Al Sa'd al Nashirah

2005年10月20日
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カテゴリ: BLオマケ付き




今日も整理をしていたらこんなのが出てきました。
えーっと・・・ゾロと猫サンジを書きたかったようです・・・んが、
ここまで書いてどうしていいかわから無くなった様子。
折角だからここに載せちゃおうかと思います(笑)
つか一体私はどう話を持っていきたかったんだろうか~~



*+*+* 猫の書きかけ

にゃんにゃんにゃんこサンは不機嫌でした。
何がどう不機嫌かというと、原因はあそこで寝ているご主人様の所為です。


(また寝てる)

デッキの格子の隙間から顔を出して、にゃんこサンはご主人様を見つめます。
さっきも、寝転がる側をウロチョロしていたのに、ご主人様はぐうぐうと
いびきをかいて全くにゃんこサンに気付きませんでした。

(最近、オレと遊んでくれないし・・・つまんない)

人間で言うなら深い溜息をついて、にゃんこサンはその場にぺたんと
おなかをくっつけるように寝そべりました。

ぴゅうっと吹く潮風に、ちりりんと鈴が鳴ります。
赤いリボンと、金色の鈴はご主人様が拾ってくれたときに付けてくれたもので
にゃんこサンのお気に入りです。

「お前には、赤が似合うんじゃねぇかな。・・ほら、金色の鈴だぞ?


拾われてきて、まだ怯えるにゃんこサンの頭を大きな掌で撫でながら
”大きくなれよ?サンジ”と笑って言ってくれた事を、サンジは今でも覚えて
います。
その掌の温かさに、サンジは暫く目をまん丸にしたまま動けませんでした。
どうしてだか解りませんでしたが、胸の辺りが凄く暖かくなったような


それからというもの、サンジは何処へ行くにもゾロの後をくっついて歩くように
なりました。最初はあっちへ行っていろ、とかいろいろ言われたりもしましたが、
今ではちゃんとサンジが着いてくるかどうか後ろを振り返るようになってくれて、
ますますサンジは嬉しくて堪りません。



(う~っ・・・構ってくれにゃいかなぁ・・・)


サンジは我慢できなくなってすっくと立上り、格子の隙間から甲板へ飛び降り
ました。そのしなやかな身体は音も立てずに優雅に甲板へ着地して、ぴん、と
尻尾が立ちました。

甲板を歩いて側によっていくと、日向のにおいがしました。


「ふにゃん・・・」

少し悲しげなサンジの声。
ゾロが他の人と喋っているとき、過ごしているときを思い浮かべると、
たとえ同じ空間に居ても仲間に入れない、猫なりのジレンマを感じます。

(ちぇ・・・。オレが人間だったらなぁ・・・ゾロに遊んでって言えるのに)

なので日に日に、そんなことを思うようになって・・・居ました。
でも、サンジにはそれをどうしていいのか全くわかりません。
ゾロの側から離れずに、自分を沢山見て貰う他には。



視線の先で緑の髪が揺れています。
サンジの瞳にはそれはまるで草原のように映りました。

そよそよ。

柔らかな髪に前足を伸ばして弄ろうとすると、するり、と髪が逃げ、
サンジは其れを捕まえようと追い掛け回します。
ぺたん、と額に肉球が当ったとき、寝ていたゾロが気が付いたのか

「こら、サンジ・・・」

眠そうな声がして、ひょいっと抱き上げられました。
胸元に乗っけられると、眠たそうな目がサンジを見ています。

(なあなあ、ゾロ~、構ってくれよ~)

ぺろっと顎の辺りを舐め、頬をすり寄せるとゾロは擽ったそうにして
サンジの喉元を指先で擽ります。あまりの気持ちよさに目を細めました。


*+*+*





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最終更新日  2005年10月21日 02時40分59秒
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