りらっくママの日々

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2009年03月05日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記


「アイツとボク2」




「アオヤンだろ?どしたんだよ?」

良かった、ボクのことをアオヤンって呼んでくれてる。
まだ一応友達だと思ってくれてるらしい。
それにしても、オマエこそ、どうしたんだよ?

「大学来てないからさ、どうしてるかな~?と思って。」

ボクはなるべく明るくしゃべるように気をつけながら聞いた。

「大学辞めちまおうかと思ってさ。」

何でもないことのように、アイツが言った。
一瞬戸惑ったけど、ボクも何でもないことのように聞いた。

「そうなんだ。大学辞めちゃうの?」

アイツが、ボクの問いをウザったがっているのがわかった。
でも、何だかまだ、辞めるには迷いがあるようだ。
ボクは思いきって、新人歓迎サークルの話をした。


それは、昨日のことだった。
門の前で、有名女子大との合同サークルに入らないか?と先輩に誘われた。

「行ってみようよ!大学生になったんだからさ!」

つるんでるメンツの一人がノリ気だったので、
ボクも行くことにしてしまった。

行った先は、ちょっとコ洒落た居酒屋。
中には、巻き髪にした女の子もいれば、ちょっとケバい感じの女の子や、
ギャルあがりっぽい女の子、不思議ちゃん系まで、様々だったが女子がいた。
でも、とにかくオシャレな感じがした。

女子大生の匂い…。

ボクらの学部には女子は数人。
しかも、みんなスッピンで、女臭さは感じさせないタイプばかりだったので、
ボクらはすっかり上がってしまった。

ボクたちグループの隣に女の子がいたが、
ボクらは、全く話しかけられなかった…。

先輩や、他のテーブルの男達は、勢い良く酒を飲み、
女の子をうまく話に引き込んでいる。

「キミってどこ中?」
「何ソレぇ~?どこの中学だったか?ってことぉ~?」

笑い声や一気飲みの声が、あちこちから聞こえる。

隣の女の子が話しかけてきた。

「ねぇ、何か話してよ。面白いこと!」

「え、あ、うん…」

そんな、いきなり面白いことって…。

「き、君ってどこちゅう…?」

「はぁ?!…東大田中学だけど、知ってるワケ?」

「え、あ…いや、知らない…け ど…」

女の子たちはシラけた顔をして、シビれを切らして、他の席へ移ってしまった。

「なぁ、オレたちって、ダメダメだな。」

「うん、そうだな…。」

「こんな時、赤木くんがいてくれたらな~。上手いのになぁ。」

ボクの一言をみんな聞き逃さなかった。

「え?アイツそういうの上手いの?」

「うん、しゃべり上手だよ。結構。合コンのセッティングもしてたみたいだよ。」

「マジかよ~。来ないかなぁ~。」

「アイツ、最近来てないだろ?やべぇんじゃねぇの?」

「まぁ、退屈な授業ばっかだからね、気持ちはわかるけどね…。」

みんな、それぞれが、そのうち大学のことを話し始め、
自分のことを話し始めた。

すっかり落ち着いたテーブルになってしまった…。

もちろん、女の子が寄って来る気配はなく、
ボクらは、ダメダメくんのまま解散することになった。

あ~、赤木くんに会いたいなぁ!

ぼくは、飲み会後、心からそう思った。
そして、今日の電話に至る。

「とりあえず、待ってるからさ!」

ぼくは、心の中で念を押したが、伝わってるんだか…。

学校来いよ!
いっしょに、あの退屈な講義を聴こう!

「うん、ありがとな。そのうちに…な!」

コレは来ないな。
ボクはすぐにピンと来た。

「そのうちって、何だよ~!」

ヤツは笑っていた。
でも、最初出た時より、声は数段楽しそうだった。

明日もかけてやる!

ボクはそう思った。



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最終更新日  2010年03月27日 15時33分31秒
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