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お盆休みに奈良へ出かけたいと思っても、8月の奈良市内や橿原市内はかなり暑くなります。
奈良公園や明日香村など、奈良を代表する観光地も魅力的ですが、真夏の日中に長時間歩くのはなかなか大変です。
そこで今回は、奈良県内でも山間部を中心に、
市街地より涼しく感じやすい場所
自然の中で夏らしい景色を楽しめる場所
大阪から車で日帰りできる場所
を10か所選びました。
鍾乳洞、渓谷、高原、温泉街、山上遊園地、歴史ある寺社など、それぞれ違った魅力があります。
大阪からの距離と所要時間は、 大阪駅周辺を出発地点としてGoogleマップの一般的な自動車ルートを確認した概算です。Googleマップの所要時間は出発時刻や交通状況によって変わるため、お盆期間は表示時間より30分から1時間以上余裕を持って考えてください。
※駐車料金や営業時間は変更される場合があります。訪問直前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
最初に紹介するのは、生駒山の山頂付近にある生駒山上遊園地です。
大阪からの距離が比較的近く、山の景色と遊園地を一緒に楽しめるのが魅力です。
入園料は無料で、利用したいアトラクションごとに料金を支払う仕組みです。
小さな子どもでも楽しみやすい乗り物が多く、家族でのお盆休みに向いています。
山の上にあるため市街地より風を感じやすく、大阪平野や奈良方面を見渡せる景色も見どころです。ただし、日差しを遮る場所が少ないところでは暑くなるため、帽子や飲み物は必要です。
2026年のお盆期間は8月8日から16日までが繁忙期に当たり、営業日やアトラクションの受付状況が通常と異なる可能性があります。
大阪駅周辺から約30~40km。
車で約50分~1時間20分が目安です。
遊園地専用駐車場があります。
通常の乗用車は1日1,500円ですが、土日祝日や繁忙期には2,000円となる日があります。車の場合は、別途、信貴生駒スカイラインの通行料金も必要です。
3時間~1日
乗り物を少し楽しむだけなら3時間ほど、昼食や景色までゆっくり楽しむなら半日以上がおすすめです。
曽爾高原といえば秋のススキが有名ですが、夏の緑に包まれた高原もおすすめです。
一面に広がる草原と大きな空は開放感があり、山を吹き抜ける風が気持ちよく感じられます。
ただし、曽爾高原には日陰が少ないため、晴天の日中は標高があっても暑くなります。
本格的な暑さを避けるなら、午前中の早い時間か夕方に散策するのがおすすめです。
散策後は、近くにある「曽爾高原温泉 お亀の湯」へ立ち寄るのも良いでしょう。露天風呂から山の景色を眺めながら、歩いたあとの疲れを癒やせます。
大阪駅周辺から約80~90km。
車で約1時間50分~2時間20分が目安です。
曽爾高原入口付近に有料駐車場があります。
休日やお盆は午前中から混雑することがあるため、できれば朝の到着がおすすめです。
お亀の湯や曽爾高原ファームガーデンには約300台分の駐車場がありますが、曽爾高原を散策する際は各施設の利用条件や現地案内を確認しましょう。
2時間~4時間
高原散策だけなら約2時間、お亀の湯や食事も含めるなら半日ほど楽しめます。
奈良で夏の避暑地といえば、洞川温泉は外せません。
標高の高い山間部に温泉街があり、市街地より空気が涼しく感じられます。
特に朝や夕方以降は気温が下がりやすく、川の音を聞きながら温泉街を歩くだけでも気持ちの良い場所です。
昔ながらの旅館や土産物店、飲食店が並び、派手な観光地ではないものの、ゆっくり過ごせる落ち着いた雰囲気があります。
日帰り入浴を楽しむのも良いですが、夜の涼しさを味わいたい場合は一泊するのもおすすめです。
大阪駅周辺から約90~100km。
車で約2時間10分~2時間40分が目安です。
お盆期間は天川村へ向かう国道や温泉街周辺で渋滞することがあります。
洞川地区には公営・民営の有料駐車場が点在しています。
代表的な洞川温泉駐車場は1時間300円、1日最大3,000円。村立資料館駐車場は日額1,000円です。
各駐車場から温泉街の観光スポットへは、徒歩15~20分程度で移動できます。
3時間~1日
温泉街の散策と入浴なら3~4時間、鍾乳洞や周辺観光を含めるなら一日コースです。
暑さをしっかり避けたい人に特におすすめなのが、洞川温泉の近くにある面不動鍾乳洞です。
海抜878mの場所にあり、洞内の平均気温は約8℃。
外が猛暑でも、洞内へ入ると驚くほど空気が変わります。夏は半袖のままだと肌寒く感じることもあるため、薄手の羽織物があると安心です。
