賛同してました。 ハリウッドリメイクの話がきたら、じゅんさんを千葉真一に!!と、ゴエモンはトムハンクスに、と古ちゃん(笑) お気に入りのシーンは、聖子のお尻と即答する古ちゃん? 全国へ同時生中継をしていた今回の舞台挨拶。なぜか午前午後ともに『熊本の皆さん?』と声をかける。女でもいるのか(爆) な感じだった舞台挨拶。久しぶりの生古ちゃんにニヤニヤが止まらないのでした
June 24, 2011
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久しぶりの更新が病気の話というのは些か侘しいが、今日は出勤前に病院に行った。 ちょっと前から、脇腹とかお臍の周りあたりがキリキリ痛むの 断続的にやってくる痛みに風邪か、神経性だろうってわかってるが、一応。 案の定、風邪か、神経性だろうって(笑) たかだか10分で1500円以上かかるのが、腑に落ちない。 しかもここに来るだけで、よけいに精神的に落ち込む(笑) 毎日のように病院に来る方々は凄いと思うわ。 今日を乗り越えたら明日は休み。ストレスの巣の会社に向かいながら気合いを入れる
June 17, 2011
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若い海賊を観る前に、本家本元な海賊に会えました。 予告編だけで、血が滾る。
June 11, 2011
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ツイートばかりで放置ですみません。このごろのつららのまとめ。○スマフォに替えました。散々、いらないだろ~ぅ とか、言っていたくせに、ストレス溜まって機種変しちゃいました。京都旅行にも持って行きました。便利ですね、グーグルマップ。行く前に、気になる店情報とか場所とかを☆つけておけば、現在地からの経路もぴっとわかります。手帳アプリは、会場名やホテル名を打ち込めば、グーグルマップに連動してくれるので、移動も便利。かなり快適に利用しているのですが、利用すればするほど、電池がガンガン減ります。半日もちません。土日に出かける際には電池必須です。○マーベラスが好きです特撮は卒業!とひそかに思っていたのですが、突然、あらわれた海賊野郎に心を奪われております。私は「俺様、子犬顔」に弱いです、はい。自覚しました。くいっと口角をあげられて、ニシっと笑われるとキュンとします。冬になったらGロッソに通うんだぁ~。6月の映画の舞台挨拶には行くんだ~、8月の映画村は・・・あきらめる、大人だから。しばらくは、マベ、マベと騒いでいると思います。可愛いよ、マベ。○初落語に行きました。成志が2度目の落語に挑戦ということで、草月ホールに行ってまいりました、5/14 成志の他にも、本職の落語家さんがいらっしゃって、昼、夜とで5,6人の落語を拝聴。初めてなのに、初心者なのに、一度にいろんな種類の落語を聞くと、一応ながら自分の好みというのがわかります。私は、さっぱりと、ねっとりとせず、カラッとした感じの方が好きです。話し方、声色ともに。間もある程度、テンポよい方が聞き心地がよいです。慣れてないから、間が長いとどうもまどろっこしく感じるのかもしれません。成志は、もーーすっごい緊張しちゃって、あんな成志は初めてみますね。芝居でも自分がこれから面白いことを言うっていうときに先笑いしちゃう癖がある成志ですが、緊張からなのか、落語でも「これから自分が組み込んだオリジナルの笑いの部分をいう」っていう時に、間違えちゃってwww もう、引き返せないほどに(爆笑) 古典落語っていうのは、どこまで崩していいの?とか初歩的なことを感じながらも、新しい世界、落語も面白いなぁと思った一日でした。○たいこどんどんを観るすこぶる評判よろしかった、たいこんどんどんatコクーン を観ましたよ 5/22ネタバレしますよ。・・・・長い。終わったら、いろいろ消化不良なのか、疲労困憊なのか、発熱しましたよ。おいらは馬鹿だからさぁ~、やっぱり先生の脚本は苦手なのだなぁと痛感。そんなに猥雑感を出さないと、庶民の生活は描けないのかい?とか思っちゃうんです。そんなに下ネタ感満載な歌を朗々と歌い続けないと、生命力とかってでないのかい?とか思っちゃうんです。そんなに場面転換しないと、流転の人生はでないのかい?とか思っちゃうんです。演出家の姿勢として、原作に手を加えないっていうのがあるらしいけれど、なんか大慌てで過ぎ去っていく場面に追いつけない感が途中あった。