先ほどは、急用ができたんで話しを途中で終わっちゃいましたけど、ちょっとまた時間ができたんで書きますね。
そういえば、キリプレのほうなんですけど、現在アクセス数「19100」です。
キリプレ発表しちゃったら、なんとなく増えたような気がするんですけど、期待されるほどの物は差し上げられませんからね!
何しろ青森県の「県民一人当たりの所得」は、東京都のそれの53パーセントなんですから・・・・・
どっちかというと、「発展途上国」(?)より下なんです。
総理、なんとかしてくださいよ!!!
ウインナーソーセージを食べ終えると、犬はどこかへ行ってしまいました。
「きっとトンネルの中にでも戻ったんだろう」
私はそう思うようにしました。
いろんなことがありすぎて、これ以上疲れたくないという気持ちもあったのでしょう・・・・よけいなことを考えたくありません。
「そうだ、一度しっかり火薬庫の残数の確認をしておこう」
まだ日の明るいうちに、火薬庫にチェックに出かけると・・・火薬庫の周りには数頭のカモシカがいました。
前にも書きましたが、カモシカはダイナマイトの匂いが大好きなんです。
自分達が「天然記念物」であることを知っているかのように、人間が近づいても、決して逃げようとはしません。
逃げもしませんが、悪さをすることもありませんので、私は火薬庫の鍵を開け中に入りました。
ダイナマイト残数は「3号桐ダイナマイト」が7箱、1575本・・・そして「2号榎ダイナマイト」が2箱、450本・・・いや、一本使っているから、正確には449本残っているはずです。
大きな箱に入っている分は数える必要がないので、私は、手をつけてある「2号榎」の本数を数えました。
箱には25本ずつビニール袋に仕分けされたものが9包入っていましたから、手のついてある1袋の残数を数えればいいのです。
24本数えればいいわけですから、簡単に終わるはずでした。
しかし、気がつくと数頭のカモシカが火薬庫の入り口から中に入ってこようとしていました。
若干の説明不足があるので話しておきますが、火薬庫の建物の周りには1メートルほどの距離を置いて周囲を金網で囲ってあり、その金網のドアにも鍵をかけておくといった、簡単な二重構造になっているのです。
いま、カモシカが入ってこようとしている入り口は金網の入り口であり、私は思わず、火薬庫本体のドアを閉めて、カモシカの侵入だけは防ぐことができました。
しかし、金網の中に侵入できた彼らは、その固い頭や角で、火薬庫本体にどんどんとぶつかってきます。
ぶつかってきても簡単には壊されないだろうとは思っていますが、窓もなくどんな状況なのかまったくわからない私にとっては、恐怖を感じずにはいられませんでした。
その時です。
「ワン・・・ワンワン!」
犬の鳴き声が聞こえ、金網の中からカモシカたちがどんどん逃げていくような音がしました。
しばらくの間はドアを開けることができませんでしたが、気配が感じられなくなったころ、私は少しだけドアを開けてみました。
金網の外には、1匹の犬が警備するかのように、しっぽをピンと立て、守っていてくれました。
10メーターくらい離れたところにはカモシカの群れがいましたが、こちらに近寄って来ようとはしません。
私は急いで火薬庫と金網のドアを閉め、ジープのドアを開けると、その犬が私の体とドアの隙間から車の中に乗り込んできました。
犬はちゃっかりと助手席に座り、私がエンジンをかけるのを待ちます。
「まあ・・・いいか・・・・」
私は、その犬を乗せたまま、事務所に戻ります。
車を降り、事務所のドアを開けたときも、その犬は私より先に事務所の中に入りました。
まるで、私をガードする番犬にでもなったような雰囲気でした。
「よだれを流してるわけでもなく、賢そうだし・・・狂犬病ってことはないな」
外に出そうとしても、ストーブのそばに腹ばいになって動こうとしない犬を、私はあきらめてそのままにしておくことにしました。
夕食は、昨日バーベキューをした残りが冷蔵庫に入っていましたので、その肉を生のまま犬にやりました。
私はなんとなく食欲がなかったので、餅を2枚だけ焼き、しょうゆをつけて海苔を撒いただけのものを食べましたが、それでも多いくらい・・・・
「別に体動かしてるわけじゃないものなあ」
一生懸命肉に喰らいついてる犬を見て、私はそんなことを思っていました。
「しかし、汚い犬だなあ」
野良犬ですから、綺麗なわけはありません。
「ようし、お湯で洗ってやろうか」
私が風呂場に向かうと、犬も私にぴったりくっついてきました。
私がなにを考えていたかわかったのでしょう・・・・
犬は浴槽を見ると、私が何もしないのに、ひとりで浴槽に飛び込みましたが、少しぬるめのお湯だったので気持ちよさそうに浸かっていました。
ア、お出かけですので・・・続く
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