鍾乳洞までは歩いて上ることもできますが、「どろっこ」と呼ばれるモノレールを利用するのも楽しみの一つです。
洞内にはストロー状の鍾乳石など、長い年月をかけて生まれた自然の造形が広がっています。夏期は8時から18時まで営業し、7月と8月は原則無休ですが、荒天時には休業する場合があります。
大阪駅周辺から約90~100km。
車で約2時間10分~2時間40分が目安です。
鍾乳洞専用の大規模駐車場ではなく、洞川温泉周辺の有料駐車場を利用して徒歩で向かいます。
お盆は駐車場とモノレールの両方が混雑しやすいため、午前中の早い時間がおすすめです。
1時間~1時間30分
洞川温泉の散策や食事を含める場合は、3時間以上見ておきましょう。
みたらい渓谷は、大小の滝や巨岩、透明度の高い川を楽しめる奈良県内有数の渓谷です。
川沿いでは水辺から冷たい空気が流れ、山の木陰も多いため、市街地とは違った涼しさを感じられます。
遊歩道には吊り橋もあり、橋の上から滝を見下ろす景色は迫力があります。
ただし、気軽に立ち寄れる公園ではありません。
遊歩道は足元が濡れていたり、高低差があったりするため、サンダルではなく滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズがおすすめです。
天川川合から洞川温泉へ向かうコースは約2時間30分が目安と案内されています。
大阪駅周辺から約85~100km。
車で約2時間~2時間30分が目安です。
みたらい渓谷内に、十分な収容台数の散策者専用駐車場はありません。
みたらい休憩所付近の駐車スペースも、周辺を含めて乗用車約20台程度と少なく、国道309号も車1台が通れる程度の狭い区間があります。お盆期間は大きな渋滞が起こりやすいため、天川村公式の駐車場案内を確認してから向かいましょう。
2時間30分~4時間
短時間の景色見学よりも、時間を確保して遊歩道を歩く場所です。
奈良県内で本格的な山の涼しさを感じたいなら、大台ヶ原がおすすめです。
駐車場自体が標高約1,500mの場所にあり、真夏でも市街地とは空気が大きく違います。
代表的な散策コースでは、日出ヶ岳や正木峠、牛石ヶ原などを巡りながら、大自然の景色を楽しめます。
天気が良ければ熊野灘方面まで見渡せることもありますが、大台ヶ原は雨が多く、天候が急変しやすい場所でもあります。
気軽な観光地というより、登山やトレッキングに近い場所です。滑りにくい靴、雨具、水分、行動食を準備しましょう。
奈良県も、体調不良や滑落、疲労による事故に注意し、特にシオカラ谷方面は体力に自信がない人は避けるよう案内しています。
大阪駅周辺から約120~140km。
車で約3時間~3時間30分が目安です。
山道が長いため、休憩時間も考えて早朝に出発しましょう。
大台ヶ原ビジターセンター前に駐車場があります。
登山シーズンの土日や連休は早朝から混雑することがあります。大台ヶ原ドライブウェイの通行規制や道路状況も出発前に確認してください。ビジターセンターは通常9時から17時です。
4時間~7時間
短い散策でも2~3時間、代表的な周回コースを歩くなら半日以上必要です。
吉野山は桜の季節が有名ですが、夏は観光客が比較的落ち着き、緑に包まれた山の景色を楽しめます。
金峯山寺蔵王堂を中心に、寺社や土産物店、展望スポットが点在しています。
春のような大混雑を避けながら、奈良らしい歴史と山歩きを一緒に楽しめるのが夏の魅力です。
ただし、吉野山は坂道が多く、真昼はかなり暑くなります。
避暑を目的にするなら、午前中に散策し、日陰の多い寺社や飲食店で休憩しながら回りましょう。
大阪駅周辺から約75~85km。
車で約1時間40分~2時間10分が目安です。
吉野山観光駐車場には乗用車約400台、如意輪寺駐車場には約200台分があります。
吉野山観光駐車場は通年有料化されており、8月を含む5月11日から10月19日までは、乗用車1日500円です。
3時間~5時間
蔵王堂周辺だけなら2~3時間、奥千本方面まで広く回るなら一日必要です。
室生寺は、宇陀市の山間部にある歴史ある寺院です。
朱塗りの太鼓橋を渡り、木々に囲まれた境内を歩くと、市街地とは違う静かな空気を感じられます。
国宝の五重塔や金堂など見どころが多く、自然と歴史の両方を楽しめる場所です。
境内には石段が多く、奥之院まで上る場合はかなり体力を使います。
木陰は多いものの、真夏は蒸し暑くなるため、朝の涼しい時間に参拝するのがおすすめです。
拝観時間は通常8時30分から17時までです。大阪からの距離・時間
大阪駅周辺から約70~80km。
車で約1時間30分~2時間が目安です。
