皆さんのご意見の中に「お歯黒女官」に名前をつけて欲しい・・って言うご意見が多いようで・・・・
「お歯黒」っていう名前じゃまずいですかねえ?
「式神」っていうことですから・・・・特に名前なんかなくてもいいんですけどね・・・・といいつつ・・・じつは名前があるんですよ。
このあとの伏線も考えてて・・それはまだ内緒だったんですけど・・・・
じゃあそろそろ発表しましょうか・・・・おっとそれは本文の中で!
突然現れたシーツを着た男・・・・・
「アア・・・失礼ですが・・・・・こちらの住人の方ですか?」
「いや・・・マロたちは旅のものですが・・・・」
「ああ、そうでしたか・・・それは失礼致しました」
言葉遣いや礼儀は心得ているようです。
「私・・・・ソクラテスと申します。・・・・じつは人を探しておりまして・・・・」
「ああ・・・あのソクラテスさん」
「神様」だけが納得しています。
「ねえ・・・神様・・・この方どなた?」
あ・・・そういえばこの質問をした「お歯黒女官」の名前を決めなければなりませんでしたね。
じつは前から名前はあったんです。
しかし・・・その名前がこの女性には似つかわしくないような気がして・・・・「神様」はいつも「お歯黒」と呼んでいました。
ここで発表だけしておきましょう。
「お歯黒女官」・・・まこと本名は「孔雀」と申しまして・・・・
まあとりあえずお話しには関係がないから・・・・このまま進めますが・・・・
「この方は・・・・哲学者でな・・・・」
しかし、「神様」の知識もたいした事はなかったのです。
「奥様が有名だ」
これだけ言いました。
「おう・・・あなたはクサンティッぺをご存知か?」
「いやあ・・あのう・・・あまりよくは知らないのですが・・・」
じつは「神様」・・・「ソクラテスの妻、クサンティッペ」が「世界三大悪妻」として有名だと知っていたのですが・・・・本人を目の前にして「あなたの奥さんは悪妻だ」とはいえなかったんです。
「ところであなたが探しているのはどなたですか?」
「その妻を捜していたんですよ」
「え?・・・だってあなたはその奥さんと離れたかったのでは?」
「いえいえ、私は離れたいと思ったことはありませんよ」
そうなんです・・・
ソクラテスは妻のクサンティッペとの結婚を悔いていたわけではないのです。
それが証拠に・・・・若い人にこういうことを言っていたのです。
「あなたはぜひ結婚するべきだ・・・・・その妻が良い人ならば・・・あなたは幸せになるだろう・・・・私の妻のような女性ならば・・・あなたは哲学者になれる」
ね?・・・結婚したことを悔いてはいないでしょ?
またこんなことを言っていました。
「せみは幸せだ・・・なぜなら、ものを言わない妻がいるから」
あるとき、クサンティッペがソクラテスに対しまくし立てたのですが・・・・彼は平然として動じませんでした。
頭に来た彼女はソクラテスの頭から水を浴びせたのです。
その時のソクラテスの言葉・・・・
「雷のあとに雨はつきものだ」
これらが悪妻といわれる所以なんですが・・・・でもほんとうに「あんな妻なら別れればいいのに」と言われなかったわけではないのです。
その時のソクラテスの言葉・・・・・
「この人とうまくやっていけるなら、ほかの誰とでもうまくやっていけるだろうからね・・・」
しかし逆もまた真なり・・・・
佐藤愛子という作家が「ソクラテスのような男と結婚すれば、女はみんな悪妻になってしまう」といってました。
さてどっちが正しいんでしょうね?
おっとソクラテスの話はまだまだ続きます。
HirokochanさんCalendar
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