この時期にあの東北の地域名がたくさん出てくるということは、いやがおうでもあの震災を思い出す。思い出しているうちに、すぐに次の地域、次の場面へと行ってしまう。長い歌と、急ぎすぎる場面の連続、なんだかバランス悪いなぁって思ってしまうこともしばしば。でもね、役者はよいのよ。橋さんは、橋さんでよかったなぁってつくづく思った。噂のあの人じゃなくて、橋さんで本当によかったって。馬鹿で、お人よしで、女好きで、放蕩息子で、温室ぬくぬくの若旦那がよーくお似合いだった。所作がね、美しい。ボンボンな所作がよく似合う。「この坊ちゃんなら、しょうがないよねぇ」ってなんとなく思えてしまう憎めない感じ。京香さんもよかったね。品川芸者、旅籠屋悪女、山賊の女、街娘、東北弁もよどみなく、なんとも艶っぽくて。でもなぁーー、私は席がよかったので問題ないんだけれど、2階まで届いている?ってちょっと不安になったかなぁ。東北弁だし、台詞弾丸のような早さだしね。で、古田だ。どーしてこの仕事受けたんだろうなぁ。ってしみじみ思った。この仕事量、この段取りの多さ、このセリフの多さ、着替えの多さ、どーかんがえてもあの人が好きそうな仕事じゃないよね?紀伊国屋演劇賞をいただいたのに、今度はなんの賞がほしかったの?って思うぐらい頑張ってます。たいこもちの身軽さが可愛くてね。最初はお金目当ての旦那との付き合いが、最終的には戦友のようになっていく二人がとてもよかった。三味線弾いたり(すっげぇ、ドキドキした。かなりのハラハラさを体感した)、場面説明のながーいセリフをいったり、走り回ったり、見栄を切ったり、なんとも役者としていろいろな面を見せていただきました。最後に若旦那を叱咤激励する姿は今の日本全部に向けて言っているようで、背筋がピンと、お尻を叩かれたような気分でした。それにしても・・・痩せたね。○30-Dを観ましたよ前後するが、30-Dのディズティニーatサンシャインを観ましたよ 5/21アツヒロ目当てです。そして目当て分はちゃんと果たしてもらいました。芝居の仕上がりとしては、・・・・、物足りず。ナナシがよかったからねぇ、今回も!!って思ったのですが、物語の規模と、脚本の力と、出演者の力と、観る側の力が釣り合わなかったかなぁって。題材としては面白いの。悪魔と契約して無敵の力をもった男と、長く敵側に潜伏し続けた男、国が滅びかけた女王としての生き方とか、男同士の絆とか、いろいろ満載なの。でもねぇ、それが全部中途半端なんだよね。これを2時間でおさめようとしたの。これが☆の劇団だったら3時間ゆーにやるよね。両国の内情、人間関係をどっぷりハードにのりしろ満載で風呂敷広げる。でも、そうはできないのはいろんな事情があるんだろうなと。広げるにもいろいろと技量やら体力やらいるんだなぁと。アツヒロは、伊達にジャージ持ってないよなという動きでしたよ。まだまだやれるね。鍛えられ方が違うんだろうね。彼だけが人を殺めているものね、刀の上げ下ろしが。踊りではない、振付ではなく。そして、宝塚の方もどうように、鍛えられ方が違うなと。お名前も存じあげない方でしたが、佇まいがブレてないものね。声の通りも、衣装の所作も、きちんとしていらっしゃる。笑いの部分が「主要役者の休憩時間ですか?」って思わせてしまうのもなんともですな。結構、アクティブに動いてるな、私ww
May 25, 2011
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オセロ、東京初日、観てきました。先週にレポをじか書きしていたら、ネットが不調になって長文が消えたの。なので、だいぶ経っちゃったけれど、一応私の感想を。支離滅裂、文脈めちゃくちゃよ。久しぶりの感想だからね。私は、新感線なオセロ、好きです。シェークスピアのカタカナの世界とまわりくどい説明台詞、大仰な長い台詞たちを青木さんがさらっと大阪弁の世界に変えてくれたので、非常に受け取りやすい。「さらっと」が青木さん風なのかと。IZOしかり。これが中島脚本ならば、ミミナシがなぜにあれほどまでにオセロを憎み、自分の女房を疑い、破滅願望に囚われてしまったのかを語るだろうしな。そういう中島脚本も好きなんだけれどね。何かが、どこかが、突飛していることなく、バランスが非常によろしいなと思ったのです。誰が主軸となる芝居なのか、何を視点として描く芝居なのか、明確である。手法としては、騙す側が騙す前に観客に心情と手法と騙す相手を長々と語る、リチャードを同じです。