【この空は生まれたての青】

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2004年11月22日
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中川一政という画家がいる。

洋画の巨匠だ。

その大胆な構図と色彩は日本のゴッホという感もある。

真鶴に 中川一政美術館 があり、画伯の作品が多く展示されてある。

油彩絵はもちろん、陶芸も書も、ある。

画伯の創作活動は、自由奔放、多方面に渡っている。



ホームページを訪れて、

その書の雰囲気、どこかで目にした気にならないだろうか?



だから緒形の書の雰囲気が、それとよく似ているのだ。

緒形の書は、以前キリンビールの広告で

テレビや新聞などの媒体を通して、目にした人も多いことと思う。



墨と硯をくれると言うので、画伯の元へ急ぎ参上した。

…と“恋慕渇仰”の中で緒形がいう。

――おはようございます。緒形、参りました。

『ああ、2階だよ』

多少足の不自由な先生を支えて階段を降りながら

――ご安心ください。チカラだけはありますから。

そこで先生、間髪入れず

『ウン、なんかなきゃね』






『ああ、いいね。うん、これもいいね。これもいいよ』

――いいですかっ。

『全部良い。歌はね』




――――ふたりは、いい師弟関係だったんだろう。




画伯は、地元の福浦を多く描いている。



『ここで繪を描くようになって長いから、漁師とも馴染みになって…

 僕の繪を見て、この頃うまくなったナあ、なんて言うんだ

 これでメシ食うのも大変だな、なんてね。

 返事のしようがないから、ウンて言うんだ』



画伯の人柄が偲ばれるエピソード。

横で微笑む緒形の笑顔まで、見えるようだ。





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最終更新日  2004年11月22日 15時20分43秒
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