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「 武士道 」に関しては昨年シリーズで書いた。その時に思いもしなかった事が髷の存在だ。1871年、明治四年に「断髪令」というものが出されている。「散切頭(ザンギリあたま)をたたいて見れば文明開化の音がする」といわれた明治維新後の転換期の出来事だ。
明治維新が日本の近代化促進に直結したことは是非のないことだろう。そんな革命的時代の変化の中でも日本人の心を受け継いできた中心の一つに「武士道」がある。なかなか思想や言動として受け継がれてもその形が見えなければ継承することは難しい。
その意味で20世紀を通して、21世紀の今でもちょんまげを受け継いでいる大相撲の世界は武士道にとってもとても大切なことであった。そんな大相撲の世界がいま時代の大波にのみこまれようとしている。
先日書いた「 品格 」の中でもこの辺りの話に少しだけ触れてみた。朝青龍問題はその国際化の問題であり、一方その後発覚した時津風部屋問題は現代社会、今の若い世代と相撲界との間の象徴的問題だろう。
相撲界で受け継がれてきた「武士道」は何も髷という形だけではない。その教えには武士道の教えも受け継がれてきた。その教えの中心の場が「相撲部屋」であり、その教えの中心人物が「親方や女将」さんだろう。
古き良き日本家庭で重んじられてきた教育がそこに受け継がれてきたのだ。そういった意味で「日本の心」や「武士道」にとっての相撲界の存在はとても大切であり、その存続意義も大いにある。
しかし、残念ながら上記二つの問題は、そんな古き良き日本の教えが上手く新しい時代に活かされていないことに起因しているのだろう。これはただ単に相撲界だけの出来事ではすまされない重大事件だ。
まさか協会を仕切る親方衆が「断髪式」を終えたとたんに「武士道」は忘れましたという訳ではないだろう。現代社会にあった相撲協会、横綱審議会、各部屋の親方衆、の対応と社会全般からの改善参加が切に望まれる。
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