室生寺周辺には、有料の観光駐車場があります。
公式観光案内では普通車約100台、大型バス10台分と案内されています。
1時間30分~3時間
本堂や五重塔を中心に見るなら約1時間30分、奥之院まで上るなら2~3時間を見ておきましょう。
谷瀬の吊り橋は、十津川村を代表する観光スポットです。
長さ297m、高さ54mの吊り橋で、眼下には十津川が流れ、周囲を深い山々が囲んでいます。
橋を渡ると足元が揺れ、高い場所が苦手な人にはかなり怖く感じるかもしれません。
真夏でも川から風が吹くことがありますが、橋の上には日陰がないため、帽子と暑さ対策は必要です。
吊り橋だけなら短時間で観光できますが、十津川温泉や道の駅と組み合わせると、山間部のドライブを一日楽しめます。
大阪駅周辺から約110~125km。
車で約2時間40分~3時間20分が目安です。
国道168号は山道が長く、工事や天候による通行規制が発生する場合があります。
橋の近くに村営上野地駐車場があります。
お盆期間は満車になる可能性があるため、午前中の到着がおすすめです。
45分~1時間30分
吊り橋の往復だけなら1時間以内。周辺の店や展望場所も見るなら1時間30分ほどです。
玉置神社は、玉置山の山中に鎮座する神社です。
境内には大きな杉が立ち並び、森の中を歩くだけでも神聖な雰囲気を感じられます。
山深い場所にあるためアクセスには時間がかかりますが、奈良県内でも特に「遠くまで来た」と感じられる場所です。
駐車場から境内までも山道を歩くため、歩きやすい靴が必要です。
標高の高い場所ですが、坂道を歩くと汗をかきます。水分を持参し、無理をせず休憩しながら参拝しましょう。
玉置神社は玉置山の標高1,076m付近にあり、境内には杉の巨樹群が残されています。
大阪駅周辺から約150~170km。
車で約3時間30分~4時間30分が目安です。
日帰りも不可能ではありませんが、運転時間が長いため、十津川温泉での宿泊も検討したい場所です。
無料駐車場があり、収容台数は約50台です。
駐車場へ向かう道には細い区間もあるため、対向車に注意してください。
2時間~3時間
駐車場から境内までの往復、参拝、巨木の見学を含めて、最低でも2時間ほど確保しましょう。
本格的な涼しさを優先するなら、
面不動鍾乳洞
大台ヶ原
洞川温泉
がおすすめです。
特に面不動鍾乳洞は洞内平均気温が約8℃なので、真夏でもはっきりと涼しさを感じられます。
家族連れなら、
生駒山上遊園地
洞川温泉と面不動鍾乳洞
谷瀬の吊り橋
が候補になります。
ただし、谷瀬の吊り橋は高所が苦手な子どもには怖く感じられる可能性があります。
ハイキングを楽しみたいなら、
みたらい渓谷
曽爾高原
大台ヶ原
がおすすめです。
大台ヶ原は本格的な装備と体調管理が必要ですが、奈良県内でも特に雄大な自然を楽しめます。
落ち着いた山の観光なら、
吉野山
室生寺
玉置神社
がおすすめです。
歩く距離や石段が多いため、朝から行動すると比較的快適です。
お盆期間は、洞川温泉、みたらい渓谷、曽爾高原などで駐車場が混雑します。
大阪を午前6時から7時頃に出発すると、渋滞や駐車場待ちを避けやすくなります。
天川村、上北山村、十津川村方面は、ガソリンスタンドが少ない地域です。
市街地を離れる前に、ガソリン残量を確認しておきましょう。
大台ヶ原や十津川村、天川村の山間部では、通信状況が安定しない場所があります。
Googleマップだけに頼らず、目的地や駐車場、通行ルートを事前に確認しておくと安心です。
山間部では、市街地が晴れていても急に雨が降ることがあります。
大雨のあとは落石や通行止めが発生する可能性もあるため、奈良県の道路情報と各施設の公式情報を確認してから出発しましょう。
お盆の奈良は暑いですが、山間部まで足を延ばせば、市街地とは違った空気と景色を楽しめます。
今回紹介したのは、
生駒山上遊園地
曽爾高原
洞川温泉
面不動鍾乳洞
みたらい渓谷
大台ヶ原
吉野山
室生寺
谷瀬の吊り橋
玉置神社
大阪から近く、気軽に楽しみたいなら生駒山上遊園地。
自然の涼しさと温泉街を楽しみたいなら洞川温泉。
本格的に涼しい場所へ行きたいなら面不動鍾乳洞。
山歩きと雄大な景色を楽しみたいなら大台ヶ原がおすすめです。
ただし、山の観光地は「標高が高いから絶対に暑くない」とは限りません。
日差しの強い高原や、坂道の多い寺社では汗をかきます。飲み物、帽子、タオル、歩きやすい靴を準備し、無理のない計画で楽しみましょう。
お盆の混雑を避ける一番のポイントは、朝早く出発することです。
少し早起きして、奈良の山で自然の風や川の冷たさ、森の空気を感じてみてはいかがでしょうか。