ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2005年09月23日
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どうもお久しぶりです。ちょっと訳ありで約2週間のお休みをいただいてしまいました。大変失礼しました。
 この2週間の間も例のごとくいろいろあったんですが…何を書こう?それでは久々に歌舞伎の話をば。
 先日歌舞伎座の夜の部を見に行ってきました。演目は「平家蟹」「勧進帳」「忠臣連理の鉢植」の3つ。私にとって「勧進帳」以外はあまり馴染みのない演目でした。
 「平家蟹」は、平家没落後、源氏を深く恨んで復讐を誓う女性の話。「義経千本桜」の二段目と「沓手鳥孤城落月」を足して2で割ったような印象を受けました。本編に入る前に映像による物語の背景の説明があったのですが、語りが白石加代子さんであるだけに大河ドラマの続きであるかのような錯覚が少々。うーん…話が話だけに気持ちのいいものじゃなかったなぁ。
 次は「勧進帳」。弁慶が吉右衛門さん、富樫が富十郎さん、義経が福助さん。「勧進帳」は去年の自主ゼミのときにいろいろと目の付けどころを教えていただいたので、その時のプリントとにらめっこしつつ鑑賞していました。
 それともう一つ。「吉右衛門さんの弁慶っていうのは…」という話もあらかじめ伺っていたんです。それを実際自分の目で確かめようというのも今回の観劇の趣旨の一つだったんですが、「…なるほどね」と自分なりに納得が行きました。「吉右衛門さんの弁慶は~」という「~」の部分を具体的に言うのは控えさせていただきますが(控えるところから察してください)…なんて言えばいいのかなぁ…らしく見せてしまう力、と言うんでしょうか。あとは演目自体の持つ力。それで客席は大いに盛り上がっていました。以前どなたかが、「観客は砥石のようなもの」と仰っていたのが印象的だったのですが、今の時代果たして観客は本当の意味での砥石に成り得ているのか、と思ったり。観る側も目を養っていかなければならないんだな、と感じました。他にも思ったことは多々あるのですが、とりあえずこれくらいで。

文楽も鑑賞してきました。第一部「芦屋道満大内鑑」は三人遣いの始まりとなった演目ということで前から観てみたかったのですが、今回ようやく実現。与勘平と野干平という二人の奴が三人遣いの始まりなのだそうですが、この二人が出てくるのは前の「葛の葉子別れの段」と打って変わってユーモラスな場面。三人遣いという技法は、物語の側が人形に緻密な表現を求めた結果生まれたのではなくて、そもそもは客寄せの目玉として試みられたのかな、なんぞと思いながら観ていました。活字で読んだ時は何も感じなかったのですが。
ちなみに与勘平と野干平は見た目が全く同じ。というのは野干平は実は狐が化けていた、という設定なのです。そもそも「野干」というのは狐の意味。
この話を一緒に観ていた母に話したのですが、母は名前にきつねが盛り込まれていて…と言ってもどうもしっくり来ないらしいのです。そこで…

〈母〉「……わかった(笑)」
おわかりいただけましたか?

とりあえず今回はこの辺で。





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最終更新日  2005年09月23日 15時52分58秒
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