カタルーニャでリュートを弾く 塚田智の日記
1
ビオラ・ダ・ガンバ(ヴィオル)のなかでもイギリスで盛んだったリラ・ヴィオルという楽器。イギリスでは特にコンソートというヴィオルの合奏が貴族の娯楽として人気だった。その中で生まれたのがリラ・ヴィオルだ。ヒューム(Tobias Hume)やフェラボスコ(Alfonso Ferrabosco)は独奏の為の作品を出版した。手稿譜ではリュートの作品の中に埋もれていたものもある。6弦で大きさはバスとテノールの間ぐらい。調弦はバスでもテノールでもいい。下部に鉄の共鳴弦を引っ掛ける部分がある。先ほどの杭に引っ掛けて指板の裏の空洞を通してペグで留める。7本あるうちの一番奥が切れたので写真では6本しかない。頭にはガットの6弦の他に7本の共鳴弦のペグがある。共鳴弦のトーンは特に指定がない。出来るだけ強く張るといいらしい。難しかったのは鉄の弦は曲がりにくいので扱いにくいこと。よじれると切れやすいので真っすぐ通さなければならない。1本弦を張るのに30分もかかってしまった。
2019.06.13
閲覧総数 298