でも、この物語は、リチャードと違い、「騙される」側の物語。自分の大切なものを疑い、自分の愛するものを壊してしまう物語。だから、田中@ミミナシ は抜群の安定感。適切な感情、明瞭な台詞、的確な表現、ブレナイ演技。「これから、やつを、これこれで、騙しますよ」と説明する訳ですから。ストリーテラーとしては間違いない。状況説明、役者紹介、全部彼がやっているようなものです。リチャードの彼は、私は愛してますから問題ないですが、カツゼツ悪いと評判です、でもあちらは「騙す側」の物語、彼が主役です。感情と演技、テンションでなんとかなるんです。ま、ファンの贔屓目でしょうがね。小さい男の、どす黒い闇の中に落ちていくオセロ。リチャードが上りつめて、落ちていく物語だとすると、彼は安泰だと思ったその場所が崩れていく物語。だから哀しい。リチャードは自業自得だもの。オセロは違う。確かに嫉妬に狂ったのは自分のせいかも知れないが仕向けたのは別の人間だ。じゅんさんのオセロが好きだ。悲しみの上に咲く、大きなひまわりみたいなじゅんさんのオセロが好きだ。血塗られた手で、自分の居場所を懸命に求めて、やさしさを求めて、愛を求めて、でもその場所を愛するあまり自分で壊してしまうオセロが好きだ。復帰がこの役でよかったなぁとしみじみ思った。きっとじゅんさんもあの降板以降必死に闘病、リハビリをしてこの場所に戻ってきたのだろう。そしてそんなことなかったかのように観客を楽しませようと必死に板に立っている姿はオセロのようだと思った。確かに、下ネタ満載だし、えげつなっ!って思う部分もあるけれど、わたし的には大阪弁にしてもらったおかげでセーフかな。河野さんのお役には「え!?ええぇぇぇ、なに、なに??」と立ち回りに動揺しちゃったり、粟根さんの着ぐるみショーには「次は、どっから出てくるの?」ニタニタしたり。鋼鉄の後にこれをもってくる劇団としての幅の広さにただただ感服。
May 7, 2011
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そうそう、わたし的には当たり前のことですが、京都にきたら本能寺に行きます。大殿にご挨拶、それが私の旅のスタート。本当はゆっくりとしたかったのだけれど、朝早くからご家族連れがいてなんとも居心地が悪くすごすごと退散。そこにいたおねえちゃんが「実は信長って生き残っていたっていう説もあるんでしょ?」とお母さんに聞いていた。「う~ん、生き残っていたのは・・・、影武者と、お蘭ね・・・」と話に入りそうになりましたwwその本能寺に咲いていた、春牡丹。艶やかです 話を時系列に戻します。「法然院」を後にして、白川通りの坂をまっしぐらに下ります。爽快そのものです。 ソメイヨシノは終わっていたけれど、八重桜は満開。この花びらが哲学の道に流れる川に零れていました。バス通りからそれて、琵琶湖疏水の細い道を通ったら、白い花水木が満開でした。こういうのはバスでは分からない楽しさです。次に訪れたのは、今年の干支「兎」が氏神様の使い、岡崎神社ここには狛犬、ならぬ、狛兎がいて、ちゃんと あ んでついに左右、対になっていらっしゃる。赤いクリクリの目がとてもキュートな狛兎。その後は、なんとなく平安神宮の付近をちゃりちゃり。通りがかった「京都市武道センター」付近には、袴姿のおじ様が多数。なんじゃろ?と行ってみたら『全日本剣道演舞大会』と大きな看板。中を見せてもらえるというので、おずおずと入場してみると、長刺をもったおじ様がたくさん。え??剣道じゃないの??と思って古い建物を覗いてみたら、刀を振り回しているじゃないですか?なんじゃ???と思って周りをきょろきょろしていたら居合の競技会らしく、立ち居振る舞いが美しくて、本身の鋩(もちろん切れないのだろうが)が美しくて、しばらくじーっと見つめてしまいました。弓道場には、眼鏡で、はかまで、片腕もろ肌と、わたしてきにドストレートなお兄様がいらっしゃって、ちょっと部活後輩のようにキュンっとしておりました遅めのランチは、立教大の脇にあるヤオイソさんで、フルーツサンドをいただきました。自転車って上下に揺れるからすごくお腹が空いた気になるのだけれど、食べてみるとそんなことはなくて、なんとも微妙な腹具合でございました。その後は、御所を突っ切ってホテルへと戻ることに。御所を自転車で走るのって非常に走りづらい。砂利が惹かれているので、パンクしそうな気配なのですが、ここを抜けないといろいろと遠回りになるので、突破です。