Laub🍃

Laub🍃

2018.02.02
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カテゴリ: ◎2次裏漫
あいつが望むのは、自分より幼くて守ってあげたくなる、そんな相手だ。

そんな相手が居ないと、今度はあいつが一番弱くなってしまう。
死にそうで死ねなくてふらふらしている姿なんて見てられなかった。

だから俺はあいつの求めるそれをやることにした。

「ただの好奇心だ」
「先輩ならきっとお前がこうして大人になるのを望むだろうよ」

鈍くて変な所天然で、そして情に訴えられると身動きが取れなくなるあいつに繰り返し繰り返し迫り、ついには結ばれ、子供まで設けた。


子供はあいつにそっくりで、馬鹿で調子が良くて弱くて優しくて強がりで、そして自分より弱い奴を守りたがる、そんな奴だった。

弱い親子が守り合う姿を見ていると、どうしようもない郷愁が沸き起こる。


ささやかなかつての願いと、あざやかな目の前の光景が混ざって、自分が今どこに立っているのかさえ忘れそうになる。

ふっと顎を伝う涙を、誰かの目に触れる前に拭う。

ずっと何かを求めていた。

俺はきっとこれを求めていたんだろう。


そしてここが、これから俺が帰る場所になるんだ。





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最終更新日  2019.02.28 19:32:05
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