ゆうママの田舎で子育て日記

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2006.07.19
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カテゴリ: 田舎



だとしたら失礼だけど 近所の大先輩から聞いたお話
ご紹介します

まず一つ目は 80代のおばあちゃんの話

おばあちゃんがこの土地へお嫁に来た頃
「嫁は稼ぎ手」 という風潮だった
家事に畑仕事に雑用
何でもこなす働きものの嫁が重宝がられた

(夫の)両親が朝起きている気配がすると
あわてて飛び起き だまって山へ登り
たきぎをたくさん背負って 降りてきた
早くから働いていましたと示す為に
そうでもしないと申し訳なかったらしい

朝ごはんが済むと さっそく畑へ追い出される
ほんの少しの時間も 嫁に働かせないのは もったいないから
でも嫁には 産まれたばかりの赤ん坊がいた
  お産寸前まで 畑でクワを振りかざし
  産婆さんの助けを借りて 自宅で産んだ我が子
お乳を飲ませている途中で 早く畑で働いておいでと言われる
玄関を出る頃には 赤ちゃんの鳴き声が聞こえる
「ああ、もっと飲みたいんだなぁ お腹がすいているんだなぁ」
そう心で思いながらも
家に戻ることは出来ない
嫁は働いて当然



そしておばあちゃんとなった今
孫からもらったしゃれた洋服を 毎回私に見せてくれる
でもめったに袖を通さない
靴だって 孫が学生時代に履き古したスニーカー

朝早くから遅くまで
やっぱり畑仕事をしている おばあちゃん

私は家事しかしてないのに
家にいて
長男なんて保育園に預けていますよ
お昼寝だってします
洋服や 甘いものや 時にはアクセサリーも
買ってしまいます

おばあちゃんの人生と
私の人生と

働く度合いが 辛抱する度合いが 
全く違います
こんな風に生きてて いいのでしょうか?
胸が痛くなりました




もう一つは おじちゃんの話

おじちゃんの家族は おじちゃんが幼い頃 朝鮮に住んでいた
戦争が終わって みんなで日本に引き上げることになって
元々日本でも近所だったある家族と 一緒に戻ることにした

その ある家族にも 子ども達がいた
まだ二人とも 5つに満たない 小さな子

ところが 下の子が 
帰る間際に栄養失調になり 
ついには 死んでしまった

しかし それを朝鮮の政府に知られてはまずい
火葬すらすることが 許されず 
「そこに捨てて行け」と言われるからだ

母は死んだ子どもを背中にしょって
生きているかのように 装った
あやしたかもしれない 話しかけたのかもしれない
背中にいる 死んだ我が子に…

ようやく国境を越え
アメリカ兵に相談し 火葬させてもらえた
母は子どもの骨を持ち帰ったそうだ

日本に帰ってきても
食べるものも無く あまりの空腹感に動く気力もない
その様子を おじさんはこう語った

「大人が僕をひょいと持ち上げて道端に置くだろう
すると夕方まで同じ方向を見て立ってるんだ」

「あんなに痩せた子どもがよくここまで太ったなぁ」
と自分のふくれた腹を叩きながら 笑ったおじさん



昔の人って 苦労してるんですよね
でも周りのみんながそうだったから
みんな貧しくて みんな苦労してたから
今こうやって 笑って話せるのかなぁ…

私達がお年寄りから
「今の若い人は贅沢だ、甘い」
とか言われても
「その通りでございます」
と言うしかないです

さて 今日は家の大掃除でもしようかな
先人の働きには 程遠いですけどね










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Last updated  2006.07.19 10:25:56
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