先人が通ったであろう轍の後をぶれないように走るのは技術がいるのですww走っていると、大宮御所か、仙洞御所の塀の上から満開の八重桜が顔を出していました 写真を撮って、ほかの一眼レフを抱えた方が同じ被写体を撮っている姿をみると「ね、いいよね、ここ!!」ってちょっと誇らしい気分になりますねww結局5時まで、ざっと8時間も自転車に乗ってぷらぷらとした今回の京都。予想では、絶対に疲れちゃって、写真に飽きちゃって、早くホテルに帰ってきちゃうかなと思ったのに、案外時間が足りないぐらい楽しかった今回なのでした。惜しむらくは、自転車疲労対策用に予約したマッサージが「金返せ!!」レベルだったことと、翌日の、流鏑馬の写真がまったくだめだったこと。本当に、馬、映らない(号泣)今後は娘たちを被写体にし、動くものを撮る練習します!!2日の夜は、いつものように、三条のいなせやさんにて、たっぷり食べてたっぷり飲んで、たっぷり笑った。やっぱり京都が好きです
May 7, 2011
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5月2日に早朝から京都に行ってきました。久しぶりの一人旅。コンセプトは「一眼レフを抱えて、新緑の京の街を、レンタサイクルで颯爽と駆け抜ける」ですww8時半には京都に到着。レンタサイクルを借りて、わりかし平坦な鴨川沿いを一気に出町柳まで北上です。本日の朝食は叡山電鉄 出町柳駅の右隣にある「おにぎり屋」さんのおにぎりたち。 おかあさんたちの手作りおにぎりとお惣菜。しゃけでかいでしょ?赤いのはびっしり塗られた明太子。鴨川沿いまで戻って、ピクニック気分で朝食です。ぽかぽか、のんびり、な朝食!のはずが・・・マイちゃりの後ろに見える、白鷺がわかりますでしょうか? 最初は私の足元には鳩が一羽いるだけでした。ご飯粒をちょっとおっそわけ~♪とラブリーなんてことを2度ほどしていたら、鳩を食う勢いであの白いデカイのがガシガシとやってきて、 「うわっ!!」となっていたら、今度は私の上空に、まるでジュラッシクパークのように、鳶がものすごい低く飛び回って、「隙あらば、奪う!!」ぐらいの勢いで、ちょーーー怖かった。天気がよかったから、映画のように大きな影が上を横切る恐怖。穏やかな朝食が台無し。 鴨川の菜の花は満開。黄色一面。自転車で走っていると黄色の甘いにおいが漂ってきます。いつもは、旦那が首から下げている一眼レフ。今日は私がたすき掛けにしています。リュックに替えのレンズと、初心者向けの一眼レフの本を入れていました。その本をいろいろと確認しながら、あーでもない、この色がなぁ・・、構図が・・・と、ぶつくさ言いながら菜の花と川面を被写体に小一時間。一人だからできるお気楽さ、でございます。あっという間に11時ごろになっていて、先ほどのおにぎりもなぜかぼちぼちとこなれていたので(笑) 銀閣寺付近にある「甘味処喜み家」にて豆カンをいただきました。 ここのお豆は、適切にしょっぱくて、硬くて、私はお気に入りなのでございます。できたら黒蜜少なめでお願いしたいぐらいなのです。アイス、余計だったかなぁとおもいつつも、美味しく頂きました。たぶん、この写真がこの旅のベストショットでございますwwそして、次も私のお気に入りの場所。哲学の道をそれて坂を上った所にある「法然院」竹やぶに生い茂る蒼いもみじ、新緑満載。こじんまりとしているけれど、花々も豊富。コケも綺麗。茅葺な山門も素敵。 長くなるのでとりあえず送信
May 7, 2011
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昨日は、掃除、洗濯、主婦の休日だったが、今日は、朝から近くの日帰り温泉銭湯で、溢れる日差しのなか露天風呂、からのマッサージ、からの温泉。 贅沢、至極な、午前中でございます
April 30, 2011
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深夜、日付も変わってGWもスタートですね。 私は2日も休みなのでかなりの連休です。 明日は予定もなく、のんびりすればいいものの、どーもできません。 旦那が残業だったり、会社の飲み会だったりすると、一人だけ先にだらだらすることに気が引けるのです。 優しいとか、責任感強いとかではなく、きっと『負けず嫌い』なんだろうなと分析するのです。 なんだか損な、可愛げのない性格だと、余計に落ち込み、さらに眠れなくなる、深夜一時すぎでございます。
