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体感音楽史:中世の移動ド



11月 首都圏での集中講座

11世紀から18世紀末まで実用されていた「シ」の無い六音階の階名唱・ソルミゼーションを実践し音楽演奏の解釈につなげる講座です。

講座には歌手や古楽演奏家から合唱人、古楽ファンまで様々な方が参加しています。プロアマ問わず音楽を楽しむ人、音楽理論・作曲、音楽史を学ぶ人、そして音楽教育に携わる方に開かれています。

<実践・習得講座>

「シ」の無い六音音階「ut re mi fa sol la」による「中世の移動ド」を習得・実践し、これを基礎に展開されている1500年代の旋法・旋律論を学びます。旋律に対する昔の人たちの非常に豊かなボキャブラリーを通して旋律をとらえ直してみます。ムジカ・フィクタの本質も学べます。

1コマ 入門:どうして六音なのか?/ムタツィオ
2コマ 六音で歌う基礎:ムタツィオ/ディアペンテ/ディアテッサロン/ラの上のファ
3コマ 階名唱から旋法の基礎へ:ラの上のファ/フィナーリス
4コマ 節回しとしての旋法:フィナーリス・正格・変格・繰り返される音
5コマ 音階としての旋法:繰り返される音/12種の音階/ミクストゥス/第1第2旋法
6コマ 雄弁な旋法:旋律の完全性/コンミクストゥス/第5第6旋法
7コマ ポリフォニーと旋法:ムジカ・フィクタの♯/第7第8旋法
8コマ ポリフォニーと旋法:カデンツァ/第3第4旋法
9コマ 旋法を見分ける:応用
10コマ 旋法と言葉:応用

日程:
11月25日(土)
10時30分から12時30分 1コマ目 音楽室3F
13時30分から15時30分 2コマ目 アコスタジオ
16時00分から18時00分 3コマ目 アコスタジオ
19時00分から21時00分 4コマ目 アコスタジオ

11月28日(火)
10時30分から12時30分 4コマ目 音楽室3F
13時30分から15時30分 5コマ目 音楽室3F

11月29日(水)
19時00分から 11コマ目 音楽室3F

受講料:1・2コマ目3500円・3〜10コマ目3000円・11コマ目以降(オグミオス勉強会)2500円(いずれも資料代・会場費を含む)
場所: 音楽室3F(渋谷区千駄ヶ谷2-10-1木島ANNEX3F)
アコスタディオ(渋谷区神宮前1-23-27)

応用編
旋法・旋律論と歌詞や対位法や装飾などの演奏習慣との関係、また声や楽器の特性と結びつけ実際に演奏解釈を実際に試します。
主に1500年代から1600年初頭のイタリア音楽を対象にしますが参加者の興味に応じて様々な音楽を扱います。

興味や演奏レベル、スケジュールや集合場所の合う人たちで一つのクラスを作ります。仲間を集めて頂いても良いですし、こちらで合いそうな人たちをコーディネートすることも出来ます。少人数や個人、あるいは短期集中などご相談下さい。
お問合せは辻のメール nemotsuji@mac.com までお気軽にどうぞ。

<名古屋・仙台での実践・習得講座>

名古屋と仙台でも定期的に複数のクラスが開講されています。また、随時入門・体験講座も開かれています。詳しくは下記リンクをご覧下さい。
仙台講座 名古屋講座
名古屋・仙台ともにイタリア初期バロックの声楽や器楽曲の実践個人レッスンやイタリア語ディクションの講座もご希望に応じて開催しています。

<フォンス・フローリス古楽院>

東京の フォンスフローリス・古楽院 では入門・体験・復習から中級までの集中講座を度々行っています。御気軽にお問合せ下さい。
フォンスフローリス・古楽院

<その他>

その他、日本全国でも講座や講演を行っています。これまで、日本コダーイ協会、西洋中世学会、日本合唱指揮者協会、日本合唱連盟、また大学や高校の先生方の勉強会などに招かれ講演・講座を行っています。また、聖グレゴリオの家でも講座を担当しています。
御気軽に辻のメール nemotsuji@mac.com にご連絡ください。

<中世移動ド事始め>

月刊の音楽雑誌「アルテス」の電子版WebOriginalにて「 中世の移動ド事始め 」を連載しています。ご参照下さい。

少年易老学難成、勉強は一生、音楽は道、一緒に楽しくやりましょう。

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