種差別・動物の権利(アニマルライツ)・動物の解放を考える

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南茶手 美井雁

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2008年10月06日
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カテゴリ: 肉・卵について
なんのこと?

1990年、新任教師として赴任した大阪府豊能(とよの)町立
東能勢(ひがしのせ)小学校で実践を行ったのね?

つまり生きたブタを飼育する。
あ、生きてないと飼育できないけどね?
あ、今ではパソコン内でバーチャルペットも飼育できるけど、
この東能勢小学校では、実際に生きているブタを飼ったのですね。

そうして、三年後、このPちゃんをどうするか?


そのまま飼うか、屠殺して肉を食べるか?

そうして32人の児童は16対16という真っ二つに意見が分かれた。

そこで黒田先生が決断を下した!

「屠殺しよう」

そこで、Pちゃんはトラックに乗せられて屠殺場へ送られて
行くのでありました。
涙涙の結末です。


さて、ここからは南茶手の意見です。
黒田先生は、先のことなど考えずにこの実践を行ったのではないでしょうか?

「いや、考えていたよ」

と、おっしゃるかも知れません。もしそうおっしゃるなら、


児童の意見が半々だったら、飼い続ける選択もできたはずです。

教材研究とは、児童の意見がどのように転んでも対処できるように
いろいろと選択肢を考えているべきです。
ところが黒田先生は、それをやっていなかったのではないでしょうか?

あ、黒田先生の批判ではありません。


一般の人にこういう類の教育実践はできないと思うのです。

日本で食肉として一般的になっているブタを飼うとなると、
動物解放の観点でしか教育としては成り立たないと思われます。
次の通りです。

児童達はブタを飼って、エサをあげて、遊んで、とっても仲良くなりました。
もう分かれることはできません。

そこで先生の登場です。

「君たち、このPちゃんを屠殺して食べたいですか?
それともこのままずうっと飼ってお友達でいたいですか?」

児童達は、後者を選ぶでしょう。

「ブタは食べられるために生まれてきたんだよ」

などという先入観を与えない限り、そうなるでしょう。

そこで、先生は言います。

「このPちゃんを屠殺して食べたくない、ということは、
他のブタも食べたくないことにつながりませんか?」

そこで児童達は、お肉屋さんやスーパーで売っている豚肉が
Pちゃんと同じように生きていたんだ、と認識する。

そこで先生は強調する。

「Pちゃんを食べたくなかったら、売られている豚肉も
食べてはいけない、というのと同じじゃないかな?」

このあとの展開予想はあえて言いません。







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Last updated  2008年10月06日 20時41分33秒
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