April 28, 2011
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父の見舞いに、帰省中。 ずいぶん顔色もいいし、食欲もあるし、ちょっとホッとした。 前回、平日休暇を取って帰省した。まだ父の入院や怪我の話は近所にオフレコだったので、地震からずいぶん経って帰ってきた私を、『つららちゃん、離婚したのかしら!?』という話があったらしい。 恐るべし、田舎クオリティ(笑)
April 24, 2011
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秋葉原の片隅にある神社。 狛犬?的な立ち位置にいらっしゃる。 神社は柳森神社らしい あ、ただいま、買い出しなう
April 21, 2011
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インフルエンザ、椿の瀕死の入院、震災の影響、父の入院、と目まぐるしい被害、痛手、心労、疲労の波状攻撃をうけている、つららに、更なる災いが 朝、リビングから『テレビのセッティング何か変えた?』と旦那の声 テレビから音がでないらしい。 小一時間いろいろ試したが映像は映れど、音はならず。外部出力に移行しても鳴らないところをみるとテレビの音声部分が壊れた模様 01年製のデカイブラウン管。10年頑張ってくれたヤツ。 ああ、マジでお金がないっていうのに。この時期に壊れなきてもいいじゃない。壊れるならエコポイントが着く時に壊れてよ。 マジで今年は厄年かよ
April 17, 2011
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さて、もう東京に戻る車内です 完全看護、大部屋な父の病室は食事の補助をするぐらいしかいることが出来ないので、昨日は昼、夜と顔を出し食事の手伝い。 最初見た時は顔色悪いなあと心配しましたが、昼飯の時には顔色もよく、夕飯には『午後ティー買ってこい』とかオーダーを入れるぐらい(笑)途中になってしまった仕事を心配できるぐらいだから頭の方は大丈夫のようです。 内弁慶でシャイで外面魔人だから看護師さんの『甘えて下さいね』という言葉にも無愛想。母と二人で謝ってました(笑) そんな母は、口煩い父がいないから適度に息抜きしてるみたい。一緒に歩けば近所のお友達と立ち話。彼女のパワーを抽出して父に入れたいぐらい。娘にもたっぷり話たからストレス解消にもなったでしょうよ。 昼と夜の間は特にすることもないので、久しぶりに美容院に。カットとカラーを貸し切り美容院でのんびりと。短くなった髪は春らしく若い印象(笑) 早めに寝たのに、茨城震源地の地震に起こされ、出掛けには群馬震源地に見送られ? 全く気が利かない赤城山だよ。 2月のインフルエンザから始まって慌ただしくバタバタだった2ヶ月。父の入院という最悪な理由ではあるがぽっかりできたお休みでちょっとノンビリできて、父に感謝しないとです
April 9, 2011
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地元直通は一日2往復しかなく、ただいま浅草です。 ホームから見える隅田川の桜は満開の模様。やっぱり美しい。【俯いてもいいことはないから、上を見上げて】と花もスカイツリーも言ってます にしても、余震6強って??? 余震なら余震らしくあまりレベルにしやがれ。6とか揺れてんじゃねーよ? せっかく頑張って引き直した水道やガスや電気を無駄にしやがって。それこそ資源の無駄使いじゃ。セイブアースならお前が落ち着けよ、地球? 雨じゃなくてよかった。さて、当時震度6あった場所に帰ります。
April 8, 2011
