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微妙だな。 理由はわかっているんだが。 脚本も、演出も、民放で活躍されていた方。 シーンに、犬アッチイケー大河ドラマ特有のべったりとしたヌルい感じがない。テンポの良い演出。上士の顔だけ影にして見せない照明効果。衣装。女たちの色彩豊かな後ろ姿を映すショット。通りを歩く龍馬を映すのに、画面上部に屋根をいれたり。 良い画を作ろうとする演出の心意気を感じる。 カットのテンポが速すぎる感じもするが、これは好みだろう。 岩崎弥太郎が龍馬を語るという本の設定も良い。 しかし、香川照之頼みだな。大河は一年空けないとキャスティングしないのだが、この前、正岡子規演じて、すぐに岩崎弥太郎って。 香川照之は当然、演じ分けているのだけど。 アクションシーンが続く。 オープニングの導入部は、テンションが高く、引き込まれたんだが、 大河につきものの子供時代の、福山似で抜擢された子役は仕方がないにしても、どうにも話に入れなかったのは、主役のせいである。 私は福山雅治が嫌いなのだ。 昔、ダウンタウンの歌番組に、福山が出ていたとき、「酔って、道に倒れている女を拾ってきたことがありますよ」というエピソードを言っていたときの、品の悪さ。人を物として、観ることを私は嫌うのだ。これは自戒を込めて。 CMでの歌い方の自意識過剰ぶりが、気持ち悪いのだ。 さて、龍馬だが、よく言えば天真爛漫、悪く言えば阿呆に描かれている。 テキストとサブテキストの差なんて、ない。 岩崎弥太郎との対比を本は狙っているので、成立はしているのだが。 「天地人」は、主人公によって、周りが変容していく構図であったが、 「龍馬伝」は、周りが主人公を変容していく様を描いていくのだと思う。 大河ドラマ、「新撰組」以来、久々の原作無しの脚本であるが、どこまで、本が戦えるか。 第一回は、第一回に相応しいドラマのベクトルを示せたと思うが、各人物の書き込みが物足りない。これからか。 しかし、岩崎弥太郎の父を演じる蟹江敬三なんて、百姓をいじめる10秒のシーンで魅せるんだもんな。 周りを固める作戦がどこまで通用するのか。
2010.01.05
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執筆。BGMはくるりの「THE WORLD IS MINE」。「ゆうだちざあざあ あめはたびのあいずだ せきゆのうみおよぐ ちいさなてでクロール」で始まり、「悲しみは流れゆく あたたかい涙の海へ 月の夜に願いました あてどなき旅の終わりを」で終わるこのアルバムは旅のアルバムです。素敵な楽曲に寄り道しながら。
2005.09.30
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