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Dec 26, 2007
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カテゴリ: 東京街歩き
「汽笛一声新橋を…」と唱歌で歌われた「新橋駅」は、日本の鉄道発祥の地ですね。

名古屋からの到着後、予定の時刻までには時間があったので、途中の汐留に完成した「旧新橋停車場」へ、ちょっと立ち寄ることにしました。
新橋駅から汐留方面に歩いてしばらく行くと、高層ビルの一角に、その瀟洒な建物はありました。

新橋停車場2

ここで、新橋・汐留についての歴史をちょっと紐解いてみましょう。

このあたり、もとは葦の生い茂る海辺だったようですが、江戸時代初期に埋め立てられ、その溜池の一部は、江戸城の外堀となっていて、その先は海に繋がっていたとの事です。
付近にある土橋には堰が設けられ、潮の干満が中に及ぶのを防いだ事から、汐留という地名が生まれたんだそうです。

江戸時代より大名屋敷が立ち並んでいた新橋・汐留を、明治政府が買い上げて、ここに停車場が完成したのが1871年(明治4年)。
そしてその翌年の10月14日に、新橋横浜間29kmを53分で結ぶ、官営鉄道の営業が始まりました。

新橋停車場1


その当時の新橋停車場は、当時はまだ非常に珍しい西洋風建築で、東京の玄関口として、日本の近代化を象徴する駅となったのでした。


そして、その後の関東大震災や構内大改良工事を経て、駅創建当時の施設のほとんどが土の中に埋もれてしまったのです。

この汐留貨物駅は、戦後の高度経済成長を支える重要な役割を担ってきましたが、新たに作られた東京貨物ターミナル駅に、徐々にその機能が移されていき、1986年(昭和61年)についに114年の歴史に幕を閉じたのでした。

新橋停車場4


その汐留駅の地下に眠っていた旧新橋停車場が、再びスポットライトを浴びたのは、一帯の都市再開発に伴う埋蔵文化財の発掘調査によってでした。

そこからは、開業時のホームや駅の礎石をはじめ、鉄道史上、大変貴重な遺物が多数発見され
たため、ここを国の史跡にすると共に、この旧新橋停車場を再建することが決定されたのでした。
そうして2003年に完成し、出土した当時の貴重な遺物も併せて展示されています。

この駅舎の建物は、数少ない当時の資料や写真などをもとに、忠実に再建されましたが、構造は現在の防災対策に適合したものとするため、鉄筋コンクリート建築となっています。
史跡であることから、当時の礎石やホームなどは、ダメージを与えないよう埋め戻されて、その上の人工地盤の上に、この駅舎が建てられました。

建物の床にある窓からは、当時の礎石などを見ることが出来ます。

新橋停車場3


25メートルのプラットホームも再現されていて、そこには「0里(マイル)標識」と言う、日本の鉄道の起点を示す標識(史跡登録済み)が立っています。

新橋停車場5


再開発が完了した今、あたりは高層ビルが立ち並ぶ「シオサイト」に生まれ変わり、すっかり様子も一変してしまいましたが、ここの一角だけは、明治の風情を感じさせる趣のある場所となっています。


しかしそのお陰で、こうして貴重な遺産として残っていることも、何か不思議な感じさえします。

シオサイト


さて、その日のうちに仕事も無事終了し、翌日は帰るだけの予定でしたので、途中「さいたま市」に最近オープンした「てっぱく=鉄道博物館」に立ち寄っていくことにしました。

いつもブログでお世話になっている 「玲小姐」 さんが、このあたりにお住まいとお聞きしていたので、ご連絡したところ、大宮駅までお越しくださいました。

鉄博1


私の後の予定を気にしていただき、コーヒーショップでの、ほんの短い時間のオフ会ではありましたが、いろいろな話に花が咲き、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。


国内はもちろん海外旅行経験も豊富な方なので、いろいろなエピソードなどをお聞きすることが出来て、とても楽しかったです。
私のような者が不躾にお邪魔しても、嫌がることなくお相手してくださり、本当にやさしい方ですよね。

まだまだいろいろなお話をお聞きしたかったのですが、また次回のお楽しみにして、玲小姐さんに教えていただいたルートで、無事「てっぱく」へたどり着くことが出来ました。
玲小姐さん、お休み中、またお忙しいところ、本当にありがとうございました。


それでは、今日は「てっぱく」の中に展示されていた「旧新橋停車場」のホームと当時の汽車を見ながら、お別れしたいと思います。

鉄博2










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Last updated  Dec 27, 2007 12:31:07 AM
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