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桜、咲きましたね。 【花見は自粛しましょう】って発言は、【自粛】を強要だから。矛盾じゃん。仮設トイレ不足や電力問題やゴミ問題はきちんと踏まえ、今年は今年らしい花見をしましょうよ。被災地に長い継続的な支援をしようという決意をもって。東北、北関東から来た野菜や乳製品、特産物を見つけると買ってしまう、つららです(笑) 仕事はまだまだ波瀾万丈で難題山積ですが、自分に【ほどほどに】と呪文を唱えています 椿は足の怪我(入院時の点滴の後遺症)もほぼ完治。包帯を取ろうとして自分の足を自分で傷つけるというアホさですが、すこぶる元気です。 一難去ってまた一難。 大工の父が屋根から落ちました。 震度6強だった群馬の実家付近。 家業は引退し、趣味や付き合い程度に大工をやっていた父。 ですが、この震災で地域でも屋根が落ちたり、破損したり、壁や塀が崩れたりした家が多数あり、相当忙しかった様子。 で、昨日作業中に落下。 幸い足の骨を折る程度で頭や命に別状はありませんでした。 ただご時世なのか手術が来週でその後はリハビリ、1ヶ月の入院になるとの母からの連絡。 母の気掛かりは内弁慶で小心者の父が、初の長期入院に耐えられるかだそうで(笑) 術後は大部屋から出るらしいです。 立て続けにいろいろありすぎる。 厄払いにでも行くか、と厄年近くの旦那は言ってます
April 7, 2011
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生存確認で小岩のバーに顔を出しております。 幸いにも定員さんも沢山の瓶たちもご無事でありました。 今日は旦那様が送別会なので、ひとりバーです。大人です(笑) 美味しくお酒を呑める幸せを味わいながら。大好きな人が作ってくれたカクテルを楽しみます っていいながら、明日は仕事なんですけどね(>_<)
March 25, 2011
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ツイッターで私をフォローしていただいている方はご存知だが、金曜就業中から精神的にヤバい状態になり、血圧があがっり、心臓いたくなり、帰れない&帰りなくない状態になりました。 会社で、徐々に復旧しはじた東北エリアの営業から、矢継ぎ早の要求、要請。彼らもこれまでの遅れを取り戻そうと躍起だから、かなり強く対応を求めてきた。木曜まではこちら側もなんとか対応していたが、爆発的に増える要請にパンクした。 『本社なんだから、やってくれ。こっちは被災で大変なんだ。』と言われたら承るしかなく…。 でも承るこちらも、計画停電の為に担当が定時前にあがり、にっちもさっちも状態。まったく関係ない私が定時後にとった電話で、ガンガン怒られても、グチグチ文句を言われて。 本社といっても対応する側はそちらも被災地の茨城だからまだまだ受け皿が整っておらず、キレ気味の返事をされる有様。 『被災してないんだからやってよ』 『すみません、僕、計画停電地域なので帰ります』 『そんなにできる訳無いだろう、まだ復旧間もないのに』 の要請、状態、要求の矢印を全部矢面で受けてしまった。 関係ないのに、担当じゃないのに、知らないのに、だ。 でも、同じ部署ではあるから対応出来ない不甲斐ない自分をせめて、理不尽な言い分を受け止めるのが被災してない人の努め って頑張ったら、からっぽになった。HPも振り撒く優しさも、感情も、気力も。 からっぽになったらめまいがして、心臓がいたくなり、『ああ~ダメだ』と思ったら思考がマイナスにドンドン落ちた。 なんだか涙が止まらなくなった。 家に帰らないと椿の投薬がという一念でうちに帰ってきた。 でもツイートして少し落ち着き、旦那に話して落ち着き、友達にメールをして回復した。結構、ギリギリで抜け出した。 もう、私宛の内線以外絶対に電話に出ないと決めた。知らないことは知らないと言おうと決めた。ちょいと無理だ。出来ない事に振り回されて、自分が壊れるのは嫌だ。いい人、頼りになる人、なんて言われなくてお構いなし人が私の周りにはいるもの。貧乏くじを引くのはもう止める。って休み明けに宣言するぞと誓う今日。 今日は旦那様と汐留に行き、浜離宮で菜の花を見てきた。あんな事があっても着実に春はくる 夜は銀座の『夢酒みずき』にて日本酒をいただいた。【不謹慎】という曖昧で危険で拘束性のある風潮で外食産業が壊滅的な東京。お店曰く月曜はお客0だったらしい。確かに土曜夜なのに人影疎らだ。でも東北を復興されるには経済をちゃんと回さないと!確かに電車が不安だけど週日の抱えた闇を吐き出すにはお酒が必要なのさ! で、東北の日本酒や滋賀の日本酒をいただいた。やっぱり旨い。震災で壊れた作り酒屋さんもたくさんあるという。何年後かにまた美味しい日本酒が頂けることを願いながらいただきました。 笑って、愚痴って、笑って、怒って、 笑って、笑って。 笑ってお酒を飲める幸せは【不謹慎】なんかじゃない。と私はそう思う。 抱えこんだグダグダとしたものは笑って流す。そして休み明けから頑張る。 それが私の復興支援
