「ナイトの書いてるのは片思いというより一目惚れ・・・あるいはストーカーの話しじゃないか!」
そんな声が聞こえてきます。
まあ良いじゃありませんか・・・・・別にお金を取っているわけじゃなし・・・・迷惑もかけてもいない。
だからこのまま続けさせてもらいますよ。
どこまでお話ししたんでしたっけ?
ああ・・・そうそう・・・・電車で見かけたかわいい子・・・・その子に会いたくて会社の休みに・・・・その子の最寄りの駅で朝からずっと待っていたところまででしたよね。
それから数日後・・・・・実はとんでもないところで彼女と会ったんです。
そこは・・・・私の職場・・・・・
彼女は客として私のデパートにやって来たのでした。
彼女を目ざとく見つけ・・・・私はほかの店員が接客する前に彼女の前に飛び出していました。
「いらっしゃいませ・・・・なにかお探しですか?」
これは当時のデパートの接客としては、まずかったんです。
いつもフロアー長から口がすっぱくなるほど言われていました。
「お客様にはゆったりとお買い物をしていただく・・・・だから、お客さまから声をかけられない限り・・・・せっつくような真似はしないように。・・・・うちはスーパーじゃないんだから」
これが口癖でした。
だから・・・頼まれもしないのに「何かお探しですか?」なんて近付いちゃいけなかったんです。
でもこの時は・・・・もう我を忘れていました。
この機会を逃すと・・・もう二度と口をきくことさえできないと思いました。
「あのう・・・・・ペルシャ絨毯の売り出ししてるって聞いたんだけど・・・・・どこでやってるんですか?」
「あ、私がご案内いたします・・・どうぞこちらへ」
私はルンルン気分でご案内をしました。
そして・・・・・・
6畳用の重いペルシャ絨毯をご購入いただいたんです。
「配送いたしますが・・・・ご住所をいただけますでしょうか?」
ここで彼女の住所と名前をチェックできるはずです。
「あ、ごめんなさい・・・・トラックを借りてきてるの・・・・駐車場まで運んでくださる?」
彼女にトラックは似合わない・・・・・そう思ったんですが、そう言う御注文です。
私はレジで代金を頂戴し・・・・・その絨毯を担いで駐車場へ向かったのです。
ところが、駐車場に着くと・・・・彼女は手を振ったのです。
「待った?」
駐車していたトラックから出てきたのは若い男・・・・・
私は肩に担いだ絨毯が急に重く感じられました。
「肩・・・重い・・・・」
誰だ?かってに「小説もどき」だと勘違いしたのは?
ちょっと長い・・・・駄洒落でした。
HirokochanさんCalendar
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