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2015.11.14

「ジェームス・ブラウン　最高の魂(ソウル)を持つ男」をみて

(8)

テーマ： DVD映画鑑賞(14231)

カテゴリ：映画鑑賞

2014年アメリカ＆イギリス映画、原題は"Get On Up"です。

5つ受賞しています。

アメリカでPG-13指定、日本でのレーティングは不明です。

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あらすじ

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1939年、ジョージア州。

森の中の小屋で暮らす少年ジェームス・ブラウンの母スージー(ヴィオラ・デイビス)は、

夫ジョー(レニー・ジェームス)からの暴力に嫌気が刺し、逃げるように出て行き、ジェー

ムスは乱暴な父と2人で暮らし続けます。

やがて、その父も軍隊に入るためジェｰムスを親戚のハニーおばさん(オクタヴィア・スペン

金さえ稼げばここに居られるのよと教えられたジェームスは小銭稼ぎに明け暮れる生活を

送ります。

1949年、17歳で背広を盗んで逃げて捕まり投獄されたジェームス(チャドウィック・ボーズ

マン)は、慰問に来たゴスペル合唱団の歌に合わせ思わず一緒に歌い、他の囚人の反感を買

って殴られ、殴り返します。

医務室で手当てを受けたジェームスは、とばっちりを受けて怪我をしたゴスペル合唱団の

一員ボビー・バード(ネルサン・エリス)と知り合い、身寄りがないがゆえに仮釈放を受け

られないというジェームスの可能性を買ったボビーは、自分の家族を説得しジェームスを

自宅に受け入れます。

ジェームスは早速ボビーとその妹サラ、その他数人と結成したグループで頭角を見せ始め

ます。

憩を取って舞台を離れた隙に、舞台に上がって勝手に歌い始めたジェームスらのパフォー

マンスは大好評。慌てて戻ってきたリトル・リチャードに「あんたの名前は？」と聞かれ

「俺たちは、ザ・フェイマス・フレイムス」と思い付きで答えたジェームスに、「違う、

あんたの名前だよ」というリトル・リチャード。

デビューしていてもバイト生活を続けているというリトル・リチャードのアドバイスをきい

私の感想

ファンクの帝王と呼ばれ、"The Hardest Working Man in Show Business"(ショービジネス

界一の働き者)と称されたJBこと故ジェームス・ブラウンの伝記映画です。

私は、この人といえば、シルベスター・スタローン主演の「ロッキー4」で大ヒットした

主題歌"Linving in America"、リース・ウィザースプーン主演でこれまた大ヒットした

「キューティ・ブロンド」で使われていたマイアーの"Sex Machine"(アレンジされてま

したがJBの"Get Up"ですね)しか知りませんでした。(6￣￣)

生まれた時(死産だったが息を吹き返した)から数々の試練をはね返してきたというファ

ンクの帝王の生き様は、「前向きに、諦めない」だそうです。

もちろん抜きんでた本人の音楽的・商売の才能ありきでしょうが、ダン・エイクロイド

演じるレコード会社のベン・バートと、ネルサン・エリス演じる長年忍耐強く支え続けた

親友で部下のボビー・バードあってのJBだったでしょうね。

犯罪や暴力事件を度々重ねてきたのは、やはり子供時代に受けた父親からの影響だったの

でしょうか。(-ω-;)

以前ご紹介したシャンソン界の大スターで、フランク・シナトラが「マイウェイ」として

売り出したカバー曲のオリジナルを歌っていた故クロード・フランソワの伝記映画

「最後のマイウェイ」 に匹敵しそうな強烈な個性とインパクトある作品だったと思います。

超わがままなのににくめないスターのあちらの方が私は好きでしたが。

JBを演じたチャドウィック・ボーズマンは、ジャッキー・ロビンソンの伝記映画

「42　世界を変えた男」 を好演していた若手黒人俳優です。

今後はアクションヒーロー役も演じそうですね。期待しましょう。

☆☆☆