March 19, 2011
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秋葉原から新小岩まで3時間。歩いて、歩いて、自宅にたどり着きました。旦那様も無事ですサギリと椿はソフアの下に潜り無事です。当初は怯えてご飯も食べませんでしたが、今はなんとか食べてくれてます部屋は本棚が倒れたり、テレビ周りが悲惨ですが大きな破損はありません東北地域の方が、少しでも被害が軽くなりますように。祈るばかりです
March 11, 2011
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仕事も先輩が欠勤だから二人分働いた。 家事も経費縮小だから、ワイシャツにアイロンかけたし、夕飯も有り合わせだけどちゃんと作った 椿もちゃんと病院に連れていき、先生に経過報告して、今度の課題を聞いてきた だけど、何一つ報われない。ただただ疲労感ばかりが残る。 まだ火曜だよね、胸が苦しい。
March 8, 2011
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というわけで、昨日のNODAMAP「南へ」の感想を個人的に思ったことなので、ネタばれ、毒?苦言?なども含まれているので、そこらへんがお嫌いな方はお引取りください。ということで、「南へ」ですが、見終わった後になぱが言っていた「野田さんは、昔のお寺のように、劇場でなら何をいっても安全だと思ってるでしょ?」という言葉に尽きるような気がします。脱北者の問題天皇という存在の問題日本人という存在の問題記憶とアイデンティティと、真実と嘘2時間10分の間に、これでもかと、問題提起、状況提示をぶつけてくる。ほんとに観ているこちら側が「申し訳ありません、そんなには承れません」と頭を下げてしまうほどに怒涛の勢いで押し寄せてくる、言葉や物語。でも、なんだろう、いつものようにその言葉や物語と一緒にやってくる、登場人物たち、それぞれの「感情」のようなものが押し寄せてくることがない。誰かに感情移入することも、誰かに嫌悪することも、台詞のひとかけらに揺さぶられることもない。登場人物が、自己の都合を叫びあっているからだろうか。一定時間で自分というものを作り上げてきた女がそれを保つために虚言を続ける姿や自分の詐欺行為を正当化するために過去から続けてきたと言い放つ姿や、番組を面白くするために、真実を捻じ曲げようと願う姿や、自分の利益のためにあえて敵対する側に立とうとする姿が続くからだろうか。うわーっとたくさんのお説教を承ったけれど、はーっと疲れただけだった。私も登場するマスコミが提供するものを見る側になれて、派手で衝撃的で、感動的なラストを勝手に要求していたのだろうか。山を下っていく彼が行く先はどこなのだろうか。この国が下っていく先はどこなんだろうか。そんなことをじっと見つめていた。火山の噴火をイメージした天井へと伸びる赤い幕?に映し出される、噴煙や戦闘機の影が、いい舞台セットだと思った。で、一番に思ったのは、野田先生の衰えだ。脳や作品の衰えではなく、体と声。役者としての衰え。観るたびに、野田さんの役者としての台詞の聞き取りにくさは増している。声色をころころと変えるテクニックを駆使されると、本当に聞き取りにくい。もともと聞き取りやすい台詞回しをする人じゃないけれどね。演出や作家に専念してほしくもあり、でも役者としてあそこに存在することが「NODAMAP」なんだと言われれば、そうでもあるような気がするし。55歳?か・・・。役者野田秀樹は今後どうなんだろう。台詞というと、アンサブルの皆様の台詞も聞き取りにくい。もごもごとして、響かない。蒼井さんはね、役柄としてああいう台詞回しなんでしょ?好みの問題なんだろうが。野田さんに出てくる主役女優の中では案外低めの太めの声だな。キャラクターが、あの事件を完全時系列に押し流すような勢いで物語を押しすすめたのに比べると、今回は、いろいろな案件を短時間に押し込めたような感じ。でも観た後の疲労度は、キャラクターの方が強いような気がした。それにしても、野田さんは、戦うなぁ。なんだろう、あの攻撃続ける姿勢は
March 6, 2011
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