ジュニアの卒業式も無事終わり・・・・昨日担任の先生と3次会でじっくりお話しさせていただきました。
「先生・・・いろいろとお世話になりました。」
「今日のジュニア君・・・立派だったですよね?」
「いや、ほんと・・・一番最初に卒業証書貰う役目って・・親の私が緊張しましたよ。」
「毎日、卒業式の練習も・・・いつものようにまじめにやってましたから大丈夫だと思ってましたよ。」
「ジュニアが真面目?」
「そう・・・いつも真面目にやってました。」
ちょっと信じられないようなお言葉を頂戴しました。
さて・・・次は長男の卒業式・・・・24日「パシフィコ横浜」とかいうところです。
横浜中華街にでも行ってくるか。
《易者入門・・・(4)》
「おい、焼き鳥買ってこい・・・・ついでにワンカップの日本酒も二つな!」
そう言って私に一万円をよこした酔っ払いのおじさん。
私が知り合いとでも言うならそれでもしょうがないんですけど、全くの初対面なのに・・・・それも私は「易者」としてそこに座ってるだけなのに・・・・
「なにしてるんだよ・・・・早く!」
私はしょうがなく通りの向こう側の焼鳥屋さんに買い出しに行きました。
戻るとそのおじさんは、半分眠りかけで・・・・見台によっかかっています。
「はい・・・お客さん・・・買ってきたよ。」
大声を出すと・・・ようやく気がついたのですが、焼き鳥パックの入ったビニール袋を手渡すと・・・・
「なんで俺によこすんだよ・・・・ここでお前と一緒に食べるために買ったんだ。・・・さあ・・・このテーブルの上を片付けろ。」
テーブルって・・・・コリャ易者の大事な商売用の見台・・・・・
しかしおじさん・…さっさと片付け始めます。
算木も筮竹も・・・・丁寧に下におろしてくれました。
「さあ・・・飲むぞ・・・お前も飲め?」
「・・・・・でも・・・・」
「客の俺が飲めって言ってるんだから飲め!」
私は易者であって・・・飲み屋のホスト・ホステスじゃないんだから・・・・・客といったってちょっと違うだろ?
そんなことを 考えていると・・・それと察知したのか・・・
「飲み屋の姉ちゃんもお前も・・・・サービス業なんだろ?・・・サービスしろよ」
まあこれは付き合わなくちゃ暴れられても困るし・・・・つきあいました。
「あ、そう言えばお釣り・・・・」
私は9000円近いお釣りを返そうとしたのですが・・・・・
「あ、それはとっとけ。」
「え?」
「いいんだよ・・・さっき占ってもらった見料だ」
「占ったって言ったって・・・」
たしかに「女難の相」とは言いましたが、・・・・あれは客を取り込むためのテクニックでして・・・・ほんとに占ったわけじゃない。
「当たってるからいいんだよ・・・・かみさんの選び方を間違ったのは俺なんだから・・・それが女難の相なんだろ?」
「いやそれは・・・」
「いいんだ・・・間違ってねえ・・・お前は間違ってねえよ・・・・だから見料だ」
なんとなく易者の見料を貰ったというより・・・・「焼き鳥を買いに行った」お駄賃を貰ったようでした。
そりゃ、お駄賃にしては高額ですけど・・・・・
しばらく付き合うと・・・
「あ、そろそろ終電の時間だ・・・・じゃあ、アンチャンまたな?」
そのおじさんは・・・さっさと立ち上がり行ってしまいました。
酔っ払っているように見えて・・・もしかしたら電車の時間を気にするだけしっかりしていたような気がします。
この後・・・・終電で・・・アパートの隣の住人・・・・本職の「易者」の先生が帰ってきました。
「えっと・・・・今日はお客さんあったかい?」
「最初にホステスさん風の女の人が来て・・・・2000円貰いました。・・・・・それと前に先生から奥さんが帰って来るかどうかって見てもらった人が・・奥さんが帰ってきたからあとでお礼に来るって言ってましたけど・・・・その人はただそれだけ言うと帰って行きました。・・・・最後の客は・・・・ここで焼き鳥食って帰ったんですけど・・・」
私は易者の先生に「売り上げの2000円」を渡したのです。
「ああ・・・・これは取っときなよ・・・・・それとこれはアルバイト代・・・」
そう言うと彼は私に5000円をよこしました。
この日の私の収入は・・・・易者さんからもらった5000円と・・・とっとけと言われた2000円・・・・それに酔っ払いの人からもらったお釣り9000円くらい・・・・計16000円ほどになったのです。
「ところで先生・・・・今日の用事はうまく行ったんですか?」
何の用事で出かけたかは聞いていませんでした。
「ダメだったよ・・・・・寒い時でもこうして店を出していなきゃならない生活は・・・・この年にゃ答えるからね・・・・正業に就こうと思って知り合いに就職を頼んでたんだが、・・・・俺の占いじゃ今日の俺は・・・・東南東の方に良いことがあるって出たんだけどな・・・・面接・・・・うまくいかなかったよ。」
少ししょんぼりしているように見えましたから・・・・私は易者の道具を片づけて・・・・
「じゃ先生・・・・アパートに帰りますか。」
私たちはアパートへの帰り道を急いだのです。
HirokochanさんCalendar
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